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feroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 204
性別 男性
年齢 46歳
自己紹介 専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)

最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。

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1.  ジェイン・エア 《ネタバレ》 
これで何本目かのシャルロット出演映画かわからないけど、ここに来て初めて王道のエンタメ映画という作品です。これだけお金がかかってて、シンプルなプロットな作品は彼女の出演作には他にないと思われます。まったく考える部分がないほどシンプル。善悪の判断もシンプルだし、ハッピーエンドでまとまっているし、結局ロチェスター卿と仲直りという筋も古典的だし、そんな内容なのに最後まで楽しく観ていたのは僕がシャルロットファンだということ以外に説明つかない。映像に凝った部分もないし、作品的に見所もないし、なんとも言えません。手紙を読ませる手法も安直だし、牧師が夫婦じゃなく兄妹だったのは何の意味があるの?(というか物語省略した?)、叔母の死の床での改心もありきたりだし、その後のジェインにローウッドの影響もほとんど見受けられないし、シャルロットのフランス語も活かされてないし、ヘレンの死亡も反映されないし、テンプル先生も後半で出てこないし。そういえばー!ジェインの画の才能は何だったんだ?あれだけ大きく告知しておいて実際に何の影響もナシ?こういうデカイスケールの映画って小さい所を観ていったらまったくダメ映画にしちゃうんだよな。僕の映画の観方は小さな事柄を少しずつ拾っていって、その小さなベクトルの加算で映画の示したい方向が見えてくるって思っているから、こういう映画って苦手です。とりあえず、何が言いたかったんだろうな?
4点(2004-03-10 13:27:45)
2.  シャルロット・ゲンズブール 愛されすぎて 《ネタバレ》 
「え!?アントワーヌを選ぶの?」と結末には驚かされました。姻戚関係という基本的なキャストを考えてみても、これは絶対ポールを選ぶとばっかり思っていたから、かなり裏をかかれた気分です。どう考えてもポールの方がいい男じゃないですか。顔も、スタイルも、性格も、精神年齢も、社会的地位も、というか、何もかも。(ここまで書くと言い過ぎか。)これはイヴァン・アタルを比較でカッコよく見せているのかと言いたいくらいにです。しかし、それでもアントワーヌを選んでしまうのは、これが愛ってことなんでしょうかね?母性本能をくすぐる男はモテるのかな。関係ないけど、フランス人はせっかくの高性能なドイツ車に乗らず、頑固にシトロエン、ルノー、プジョーの国産車に乗ってるって話を思い出しました。シャルロットは話す声のかすれ具合がいいですね。愛を語る時はそのハスキーに甘さが加味されてもっといい。とにかくいい声でした。そして、アントワーヌとの戯れが良かった。ベッドシーンの後にアントワーヌがマリーを抱えて遊ぶ所なんて、なんかほのぼのです。パワーボムか?みたいなシーンもあったし。けど、結局つれなくふられてしまったポールがただのシツコイ男になっちゃってて可哀相なので、ちょっと不満だったのでした。 ラブetc.でも彼はふられる役でしたね。うーん、恋人とラブな結末ではダメなんでしょかね?
