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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2253
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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21.  人類滅亡計画書
松本零士先生、今回は絶対勝てますよ!!!
[インターネット(字幕)] 6点(2021-05-08 23:23:26)
22.  ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 《ネタバレ》 
『ジュマンジ』は、アップデートされボートゲームからTVゲームへ進化。さらにアクションRPG仕様となりました。シリーズ映画として、またファミリー映画として、過不足ない注文通りの出来映えだったと思います。驚きが無い代わりに、失望感もありません。こういう映画はこれで正解。私は支持いたします。ただ、一点注文を。それはクライマックス。あのアイデアをフィニッシュに使うのであれば、それ以前に使用してはいけません。必殺技とはそういうもの。スタン・ハンセンは試合途中でつなぎ技としてウエスタン・ラリアットを放ったりしません。そこだけ、気になりました。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-02-05 22:00:45)
23.  シライサン 《ネタバレ》 
ネタバレしています。未見の方はご注意ください。  シライサン呪殺システムについて整理してみましょう。”シライサン“の名前を覚えている者の元へ、眼が異様に大きな女が現れてその者の命を奪う。頻度は3日に一度。襲う相手は呪殺候補名簿搭載者からランダムに選んでいるようで、該当者が多ければ多いほど、殺される心配は少なくなります。主人公の試算によれば、1万人対象者がいれば一生のうち一度女がやって来るかどうかの低確率だそう。確かに計算上はそうでしょうが、意識的に覚える気のない与太話など、右から左に抜けるでしょう。本作のような『広報映画』を一本作った程度ではとてもとても。つまり危機管理的には、名簿搭載者を増やす継続的な努力が欠かせない訳です。要するに、ネットを利用した生け贄確保が必須だと。これは、昨今社会問題となっているSNSを通じた誹謗中傷と何ら変わらない気がします。生け贄を探す者は、自身もまた生け贄となる宿命から逃れる術はありません。あな恐ろしや。観客はこの映画を観てシライサンに呪われたのではなく、映画を観る前から既にシライサンの呪いは社会に蔓延していたことに気付き慄く仕立てです。シライサンは、まさにSNS時代の貞子でありました。なお劇中では、女から眼を逸らさない事が死から逃れる有効な方法と紹介されていますが、SNSで誹謗中傷を受けた場合はむしろ逆という気がします。眼を瞑るが正解。SNSなど辞めてしまいましょう。自身が認知しない悪口など、無いのと同じですから。とかく馬鹿にされがちな情報弱者ですが、不要な情報を遮断することもまた情報過多社会を生き抜く上で必要なスキルと考えます(エゴサーチ厳禁です!)。最後にシライサン本体について。特異なビジュアルといい、登場方法や佇まいといい、なかなかイカしてます。ホラー映画界にミスコンテストがあれば優勝じゃないかと思うほど。ホラークイーンとしてのポテンシャルはあの『口裂け女』に負けず劣らず素晴らしいと思いました。(以下余談)名前を忘れることがシライサンに殺されなくて済む最強の防御法ですが、彼女に名簿抹消通知でも行くのでしょうか。あるいは現れた時「どちら様?」感を出されたら、すごすごと帰るのでしょうか。その姿を想像すると、ちょっと不憫な気もします。
[DVD(邦画)] 5点(2020-12-10 19:26:16)
24.  屍人荘の殺人 《ネタバレ》 
