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レインさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 885
性別 女性

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21.  シー・オブ・ラブ
アル・パチーノが刑事なんてさ! あのエレン・バーキン(ルーズなエロさ)はマジで笑ってますよね。(「マフィアを摘発する」って?) 80年代色に染まったラブ・サスペンスは内容よりムード優先でこの頃のパチーノ、好みの女を口説いてるお疲れ気味の男が多し。 ジョン・グッドマンとのコンビもあってんだか? 気だるいタイトル曲はハニードリッパーズでプラントが歌ってるのしか知りませんでしたが、オリジナル(1959年)が聴けます♪
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-25 12:30:02)
22.  少女の髪どめ
イランのアフガン難民を扱ったお話。 「運動靴と赤い金魚」のマジディは見返りを潔しとしないんですね、無償の愛こそが尊いと。(そリゃそうだけど…) なので片思いをからめたカタルシスの少ない「ごんぎつね」みたいなのです。 (「ごん」は彼の命が消える間際に兵十がすべてを悟るのが醍醐味だと思うんですが) 前半はよかったけど後半引っぱりすぎのような気もしました。(やりすぎじゃん!) ラティフが思いを寄せるバランは薬師丸ひろ子に似てませんか? 彼女がかいがいしく働く姿と最後のラティフの一片の笑みが目に残っています。 すべて報われたわけではなくても彼は満足だったんですね、謙虚。
[DVD(字幕)] 6点(2011-02-13 01:30:24)
23.  仕立て屋の恋 《ネタバレ》 
ルコントは「イヴォンヌの香り」という作品があるように女性の香りにこだわる。 イールが息絶えるまで握っていたハンカチにも女がつけていたのと同じ香水を染(し)ませてあった。 いってみれば彼は愛した女の一部と共に逝ったのであるが、このイメージは原作にはない付加されたもの。 まだ若いサンドリーヌ・ボネールは孤独な男の心を捉えるアリスを演じるに十分な魅力を放ち、部屋を覗いていた男を最初は畏れながら、いつしか眼差しが快感となり心を赦し、戯れに接吻までしてみせる。 それが純粋な好意からだけではないのをイール自身が熟知しているのがまた哀しくもあり。 アリスが失意の彼が駅から戻る時間を見計らってした行為には慄然とするが、映画では彼女の態度に曖昧さを残しているせいで生じる劇的な効果でもあろうと思う。 「君を恨んではいないよ。 喜びをくれたから」 この感傷的で痛切な台詞も本にはない。 イールが自分を捧げた女の裏切りにそれほど永く苦しまずにすんだのは温情といえるかもしれないが、これは本当に心に痛い。 ルコントがジョルジュ・シムノンの短編小説「イール氏の婚約」から儚い恋を掬い上げ昇華した逸品。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-29 23:59:58)(良:1票)
24.  幸せはシャンソニア劇場から
「コーラス」は少し雑な感じもしましたが、その余勢を駆って作られたこの作品は細部まで神経が行き届いた成長ぶりが伺えました。 イタリア映画のようだった前作とちがい、古きよき時代のフランスの下町の魅力がたっぷりと。 どこの国の人が見ても親しみをもつであろう風貌のジュニョさん(ピゴワル役)は前作同様控えめだけど、これだけのキャラクターがいるとちょうどいい露出具合なのかも。 新人女優ノラ・アルネゼデールも華がある美しさと歌で役を地でいくヒロイン・ドゥース、前作でペピノ役だった子(ペランの息子)が演じるジョジョはアコーディオンが大好きな少年。 年老いた「ラジオ男」が昔の輝きを蘇らせるのは常道ともいえるけどやっぱり嬉しい。 「手紙隠し」など昔ながらの手も使い、ジョジョの義理のお父さんの寂しさなども慮られて、たくさんの思いが渦巻く世界。 往年のハリウッド風ミュージュカル・シーンもあってワクワクしますが、いいことばかりは続かない、セ・ラ・ヴィ。 第二次大戦を入れないかわりに衝撃的な事件がおこってしまい(古典映画的でもこゆトコが今の映画?)、哀感も漂わせるラストに余韻しみじみ。 こういう映画は雰囲気が好きかどうかだと思います。 これはホント「劇場」で見たかったですね♪
