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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  終着駅 《ネタバレ》 
話が冗長で散漫。観ていてイライラさせられます。 別れを題材に、それに特化した映画と割り切って観れば観れなくもないですが、彼らがそれまでにどんな恋愛をしてきたのかも知らされないままでの2時間弱は、やはりキツいのひと言。 演出も大味で、音の緩急(奥のテーブル席に着いた途端に完全に無音になるところなど)もかなり雑だし、線路を横切るモンゴメリー・クリフトと電車のニアミスのシーンの大音量の音楽や、その時のクリフト・ジェニファー・電車・周囲の人々のカット割りも何かイマイチな気がしました。 この時代の映画って、公共の場で何かあるとすぐに大勢が駆け寄ってきて一斉に注目するシーンがよく出てきますが、当時は本当にあのようにすぐに人だかりができたのでしょうか? それよりも何よりも、鉄道会社の車両管理がちゃんとしていなくて逮捕するとかの流れになって閉口させられるし(鍵くらい掛けとけっつうの!)、更に上役の判断待ちとかの話になった時点で、自分の中では即終了。 一応、惰性で最後まで観ましたが、エンディングも横移動するカメラが柱と交わった所でThe Endを出してしまうというセンスのなさ。 ていうか、別れのシーンだけでこれだけ最初から最後まで引っ張ってしまうと、落とし所に苦労するのも当然でしょう。
[映画館(字幕)] 4点(2016-07-06 21:32:23)
2.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
サスペンスとは何かと問われれば、かなり私見で広義ですが、“劇中の人物が知らない真相を、観る側の人間がそれを把握している場合に起きている出来事”のことだと勝手に思っているのですが、この映画の凄いところはそのサスペンスの斬新さにあります。 ストーリー上では3つの場面がクロスカッティングによって同時進行し、更にこの3つの場面全てにサスペンスが成立してしまっているというとんでもない展開。 まず、ジュリアンは車が盗まれてしまいその先々で起こる事件によりドイツ人夫妻の殺害犯に知らぬ間に仕立て上げられてしまい、またカララ夫人はジュリアンがエレベーターに閉じ込められているという真相を知らず、そして若者たちは社長殺害犯の車に乗っているという事実を知らないまま車を走らせるという、まさかのトリプルサスペンス! ただ、この斬新なシナリオは評価できますが、細かな部分に粗が多すぎるのが玉にキズ。 冒頭の社長殺害のシーンは直接的な描写でなくて好きなのですが、鉛筆削りの音で銃声をかき消すように撮りたいのか、はたまた鉛筆を削り終わった後の数秒の間で銃声が響いてしまい失敗に終わるのかが一瞬わからず、映像が社長室に移行する時に初めて殺害が成功したのだとわかるのがちょっと完璧ではないし、また、エレベーターに閉じ込められていた時に鉤付きのロープの映像が一度も出てこなかったのも演出力のなさを感じます。ここはジュリアンがロープを取るためにに戻ったのだから、ジュリアンがエレベーターの中でもがいているシーンの途中でベランダに残ったままのロープのカットを最低1回は挟むのが常識でしょう。 それと決定的にダメなのが、カメラをストーリーの中に出してしまうところ。 犯罪映画において、カメラが証拠品になることなんか誰にとっても当たり前過ぎる事であって、しかも「3枚残ってる」とわざわざ不倫現場が写っている事を暗に教えてくれてしまっているのは、ここで伏線張りましたと言ってしまっているようで、何だか悲しくなってしまいました。 最初に述べたトリプルサスペンスのアイディアは見事でしたが、この映画を撮った頃のルイ・マルは演出においての力量にやや欠けていた感があったような気がします。  ところで、若き頃のブリアリがチェスをやってたりおかしな証言をしてたりして、妙に存在感出てましたね。
[映画館(字幕)] 7点(2011-01-30 23:06:08)(良:2票)
3.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 
決定的なマイナスポイントが2つあったのですが、剥製屋に行ったのが全くの見当違いで、それまでに張り詰めていた緊張感がその下らないアメリカンジョークのせいで一気に消し去られてしまっていて、このどうでもいいような無駄なシーンのお陰で、それ以降はかなり惰性で見ていた感がありました。 もう一つは、クライマックスとも言えるコンサートのシーンの後が冗長になってしまっていて、実際のエンディングも、確かにコミカルな形で落としてはいるのだけど、「ケ・セラ・セラ」が思ったほど心に響いてこなかった自分としては、首相を銃で撃った男が落ちた後はすぐさまフィニッシュにもっていった方が良かったのではないかと思いました。 良かったのは、冒頭のバスの中の会話で、ジェームス・スチュワートが相手の話術に上手く乗せられて、一方的に身の上話をさせられている事を気づかせないくらいの秀逸な脚本くらいで、トータル的なストーリーもさほど面白さが感じられず、特に教会→コンサートホール→大使館という行動動機や理由付けが弱く、トントン拍子が過ぎた展開だったのも良くなかったと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-11 14:48:21)