『吹雪の山小屋』や『絶海の孤島』といったミステリー常套の『日常遮断』状況を、『ゾンビ』を用いて成立させたアイデアは『いちご大福』なみに斬新で、さらに『ゾンビ』の特性を密室殺人のトリックのタネ仕込んだり、徹底してグロテスク描写を排除したりと、ミステリーとしてもゾンビ映画としても、意欲作であるのは間違いないでしょう。まず注目したいのが『ゾンビ』の定義。一般的には以下の条件を満たすものが『ゾンビ』と考えられます。①死人であること②人を食らうこと③知能減退と感情喪失④ゾンビに噛まれるとゾンビに変わること⑤頭が急所であること⑥もう人間には戻れないこと。細かな条件はもっとあるでしょうが、大まかこんな感じ。さて本作の感染者たちは『ゾンビ』と言えるでしょうか。答えは『わからない』。③④の条件は満たしていますが、②⑤は微妙(食らうというより噛んでいるだけ。ゾンビじゃなくても頭を破壊されれば死ぬでしょう)、①⑥は未検証です。にも関わらず館に立て籠った人たちは早々に『襲ってくる顔色の悪い人』を『ゾンビ』と認定しました。これをもって『短絡的』とか『あり得ない』と非難する気はありません。トイレに落ちてた『かりんとう』は、もう『アレ』にしか見えないのと同じ。それより、イチホラー映画の架空の設定が、常識化している事実に感動します。ホント『ゾンビ』は偉大な発明です。さて、次の焦点は『ゾンビ対処法』。人々が取った作戦は専守防衛でした。これは当然の選択です。救助が来るのは時間の問題ですから。彼らは『正当防衛』でしかゾンビを殺していません。ただし『殺人(殺ゾンビ)』の倫理ハードルは常識より遥かに低く設定されています。これは『武器』を手にした効果と考えます。映画『トレマーズ』のガンマニア夫婦同様、『武器』があるなら使いたいのが人情というもの。死が隣り合わせにあり、武器を手にし、倫理ハードルが異様に低い状況で『復讐』は決行されました。もちろん犯人には『覚悟』がありましたが、土壇場で踏み留まる可能性も十分にあったでしょう。また犯人は『ゾンビにすれば2度殺せる』と憎しみの感情を吐露していますが、『一度ゾンビにしてから殺せば心が痛まない』理由もありそうです。いずれにしても『環境』が『復讐』を後押ししたのは確か。『場の空気』とはかくも恐ろしいものです。そういう意味で、比瑠子ちゃんが明智ゾンビを殺した件も『場の空気』に違いませんが、彼女の場合は積極的に利用したのです。そもそも比瑠子ちゃんが明智と葉村くんを合宿に誘ったのは、ワトソンを明智から奪い取りたかったから。優秀な人間は千載一遇の好機を逃しません。迷探偵から名探偵へ『ワトソン君の移譲』が本作の裏テーマでありました。本作は、いわば新探偵コンビ結成エピソード。そうだとしても、明智恭介という愛すべき超優良キャラクターを葬った罪は重大であります。責任を取って比瑠子ちゃん&葉村君コンビが活躍する続編をつくって頂きたいと思います。できればコメディ強めで。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-25 08:26:33)(良:1票)
25.  シグナル100 《ネタバレ》 
荒唐無稽な洗脳技術については、実はそんなに気になりません。例えば神様や宇宙人の手にかかれば魔法の動画をつくるなど造作もないでしょう(完全にトンデモSFコースですけど)。ゲームルールには従うのみ。問題は攻略法です。あまりに『無理ゲー』過ぎました。ヒントもなく「100の自殺誘発行動に気を付けろ」と言われて、どうしろと。でもゲームに参加した(させられた)以上、文句を言っても仕方ありません。お客様相談窓口は無いのですから。こんな状況でもゲーム攻略のカギ『100のシグナル』を素早く解読した者がいました。彼だけ特別に便宜を図られていたワケではなく、スタート地点は皆同じ。彼は自らの才覚で『情報』を獲得したのです(ただし過程に説得力がないのは困りもの)。このゲームの本質は究極の先手必勝。文句しか言わない人、のんびり屋など即死ですよ(私のことです)。『情報』は『武器』に同じ。