Menu
 > レビュワー
 > 鉄腕麗人 さんの口コミ一覧。5ページ目
鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123456
投稿日付順123456
変更日付順123456
>> カレンダー表示
>> 通常表示
81.  SAYURI
言いえて妙だけれど、“一国の文化”というものは、他国のそれと交じり合うことで、初めてその「本質」と「価値」が見出されるものなのではないか、と思う。 異国の捉え方と表現方法によって、自国の人々が“知らなかった”価値が生まれることもあるのだ。そういうことをこの映画は、燦然と見せつける。 「芸者」という女の生き方。望まぬままにその「運命」へと導かれ、その道程を生き抜いていく一人の女の様があまりに激しく、あまりに美しい。 辛苦の末にようやく手に入れた待ち望んだ“ぬくもり”。 しかし、それでも彼女は「芸者」なのだ。その人生には、もはや神々しさすら覚える。 必ずしも日本という国と芸者という文化を「リアル」に描こうとせず、その文化がもつ本質的な「美意識」を最大限に優先して描かれた映画世界が素晴らしい。 台詞の中に、英語と日本語が混在する脚本&演出方法にも、全然違和感がなく、演者の表現力を最大限に引き出す効果へと繋がっていると思う。 冒頭にも言ったが、他国の文化との“混じりあい”が、素晴らしい世界観を生み出した要因だ。 この作品は、どうやったって日本人だけでは、描ききることができない「日本映画」だと思う。 
[映画館(字幕)] 9点(2009-06-09 16:19:32)(良:1票)
82.  ザ・ムーン
人類が「冒険」をしなくなって久しい。「アポロ計画」は、人類が臨んだ最後の「冒険」となっているのではないかと思う。  1本のロケットもまともに打ち上げられなかった時代、「人類を月に送る」と宣言したJFKは、その計画に対しどれほどの「確信」があったのだろう。 作品の中でも語られているが、彼(JFK)は、ヒーローだったのか、夢想家だったのか、狡猾な政治家だったのか、そのすべてだったのか。 ただ何よりも重要なのは、大国の歴史的リーダーが、自国の威信と誇りをかけて「未知」へと進むための具体的なアクションを起こしたということだと思う。 失敗も成功も、何かをしなければ得られないわけで、すべてはJFKの宣言から始まったのだろう。  月へ向かった宇宙飛行士たちが語るアポロ計画の真実、そして「未知」を経験した価値。それぞれのコメントも実に印象深いものばかりだったが、それ以上に感じたことは、彼らの「目」の輝きだった。皆、80歳前後の老齢のはずだが、その目の輝きは、おそらくかつて月へ向かったかの日のままなのだろうと感じた。  莫大な予算を投じ、多くの犠牲もあった。しかし「冒険」の価値は、そのすべてを凌駕する。 有史以降、未知に向けてのチャレンジは、人類自体の成長そのものだったと思う。 即ち、人類としての「冒険」を止めてしまうことは、人類という「種」自体の退廃に直結する。  大偉業から40年。人類は再び、冒険に向かうべきではないか。 
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-25 22:10:08)(良:1票)
83.  ザ・センチネル/陰謀の星条旗 《ネタバレ》 
「大統領暗殺」の陰謀を描いた映画は山のようにあって、作品の本質的な面白さを比較すれば、この映画は中の下というところだろうが、もうほんとに久しぶりにこの手の映画を観たせいか、存分に楽しめたと言っていい。  キーファー・サザーランドが“ジャック・バウアー”に見えるとか見えないとか言う危惧は、「24」を全く未見なので問題なかったし、伝説のシークレットサービスなのにファースト・レディと不倫してしまっているというリアリティのない設定も、マイケル・ダグラスなら「仕方ないか……」と意味不明な納得をしてしまった。  結論的にはストーリーにそれほどひねりはないし、キャラクターに対する焦点も今ひとつ定まらないけど、テンポよくポンポンと事が流れていくので、娯楽映画としてストレスがなかったことが作品を救っている。 ダグラス、サザーランド、ベイシンガーと実力のある俳優を配していることも、映画としてウマくまとまった要因だろう。  それにしてもシークレットサービスのシゴトぶりは徹底している。が、あれほどストレスフルなシゴトもないのではないか。 そう考えると、現米国大統領のシークレットサービスのシゴトの壮絶さは想像を絶してしまう。