6点(2004-02-20 22:40:31)
3.  白い婚礼
ゲンズブールのお目付けロリータというわけで、期待して観てみたんですが・・・ヴァネッサ疲れてません?冒頭は設定として「暗いなー」と思っていたんですが、恋が成就して幸せ一杯ってシーンでもまだ暗い。フランソワに対する愛が感じられないのよ。これじゃ、ジェーン.b、シャルロット、エロディと比べて見劣りするような・・・。肌の張りなんかはいいんですがね、ちょっと目の下にクマがあるし。なんかしょんぼり。ストーリーは典型的なロリータですね、こんなお話しあるんでしょうか?オヤジの夢想ですね。教師とロリータ。しかも女は悪女。ストーカーまがいっていうか、まんまストーカーだし。とりあえず邦題の「婚礼」ってどこが婚礼なんざましょ?美しい肢体に6点。
6点(2004-02-01 22:44:21)
4.  シュウシュウの季節
文化大革命。死者8千万人(よくわからない)とも言われるこの歴史的悪政は、反吐が出るほど愚かで、僕にはまったく理解できない事件です。どれだけの人が亡くなったか、どれだけの人が苦痛を味わったのか、わかりません。チベットやウイグルについては、話を聞くだけで恐怖と怒りを感じます。それは、現代中国でも間接的に体験する事が出来ます。例えば僕が雲岡石窟という世界遺産に登録されている貴重な遺跡に行くと、そこには紅衛兵による無残な傷跡が残っていました。チベットでは、数百年続いた寺院が紅衛兵によって破戒された"跡"を見ました。あまりの愚かさに、自分でも止められない、"憎しみ"も生まれました。毛沢東はバーミヤンを破壊したオマル師のごとき人物であり、まったく尊敬できる人物ではない。それを現在、全ての紙幣の顔にした中共は、どう考えてもおかしい!信じられない! そんな反中国的な思想を抑えるに抑えられず、隠し持っている僕ですから、この映画はかなり重くなりました。政治的な思想で映画を観る事は愚かだと自分でも思います。そんな観方で監督の意図が汲み取れるはずもないし、決していい感想は生まれない。しかし・・・この映画は衝撃的で、哀しくて、また素晴らしいとも感じました。本当に辛い映画です。実話ではありませんが、このようなことはいくらでもあった、老金のように蔑まれたチベット人は数多くいたでしょう。目を覆うような辛い出来事は数限りなく続いたでしょう。だから、辛い。この映画が、俳優の演技、ストーリー、風景描写、小道具に至るまで綿密に創り上げられていたことは救いでした。中国の田舎の描写は、完璧とも言える出来で、中国本国で撮影できないだろう難しい状況で、これだけの仕事をやり遂げたことに感動さえ感じます。これが、アジテーションの映画にならなくて本当に良かった。最後まで救われないと言う方も多いと思いますが、あれも一つの救いだとして、僕は肯定したいと思います。シュウシュウの純粋さと、熱演と、悲しみに、本当にありがとうと言いたい。陳腐な感想になりますが、このような愚かなことは繰り返してはいけない。それは日本軍による侵略も同じ事です。その民族が善悪を背負っているわけではなく、人間は愚かな失敗を繰り返すものであり、それを食い止める何かが必要なのではないか、そんなことをこの映画と「鬼が来た!」を観て考えています。
9点(2004-01-30 23:13:22)(良:2票)
5.  歯科医
結構怖いですね、この映画は。ただのエロ系B級映画として見たらえらいことになります。画面も物語りも暗くて、じめじめしていますし、主演の遠藤憲一はかなり気合の入った演技をしています。しかし、少し甘い。SMですが、僕はこの映画で映画的な興奮はしたけどエロチックな興奮はしなかったな。ノンケの僕が、理解できないにもかかわらずその深淵を覗けるような、そんなできを期待していたんですが、ちょっと浅かったようです。不満なのが、妻役の金谷亜未子。もう少し、それらしくない人選をしてくれれば良かったんですが、あまりにB級エロス女優らしくてつまらなかったです。
6点(2004-01-26 21:49:16)
6.  少女 an adolescent 《ネタバレ》 
奥田瑛二のフランス映画への思い入れが詰まった作品です。この作品を観て、ダメな中年男と美しい少女の関係というところから「フレンチロリータくさいな」と思っていたのですが、エンディングのシャンソンでやっぱり、と思いました。(考えてみればサブタイトルがフランス語!)内容は和製フレンチロリータと言ってもいい作品だと思います。街中で警官がセックスを持ちかけられ、そのまま抱いて忘れなくなる。しかもその相手は中学生、男は拘泥しながらも情事を重ね、愛は深まるものの、社会がそれを許さず二人は街を去る。この大まかなストーリーは、非常にシンプルかついい筋だと思います。そして、その二人の間には老練な彫り師を置く事により、和風のテイストと新たな関係性を持たせており、ここれで非常に優秀なプロットを持った作品となったと思います。印象に残ったのが、昌三が陽子に「彫らせてくれ!」と頼むシーンです。この時の昌三の心の動きは谷崎の「刺青」を彷彿とさせます。すべすべとして白い肌、肩にかかる黒い髪、適度に肉付いた体。彫り終えた時には一人前の女として男を惑わす妖艶なる魅力を、彼は美しい孫娘から感じ取ったのでしょう。そして、本当に彫り終えたあとの陽子の妖艶な姿は、作中の陽子の一人前の女としての完成を感じると共に、女優としての小沢まゆの大きさを感じます。それにしても映画初出演の小沢まゆ、初監督の奥田瑛二、二人が本当にいい仕事をしてくれました。小沢まゆは初出演ながら、アップの演技でもまったく遜色なく、これから期待できる女優さんだと思います。奥田瑛二には、これからジャパニーズロリータの可能性を感じました。これからも、精一杯ふしだらな男を演じて欲しいと思うとともに、監督業にもどんどん挑戦して頂きたいです。