悪人として描かれている彼ですが、情報を独占した事を責めるのはお門違いというものでしょう。戦争で敵に武器を分け与える人などいません。それより平和ボケが抜けない主人公たちが愚かだと知るべきです。さてこの構図、「資本家」と「労働者」の関係に見えなくもありません。「持てる者」の圧倒医的なアドバンテージの前に、その他大勢の「持たざる者」が抗うのは困難を極めます。資本主義の問題点を揶揄した社会派の作品だったら恐れ入りますが、多分そんなワケありません。 前述のとおり『無理ゲー』ですから、ゲームとしての面白さは皆無です。しかし『死に方コレクション』として楽しむ手はあります。でも『ファイナル・ディスティネーション』や『ソウ』シリーズのような凝ったギミックや理念も無ければ、ゴア描写も程々。殺しのエンターテイメントとしても、満足いくレベルに達していないと感じます。結論。好事家か橋本環奈マニアでなければスルー推奨です。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2020-10-15 18:55:13)
26.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 
夕子の言葉『みんな自分に都合の良いように言う』は、なにも赤星の取材対象者に限った話ではありません。彼女自身は元より、物語上『謎解き』に該当する城野の回顧文にさえ当てはまります。嘘偽りだけでなく、自身すら気づかない改編もあるでしょう。事実を認定することは出来ても、それが真実とは限りません(だから「真実はいつもひとつ!」と能天気に断言する探偵さんにモヤるんですけど)。斯くもあやふやな『真実』が流通しているのが実態です。こうなると『信じたいものを信じる』のもアリな気がしますが、おめおめ騙されるのも癪な話。少しでも真実を見極めたいのが人情です。この際大切なのは自分の頭で判断すること。権威、宗教、思想等の『ものさし』を機械的に利用するのは要注意です。これらもまた『自分に都合の良いように言う』の例外ではありません。城野父のように『世論』という『ものさし』に踊らされぬために。疑問を持つこと、反省すること、広い世界を知こと。意識して自らに負荷をかけ、健全な心身を保つことが、後悔しない明日に繋がると考えます。人間、楽に慣れるとロクなことがありませんから。おっと、今日も日課のウォーキングに出かけなければ。 SNSと対比されるのが、アンとダイアナによる灯交信でした。情報量、スピード、伝搬力、どれをとっても蝋燭の火と比べるべくもありません。ただ、唯一勝る点があるとすれば、それは「相手を思いやる心」なのでしょう。ここに居る。あなたを気にかけている。それだけのメッセージで救われる命もあります。「昔は良かった」とは思いませんし、進んだ文明の針を戻すことも出来ません。SNSに限らず、包丁だろうが、原子力だろうが、あらゆるテクノロジーの基本は同じ『諸刃の剣』です。私たちに出来るのは『正しい目的』で使用すること。危険性を知ること。トラブルの対処法を身に付けておく事も肝要であります。主人公に降りかかった災難は、今や交通事故と同じ。いつ誰が被害者だけでなく加害者になっても可笑しくありません。ラスト赤星が城野に轢かれかけたのはそういう意味。SNSに規制をかけることも必要ですが、それ以上に使用法の教育が重要なのは言うまでもありません。本事件を『他山の石』としない手はありません。 ネットの声やマスコミにより『世論』が形作られていく過程は、私たちが経験している日常と相違なく、十分なリアリティと恐怖をもって物語に望めました。そんな観客の思いを受け止める当事者・城野美姫を演じたのが井上真央さん。証言者ごとに『城野美姫』は姿を変え、実体を掴ませません。この演じ分けはお見事でしたし、美人女優が平凡・地味女を演じる違和感がまるで無かった事にも驚きました。演技派女優の実力を思い知りました。『八日目の蝉』を越えて、本作を井上真央さんの代表作としても良い気がします。
