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さかQさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 559

評価順123
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1.  死への逃避行
とにかく、イザベル・アジャーニーの美しさに脱帽!(かなりの思い入れです)次々と殺人を犯して行く彼女に無き娘の影を追い、守護天使となり証拠を始末していく刑事。この悲しくもスリリングな展開に引き込まれてしまいました。最近公開された「死の接吻」(I・マクレガー&A・ジャド主演)を観てほとんど設定が同じ(リメイク?)事に驚きましたが、やはりI・アジャーニーにはかないませんでしたね。何ともやりきれないラストも私の心に突き刺さりました。
10点(2001-06-15 22:39:19)(良:1票)
2.  12人の優しい日本人
ちょっと、これめちゃ面白いじゃないの!シニカルな笑いたっぷりで可笑しかったです。日本にはない陪審員制度があると課程してその陪審員たちがある殺人事件の評決を討議します。始まってすぐに全員一致で「無罪」と決まったもののある一人の陪審員が「有罪」と言った事から審議はどんどん混乱していく。ほとんどが会議室での12人+数人での限られた密室劇だけに内容が凝縮された密度の来い演技合戦。三谷節らしい巧妙なセリフの言い回しや二転三転するおかしいながらもスリリングな展開から目が話せません。これがR・アルトマンとかだと色んな視点から凝ったカメラワークで構成するんですが、この監督はいかにも舞台を見ているかのような錯覚を作ってくれます。地味ですがね。いや~、いい映画観ました。
9点(2003-05-09 15:59:28)
3.  呪怨<OV>(2000)
とにかく画期的?な恐怖のアイデアが秀逸です。家に関わった人、その知り合い等ほんの少しでも関わった人間達は”伽耶子”(又は俊夫君)という女性の呪いに食い殺されてしまう。その恐怖連鎖が怖かったです。しかも登場する民家がいかにもそこいらにありそうな風貌で、一瞬女性の影が見えた日にゃ、背筋ゾクゾクです。生理的に気持ち悪い描写や、背筋の凍る心霊的な描写、「あ、あ、あ、あ、あ....」とうめく声などの音響効果も抜群です。始めのうちは「あれ、世にも奇妙な物語?」な感じですが、物語が進むにつれそれぞれのエピソードがリンクしている事に気づくと一種の快感があります。いや~、良く出来た作品です。
9点(2003-02-11 05:57:43)
4.  ジェイコブス・ラダー(1990)
ストーリーに色んなファクターを取り入れながらも物語が進むに連れ収束して行くくだりは感動です。ベトナム帰還兵が後遺症に苦しむドラマと思わせておいて実はもっと根本的なところにテーマを置いているところがこの作品のすごいところでしょう。簡単に言えば反戦ホラーかな?登場人物の設定や名前が聖書に基づいておりたぶんこれが物語のキーとなるんでしょうが、その辺はよく解りません。ラストでマコーレ・カルキンが息子=天使の象徴として登場するシーンには痛々しい悲しみと昇天の如き感動を覚えました。
9点(2002-01-06 07:20:31)(良:1票)
5.  ジェラシー(1980)