8点(2004-01-23 00:36:30)(良:1票)
7.  死国
そんなに酷評しなくても・・・という作品です。栗山千明が可愛いから、そのくらいで許してやってはもらえませんか?日本人で、フランスのロリータ映画に出るような、早熟な少女役を演じる事ができるのは、最近では栗山千明くらいなもんじゃないでしょうか?ちょっと眼に力が入りすぎなのが怖いところなんだけど。もう少し明るい役をやって欲しいと切に願っているところです。この映画なら、四国の人は文句いうかもしれませんが、僕は四国に関係なく育ったので微笑ましく観ました。
4点(2004-01-19 07:57:43)
8.  ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
観終わってかなりたった最近になってやっと気付いたのですが、この作品俺の生まれる前のものだ・・・・。映画の評価に製作された時代を考慮すべきかどうか、僕にはわからないが、この事実にはかなりショックを受けた。考えてみればセルジュもとうに死んでいるわけで、相当に古いのは明らかなんだけど、今頃驚いてます。はー、この年代でこのセンスがあるのか。はたはた参りました。映画としては決して美しい描写はしておらず、荒々しさを剥き出しにして、視覚と聴覚で、人間の根本的な欲求に訴えかけていた映画だと思いました。直接的な描写ですが、力があると思います。キャストではパドヴァンがいい存在感を出してますね。表情(特に顎)が、とにかく、恋人を奪われた苛立ちを表現しています。暴力的で、弱くて、愛に餓えている男性。ホモであるだけに、観ていて痛々しさが倍増です。クラスキーとジョニーは、美男美女で、粗野と美しさが共存していて、一見して良さげなんですが、並べてみると違和感アリアリです。狙いなんでしょうけど、まったく異質なものをくっつけているような印象を受けました。ドパルデューには笑ってしまいましたが、あの役はどうなんでしょう? あと、とにかく音楽が耳に残りました。 
7点(2004-01-14 14:18:11)
9.  JSA
いつも感じるのですが、政治的意図のある作品って、どうしてもリアリティが感じられませんね。話が大きすぎて、俳優さん達の演じている演技と、その先につながっている表現したいものの間に断層があるようです。こういう作品は「もしかしてノンフィクション?」と思わせるくらいの迫力がないと、どうしても絵空事に思えてしまうわけです。実際にこんなことあるのかな・・・と考えると、ないな、と結論付けてしまいます。韓国・北朝鮮の、戦場から一歩離れた人々の生きている所を描写に織り込んで、息遣いのようなものを感じさせて欲しかったです。それと、韓国の俳優さんはなんでみんなオーバーアクションなんだろう?
5点(2003-12-25 16:32:21)
10.  少林サッカー
妙な話ですが、この映画は意味がわかると面白くないですね。僕は、この映画を最初中国で観ました。もちろん字幕も吹き替えも無しの広東語です。バスの中で上映していたんですが、最初から最後まで笑いっぱなし。もう大爆笑です。バスの乗客みんなで笑ってました。ホントに面白かった。で、言葉はわからないけど、それでも現地のVCD買って、帰ってPCで観て爆笑。けど、字幕入りのDVDをレンタルで観たら面白さが半減なんですね、これが。意味がわからないうちは爆笑してたのにな。セリフをみるとナンセンスギャグが痛かった。残念だ。
6点(2003-12-02 18:38:54)
11.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
企画の面白さもさることながら、演出家の細かさが光った映画だと思う。俳優の熱演と、その仕草の細かさ、それに汗染みの具合まで完璧だった。映画の内容は、観る前に解説でわかっている。最初の一人の無罪が最終的に全員一致に発展していく事、有罪を支持していた人間が実は己の偏見から意見をしていたこと。そんなことを解っていたとしても、一つ一つの投票ではドキドキするし、一つ一つの謎が明らかになっていくシーンにも見応えがあった。12人全てが非常に印象的な人物として表現されていることも重要だった。時代に流されない、面白さが風化しない映画もあるんだなと、納得した作品に賛美を送りたい。
9点(2003-11-18 12:47:12)
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