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コメント数 542
性別 男性

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1.  聖職の碑 《ネタバレ》 
自分は山岳映画と思い臨んだこともあってか、序盤の駒ヶ岳登山の計画の話に入るまでは少々長く感じられてしまいました。というか、そのいらぬ予備知識ばかりではなく、序盤の人物相関やそれぞれの境遇を描いたシークエンスそのものに若干の説明不足なところがあったのも事実で、ここはもう少し簡潔に要領よく進めるべきだったと思いました。おまけに、子供たちがランニングをするシーンや音楽の授業で歌を唄うシーンにおいて、カメラの横移動が速すぎるために子供たちの表情が捉えられていなかったところを見ても、序盤からあまり期待が持てないまま観ていたような気がします。 同様に、終盤で記念碑を建てるくだりもやや蛇足気味のような尻すぼみの展開になってしまっていて、どのような理由で反対しているのかというのと、思い切ったように決断していたようでしたが建立の決め手となったのは何だったのかなど、論点が見出せずにいたのは脚本に原因があるのではと思いました。 しかし、登山シーンは総じて良く、特に雲海の果てからの神々しい御来光と、朝日に照らされる三浦たちの表情が非常に素晴らしく、彼らの置かれた境遇が境遇なだけに何と皮肉めいた美しさだろうと、ここは特に印象に残りました。
[映画館(邦画)] 6点(2014-06-01 16:42:18)
2.  西部は俺に任せろ 《ネタバレ》 
監督のアルフレッド・L・ワーカーという人は全く初めて聞く名前で、それどころかこのレビューを書いている現在も本サイトで人物登録すらされていないほどの無名な存在。おまけに「Three Hours to Kill」を「西部は俺に任せろ」って邦題をつけた奴は何ちゅうテキトーな仕事してんだと思い(ラングの「復讐は~」を意識したとしてもこれはいただけない)全く期待せずに臨みましたが、意外や意外予想に反してこれが面白かったです。 冒頭で、水辺で休んでいるところに馬に乗ってやって来た二人と顔を合わすシーン。主人公のジムが銃をやや手前に動かすほんのわずかな動作で、彼がどんな人物なのか大まかに想像できる(少なくとも慕われている人物ではない)と思うのですが、こういった細やかなアクションに意味を持たすことが出来る人はそれだけで無条件で好きになってしまい、最初の5分で早くも鑑賞前の予想を良い意味で裏切ってくれるという期待感を持つことができたと思います。 また、床屋の入り口に立った時の窓に映った人影の描写だったり、後半、町の酒場でジムを待っていた4人の背後で不自然に扉が開いてジムが現れるのかと思いきや、一旦扉が閉まってアレっと思っているとカウンターから頭が出てきて4人を睨みつける登場の仕方などのような面白い演出にも唸らされます。 一方で、上映時間がやや短めになっていたのがどういう意図なのかはわかりませんが、その4人との会話で保安官ベンに疑惑が向く流れになった場面がやや急ぎ足で分かり辛いところがあったのと、牧場を経営するマイルズとの取っ組み合いも会話がやや中途半端で終わってしまっていたところに若干の描写不足な印象を感じました。 しかし、何と言っても最後の幕の下ろし方が実に良く、保安官をしっかりと始末してそれまで着せられていた濡れ衣を拭い取り、牧場一家も元の生活に戻れてハッピーエンドですし、そして、最後にジムが格好良く町を去って行く後ろ姿で完結かなぁと思っていると、後ろから女が後を追いかけてくれるというこれまた素敵なラストに不覚にも感動してしまいました。 近づきつつある馬上の二人をロングで捉えたこの最後のワンショットを見て、この人の作品は是非他にも観ておかねばと心に誓ったのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-03 00:18:45)
3.  生活の設計 《ネタバレ》 
オープニングの電車の中のワンプロットはかなり好きなのですが、そこから先がどうしても受け入れ難い。 これはもう好みの問題なのでハッキリ言って説明がつかないですけども、過剰に脚本に頼ったような印象があってそれが一番の理由であることは間違いないのですが、3人の誰かがくっついたり離れたりという事の動機やその後の行動なんかがあまり面白いとは思えなかった事や、映像面で魅力的なシーンが少なかった事も理由の一つだったように思えます。 例えば、最初のパリへ向かう電車の中でのシーンでは、二人がスケッチブックを開いて自分たちの寝顔を見つけるくだりなんか、文字通り“3枚目”に出てきたりして楽しいですし、その前のハッと目を覚ます表情も面白かったりするのですが、男二人で部屋を掃除して身なりを整えているシーンで、破けてしまったワイシャツが生きることなく放置されたままで話が進んでいってしまっていたり、椅子をずらした跡に顔を出したゴミも同様にほったらかしのままでいたところは、ちょっと手抜きに思えてしまいますし、更にその後のシーンでも見た目に楽しめるシーンはほぼゼロだったと思います。 ノーセックスに関しても、品のないルビッチももう初めてではなく、この台詞が出る頃はつまらないストーリーにも慣れてきた頃だったのでどうでもよく思えてきたり・・・。 それよりも、一番よくわからないのがこのタイトル。一体何が「生活の設計」なんですか?