[インターネット(邦画)] 8点(2020-10-10 17:23:40)(良:1票)
27.  湿地 《ネタバレ》 
作品登録の際に知ったのですが、原作小説は「このミステリーが凄い」選出だそう。なるほど言われてみればそんな感じ。濃い人間模様あり。社会派の一面もあり。一筋縄ではいかない構成のトリッキーさも勿論あります。ほどほどに胸糞なところも、らしいなあと。ただし、観終えてみればストーリーは明快で、消化不良はありません。日本人にとっては、馴染みがない人名を覚えるのが一番厄介かもしれません。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-15 21:21:17)
28.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 
『復讐もの』と耳にしておりましたが、敵討ちに伴うカタルシスはありません。愛車と愛犬を奪われた主人公が、単純にブチ切れただけに見えます。多少穿った見方をするなら、この機会をいいことに本来自分が居るべき“闇の世界”に戻ったという感じでしょうか。復讐劇というより、一般的な『クライムアクション』という括りの方が適当でしょう。さて、本作で致命的なのはジョン・ウィックのキャラクター。彼に、殺し屋としてのカリスマ性は感じられません。シュワちゃんやスタローンのような問答無用の肉体美もなければ、ジェイソン・ステイサムのようなキレキレな格闘スキルも、リーアム・ニーソンのような圧倒的な渋さもありません。何というか、要するに髭面のNEOなんです(特殊能力はナシね)。マフィアのボス曰く「あいつは必ず仕事をやり遂げる。鉛筆で3人殺したんだ」なんて煽り文句が出てきますが、鉛筆は立派に凶器ですし(ただしHB以上の硬さの場合)。確かに射撃能力は抜群ですが、いくらなんでも無双過ぎやしませんか?まるで桃太郎侍を観ているような錯覚を覚えました。それなら、それで、ジョンに早押ボタンを押させて「○リングルス!」くらい言わせればエンタメとして成立したと思いますが(嘘です。しません)、荒唐無稽なアクション続きでは本物のスリルを味わう事は出来ません。しかも彼、一度敵に捕まってましたよね。何故殺されなかったかって?そりゃ主人公だからですよ。2作も続編が創られるくらいですから、どこかに魅力はあるのでしょうが、私には解りませんでした。普通の映画です。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2019-06-25 17:59:49)(良:1票)
29.  十二人の死にたい子どもたち 《ネタバレ》 
連帯保証人にはなるな。夜中にラーメンを食べるな。と同じレベルで、『堤監督のサスペンスに期待をするな』との自身の中の鉄の掟を破って、久々の劇場鑑賞でありましたが、これが思いの外面白くて。正直びっくりいたしました。オフザケを封印した堤監督やるじゃんと(イニシエーションラブでも同じような感想を書いてましたね。監督、本当に失礼しました陳謝)。と前置きはほどほどにして、本題の感想に入りましょうか。集団自殺志願者の中に、紛れ込んだ殺人犯は誰か?この謎解きが主軸となって物語は展開いたしますが、まるで『金田一少年の事件簿』の如きノリ。ちゃんと探偵役までいるという親切設計です。種明かしをしてしまえば何ということも無いですし、そもそも推理が成立しているかも怪しいのですが、サスペンスミステリーの空気感創出は見事なものでした(監督、よくぞいつもの悪戯を我慢してくれました!)。真摯に役と向き合ってくれた若手役者の皆さん全員に拍手を送りましょう(個人的にはロリータパンクの子の方言と、金髪今どき娘が好印象!)。また、12人全員にバランス良く見せ場が用意されていた事にも感心しました。メッセージも定番ながら良いんじゃないでしょうか。ひとりで死ねない時点で、本当は生きたいと願っているのは明白ですから。最近いろんな面で行き詰まっていたので、元気を貰えた気がします。そんなこと全然期待してなかったのにね苦笑。エンディングスタッフロールでの時系列整理は秀逸なサービス。ジャッキーのNGシーン集のように不要なサービスとは違い、本当の意味での心遣いを感じました。エンドクレジット最後の注釈『未成年者の喫煙は、法律で禁止されています。』の皮肉が最高に効いていたので、座布団1枚ぶん点数上乗せします。