[DVD(字幕)] 6点(2007-10-10 00:15:30)
84.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
いわゆる「SF超大作」という娯楽大作にここのところ“当たり”が少なく、もはやネタ切れ状態なのか、“よくあるパターン”の作品が多い。 この「サンシャイン2057」にも、そういう不安はあった。真田広之が宇宙船の船長役で出演していることはとても興味深かったが。観ようか観まいかウロウロと悩みつつ、ふとポスターを見ると重要な要素を見落としていた。 「監督 ダニー・ボイル」。 さすがに一筋縄ではいかない作品に仕上がっていると思う。  脆弱化した太陽を再活性化するための決死のミッションに臨む多国籍編成の8人のクルー。ストーリーとしては何となくよくある感じもするが、出演陣の誰もが“主人公面”していないことが、この映画に用意されている“混沌”を暗示していた。 日本人としてはどうしても船長役の真田広之に注視してしまう。が、存在感と責任感のある日系船長に用意されるプロットはわりと容易に想像できるだろう。  「アルマゲドン」系の地球セービング映画でないことは、冒頭から地球でのシーンを廃し、密室の宇宙船内のみで展開されることからも明らか。映画はふとすればミッションの内容すら忘れてしまうほどに、クルーたちの“精神的”なサバイバルへと突入する。「使命」と「希望」、「生」と「死」の間で混乱していく人間模様に、主題である「太陽」に対する観念的な要素も入り混じり、殊更に映画は混沌としていく。  SF娯楽超大作を期待して観に行くと面食らってしまうことは間違いないが、宇宙での極限状態における人間たちのインサイドをさらけ出そうとした試みは面白かったと思う。 タイトルが示すとおり、ひたすらに太陽の熱に“焼かれる”映画である。
[映画館(字幕)] 7点(2007-04-15 17:33:51)(良:4票)
85.  サマータイムマシン・ブルース
SF」と聞いて個人的に真っ先にイメージされるものは“タイムマシン”であり“タイムトラベル=時間移動”だったりする。 ストーリーの要素としてとても好きなものだし、故にありとあらゆる“タイムマシンもの”を見てきた。 そもそもが、「空想」の範疇を出ない素材なので、その捉え方や描き方には限界はないハズだが、このところの“タイムマシンもの”にはマンネリ化がつきまとうことも事実。そんな中において、ちょっと新しい“タイムマシンもの”が生み出されたと思う。  タイムマシンとしての概念的な新しさは決して求めず、ある意味ベタベタな設定の中で、「おかしさ」のみを追求した結果、まったく新しいストーリー展開が広がったと思う。 「SF研究会」の大学生グループがタイムマシンを手に入れたにも関わらず、ひたすらに壊れたクーラーのリモコンを巡る騒動のみに終始する様が面白い。 学生たちの、ノリの暑苦しさと悪ふざけぶりが、おかしさに拍車をかけ、本広監督らしい小道具の隅々までに気を配る演出が冴える。  登場キャラクターたちのノリの軽さと若々しさは最後まで徹底されるが、だからこそ垣間見える力強さや、切なさは、まさに夏のブルースを掲げるにふさわしい。
[DVD(邦画)] 8点(2006-10-28 12:43:42)
86.  サウンド・オブ・サンダー
過去の生態系に抵触してしまったために、現在の人類社会が巨大に打ち寄せる時空の大津波ごとに“崩壊”してゆく……。  劇場公開時は、結構大々的にプロモーションをしていたので、とりあえず「巨費」をかけたエンターテイメント大作なのだろうと踏んでいたのだけれど、蓋を開けてみると、文句なしの“B級映画”だった。  VFXというよりも、もはや“合成”に近いCG。ベタベタなストーリー展開に、漫画みたいに極端な化け物たちが襲ってくる……。 こき下ろそうと思えば、もういくらでも非難することができるだろう。  が、こういう映画には弱い。もう明らかに「趣味」の問題だが、あからさまな“B級”ノリが逆に「安心感」を生み出す。 ヘタに色々と懲りすぎて、映画として破綻気味の映画に比べたら、よっぽど楽しんで観られる。 ベタではあるけど、ストーリー自体の整合性は保たれているし、まるでテーマパークのアトラクションみたいな“固定装置”でタイムスリップをするという設定には、派手さの代わりにリアリティがある。 そのタイムマシン装置を利用して、まったく融通の利かない「恐竜狩り」を商売にするというのも、実に有り得そうである。  まあB級ならB級でもっと遊んでほしかった部分もあり、明らかな製作費不足が目に余ることも事実なので、単純に高評価というわけにはいかない。 が、最初の方の、主人公が歩く未来の街並みのあまりにチープなビジュアルを見た時点で、この映画の“すべて”を受け入れられることが出来れば、きっと100分余りの時間が「苦痛」にはならない筈だ。