[映画館(字幕)] 5点(2012-12-23 02:16:35)
4.  世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶 《ネタバレ》 
35mm版で観ました。 芸術の国フランスと言われるほど国民の美の意識が高いフランス人ですが、国家が成り立つ遥か昔、氷河時代にはその美的センスのDNAが既に組み込まれていたのだという事が分かります。 壁画の描写はまるで水墨画のよう。動物の体の輪郭は濃い色でくっきりと、体の内部は淡い色を用いて皮膚の質感を表現したり、またキャンバスの使い方も平面ではなく敢えて凹凸のある場所を選ぶことにより脚の動きを表現しようとする大胆なチャレンジ精神などが見て取れ、描いた人のセンスと工夫がとてもよく感じられて驚愕するほどです。 カメラワークも、いろいろと制約がある中での作業のためスタッフの苦労は想像に難くなく、暗い中で照明の角度や明るさに微妙な変化をつけることで壁面の細かな凹凸を浮き立たせながらじっくりと壁画の一つ一つを再現していたのは良かったですが、出来れば氷河期当時の人間が見ていたのと同じように松明の光で照らすシーンが出てきても良かったのではと思いました。 映画の終盤、製作者はこんな貴重な洞窟にも危機が迫り既に影響が及んでいる事の重大性を主張したかったのだと思いますが、ラジコンヘリにカメラを積んでアーチ橋の手前にいるスタッフを空撮するシーンを含め、この二つのシーンは完全に蛇足でしょう。 日本の鍾乳洞でも、発見されて間もない頃は煌びやかだったのに、一般に公開されてからは呼気中のCO2によってくすんでいってしまったという話を聞いた事があり、3万年もかけて形成された宝石のような洞窟も、わずか数年で輝きを失ってしまうという儚さを持つものなのだという事は感じ取れた気がします。 それと、邦題はもう少しシンプルにするべき。
[映画館(字幕)] 7点(2012-08-26 14:33:32)(良:1票)
5.  青春群像 《ネタバレ》 
自身、フェリーニ作品は過去6本観ているのですが、後の「崖」「甘い生活」への布石を見ることが出来たような気がします。(なので、これより先はその2作のネタバレあり!) ストーリーなんて、まさに「甘い~」のはしり。だらけた日常や途中で知り合った純粋な少年の存在など“まんま”と言っていいくらい。ただ一つ異なるのが、天使像を運ぶのを手伝わされたりして一番目立たなかった男が最後に旅立つシーンで終わる事。ここは「甘い~」とは違い、将来への希望を感じることができたような気がします。 また、最後の方で、ファウストが家に戻り子供を抱いた妻のもとに近づいていこうとした瞬間に父親のフルショットにパッと切り替わったそのワンカットで、父親の凄まじい怒りを感じたのですが、ここで自分は「崖」のラストがふと頭に浮かびました。 ところで、原題「I Vitelloni」は、フェリーニの生まれ故郷の俗語で「のらくら」の意だそうですが、Googleの自動翻訳にかけてみると、何故かゴッドファーザーと出ます(笑)。
[映画館(字幕)] 6点(2012-06-09 19:51:06)
6.  戦場のピアニスト 《ネタバレ》 
冒頭のピアノを弾くシーンで客席を映したショットがないことから、スタジオのような所なのか大勢の客が集まっているホールなのかがわからず、ちょっとした違和感を感じていたのですが、演奏を止めて客席が映し出され、逃げる時になって初めて全体が把握できるような演出になってしまっていたのが余り良くなかったように思えます。 いろいろと他のレビュワーの方のコメントを拝見しますと、過剰な演出が少なく真実に基づいて描かれているとの意見が大半だったのですが、自分にはそうは感じられませんでした。 適当に人を選び地面に伏せさせて頭を撃つシーンでは、画面の一番手前の人は本当に頭の禿げた人だったのか?血が流れる様を克明に見せるために頭の禿げた人を手前にもってきたのではないのか? また、女性が走って逃げているところを後ろから撃たれて背中を丸めるようにして倒れたシーンの後、シュピルマンが死人のふりをして追っ手をやり過ごしましたが、本当にその女性の傍を這って行ったのか?その二つの出来事は本当に一連の流れで起こったのか?バラバラのエピソードをひとまとめにしたのではないのか? 何故、こんな馬鹿げたような疑問をでっち上げるのかというと、この両者にカメラワークの問題があり、前者は明らかにシュピルマンの目線の映像ではなく血を流した頭のアップの映像ですし、後者はシュピルマンの這う姿と背中を丸めて倒れている女性を同じフレーム内に収めることで過剰な“生と死が隣り合わせ”な映像になってしまっていて、カメラの位置関係や編集などを考えると真実をありのままに捉えたような映像には見えませんでした。 いずれのシーンも、真実はその現場に居合わせた人にしかわからないですし、真実をそのまま描くべきか、それとも手を加えるべきかという議論になってしまいますが、少なくとも故意的な演出の意図をもって撮られているのは明らかだと思います。 それと余談ですが、部屋にかくまわれている時、音を出すなと言われた直後にピアノが姿を現すという、このストレートすぎる展開も面白いとは言えないと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-20 00:11:08)
