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1.  新吾十番勝負 《ネタバレ》 
今、TSUTAYAで借りられる「総集編」というやつ。  あまりにもはっきりと分かれているので、ああここから第二部なのだなと判る。第一部はとても面白かった。将軍吉宗の攫われた子にまつわる事件で、それに絡んだ老中職をめぐる陰謀と成敗の話。ありがちっちゃありがちな話のようにも思えるが、今から見るとちょっと大げさな感のある大川橋蔵の演技が良いな。歌舞伎由来なんでしょうかね。  第二部(の部分だと思う後半)はちょっと、見足りない思い。もうちょっと平民の事件に首突っ込んで色々と立ち回ってほしいが、お宮の警護をめぐる騒ぎは拍子抜け的に終わるし、大阪城代をやっつける話と多門先生の果し合いとその敵を誓う話がどっちつかず的で、どちらももうちょっと見たかった感じが残る。  最初の老中の成敗の時に「新吾の一番目の勝負」と言っていたのだから、その後も「〇番目の勝負」と続けた方がいいのでは?
[DVD(邦画)] 7点(2018-11-04 21:08:46)
2.  シンバッド七回目の航海 《ネタバレ》 
 こういうのは、というかこの作品は、特撮の凄さを楽しむための映画なのだろう、普通に勧善懲悪的な冒険活劇だ。  日本の着ぐるみ特撮になれた目には、どうしてもカクカク感が邪魔をするが、一方着ぐるみでない分、人の形に引きずられない造形が見事でもある。例えば巨人の馬の後ろ足のような形。胴体と手足がキリッと分けて模られた恐竜的なヤツ。ラドンやモスラのように人形然としていない双頭の鳥。  見事である。   ところが、お話の方はどうも間抜け。いや、登場人物が間抜けなのか。蛇と人の合成をその目で見ていながら、小さくなった人を見て誰の仕業か判らない主人公。魔法使いが毒だと言ってるのに、水を飲んじゃう手下。生まれてくるのが巨大ヒナなのも判り切ってるのに、卵を割っちゃう連中。『プロメテウス』の学者たちを思い出す。ああ、そうか、それのレビューで読んだ「志村後ろ!」を楽しむ映画なのだな、コレは。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-09 20:20:18)
3.  七人の侍 《ネタバレ》 
 ちょっと長かったがその分、武士と百姓のそれぞれの事情や、いきさつなどの描写が十分で面白かった。実際の戦のシーンはちょっと長すぎる気もするが、侍たちが半分やられちゃうには、充分な時間をかけないと不自然だものな。意外だったのは、ポスターにも大きく描かれている菊千代が、大した手柄も立てずにやられちゃうことだが、これは重大な意味を持っていると、私は考えている。  ちょこっとだけ気になるのは、武士たちが村を守る事になってから、百姓たちが兵隊になるところが唐突に映る。結局は兵隊がいないと戦えないとか、自分たちで戦わなければ村は守れない、とか言うシーンはあって然るべきだと思う。   さてしかし、最後に志村喬が言ったように、本当の勝者は百姓たちだ、と言うのは興味深い。彼らは、自分たちでも少しは戦うが、戦いの主導と主戦を、侍たちに依頼している。  戦いを他人に頼んで安全を確保する。長老の知恵は、現在の日本の知恵だ。それは数百年先んじていた知恵だったのか、現在の政策が数百年遅れているのかは分からぬが、今日本は自ら侍になるべく動き出している。  菊千代の死の意味は重大と前述したが、百姓から武士になった彼のように、日本がならねばいいのだが……。
[DVD(邦画)] 8点(2013-05-21 15:00:53)
4.  シェーン 《ネタバレ》 
 日本の昔が侍だけの世界でなかったように、アメリカの西部開拓史というのは、ガンマンだけの世界ではない。むしろ、農地開拓の歴史が、アメリカを西へ押し広げたのだという。この映画は、最後に悪漢をカッコよく倒して、颯爽と去ってゆくガンマンをヒーローとして描いているように言われるが、実はその大半が、自ら耕す農民の正義と、新旧の世代の戦いを描いている。  シェーンは自分が銃で物事を解決する時代の側の人間であることを自覚して、それから抜け出そうと農民の社会に生きようとするが、結局は辺境の治安維持の不備によって、力を行使せざるを得ない状況に陥る。  彼がカッコイイのは、自らを傷つけながらも、新世代を無垢のままに守ったからだ。スターレットを直接守ったのはもちろんだが、その目の前で人を殺してしまったジョーイ少年を、銃の世界に引き込まぬようにか、一家の前から去るその潔さ!  それにしてもライカー、インデアンから土地を守ったという、彼の言い分にも一理あると思ったが、やり方がダメすぎたな。  【追記】  何でもWikipediaによれば、ラストシーンに関して、シェーンの生死の議論があるそうで…。そう言われてみると、ラストのシェーン一人のカットは、モノクロかと思うほど色調も暗く、死を暗示させる。が、シェーンは馬を操っているし、何よりこれがシェーンの死を表現しているとしたら、わかりずら過ぎるし、悲しすぎる。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-24 01:43:29)
5.  情婦 《ネタバレ》 
 ラジオ番組で、戸田奈津子がオススメしていたので鑑賞しました。  弁護士が被告の無罪のために、妻を追い詰めていくのが、被告へのダメージになっている、という構図になっていて、皮肉で辛い裁判劇なのだな、なんて思っていた。その後の見事などんでん返し(しかも二重)で、気持良く騙されて、ミステリの醍醐味を味わった。戦時下に恋人を待つ歌で有名なデートリッヒが、ここで歌う歌のあまりの内容に苦笑。  そう言えば、妻を「名女優」と言っていたのに、回想シーンではタダの酒場の歌うたいだったのが、気にはなったのだが、それ以上の考えは及ばなかった、というのは、悔し紛れの言い訳か。  検察側の証人という題も、どんでん返しの後には、なんともひねりの効いたタイトルだと思った。そう考えると、もう一つ仕込まれたどんでん返しである「情婦」というタイトルもまた、見事な邦題だと思う。 
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-18 22:56:09)
6.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
 最初に事件について判っていることが、少年が父親をナイフで刺殺した。ということだけで、大事なことは、後から後から、出てくる。もし、この法廷を最初から見ていたら、随分この人達は議論が下手だな、と感じてしまうことだろう。まあ、そこがこの脚本のニクい所なんだろうが。  それはともかく。この人達は一体何に「怒」っているのか?移民者に、スラムに、暴力的な若者に、老人に。それらのはけ口が被告に向いてしまう、陪審員という制度の恐ろしさ。それらの怒りを抑え、冷静な議論による正しい結果をもたらすには、民主主義のシステムだけではダメで、それに誠実に向き合う気持ちが必要だという事が、よくわかった。途中、ぐちゃぐちゃの議論を象徴するように、土砂降りだった雨が、討論を尽くして結果が出た後に、すっかり上がっている様が何とも清々しい、良いラストシーンだった。   ところで、私の年代では、どうしても「優しい日本人」の方が先に接していて、舞台版を含めて馴染みがある。今回その元ネタを見てみて、正直、コメディにしたほうが、素材に合っていると思ってしまった。それは、議論している内容が実に机上の、「空論」とまでは言わないが、現実味に欠けること、論拠が実に弱いこと、あまりに非論理な主張をする人が、笑い話にピッタリだからだ。騒音がどんなものか、ドアまでの距離がどうなのか、実地調査すりゃ一発解決なのに、と思わざるをえない。ま、余計なことだけど。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-24 02:11:38)
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