4.  白い馬(1952) 《ネタバレ》 
オープニングクレジットの背後に映る野生の馬の群れ。全てのスタッフの紹介が終わると、いそいそと野に散っていく。なんか、馬を操っているみたいな感じで、不思議な感じがした(もちろん編集ですが)。 自分がこの映画が好きなのは、馬の精悍な出で立ちはもちろんですが、それを引き立てる自然の無表情な美しさ・・・水面の静けさであったり、荒野の乾いた感じ、生い茂った草むらのざわめきや、海の容赦ない荒々しさ・・・などです。 特に、馬が干潟を駆け抜けるシーンが最高に好き。馬が走るのに丁度いい具合に水が浸っていて、水しぶきを上げながら走り抜けるシーンに妙に感動してしまいました。 この白い馬は、少年になついてじゃれあったりして可愛い面を見せるわけでもなく、どんなときも、怪我をした脚を見てもらう時も、群れのリーダーらしく孤高な姿でいるのがとても良かったと思います。 最後、どこまで走って行ってしまうのだろうか、きっと追っ手を振り切ってくれるだろうと思い見ていたら、とても切ないラストを迎えてしまう。 動物は演技なんか出来ないから、余計に心に響くものがありました。
[映画館(字幕)] 9点(2008-11-03 15:18:32)(良:1票)
5.  獅子座 《ネタバレ》 
何か、タイトルから(獅子座どうしの)美男美女の淡いラブストーリーをイメージしていたのですが、全然違う話で、いきなり胸毛ワンサカなオヤジが出てきたのでビックリしました。 最初、パーティーのシーン辺りで眠くなってきてしまったのですが、遺産が手に入らなくなってパリを徘徊する辺りから一気に目が覚めてきてストーリーにグイグイ引き込まれていきました。あの徘徊シーンは主人公の台詞もほとんどなく、ハッとするような出来事もこれといってないにもかかわらず、何故か強烈な印象を受けます。“執拗なまでに”ピエールの動きを追って、という感じではなく“ただ淡々と”もしくは“黙々と”見つめるとか、見守るといった感じに見えます。 ラストも、ピエールの豪遊しているところを出してハッピーエンドを迎えるといった安っぽいことはせず、遠目で控えめに見て、これからのピエールをちょっと心配してしまうような目つきでピエールのことを映していたように思えました。
[映画館(字幕)] 7点(2006-12-14 22:32:57)
6.  しのび逢い(1954) 《ネタバレ》 
ストーリー前半までは、いつものジェラール・フィリップだなぁ~(笑)などと、楽しめたのですが、よく観てみるとただ淡々と回想をたどるだけのストーリーなので、ちょっと退屈してしまいます。他に出てきた女性達よりもパトリシアが一番綺麗だったのに、登場回数が少なかったのがやや不満。最後、車椅子に乗っているジェラール・フィリップは頭までやられちゃったのでしょうか?それでもなお、女性を目で追っているところが何とも哀れでした。
[映画館(字幕)] 7点(2006-06-10 18:28:25)
7.  十二人の怒れる男(1957)
この映画を見た後に思い出したのが、何故か「サイコ(60)」のマーティン・バルサム演じる私立探偵アーボガストの「我々の仕事は、世間で評判の善人を疑うこと。」というセリフ。この作品にも通じるところがあるなぁと余計なことを考えてしまいました。 それはこの映画で、誰が見ても明らかに有罪であるというこの事件を疑うことから出発した第8陪審員ヘンリー・フォンダの勇気ある態度からこのセリフを思い出すに至りました(笑)。そのマーティン・バルサムはこういう役(議長役)がすごく合ってると思う。「サイコ」の私立探偵役も良かったがこの作品でも見られるまじめな態度が好印象だった。 さて、肝腎のこのストーリーもなかなかのもの。すべての議論にこじつけがましい点も矛盾点も一切なく、見る側の人間のほとんどが完全に論破されたに違いない。やはり多くの方が仰る通り、それは脚本が優れているからなのだと思う。また、登場人物の一人一人においてもうまく個性が出されており、これもまた優れた脚本によるものである。 ひとつ不可解な点があるのだが、後半部分でエド・ベグリー演じる第10陪審員が議論を展開しているときにみんながそっぽを向いてしまったところがどうしても理解できない。リー・J・コッブだって有罪派のはずなのになんであのような態度をとったんだろうか。議長までもが無視してたのは過剰な演出では?それと、後ろに流れる音楽もいまいちだと思う。もっと重厚な音楽を使うべき。ラストシーンには合っているかもしれないが、2回目の投票のときにあの曲が流れたときは、ちょっとシラけた。 ヘンリー・フォンダは、自分は先に「未知への飛行」を先に見てしまったため、この映画でのヘンリーはこれ以降の作品よりも若いためか貫禄がなく、この映画の衣装も庶民的だったため今ひとつの印象を受けた。ヘンリー・フォンダのファンは「未知への飛行」を見るべし。
7点(2004-09-06 19:19:07)
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