[映画館(邦画)] 8点(2019-02-10 13:24:59)(良:1票)
30.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
承太郎の髪型と服装、億泰の顔のバッテン。これがダメ。本当に駄目です。原作に忠実であれば許される(褒められる)と思ったら大間違いです。この部分について、製作チーム内で問題にされていないとしたら、それこそが問題。この(ある意味些細な)不具合だけで、余裕で不合格点が付いてしまいます。キャスティングについては、仗助ママに観月ありさはグレートでしたね。
[DVD(邦画)] 4点(2018-12-30 19:57:04)
31.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 
広げに広げた大風呂敷。嫌な予感はありましたが案の定といいますか、オカルトで畳むなら、そりゃ畳めるでしょうよというのが率直な感想。また生還要件が付されていないのも個人的にはマイナス査定でありました。最初からオカルトホラーと知っていれば、もう少し好意的な感想になった可能性はありますが。『ジェーン・ドゥ』の言葉の意味を知れたので、ひとつ勉強になりました。
[DVD(吹替)] 5点(2018-11-30 22:57:11)(良:1票)
32.  シンクロナイズドモンスター 《ネタバレ》 
設定とオチを思い付いてから、逆算して脚本を書いたような印象を受けます。そう思ってしまうほど、基本となるアイデア(自分と同じ動きをする巨大怪獣が何故か異国の地に現れる)と、結末の“成る程そうきたか“感が抜きん出ているのです。言い方を変えるなら、本筋となるドラマがいまいちピンと来ないというか。アル中負け組の主人公が世界を救う爽快ストーリー。確かに間違いではありませんが、そもそもの原因は彼女にあるワケで。どちらかと言えば尻拭いなんです。そして元カレと幼馴染との三角関係が何とも微妙で。ラブコメのヤキモキが薄いんです。というのも、観客の感情移入先である“イイ人そうな“幼馴染が、結局クソ野郎だったワケです。更に言うならジョーカーとおぼしき常連イケメンの存在に意味が有ったのかも疑問。彼、肝心な場面で空気でした。何だよ結局セフレかと。すげえ羨ましいぞと。つまり、ラブコメな雰囲気アリアリなのに、全然そのカテゴリーでは楽しめなかったのです。一方、SFのギミックとして、理屈は通っているとは言い難いものの、説明責任は果たしており問題なしと考えます(2018.7.20投稿の『◯ディウス』とは似て非なるものです)。アイデアは純粋に素晴らしいと思いました。事情を知らないならまだしも、ロボと同化していると知りながら破壊行為を行ったクソ野郎には正直ドン引きで、もう少し気軽に笑えるコメディだったら良かったと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2018-11-05 18:53:41)(良:1票)
33.  人狼ゲーム インフェルノ 《ネタバレ》 
連続TVドラマ『ロストエデン』が前半戦、そして本作『インフェルノ』が後半戦。シリーズで初めて、同一主人公による人狼ゲーム本来の完全版が披露された形となります。また、本作のプレイヤーは全員がクラスメイト。これも初めての試みです。日頃の人間関係がそのままゲームに持ち込まれました。その結果、人間ドラマとしての厚みは増したかもしれませんが、その分役職当て推理や、生き残りに向けた戦略等、ゲーム本来の関心事は薄まった気がします。高校生の同時失踪事件を追う刑事の視点が持ち込まれたのもシリーズ初なら、ゲーム主催者が顔出ししたのも初。