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-22 00:00:07)(良:1票)
25.  縞模様のパジャマの少年
マーク・ハーマンらしい作品。 常にネジまがった作風を誇示する監督は、単純とか偽善者と思われるのを最も恐れる気が小さくて面倒くさい人に思えるのです。 この映画でも「ブラス!」や「リトル・ヴォイス」でも感じたような苦味というより嫌味を感じてしまいました。 原作ありで彼が考えた話ではないですが、その原作にしても同じくドイツ少年とユダヤ少年の友情と悲劇を描いた「あのころはフリードリヒがいた」のリヒターのように当時を生きたドイツ人ならともかく、アイルランドの作家が21世紀にこのような話をもっともらしく書いて、それをイギリスの監督がれいれいしく映画にするのは少し差し出がましいんじゃないでしょうか。 両親役のシューリスとファーミガはそれなりに苦悩を見せるものの、ルパート・フレンド演じるドイツ将校(彼にこういう演技ができるとは思いませんでしたが)の描き方は実にティピカル。 ハーマンは「子供たちに見てもらいたくて作った」そうですけどPG12になっても仕方ないかと、「仔牛に焼印」のような気がするものね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-04 02:25:06)(良:1票)
26.  白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々 《ネタバレ》 
ドイツは戦争映画で常に悪役にされるのに辟易して、当時の「内側」の状況を知ってもらいたい気持ちもあって、この映画を作ったのではないでしょうか。 美しく散った白バラの闘士ゾフィー・ショルはそのための触媒、彼女の真摯な言動に触れたナチスに迎合する人間たちの心の揺れが見所。 審問官モーアの厳しい尋問がしだいに「問答」へと変化していくように見え、彼が気圧され迷いが生じてくる有り様が映し出されていく。 また彼にも守るべき家族があり、容易に自分の立場を崩せないことも。 法廷で傍聴する将校たちも彼女の答弁に躊躇いがちに人間らしさを覗かせ、叫ばれる「ハイル・ヒットラー」にも心なしか精気がない。 現代の人間による理想主義的な描き方ではあるにせよ、ナチスドイツの在り方に疑問を持っていたドイツ人も少なくはなかった、そう訴えかけてくる作品。 処刑台に向かうゾフィーを見送りうなだれるモーアの姿が象徴的で、ゾフィーがまとう赤いカーディガンが白皙の彼女の内に流れる血の熱さを物語っているようでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-08 00:00:06)
27.  ジャック・フロスト/パパは雪だるま
「ジャック・フロスト」はイギリスの霜の妖精、いいネーミングでもあんまり出来がいいとは思えないのですが、かといって踏みつぶしたりできないような映画。 「ゴースト」+「ライアー ライアー」みたいな感じかな。 雪国は寒いけれど、そのかわり雪合戦などの雪遊びができて子供たちには楽しいところ。 主役のマイケル・キートンが少ししか顔出さないのは設定上仕方ないか。 フリートウッド・マックの"Landslide"をバックに、チャーリーがパパを思いながら一人で黙々と雪だるまを作るシーンはなかなかいい場面、007ばりのスキーチェイスもあります。 パパの雪だるまがイマイチかわいくないのは、顔の部品が真ん中に集まってて雪だるまらしくないから。(人間らしい表情にこだわりすぎ?) 最後はちょっぴり泣け、エンドクレジットの手描きの雪だるまたちがほほえましい可愛らしさ。
[DVD(字幕)] 6点(2010-12-02 01:30:04)(良:1票)
28.  白い家の少女
ほかにはない雰囲気のある作品、自分で自分を守る少女のピンと張りつめた美しさ。 この年はジョディ・フォスターの第1黄金期、輝くトライアングルの一角をなす。 ロングの金髪は多分カツラ? この時だけ長くて髪質も違うので。(後ろ向きで服を脱ぐシーンはお姉さんのダブルですが、同じカツラをつけているのでバレないのだと思いマス) マーティン・シーンもまだ若くて息子たちにソックリ、アーモンド食べると思い出される映画。