7.  世界の心 《ネタバレ》 
全体の印象としては、後半のメインである戦争シーンにリリアン・ドロシー姉妹のサブストーリーを付け加えたような感じに思えました。 戦争シーンが凄くリアルであり、主役の男優の迫真の演技も見事で、ドロシーのお転婆振りもあり、リリアンの家族愛もあり、恋愛シーンもあり・・・ということで、細部に至るまで手を抜かずに作られたという感じにも捉えられそうですが、自分としては逆に話が散漫になってしまったという印象でした。 ゲリラ戦のシーンなんかを見ると、映画のロケという感じではなく、実際の戦争、もしくは実際の訓練や演習のシーンを撮ったのではないかというくらいのリアリティがあり、村が襲撃されるシーンも、セットを組んだ建物が壊れていくという感じではなく、本物の家の本物の壁が本当に崩れ落ちてきたりして、かなり見入ってしまいました。 子役の男の子も顔が砂まみれになっても笑顔を見せるという、こちらもまた迫真の演技(笑)。 自分も、英国政府のプロパガンダ映画という事は知っていましたが、もう少し人物描写があればもっと面白い映画になっただろうと思いました。 それにしても、「世界の心」とは、これまた随分と大胆なタイトルですね~。 〔桜井麻美さんの活弁付きで鑑賞〕
[映画館(吹替)] 6点(2010-06-05 17:00:04)
8.  千と千尋の神隠し 《ネタバレ》 
2,3年前に一回見た時は、キワモノゲテモノがオンパレードで出ているだけの映画みたいにしか感じられなくて、ストーリーなんかはもう途中で追うのをやめてしまったまま今に至ったわけだったのですが、再び鑑賞してみるとストーリーは把握できたけど、やっぱり好きになれないみたいです。まず、カオナシがいなくてもストーリーは成り立つのではないかという事。そして、ストーリーが明らかに散漫になってしまっているので、どうもそこがいけないような気がします。それと、皆さんのレビューを見ると物語に込められた隠喩が多くて監督のメッセージを詰め込みすぎているところからも、やっぱりそのように思います。 この映画はいやに賛否両論出てますが、これはもちろん狙ってのことでしょう。一流と言われる作家やらミュージシャンやらのクリエイターって、自分の作品が売れ始めるとどうしても万人受けするものを作りたくなってしまうようですが、宮崎監督はあえてその逆を選んだところに超一流たる所以があるように思えます。 ところで、再度この映画を見て、実写の映画にも決して劣らない演出のうまさに驚きました。 序盤でハクに急いで戻るように言われて川の中に思わず飛び込んでしまった時に後から川の広さを映して見せたりするシーン、また、竜の姿をしたハクが紙の鳥から追われているときに千尋が思わず「ハク!」と叫んでハッとした瞬間の千尋のアップのワンカットなんかは本当にうまいなぁと思いますよ(要所要所で効果的にアップを使っている)。 そして何よりもすごいのは、以前にも増して小難しい展開になっているにもかかわらず、ターゲットの年齢層には確実に支持を得ていて、そして、尚且つ、それより上の世代にとっては、ストーリーの奥深さ故に見る側が独自に解釈をすることが可能であるため、十人十色の楽しみ方ができるように作られているところですよ。ヒット作はこのように作るのだというお手本のような作品ですね。 余談ですが、カオナシは現代のネット社会の人間みたいですね。こないだの、小学生の女の子が包丁で友達を切りつけた事件とかを思い出すと、ちょっとドキッとしちゃいます。インターネットでチャットとかすると、顔が見えない分いくらでも言いたい事言えるから普段よりも攻撃的になったりするし、性別も年齢も職業も偽って全くの他人になりきることもできるからインターネットってまさに“カオナシ”ですよね。
[DVD(邦画)] 6点(2009-11-14 20:45:21)(良:2票)
9.  戦艦ポチョムキン
だめだ。意味がわからない。階段シーンにも何も感じるところはなかった。この映画で俺は相当な馬鹿だと自覚した。乳母車よりも子供の母親の表情が印象的だった。 この監督の作品は自分には合わないらしい。「ストライキ」も同じ日に観たが、あちらは不覚にも寝てしまった。澤登センセイ、ごめんなさい。
[映画館(字幕)] 5点(2005-10-30 03:32:08)
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