そう、初物づくし。シリーズ常連の観客にしてみれば“目新しさ”は感じたものの、正直作品のクオリティ面でプラスに作用してはいなかったような。特に“刑事登場”は、密室劇としての緊張感をスポイルすると同時に、“こんな殺人ゲームが野放しって何なの?”というタブーにも言及してしまいました。そもそも刑事に殺人ゲームの現場が押さえられた以上、もうシリーズ続行は不可ですよね。あるいは刑事諸共皆殺しにしちゃいますか(考えてみれば、今までの生き残りプレイヤーも全員口封じされたのですかね)。いずれにしても、本シリーズには不要な“リアリティ”を持ち込んでしまったのは悪手でした。相変わらず若手役者の皆さんは熱演でしたが(武田さんの般若フェイスはこれからの仕事に悪影響となりませんでしょうか心配です)、流石にネタは尽きた気がいたします。
[DVD(邦画)] 6点(2018-07-10 17:55:58)
34.  忍びの国 《ネタバレ》 
虎狼の族(ころうのやから)と呼ばれる“人の心を持たぬ”忍びの集団。その中の天才忍者『無門』が、“人の心”を手にするまでの物語。こう書くと結構な感動ストーリーを想像するかもしれませんが、実際の印象は違います。クライマックス。「おのれらは人間ではない」と仲間に向かって吐き捨てる無門。でも「お間が言うな」としか思えません。というのも、主人公に感情移入する仕掛けが希薄だから。彼の心情を、いくらでも感傷的に、コト細かに描くことも出来たのに。でもこれが本作のスタイル。あくまでフラットに、ひたすら軽やかに、戦国の世の理(ことわり)を描きます。この時代、あの身分、忍びの里の価値観(無門の倫理)に何ら間違いはありません。でも“相手の身になって考える”ナビゲートをされていない観客は、自身の(現代の)価値観と照らし合わせて主人公の言動を判断します。だから感動的であって然るべき無門の内面の変化にも「何を今更」と感じるのです。さらに言うなら、変わり身の術やどとんの術といった娯楽時代劇忍法、あるいは人間離れした体術などの“サービス”が、むしろ軽薄に感じられてしまう側面もあると感じました(忍術多用の合戦シーンは『忍者ハットリ君』さながらに漫画チック。芸人オラキオでオフザケ。かと思えば、無門VS平兵衛の一戦は出色のアクションだったりします)。ファンタジー濃い目。エンタメ色強め。だけどテーマはシリアス。そこに観客は困惑するワケです。無門の妻もある種のお伽噺でしょう。貧乏下忍のあばら家に住む姫の身なりは美しく、生活感はゼロ。彼女は“人の心”のメタファーと見て取れます(注:良心ではありません)。無門は持っていないので、他所から盗ってきたと。大切なものを奪われて、初めてその痛みを知る。古い価値観(銭)を捨て、新たな価値観(心)を得る。皮肉なものですが、道理には適っていました。虎狼として気楽に生きるか、人の心を持って苦しんで死ぬか。どちらを選ぶのが幸せなのでしょう。主演は国民的人気アイドル嵐の大野智。フジ系TVドラマ『鍵のかかった部屋』では天才鍵師を演じていましたが、本作同様善悪の判断が付かない中間的なキャラ設定。ジャニーズでこのポジションは面白いと思います。一度では味わい尽くせないので観なおし推奨。しかし如何せん2時間は長いです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-05-25 00:36:28)
35.  樹海のふたり 《ネタバレ》 
うだつの上がらぬなディレクター2人が手掛けた特番は、まさにテレビ東京のバラエティ特番(『土曜スペシャル』や『日曜ビッグバラエティ』)。純粋に面白そうというか、観たことがあるような無いような、今までなかったの?という気がしますが、企画意図がコンプライアンス的にアウトなのでしょうね。物語の仕立ては、自殺志願者の様々な人生に触れ、また樹海そのものが持つ不思議な生命力にも感化され、主人公2人の人生にも変化が訪れるというもの。蜘蛛は巣を張り、かかった獲物の命を奪うことで自らの生を永らえますが、本作の主人公はビニール紐を命綱に樹海に身を投じ、出会った自殺志願者の命を救うことで、己が人生を豊かにしていきました。