作り方がホント上手いですね。自殺しようとした女が救急車に運ばれそれを見守る男から始まるオープニングからパズルのように回想シーンとその過程を組み立てていき、中盤から登場する刑事役のハーベイ・カイテルの現場検証という構成。始めは少し戸惑いますが次第に快感にすら思えてくる。前半では奔放な女性に振り回されていた主人公を哀れな犠牲者に見せておいて、後半ではその正体と愛の儚さを少しずつ露にしていく。テレサ・ラッセルが懇願しながら吐く「愛してよ!!」のセリフにはズドーンと重いもののしかかりました。常に今を見つめこの瞬間を生きようとする女、先の事が気になり相手を分析し束縛する事で愛を認識する男。この二人が相容れる事は無く、そして悲しい結末を迎える事ができない。当然この二人が物語の核ですが、H・カイテルはどことなくA・ガーファンクルに対しホモセクシュアルな感情を抱いているようなシーンや二人の過去を楽しんでいるかのようなシーンが挿入され、直接的に関わっていなくても彼を含めた三角関係とも観れます。「白いドレスの女」のような計画的悪女と言うよりは「ベティー・ブルー」のような憎めない感情的悪女がこの作品でしょう。この監督お得意の”振り返りアップ”のカットはハッとさせられてすごく好きです。
8点(2002-12-04 04:12:30)
6.  事件記者コルチャック/ナイト・ストーカー<TVM>
これぞXファイルシリーズの原点でしょう。しがない記者のコルチャックが不可解な事件に挑むテレビシリーズのパイロット版。ビデオ屋を探しまくってやっと見つけました!!内容は今でこそ良くある吸血鬼ものですが、かなり良く出来ています。必死で真実を伝えようとするコルチャックに、権力を盾にこれを阻止する市長や警察署長。物語云々よりもこの孤独なオヤジの戦いが素晴らしいです。ラストは空しく悲しい展開で、コルチャックと共に歯がゆい気持ちで一杯。しかも次がどうなるのか知りたい知りたい!怪しい物語の中でホッとさせてくれる恋人のゲイブの存在も魅力的でした。(めちゃ、かわいいんですよ!)テレビシリーズは中々ビデオ屋に置いていないんで、何とか見たいですね。パイロット版もう一本の「ナイト・ストラングラー」もお勧めなり。
8点(2002-11-06 06:12:17)
7.  少林サッカー
意外と多い、痛々シーンに強引過ぎる展開に乗り切れませんでしたが、濃厚な個性たっぷりのキャラクタ陣にはもう脱帽でした。各キャラクタの必殺技には観客一同が「おおぅぅっ!?」とうなるほどカッコよかったです。個人的には饅頭屋でいっしょにダンスする妙な雰囲気を漂わせた学生(?)と鼻ホジホジする美容整形のお姉さん(これも?)が好きです。真剣に観ようとすると疲れますので、肩の力を抜いて...
8点(2002-06-29 23:27:41)
8.  13日の金曜日(1980)
「スンスン、ハーハー」ってよくジェイソンごっこしました。(あれっ、ローカルネタ?)我が家ではとにかくこの作品が上映されたときはもう、スンゴイ話題だったんです!1作目にはまって全作みましたが、ストーリーを覚えてるのは1作目と完結編(4作目)。2では1作目で生き残った女の人が冒頭で死んじゃいます。とにかく。「くるぞー、くるぞー」ってわかっていてもおんなじところでビビります。最後なんてドリフ並みの死体のオンパレードで「志村ぁー、うしろー」って言いたくなります。(古い?!)ま、1は観ても損はしませんが、以降は趣味の問題ですね。
8点(2001-06-25 07:03:26)
9.  白いドレスの女(1981)
蒸せかえるような男女の愛憎劇。ラストのくだりは思わずニヤリとしてしまいました。悪女ものはこれをさしおいてみるべからず。K・ターナーもこん時はベッピンさんやったのに最近の「ヴァージン・スーサイス」では、その影も薄くなっていました。「シリアルママ」ではなかなか健闘してたけどね。でも好きですこの人。あ、あとフェロモン俳優M・ロークも爆弾マニア役で出演。今何してんのやろ?
