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プロフィール
コメント数 404
性別 男性
ホームページ http://onomichi.exblog.jp/
年齢 55歳
自己紹介 作品を観ることは個人的な体験ですが、それをレビューし、文章にすることには普遍さを求めようと思っています。但し、作品を悪し様にすることはしません。作品に対しては、その恣意性の中から多様性を汲み取るようにし、常に中立であり、素直でありたいと思っています。

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1.  新・男はつらいよ 《ネタバレ》 
マドンナは栗原小巻。  本作は小林俊一監督作品である。山田洋次以外の監督作として初めて鑑賞。やっぱりいつもの寅さんと雰囲気が違う。寅さんの言葉使いがやくざっぽさに振れ過ぎているし、特に前半はドタバタ喜劇に過ぎている。マドンナ栗原小巻との恋愛模様もすごく淡泊だし、人情劇としても薄い。第一、さくらの出番が少なすぎる。寅さんを最後に引き留めるのはさくらじゃないとね。ただ、森川信のおいちゃんは喜劇にピッタリはまっていた。
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-28 22:49:56)
2.  ジャニス
ロック映像・ドキュメンタリーとしては、BBS "An American Band"、The Who "The Kids are Alright"、The Band "Last Waltz"、John Lennon "Imagine"、Elvis "That's the Way It Is"と共に時代を代表する作品と言えよう。  ジャニスを一躍スターダムに押し上げた1967年のMonterey POP Festivalでの名唱"Ball and Chain"、BB&HCとの"Summertime"のレコーディング風景、そして、Kozmic Blues Bandとの共演によるヨーロッパツアー、フランクフルトでの演奏などを収録している。 圧巻なのは、やはり、Full Tilt BoogieとのFestival Express(カナダ)での演奏であろうか。"Tell Mama"、"Kozmic Blues"、"Cry Baby"と素晴らしいステージングが続くが、正に鬼気迫る熱唱と言う他ない。(彼女の夭折はその3ヶ月後である) ジャニスのステージというと夜のイメージが僕にはある。ウッドストックでの"Work Me, Lord"もナイターの煌びやかさが映えた印象に残るステージだった。  本作『JANIS』には彼女の代表的なステージ映像の他に貴重なインタビューも収録されている。実は、このインタビューがジャニスの本性とでも言うべき彼女の誠実さをよく伝えていて、演奏シーン以上に感動的なのである。それは上記のロック映像作品の全てに共通するが、彼らの生き様そのものを垣間見せ、そのステージの印象をより彫り深いものとさせてくれる。  ロックが最も幸せだった時代、彼女は自由を心から信じ、そして歌った。夢見がちで傷つきやすい少女、世間から孤立し、笑いものでしかなかった少女は歌によって救われ、その彼女の歌が今度は多くの人々の胸を奮わせるのだ。彼女の存在の偉大さを改めて感じさせてくれる。彼女ほどロックの本質、その強さであり、弱さである「誠実さ」を体現するボーカリスト、ミュージシャンは他にいないと僕は思う。 改めて思うけど、ロックとは天性であるとともに、より人間的なもの、ブルージーでソウルフルな、その根源的な哀しみと密やかな喜びから発せられるものなのだ。彼女の歌はそのことをよく教えてくれる。
[DVD(字幕)] 10点(2009-03-18 20:48:54)
3.  仁義の墓場
実在した石川力夫については知らないが、渡哲也演じる主人公は、かなりヘヴィーな人物である。映画も「仁義なき戦い」の流れを汲みながら、そんな主人公を中心として、よりディープな雰囲気を漂わせる。深作の手にかかっては渡哲也もこうなってしまうのか。。。敢えて渡哲也が演じる必要があったのかどうか分からないが、まぁ作品としては、なかなかすごみがあります。というか、凄すぎるよ。
9点(2004-10-09 22:32:40)
4.  地獄の黙示録
これまで繰り返し語られてきたことだが、この映画は、悪夢の如き戦争を描いたのではなく、戦争に纏わる悪夢そのものを描いているのである。まず、冒頭。密林を一瞬に炎と化すナパーム弾、「ワルキューレの騎行」の旋律とともに隊列を組むヘリコプターの一群。破壊の象徴としての圧倒的な重量感と硬質性、その神々しさ。戦争という生の破壊的状況において、それは荒ぶる女神の如き美しいものとなる。中盤。ボートを駆って河の上流を目指す一隊に訪れるベトナム戦争という義なき闘争への疑念。剥ぎ取られていく人間性。河の上流は、明らかに人を正義から狂気へと導く思念的道筋である。終盤。此の世の境界というべきド・ラン橋を超えた辺りより、映画には常に不穏な音楽が流れ続ける。ボートは遂に彼岸とも言うべきカーツ王国に辿りつく。カーツを神と崇める天国。それはカーツの思念的理想を生み出した地獄でもある。ウィラードによるカーツ殺しは、文化人類学的に言う「王殺し」であろうか。これもカーツの思念的達成である。<特別編では、カーツを殺したウィラードは、鬼が島から帰還する桃太郎の如く、村上春樹の「羊をめぐる冒険」の主人公の如く、現世に戻る。> ここまでストーリーを俯瞰してきたが、改めてこの物語の骨子を言えば、それは「狂気のその先にあるもの、その一線を越えることへの抑えがたい欲望と恐怖」である。そしてその答えは、Nothingなのである。この物語はそういう悪夢なのだ。そう、これはコッポラの悪夢。彼が芸術的信念に基づいて辿った悪夢の先、現代の黙示録として名づけた物語の終末はNowhereであり、Nothingなのである。彼がただ善悪を超えた美しさ、心象の完全性のその先に描いた光景、それは物語として如何に脆く儚いものであったろうか。Nothing。その恐怖。そんなものは物語として、映像として描ききれるものではないのだ。その到達と挫折が混沌としたラストシーン。彼の作品に対する自身の評価は、どうだったのだろうか。それは、彼が80年代以降に辿った道筋によって示されている。しかし、映画界でこの領域にまで足を踏み入れた作品は数少ない。そして僕にとっても忘れがたい悪夢としてこの映画は脳裏に刻まれることになった。大傑作。<全くもって個人的に。。>
10点(2004-03-28 21:45:54)(良:1票)
5.  仁義なき戦い 広島死闘篇
笠原和夫と深作欣二との世代の違いが、そのまま山中と大友という2人の人物像に投影されているという。特攻世代に近い笠原と戦後派の深作。笠原がどうしても描きたかった人物像こそ山中であった。それに反発する形で大友という旧秩序破壊的キャラクターが深作の手によって肥大化していく。脚本家と監督のイニシアティブをめぐる争いがそのまま作品に反映しているようで面白い。ちなみに、僕はどちらかと言えば、笠原=山中に共感する。
9点(2003-11-08 13:10:14)
6.  仁義なき戦い 代理戦争
まぁシリーズの頂点に立つ作品でしょうね。「仁義なき戦い」シリーズは、初作から「頂上作戦」までぶっとおしで観ましたっけ。学生の頃は暇でしたなぁ。僕は小林旭と梅宮辰夫が好きですねぇ。なんたって、辰っつあんは眉毛がないんだもん。もちろん成田三樹夫も渋くて貫禄十分だし、文太兄貴もかっこよかったよ。
10点(2003-09-27 10:48:41)
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