網を張り、かかった獲物を養分にするという意味では蜘蛛と彼らは同じですが、獲物を殺すと生かすでは正反対。本来、営利関係にない他人が死のうが生きようがどうでもいい話ですが、そこに価値や特別な意味を見出だすのが人間という生き物の特長なのでしょう。所謂ヒューマンドラマのカテゴリーに属する作品と判断しますが、正直インパルスのコントから笑いの要素を抜きましたな印象が強いです。たとえば板倉のギザな台詞の言い回しや、ニヤけた表情など、お馴染みのコントさながらでした。ですから、インパルスが主演で問題なかったのか?という疑問はありますが、テーマは重くとも各エピソードを深掘りはしないライトなスタイルのため、本職俳優ではない彼らでもOKだったのかなと思います。ドラマとして悪くはありませんが、特段良くもありません。というより、やっぱテレ東で番組を作っていただきたいという感想です。バス旅も終わったことですし、太川さんと蛭子さんにお願いしたら如何でしょう。懸命に説得する太川さんの後ろで、興味なさそうに「死なせておけばいいよ」とのたまう蛭子。いやいや、想像しただけで面白そう。絶対イケるでしょ!
[DVD(邦画)] 6点(2018-03-10 17:27:29)
36.  ジオストーム 《ネタバレ》 
“シネコンで作品選びに迷ったらディザスターを選べ(決して携帯小説原作のラブストーリーや、間違っても堤幸彦監督を信用してはならぬ)”という家訓(又は偏見に満ちたでっち上げ)に習い、今回は本作を劇場鑑賞しました。『彼氏も凍る!』なんてチープなTVCMのキャッチコピーからして、大して期待していなかったのですが、これがなかなかどうして面白かったです。とはいえ、お目当てだった驚天動地の地球破壊スペクタクルシーンは意外や控え目で、本筋は”国家レベルの陰謀に果敢に立ち向かう正義の主人公+家族愛“というアメリカ人が大好きなトンデモサスペンス。ですから、目新しさやオリジナリティなんてものはございません。何度も観てきたお馴染みのヤツ。でもそれで十分でした。優秀なレシピに余計な工夫は要らないワケです。リアリティとか科学的考察なんてものは、とりあえず棚上げして、映画館の重低音と大スクリーンでハイスパート地球崩壊パニック祭りに参加するのがよろしいかと思います。個人的には“男の仕事と娘との約束”というポイントで比較するために『アルマゲドン』を予習しておくことをお勧めします。
[映画館(字幕)] 8点(2018-02-05 00:25:16)(良:2票)
37.  少女は異世界で戦った 《ネタバレ》 
本作のセールスポイントは格闘アクション。ルチャ・リブレを彷彿とさせる空中戦+ソードアクションの融合はなかなかに見応えあり。スローモーション等のエフェクトに頼っていない点も好感が持てます。ただ、今一つ物足りないというのも事実。“動ける女優”を集めているので、想定の範囲内というか。みな同じ動きがツマラナイというか。もっと各女優の個性・特技を活かしたアクションを観たかった気はいたします。SF設定の方は彼女たちに戦う理由を与えるためだけのもの。それ以上でも以下でもなく、その部分でややマイナス査定か。折角パラレルワールドなんていう素敵な設定を持ち出してきたのですから、多角的なアプローチ・ストーリー展開に挑戦して欲しかったと思います。
[DVD(邦画)] 5点(2018-01-15 23:07:58)
38.  ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 
映画の日に劇場で映画を観ないワケにはいかないと本作を鑑賞(スミマセン。つく必要のない嘘をつきました。たまたまです)。物語の背景は知りません。関連作品では『マン・オブ・スティール』を観たくらい(後から調べて関連を知りました。もち偶然です)。でも支障はありませんでした。何故ならストーリーはオマケみたいなものだから。”皆で協力して敵を倒しましょう”という目的さえ理解していればOK。『プリキュアオールスターズ』や『仮面ライダー・戦隊もの大集合』と同じお祭り映画との認識です。(注:ただし『バットマンvsスーパーマン』は観ておいた方がいいかも知れません。本作の前日譚にあたりますので、BvSの結末がネタバレしています。)本作のメインディッシュは、バトルアクション。その観点で充分な満足度を得たなと。スピード感、重量感、戦闘の視認性、破壊のカタルシス、どれも標準以上。足りないのは、”痛み”くらいでしょうか(キャラの能力にばらつきがあるため、その攻撃でどの程度のダメージを受けたのか?が解りにくいです)。劇場の大画面と重低音で体感するタイプのアトラクション映画でした。『2012』とか『インディペンデンス・デイ』と同様のディザスター映画の側面もあります。それにしても、ダイアナちゃんが魅力的なこと。知的な大人セクシー。最強で最高です。後れ馳せながら、『ワンダーウーマン』も観ることにしますね。(以下余談)スーパーマンが横綱級としたら、ワンダーウーマン、アクアマンが関脇、サイボーグやフラッシュが十両ってとこでしょうか。バットマンは、序二段?谷町?パワーバランスが取れているような、取れていないような。このアンバランスの妙が、本シリーズの魅力かもしれません。
[映画館(字幕)] 7点(2017-12-05 00:24:10)
39.  ジグソウ:ソウ・レガシー 《ネタバレ》 
“レガシー”は的を射た邦題。一作目の偉大なる遺産『良脚本』をトレースしているのですから。そういう意味では、出来が良くて当たり前です。反面オリジナリティに乏しいとも言えますが、シリーズ脱落組としては久々に見応えを感じたのでこの選択は歓迎いたしましょう。ゲームは最早アトラクションの域ですね。ジグソウランド。一体製作するのに幾ら掛かるんだとツッコミたくなる凝った殺人装置は、素晴らしく悪趣味かつアイデア豊富。努力賞ものでしょう。心と体に響くグロテスクな描写も容赦無しで、まさに『ソウ』シリーズ正当の系譜の作品でありました。あまりに都合よくジグソウ先生の仕掛けに引っかかる展開や、CIAも真っ青のターゲット調査能力は“お約束”以外の何物でもありませんが、エンタメホラーの様式美と考えれば腹も立ちません。ただし、ジグソウ先生の人生哲学の講義には心底辟易としました。独りよがりなお説教を聞くために、お金(劇場鑑賞料)を払いたくないなと。イデオロギー無し、脚本の出来とゲームのアイデアで勝負する続編ならばいいですが、ソウじゃないなら、モウいいです。
[映画館(字幕)] 6点(2017-11-15 00:12:03)
40.  人狼ゲーム マッドランド 《ネタバレ》 
(重大なネタバレ含みます。大変面白い映画ですので、結末のヒントにつながる知識は何も入れずにご覧になることをお勧めします。なお、レンタルDVDのパッケージには、『人狼シリーズは一話完結となっておりますので、どの巻からご覧頂いてもお楽しみ頂けます』とアナウンスされていますが、シリーズ前5作を鑑賞済みの方が、より楽しめるのは間違いありません。ご留意ください。)  村人絶対不利の条件下における主人公の立ち回り方(生き残り戦略)に注目したいところですが、真の見どころは然にあらず。本作で常に問われていたのは人間性でした。“如何に生き抜くか”が全てと言っていい殺人ゲームの中にみる“どうしたら人として死ねるか”の価値。シリーズを見慣れた人ほど痺れる見事な“裏切り”に、どうぞ震えてください。シリーズ6作中、随一の人間ドラマであり、良脚本でありました。そして本作に限りませんが、若手俳優の皆さんの素晴らしい熱演にも、心から拍手を送りたいと思います。
[DVD(吹替)] 9点(2017-10-10 21:20:35)
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41587.01%
540918.15%
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