[地上波(吹替)] 7点(2010-09-05 00:00:08)
29.  ジェイン・オースティン/秘められた恋 《ネタバレ》 
アン・ハサウェイは名前こそシェイクスピアの妻と同じでも、華やかなアメリカの美人女優、肖像画を見る限りジェイン・オースティン本人とはかけはなれ、伝えられる女流作家の人生も映画になるほどの起伏はない気がしたのですが、03年に「新たに発掘された事実」とやらを元にしたこの映画、悪くはなかったです。 ビアトリクス・ポターの半生を描いた「ミス・ポター」同様、相当脚色はされているでしょうけど。 ジェインを「高慢と偏見」の作者として描いているため、レディ・グレシャムはレディ・キャサリン風、母親オースティン夫人もベネット夫人的になっていて、駆け落ち未遂も創作? でもトム・ルフロイとの恋は彼女の小説よりもシビア。 ルフロイ役が、オースティン映画の男優たちとはちがい線の細いジェームズ・マカヴォイなのは、ジェインを守る力がなく儚い恋なのを暗示していそう。 悲劇というよりそれを回避するための選択は口惜しさが残りますが、悲しみを静かに受けとめるジェインも、求婚されながら袖にしたグレシャムの甥と最後には友情を結ぶなど共に成長し、エピローグも心にしみ、現実の冷たい味を知ったジェインは果たせなかった自分の思いをペンに託し、6本の小説を書いたのだ、と思わせます。 青緑色の衣装が、知性の中に情感を持ちあわせるジェインのキャラクターを表しているようでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-01 01:06:52)(良:1票)
30.  ショーン・オブ・ザ・デッド
ペッグ&フロストの凹凸コンビはこの映画から。 英国製ゾンビ・コメ(パロ)ディは結構グロ&シリアスだけど、それでも見入ってしまうのはロメロ好きの監督とペッグが熱い思いをこめてシナリオ書いたから? サイモン・ペッグはとても表情豊か、ビル・ナイもう少し見たいな! ケイト・アシュフィールドは07年の「アンネの日記」<TVM>では重要なミープ・ヒース役を立派に演じてました。 レコードはもっと投げてほし~! 「セカンド・カミング」好きって?(笑) クイーンはコメディ映画に使われる頻度高いですが、大仰な曲構成とコーラスがお笑いにピタッとハマり、TVではモリッシーが「ロンドンでパニック!」と歌う♪ 切ない場面も多いけど、最後は心あたたまる(?)エピローグ。
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-18 00:29:06)
31.  17歳の肖像
「プライドと偏見」では四女キティ役で目立たなかったキャリー・マリガンが主演。 50年前の英国の偏狭な人生観の中でもがく利発な16歳は甘い蜜にも青い棘にもなる。 批評家受けがよく数々の賞も得ているが、魅力的な60年代のロンドン・パリを舞台にしながら華やかさに欠けるのは主役2人のヴィジュアルが弱いこともあり(ポスターはそれを最大限カヴァーするような撮り方、パンフ買わなかったのはソレもあり)著名なライターの自伝でもレトロな青春物には強いイメージがあった方がよく、キャストがちがえば全く印象も変わったと思う。 サースガードのデイヴィッドは危険な年上の男というには色気少なく、引き立て役であるはずのグレアムより魅力がないし、マリガン(今月で25歳、丸顔でスリム、ふつうにかわいい)の大人の魔力にとらわれる高校生ジェニーがレディに変身してもジミなので傲慢でもあるキャラが似合わず、父親アルフレッド・モリーナの階級が絡んだ親心や教師オリヴィア・ウイリアムズ(美人なのにジミな役)の堅実さの方が浮かび上がる。 夢のような日々が魅惑的であるほど夢からさめた時の自覚は深くなるがその落差が小さく、自意識ばかりが強いジェニーに好感をもつまでには至らない。 ロザムンド・パイク(「プラ偏」ではマリガンの姉)は頭の軽い美女を知的に演じ、エマ・トンプソンの校長は貫禄。
[映画館(字幕)] 6点(2010-05-30 00:45:05)
32.  幸福の条件(1993)
サイテ~★ ある意味「プリティ・ウーマン」の「金と愛」よりこの「金より愛」の方がタチが悪い気がするのですよ。そもそもあの若夫婦がたいしたことない人たち。デミの好きなとこはルックスだけだし。レッドフォードはどうしてこんな映画に出たんだろう?