8点(2001-06-11 23:30:12)
10.  呪怨 (2003)
この作品を見る前、ビデオ版の「呪怨」、「呪怨2」を見ておくべきでしょう。とにかくこのビデオ版「呪怨」はかなり怖いです。そしてある女性により怨念が新たな切り口で広がっていく恐怖の連鎖に圧倒されました。さて、それを踏まえてこの劇場版も新たなエピーソードが展開します。この世に怨念を残して死してしまった女性の呪いがあらゆる形で残虐的にそしてある種無差別的にその家に関わった人たちを陥れていく。「リング」のイメージがあるかも知れませんが、きっと「リング」より先にこちらの知名度が高ければ明らかにこっちの方が怖いです。家庭訪問に来た介護福祉士や教師、遊び半分で立ち寄った女子高生、不可解な事件を調査する刑事達等々呪われた家に関わった人々を呪い殺していきます。ある意味作り物なんだから何でもありな感じはしますが、怖いんだからいいでしょう。ビデオ版と展開は同じなので、ビデオを見た人は「学校の怖い話」とか「世にも奇妙な物語」を一度に見せられた感は否めないでしょう。だた一つ一つのエピソードは短いながらもラストに近づくにつれ恐怖が増していくのは確かです。夏には続編、ハリウッドでのリメイク化も決定しているそうなので話題作りには十分すぎる作品です。ちなみに観る前は「えっ?奥菜恵が主演?」と抵抗がありましたが顔面をヒクヒクさせたり、様々な絶叫顔を見せてくれたりと中々な恐怖演技でした。しかしラストの彼女(ヅラ)とゾンビ化した伽耶子ガールズはいただけない、笑ってしまいました。
7点(2003-02-11 04:04:47)
11.  JSA
オープニングからしばらくはとっつきにくいですね。しかし女捜査官が事情聴取をしていくうちに北と南で矛盾する供述に証拠の数々。物語はここから観客を引き込んでくれます。(特に供述書を開いたとたんそのシーンに変るカットはサイコー!)後は感情の赴くままに…。男同士であの仲の良さは気持ち悪いとか、変な歌謡曲が良いところで流れたりと作品自体の矛盾を感じましたが、それはやはり日本映画には無い感情をストレートにぶつけてくる韓国映画の良さなのでしょう。
7点(2002-05-10 23:16:58)
12.  時代屋の女房
う~ん。切ない!いい!深夜でやってたので何気なく観たんですが、ヒットしました。突然姿を消した謎多き女性に翻弄され彼女の足取りを追っていく古道具屋の男の話ですが、夏目雅子の掴み所の無いイメージが存分に生かされていました。何故出て行ったのかは解らないんですが、彼女の影を追いながら自分の見つめ直していく渡瀬恒彦の切ない演技が身にしみました。ちょっと白々しい演出もありますが、そこはご愛嬌って事で。「いつかは帰って来る」、そう思いながらも不安でしかたがない男の弱さが滑稽かつ切ないんですよね~。ラストは探すのに疲れた頃に不意と女房が戻ってくるところで終わりますが、私的にはこのまま戻らない方が良かったのではと思いました。ただ渡瀬恒彦がベランダでボーっつと待つシーンにはググッときましたね。なんでもないシーンかもしれませんが、すごく好きです。
7点(2002-03-06 23:48:07)
13.  趣味の問題
ん~...男たちの怪しいエロティスズムを感じました。甘い愛をささやくわけでもなし、キスするわけでもなしなんですがこの「二人の完全なる調和」への過程にはついつい引き込まれていきました。グルメムービーって事ではないにしろ、出てきた色んな料理はどうも美味そうに見えなかったです。上司を殴ったり、スカイダイビングをしたり様々なことを「味見」させていく展開は意外性があって面白いですね。まさに運命共同体!後半の次第に切なくなっていくくだりは多少演出が甘い気もしますが、相手の気持ちが自分と通じ合えるのはすばらしいと思いました。ただ、やっぱりこう言うストーリーには死がつき物なのでしょうか...もうひとひねり欲しかった。
7点(2001-12-08 20:45:56)
14.  シェルブールの雨傘
ミシェル・グランの切ないメロディは何度聞いても涙を誘います。まあ、ミュージカルなんで全編ほとんどが歌歌歌。なんったって「わたしはぁ~ジュースぅ~」とか片っ端から平気でミュージカルしてるんでミュージカルに抵抗のある人はご遠慮あれ。でもそんなことが気にならないくらい(うそ。めちゃ気になります。)BGMで泣かせてくれます。映画音楽ではエンニオ・モリコーネの次に好きな作曲家です。
7点(2001-06-25 06:48:48)
15.  死んでもいい(1992)
大竹しのぶってどちらかといえばこういうエロっぽいのってNGなんですよね。映画的ではなくててリアルというか、肉感的過ぎて近所のおばさん見てるようで気持ち悪いんですよね。演技は当然体当たりで、申し分ないんですが。永瀬にしてもマザコンっぽい愛しかたでちょっと気持ち悪いし。しかしながらこの作品を盛り上げているのは夫役の室田日出男この人!本来ならドスの効いたヤクザをやる所が至ってフツーのダンナを熱演してます。しかもお互い愛しているのに何故若い男に寝取られるのか全く判らず苦悩する演技が素晴らしかった。そして彼の存在が主演二人の「いつバレるか」の関係をヒヤヒヤさせてくれています。カーテンのように七色の布がヒラヒラするシーン、石井監督お決まりの雨のシーンやストップモーションなどやはり「はっ」とさせてくれます。
6点(2003-04-03 06:46:04)
16.  食神
初めから終わりまでハイテンションなグルメムービーで笑えましたが、「小便団子」のというスープが飛び散る肉団子、腸にフンがついたラーメン等食欲減退させられます。個性というかアクが強すぎる登場人物たち。カレン・モクの扱い方もスゲーメイクで元の顔を忘れさせるくらい。全体的には漫画チックで「んな、アホな」と突っ込みたくなりますが確信犯的なので許せます。しかしどうも主観的要素が入りすぎて時々置いてけぼりを食らいます。エンドロールのNG集も笑えました。
6点(2003-03-04 01:07:04)
17.  呪怨2<OV>(2000)
う~ん、怖い事は怖いですが、なにぶん一作目と同様の展開なんで少し飽きちゃいますね。世界観を楽しむという意味では十分面白いと思います、前作の完全な続編なので。ラストの伽耶子フィーバーはちょっと...ドリフですよ、あれじゃ。ま、これは前作と二つで一つですね。
6点(2003-02-11 07:16:16)
18.  死と処女(おとめ)
内容的にはちょと判りにくいかも...でも捕らえられたベン・キングスレーのトイレに立ち会うときシガニー・ウィバーが彼のナニを振るシーンは妙なリアルがありました。
6点(2003-02-11 05:47:10)
19.  修羅雪姫(2001)
まず映像的に日本映画には見られない風景的な美しさとか、ドライでスタイリッシュな演出が目を引きました。キャストそれぞれもしっかりと演技していて(配役上要らない人もいたけど)特に主役の釈由美子の演技には関心させられます。アクションのスタントはどう見てもバレバレだし、アップを多様することでカバーするつもりかそれも見づらい。しかしながら彼女の演技にはそれを「ぜ~んぶ、私がやりました!」と思わせる程演技に説得力がありました。オープニングも意気揚揚としてて「ああ、アクションが始まる」と思わせ、ワクワクさせられました。物語は「スケバン刑事」みたいな内容(オルゴールとか出てくるしね)でどうでも良い内容ですが、全体的には最後まで飽きずに見れました。それにしても嶋田久作って未だに悪役から脱することできないんですね…
6点(2003-02-04 03:58:14)
20.  白い刻印
淡々とした展開で盛り上がりに欠ける為少し眠くなりましたが、ジェームス・コバーンとニック・ノルディの親子が強烈です。父親の影に怯え、そこから抜け出す事の出来ない子供。父親のようになりたくは無いと思いながらも父親と同じ道を歩んでしまうニック・ノルディの完璧になりきれないヒーロー像。この辺のつくりがすごく上手いですよね。乱暴で身勝手な父親を演じたジェームス・コバーンは嫌悪感を抱いてしまうほどの熱演。その彼から心の鎖を断ち切れずもがくニック・ノルディ。警官と狩りの仕事の両立、分かれた妻と子供の関係、唯一の理解者であるウェイトレスとの新しい恋等何をやっても上手くいかず次第に精神を病んでいく主人公。中年男の心のダークサイドを見事に表現した作品。珍しくまともな弟役を演じたジェームズ・ウッズでしたが物語にはあまり必要がなかったかも。あれが既に死んでいる弟でニック・ノルディの妄想だったらもっと面白かったんじゃないかなぁ。例えば毎晩愚痴ってた電話も、弟にかけてるつもりが全く関係のない所にかけていて電話の向こうでは「いたずら電話はやめてよ!」って言われてても本人は気にせず話を続けて...な事だったら、ゾッとしますよ。子供が家から出て早々父親の態度に気を悪くして「おうちに帰りたい...」って毎回はくセリフには笑えました。
6点(2002-12-04 02:26:38)(良:1票)
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2152.68%
3274.83%
46611.81%
59216.46%
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712021.47%
87613.60%
9417.33%
10101.79%

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