1. 先生! 、、、好きになってもいいですか?
《ネタバレ》 <原作未読>安心と信頼の三木ブランド、といったところか。本当に女優を綺麗に撮る。半分はそういった広瀬すずの魅力で出来ている映画だけど、ストーリー的にもテンポが良くて見やすかった。元よりハッピーエンドで締めくくるにはこれしか思いつかなかったけど、伊藤先生がようやく本音をぶつけるシーンには思わず嬉しくなっちゃったし、めでたしめでたしだ。ちなみにロケ地は岡山らしいけど、都会過ぎず田舎過ぎずいい感じだった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-09-18 19:01:10) |
2. 関ヶ原
司馬遼太郎原作「関ヶ原」はTBSが総力を挙げて作った森繁・加藤版があり、今も根強い人気を誇る。また司馬遼太郎関係なくこの激動の時代は何度も映像化されており、かく言う自分も「葵 徳川三代」が大好き。津川家康は極上で、そりゃもうセリフを覚えるほどに繰り返し観たものだ。そんなこともあってこの映画で関ヶ原への過程を事細かに説明してもらいたいとは思わないし、そもそもこの尺ではできないだろう。監督自身もそこは捨てていた。じゃあ、なにを期待して観るか、ということだけど、映像の重厚さや、合戦シーンの迫力…あたりになってくるだろうか。この二点はそう悪くなかった。直江兼続とのやりとりなど、ワクワクするシーンもあったし…(松山ケンイチを配したのは正解。無名俳優ではこうはいかないので)。無論、傑作だとかそんな評価を得る映画ではないが、今後も大きな予算がつく時代劇が残ってほしいという応援の意味も込めて甘めの感想で。 [映画館(邦画)] 6点(2017-08-28 01:00:46) |
3. 青天の霹靂
使い古されたネタだけにもう一ひねり、二ひねり欲しいと思わなくもないが、振り返ればやっぱり一番には感動がくるんで、それなりに良い映画なんだと思う。悦子さんに生まれてくる子供(自分)の未来を語る場面にはうるっときた。大泉洋はコミカルからシリアスまで幅広く演じるが、広く浅くではなく、どちらもがっちり嵌ってくるのが凄い。いい役者だ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-02 14:03:06) |
4. セッション
《ネタバレ》 主人公とはいえニーマンは好きじゃないし、フレッチャーに関しては「いつ撃ち殺されるんだろう?」とゲスなことを期待しながら観ていた。だけど、そんなことはもうどうでもいいんだ。究極を追い求めた者同士が、ついに憎しみすら超えていく最後の数分間…。間違いなく映画史に残ると断言できる。あ~~ まだ興奮の中にいるんだな。ちょっと10点以外つけられないです。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-04-02 22:34:00) |
5. Seventh Code
《ネタバレ》 ミステリアス。冒頭から謎の展開で即、引き込まれた。彼女にどんな秘密があるのか、一体何者なのか、と。しかし真相はそれほど面白いものではなく、加えてリアリティ不足のアクションに興ざめ。松永役の俳優は身長186cm。ロシア人のマフィア役と並んでも見劣りしない立派な体格だけに、前田敦子のキックで派手に痛がるとか、そりゃー無いだろうって感じ。その直後、これがMVの延長であることを思い知らされるのだった(曲自体は割りと好きだけど)。ラストシーンについても特段目新しい感じはなく…。黒沢清監督に思い入れが無いからかもしれないが、映画としての評価は「物足りない」の一言。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-01-29 20:11:44) |
6. 世界にひとつのプレイブック
《ネタバレ》 まず双極性障害については詳しくは知らない。その上で、作中の言葉を借りて「クレージー」と言わせてもらうが、二人がクレージーな面を見せていた前半はかなり面白かった。出会いからダンスを始めるまでの間、いろんなことがあったけど、二人の空間は独特で先の展開も読めなかった。この前半が好きだ。一方後半は… 親父さん発端で盛り上がりを見せるけど、主人公は普通になっちゃった感が…。平凡なラブストーリーの範囲内、そしてハッピーエンドで締めくくる。何故だろう? ちょっと調べてみたらデヴィッド・O・ラッセル監督には同じ障害を持つ息子がいるらしい。現実の厳しさを描いて終わる映画もあるけど、そんなことは監督が一番よく分かってるんだな。それよりベタでも主人公を幸せにして、希望を見せたかったのだろう。そう思うと後半の物足りなさも受け入れられる。いや、むしろ愛があって良い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-09 19:44:24) |
7. 戦火の馬
《ネタバレ》 馬の知能がどの程度かはよく知らないものの、さすがにこれはやりすぎだろうと思いながら観ていた(今、原作が児童文学だと知って納得した訳だけど…)。また、戦争が始まり、アルバートと離れ離れになってからは、少々退屈してしまったのも事実だが、再会のシーンの感動を前にすると、そういう事は「まあ、いいか」となってしまう。どうも反戦色が強くなりすぎていたが、最後は人と馬の絆という原点に帰った事で、素直な気持ちで泣けるんではないかと。映像の美しさも評価して7点で。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-03 18:05:23) |
8. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
《ネタバレ》 敵の強さが中途半端かな~。量はともかく質は米軍以上、にもかかわらずエイリアン側もかなりの犠牲を出している。具体的に地球の何を狙っているかは定かではないが、焼け野原にしてもいいなら、空から攻撃し続ければいい。それをわざわざ地上に降りてきて、撃ち合う。そういう戦い方をする理由が説明されてない。現代の市街戦を映像化したかっただけというなら、それはお粗末だ。そして最後もあっけない。もちろん自分も地球人だから、ナンツ2曹らには頑張ってほしいけれども、宇宙人としては地球を調査をした上で勝てると判断したから攻めてきてるわけで、あんな致命的な弱点があったら駄目だと思う…。イージー。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-08-07 19:00:43) |
9. 戦火の中へ
《ネタバレ》 朝鮮戦争中、劣勢の韓国は洛東江に兵力を集中させ、比較的安全だった浦項の防衛は学徒兵に任せる。彼らに戦う能力がないのは仕方ないとしても、まとまりさえなく、内輪揉めを繰り返している間にも北朝鮮は迫ってくる。そして二度の交戦。当然、未熟さを露呈するばかりの学徒隊に北朝鮮側のヒゲ隊長は降伏を迫る。この人の存在感が凄まじい…。この提案を拒否し、いよいよ互いに死力を尽くした戦闘が始まる…という内容。多少クサイ演出もあったけど、驚くべきは「プライベート・ライアン」などを彷彿とさせるド迫力の映像。ハリウッド映画と違って世界で売れる見込みなんて無いのに、どうしてこれほどのクオリティで戦争映画を撮れるのか? またまた韓国映画の凄さを思い知らされた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-02-29 17:07:30) |