[映画館(字幕)] 3点(2010-05-22 01:33:28)
33.  JUNO/ジュノ 《ネタバレ》 
「普通じゃなくてもいいじゃない」がテーマ?「命、命」ってウルサイ映画も苦手だけど、これはまたドライな★ CMみたいな作りやジャカジャカ鳴る音楽と、赤ちゃんを成長過程の道具みたいに使ってるのがマジメな人の神経にさわりそうですね。ジュノのシブいサブカル好み、里親夫婦のシフトしていく比重、ヘタレそうに見えたBFが意外とシッカリ者なのはイレギュラーで面白いけど、継母が女性検査士を一喝するとこは少し言いすぎじゃないかな?ジュノが「いい気なモン」なのは事実で、理解ある両親の愛にくるまれている彼女は個性的ではあってもしょせん甘ちゃんの域からでない。「やっぱりアタシが育てる!」とか言いだしても逆にゲンナリしたと思うんでコレでよかったのかなって気はしますが、同じサーチライト・フォックスの小品ヒットで米国外でも共感を集めた「リトル・ミス・サンシャイン」よりは評価がバラけますよね、これは。いろいろな意見があっていいと思いますが、斬新というだけでは評価しにくいです。今はよくても10年後、20年後のジュノは品物のように他人に手渡した「息子」にどういう気持ちを抱いて生きていくんだろう?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-11 06:30:40)(良:1票)
34.  シャーロック・ホームズ(2009)
シドニー・パジェットの挿絵から抜け出たようなオーセンティックなシャーロック・ホームズはグラナダTV版があるので作る必要はないし、好かないガイ・リッチーがホームズ・エレメンツを使って暴れてる感じですが、まずまずなエンタメ・ホームズ? グラナダ版にも出演経験のあるジュードのワトスンには大方の観客がOKをだすでしょうが、ダウニーJr.のホームズは英国英語発音もふくめてちょっとな~~(ヤク漬けのイメージ合致はともかく、戦う社長トニー・スタークの方があってない?) 2人の女性キャラ、アイリーン・アドラー(ボヘミア国王と別離後結婚した夫と離婚? 峰不二子キャラはヤだな)、メアリー・モースタン(この中では「四つの署名」は存在しないようですね)も魅力薄。 リッチーは「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」をジュブナイルでも同じホームズ物のバリエーションとして意識していたでしょうし、似た印象をもつものになっています。(まがまがしい秘密結社的な邪教集団、モリアーティの影) 高名な人物の落し胤であるブラックウッド卿の出自は「プライオリ・スクール」的かな。 クライマックスの建設中のタワーブリッジ(1894年完成)は今の技術でないと見られない光景。 ヴィクトリア朝のロンドンを小綺麗でなく生々しく描いたのはいいし、「ワトスンに冷たくされるとサミシイ」ホームズはやはり観客のツボ♪♪♪ 正統派ミステリーファンはホメない映画でしょうけど、仕方ないかな。 フィッシュ&チップスはああいう風に食べてるとおいしそうに見えます。
[映画館(字幕)] 7点(2010-03-21 13:11:06)(良:1票)
35.  ジャイアント・ベビー
前作「ミクロキッズ」と正反対のことをして一応形になっているのは評価したいです。ネオン輝くラスベガスのメインストリートをのし歩き、ハードロック・カフェの巨大なギターをオモチャにするかわいい怪獣みたいなアダム坊や。合成が目立たないようにクライマックスは夜、大きく見えるように動作もゆったり。最初だけ顔を見せるエイミーにかわって弟ニックが活躍、キュートなケリー・ラッセルがデビュー。モノが大きいぶん「ミクロ」より大味だけどそれなりに楽しいファミリームービー。「ママは強し」なのでした☆
[映画館(字幕)] 6点(2010-03-02 06:45:12)
36.  G.I.ジェーン