[DVD(字幕)] 5点(2006-09-14 01:39:47)
87.  三大怪獣地球最大の決戦
タイトルの「地球最大の決戦」が始まるまでは、まあまあ良いんですよ。日本語をベラベラに喋る某小国の一行、「私は金星人」と連発する王女の放浪なんかも陳腐とナイスセンスの絶妙のラインだと思う。そして、今作で初登場となったキングギドラのインパクトとその精巧さは見事に尽きる。と、ここまできて、怪獣同士の“最大の決戦”で大コケするのだから、正直参る。モスラのアホ臭い説得模様(同時通訳by小美人付き)から始まり、繰り広げられるゴジラとラドンのギャグ合戦、結局ゴジラが岩を投げ続けてギドラを追っ払う……。最後は、“平和な島としてお馴染”のインファント島に帰っていくモスラをゴジラとラドンが呆然と見送る。なんだそりゃ。
4点(2005-02-11 21:19:56)
88.  座頭市(1989)
勝新太郎の「座頭市」として今作だけを観たのであれば、存分に満足できる時代活劇であっただろう。しかし、第一作「座頭市物語」で誕生した“座頭市”というキャラクター、その初期作群の“彼”と比べると、どこかキャラクターとしてのキレがないように感じた。分かりやすく言い換えると、今作の座頭市は貫禄がありすぎるという印象だ。それはもちろん十数年ぶりにこのキャラクターを演じた勝新太郎自身の変貌による影響が大きいのだと思う。この時の勝新太郎の演技や風貌が悪いということではなく、当初の座頭市とのギャップが大きいということだ。厳つい巨漢の盲目の按摩師が凄まじい居合い抜きを見せる様は非常に迫力がある。ただ「座頭市物語」にあった洗練された一瞬の静寂さ、その瞬間の殺気は、感じることができなかった。
4点(2004-11-12 23:32:10)(良:1票)
89.  座頭市物語
満を持して観る事ができた「座頭市」の記念すべき第一作目は、まさに稀代の時代劇ヒーローの真髄に触れる精神に溢れていると思う。心を通じ合った浪人とのラストの死闘は、過酷な運命を背負い歩く座頭市の宿命そのものであろう。後のシリーズ作品等と比べるとややアクションシーンが少ない印象はあるが、三隅研次によるモノクロームの映像美に映える殺陣はやはり圧倒的だ。
8点(2004-05-05 19:23:00)
90.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
メディア、雑誌等で評価の高い今作に対する危惧、それはやはり今作が実際の未解決猟奇殺人事件を描いた映画であるということだった。つまり猟奇殺人を描いたサスペンス映画でありながら、観る前から観客は「犯人は見出せない」ということを覚悟しなければならない。これはこのジャンルの映画としては多大なハンデである。しかし、この映画は評価に違わぬ明らかな傑作としてその全貌を脳裏に焼き付けることに成功したと思う。この映画世界に流れる空気感こそ、犯罪ドラマにおけるリアリティに他ならない。ソン・ガンホ、キム・サンギョン演じる刑事たちの怒り、焦り、絶望…あらゆる感情が生々しく迫ってくる。今尚、まさに息づく犯罪を描いた今作は、事件に翻弄された刑事の複雑に絡まる感情がにじむ表情をスクリーンいっぱいに映し出して終幕する。事実に対し、勇敢で、潔く、説得力に溢れた映画のエネルギーに圧倒される。
9点(2004-03-30 20:23:30)(良:2票)
91.  座頭市血煙り街道
初めて勝新太郎の座頭市シリーズを観たのだけれど、その存在感は流石という感じがした。飄々とユーモラスな風貌の中に見せる一瞬の殺気は、やはり一時代を気付いた勝新太郎という大俳優にしか醸し出すことのできないものだと思う。独特の間をもって爆発するようなその殺陣に圧倒される。
8点(2004-02-26 11:41:58)
92.  サラマンダー
