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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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1.  シマロン(1931) 《ネタバレ》 
やはり見どころは、土地争奪戦の大レースを描くスペクタクルシーン。ですがこれが冒頭にいきなり配置されているもんで、映画がこの先、持つのだろうか、と。 この後、主人公を取り巻く様々な事件が描かれ、さらには主人公自身も物語から姿を消してしまうという、まさかの無責任行動に出てしまうのですが、気が付いたら冒頭のレースから40年の歳月が流れてる。何も無かった荒野に、だんだん町が建設されていって、その様が圧巻。住む人も増えていき、往来を行く人々、教会に集まる人々、裁判を傍聴する人々、あちこちのシーンで大量のエキストラを動員し、規模感を表します。 そして40年後、町はビルが林立する大都会となり、主人公が開始した新聞社も大会社に。 この光景を見せられると、さすがに何だか、しみじみしてしまいます。これぞまさに、ザ・隔世の感。 この現代でも、40年前と比べると、世の中激変したよなあ、と思っちゃうのだけど、この映画を見てると、ここ最近の40年って、比較的変化が少ない方だったんじゃないか、とすら思えてきます。でもこれって、この映画で描かれた変化ってのが、建築系・インフラ系の変化だから目に見えてインパクトがある、ということであって、一方、近年の変化はハードではなくソフトウェアの発展、なんですね。半導体による集積回路技術が発展して、これに伴い情報技術が発展して。だから、19世紀から20世紀にかけての変化と20世紀から21世紀にかけての変化とは、単純には比べられないのですが。 ただ、映画のラストは、ほぼこの映画が作られた時代、まだまだ開拓時代と陸続きみたいな時代だったんだなあ、と。レースでもやるしか、土地の所有権を決められなかった、未開拓の時代。その影では先住民が僻地に追いやられ、土地を奪われてた、そんな時代。それが(いささかキレイに描き過ぎかも知れないけれど)先住民の女性を「息子の嫁」として堂々と人前で紹介できる時代になった、と。 かの時代、銃撃戦に巻き込まれてひっそりと命を失っていった少年の姿が、印象に残ります。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-05-21 22:36:23)
2.  地獄への道
希代の強盗、ジェシー・ジェイムズを描いた作品ですが、根っからの悪党ではなく、極悪の地上げ屋みたいな鉄道会社の横暴に対抗すべく、仕方なく強盗になった、みたいな描かれ方です。なるほど、だから列車を強盗のターゲットにするんだな、と。 変に強盗に動機付けをして納得感を醸し出してしまうのも良し悪しで、本来、自由なアウトローであるはずの主人公の劇中での言動に束縛を与えてしまい、「意外性」が無くなってしまう。 とは言え、この列車強盗シーンはなかなかユニークで、陽光の下では無く、夕暮れの中で描かれており、暗がりの中で列車の屋根を伝い歩く強盗、その下の列車の窓は灯りで満たされていて、「義賊vs金持ち」の構図が投影されています。 強盗を繰り返すも同情すべきジェイムズ兄弟に対し、連邦保安官のランドルフ・スコットがどう絡むか、ですが、これがまた、もっともらしい二枚目顔のまま、妙に何もしない。結構、肩透かしではありますが、これもユニークなところ、でしょうか。 一味が馬に乗ったまま窓ガラスを突き破るシーンが印象的ですが、同じくジェシー・ジェイムズを描いたウォルター・ヒルの『ロング・ライダーズ』でも再現されていますね(もっと派手になり、ちょっとペキンパー風味になってますが)。そう言えば、ジェシーの最期の描き方も、似てました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-08-16 07:12:38)
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