リド・スコ作品みんなが好きなわけじゃなく、特に現代モノはあんまりいいと思わない。デミ・ムーアは「ゴースト」以外の作品で認められたがっていましたが、体当たり演技=名女優じゃないし、「あの」セリフばかりが有名になってしまったのはお気の毒。美人はくりくり頭にしても美人ですが、頭つきが華奢なデミよりもう少し骨太な女優さんのほうが「無理してる」感が少なかったのかも。ヴィゴ・モーテンセンは鬼曹長ながら詩集をあげたりして、「エースをねらえ!」の宗方コーチみたい。
[地上波(吹替)] 5点(2010-01-07 07:01:53)
37.  十二夜(1996) 《ネタバレ》 
キリリとしたイモジェン・スタッブスは「サマーストーリー」のミーガンより男装の麗人ヴァイオラ=シザーリオがそれらしく、双子の兄セバスチャンとも似た面差し。 シザーリオに恋してしまうオリヴィア(ヘレナ・ボナム・カーター)は恋路つっぱしる令嬢。 シェイクスピアは物語をまとめるため人物をチェスの駒やオセロの石のように使うのだけど、「十二夜」でもヴァイオラの苦しい恋が実るのはよいとして、オーシーノやオリヴィア、セバスチャンのあっけない恋のおさまりは、やはり舞台劇のためのキャラクターと見ゆ。 道化フェステ(キングズレー)の陽気な謡にはじまりおわり、侍女マライア(スタウントン)の悪知恵に踊らされし執事マルヴォーリオ(ホーソーン)はおかしくもやがて哀しき。
[映画館(字幕)] 7点(2010-01-03 07:02:22)
38.  ジェイン・オースティンの読書会
「キルトに綴る愛」のように女性が集まって語る映画ですが、女の集団はかなり苦手。アメリカ以外の国がこの手の映画をあまり作らないのは、女性が4人以上集まると絵になりにくいのをご存知だから?「恋におちたシェイクスピア」などイギリス文学を題材にしたアメリカ映画は、技巧的でこざかしい感じが先にたってあまり好みじゃないです。かまびすしい米国女優の中で、黒い髪と衣装の若手英国女優エミリー・ブラントを不安気な若妻役で目立たせているのはいいところ。オースティンのパブリシティ映画としての価値はあるかも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-12-09 02:29:30)
39.  JAWS/ジョーズ
スピルバーグ初期の「ジョーズ」や「激突」は好きなジャンルとはいえないがウェル・メイド。専門的な原作をエンターテイメントに仕立て上げるのはこの頃からの得意技で、トリオの組み合わせの妙が生かされた「白鯨」のように海の怪物を追っての後半もよい。(「フライングキラー」と違い人間の方が彼らの領域に侵入しているので報復する権利があるかどうかはまた別)ウィリアムズの音楽はスコアというよりエフェクトに近く、オールラウンド・コンポーザーである彼の才能の一極を示す。遠隔操作されるラテックス製のホオジロザメ「ブルース」が初めて姿を見せる場面は、予期せぬ時だけにかなりなショックを与える。サスペンスフルな恐怖だけが売りでなく異種とのデュエルであり、終盤で姿を現さなければ闘うことも叶わない。
[地上波(吹替)] 8点(2009-12-06 00:28:09)
40.  幸せの1ページ 《ネタバレ》 
ウェンディ・オルーの児童文学「秘密の島のニム」(NIM’S ISLAND)の映画化。 主人公はアビゲイル・ブレスリン演じるニムなんだけど、日本では「ジョディ・フォスター主演」にしちゃったのが失敗。 「十五少年漂流記」「ロビンソン・クルーソー」は子供の頃愛読書だったし、「キングコング」「青い珊瑚礁」が好きなのもそのへんの理由からで、孤島には憧れがあるのです。 あのツリーハウスなんて「うわぁ♪」と思っちゃう。 アビーやパパ役のジェラルド・バトラーは楽しかったみたいだし、ジョディもサスペンスで同じような役柄が続いてコミカルな役がやりたかったのかも。 ペーパークラフト風のオープニング・エンディングもきれいで、最後にかかるU2の"BEAUTIFUL DAY"もハマってました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-25 01:34:09)(良:1票)
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