B級モンスター映画を期待したのだけれど、あまりに陰気臭い雰囲気に肩透かしを食らった。微妙にシリアスに仕立てているため、逆に細部の荒さが目立ち完成度を下げている印象がある。なんとも盛り上がりきれないストーリー展開もまずい。
3点(2004-02-06 19:17:03)
93.  サイン
「シックス・センス」「アンブレイカブル」と類まれなるサスペンスセンスを見せ付けたM・ナイト・シャマラン監督であったが、3作目にして見事なコケっぷりを見せ付けてしまった。仰々しくプロモーションされた「衝撃」に用意された結末は目を疑うほどの肩透かしに終わってしまった。明らかにクオリティの落ちた脚本にフォローの余地はなくただただ次作に期待するばかり。
2点(2004-01-18 04:35:04)
94.  秋刀魚の味(1962)
娘を嫁にやるという本当にどこにでもある普通の物語でも、これほどまでに丁寧に描き連ねれば上質な映画に成り得るという非常に味わい深い映画だと思う。小津作品はまだ今作しか見ていないが、この映画監督がこれほどまでに伝説的に崇められるのも、この何とも言えない味わいを前にすると分かるような気がする。
7点(2003-12-24 01:34:07)
95.  ザ・セル
カメラ、CGの進歩により今作のようにビジュアル的には極めて際立つ作品が昨今相当多い。映像的な見た目は非常にインパクトが高いので、プロモーションの段階ではかなり面白そうに見える。しかし実際の内容が伴わない。まあそれが映画の難しさであり面白さなのだけれど、結局は映画の出来栄えというものは脚本しだいだという普遍性を感じる。
3点(2003-12-16 21:10:27)
96.  13デイズ
ケビン・コスナー主演の大作でありながらプロモーションが極めて小さかったことに彼のスター性の低迷ぶりを感じずにはいられないが、完成度は非常に高かったと思う。JFKを中止にしたキューバ危機に対する米国政府の描写は緊迫感に溢れ、ニュース映像の効果によってドキュメンタリーのように真に迫るものがあった。映画的な起伏にも満ちており、非常に集中して観ることができた。落ち目、落ち目と言われるケビン・コスナーであるが、今作の彼は俳優としての魅力に溢れている。
8点(2003-12-16 20:27:14)
97.  サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
「心の中のことが周りの人間に伝わってしまう」という主人公の設定は、非常に斬新で映画的な葛藤にふさわしかったと思う。細部の描写に荒さは目立つが、全体的に興味深い展開は非常に楽しめた。個人的には主人公のおばあちゃんが亡くなるシーンで涙が溢れた。
7点(2003-12-16 19:38:37)
98.  サイコ(1960)
古き名作サスペンスにはあまり衝撃を感じないのだが、今作ばかりは別格だった。徹底的に張り巡らされた緊迫感は見事と言うしかない。色あせないこの緊迫感はやはりアルフレッド・ヒッチコックのサスペンス映画における極めて巧妙な映像作りによるものだと思う。今尚、この手の映画の手本となり、その追随を許さないこの映画のクオリティの高さに感慨深さを覚える。
8点(2003-11-30 13:53:18)
99.  ザ・グリード
B級モンスター映画ファンとしてはたまらない出来栄えの映画だった。まずモンスターのキャラクター性が素晴らしかったと思う。船全体を張り巡らさんばかりのモンスターの造型は破天荒でユニークだった。B級らしいノリの良さも特筆すべき爽快感に溢れている。ラストの痛快感もすばらしい。「トレマーズ」に次ぐモンスター映画の傑作である。
8点(2003-11-26 13:23:15)
100.  サブウェイ
近年はすっかり駄作プロデューサーに徹してしまっているリュック・ベッソンの偉大な芸術性を堪能できる快作。繊細で力強い世界観に引き込まれる。こちらも今やB級映画の帝王であるクリストファー・ランバートが主人公をとても切なく演じている。この映画を見るとどうして彼は作品に恵まれてこなかったのだろうと思う。
7点(2003-11-18 15:07:31)
0160.62%
1592.27%
2752.89%
31425.47%
41716.59%
52449.41%
637114.30%
752820.35%
852320.16%
929511.37%
101706.55%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS