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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  その名にちなんで
うーむ・・・。肝心のゴーゴリ君が、原作のイメージと(私の中では)かけ離れた役者さんだったので、登場した際にはかなり興醒めでした。まあ、見ているうちに馴染んで行きましたけれど・・・。もう少し、知的で繊細な感じの人はいなかったのかしらね。また、名づけの理由になった事故でのエピソードが、原作ではもう少し深いお話があったのですが、そこが端折られていたのがいささか拍子抜け。まあ、でもそういう点を差し引いても、良い作品だと思います。原作の雰囲気はよく出ていたし。家族、出自、恋愛、アイデンティティーと、普遍的テーマを丁寧に描いていきます。特に何か劇的な事件が起きるでなく、静かな語り口調なので、平板な印象を受けそうですが、いえいえどうして。衝撃に近い感動を与えてくれる作品ではないけれど、じんわり来ます。インドの猥雑な、それでいて活力あふれる街の描写が印象的。映画も原作も、一度は触れてみて損はない作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-14 10:44:33)
2.  その土曜日、7時58分 《ネタバレ》 
この映画のテーマは「親子」ですね。ハンソン家は、この強盗事件が起きる前からとっくに「崩壊」していたわけです。両親=夫婦間の愛情があったので表面化しなかっただけ。子ども(といってもいい歳のオヤジだけど)たちの心はとっても荒んでいたのね。父親という存在によって。だからこそ、2人とも問題抱えちゃっている。辛うじて家族の要となってくれいてた母親=妻が亡くなったことで、名実ともに「崩壊」しちゃう過程を実に緻密に描いています。子は親を選べない、生れ落ちた環境が全て。愛情不足や兄弟偏愛が人格形成に決定的な影を落としたという点では、親子の確執経験者としては、同情を禁じえないのだけれど、やっぱり「大人」になったら、自分の尻拭いは自分でできるようになりなさいよ、というのが私の信条。いつまでも「アンタのせいで」を燻らせて生きてんじゃねーよ、と。そんな親にいつまで囚われて生きてんだ、と。言わんこっちゃない、結局、燻り続けた思いを抱いていた父親に命まで奪われるアンディ。気の毒としか言いようがないが、彼はそれだけ甘チャンだったとも言える。・・・とは言え、一番憤りを感じるのは、やはりあの父親。ああいう人間が簡単に人の親になれちゃうんだから、世間って恐ろしい。とことん、自分の過ちと向き合わない、息子以上に甘チャン男。我が子を殺して満足ですか、あなた。後味最悪の映画ですが、嫌いじゃありません。
[DVD(字幕)] 7点(2009-07-09 10:50:09)(良:1票)
3.  それでも生きる子供たちへ
そう、子どもは逞しい。「それでも生きる」生き物なんだよな。逞しい、というより、生きるしかないと思っている。これが、大人になってくると「死にたい」とか「生きてる意味あるのか?」という概念が湧いてくる。誤解を恐れずに言えば、ある種、子どもは動物みたいなものだと思う。動物は、生きるために生きる。自分の生存価値なんて考えない。子どももそう。だから、逞しく、というよりあらゆる手段を講じて生きようとする。この映画の作品群に出てくる子どもも、皆、逞しい。傷ついたり悲しんだりするが、絶望はしていない様に見える。でも、残酷なことに、時間は必ず一定の速度で前に進んでいくんだよな。彼らの今後を思うと切ない。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-21 15:23:20)
4.  ソウ 《ネタバレ》 
ラスト近く、なぜゴードン氏は自らの足を切断せねばならなかったのか? 着衣か何かでケータイ取ればいいじゃん、と一緒に見ていた相方とツッコミまくり。うーん。ラストは見事に引っ掛かりましたけど・・・。新聞で公開当時レビューが載っており、斬新で面白い映画として紹介されていたので見たけれど、なるほど発想は面白く、内容もよく出来ていると思ったが、この足切断のシーンがあまりにも???で、一気に白けました。その後のシリーズは、これ以上に痛いシーンのオンパレードだそうで見る気せず。
[DVD(字幕)] 5点(2007-08-08 15:00:57)(良:1票)
5.  それでもボクはやってない
なるほど、秀作だと思う。数多ある冤罪の中で、あえて「痴漢冤罪」を選んだ意図も理解できる。そして、日本の刑事裁判の問題点を浮き彫りにした点も良いと思う。が、しかし、この全体を通してのあまりにもワンサイドな恣意的な作りはいただけない。「冤罪」の不条理性を訴えたいのであれば、なおのこと、監督は細心の注意を払って中立の視点で描かねばならないはず。主人公が本当に「やってない」のかどうか、それは見ている者には分からない。「やってない」と猛烈に主張する主人公の視点で全てが描かれているので、見ている者は「やってないに違いない」と思い込まされているだけである。警察の怒鳴り散らしながらの取り調べの見せ方、被害女子中学生の法廷への登場のさせ方、裁判官の交代による後任裁判官の登場のさせ方、これら全て、見る者に先入観を与える描写であり、ならば、同じバランスで「もしかして主人公はやっているかも」と思わせる描写も必要ではないのか。決定的に欠落しているのは「裁く側の視点」。主人公がどの程度「疑わしく」あるいは「潔白」に見え、有罪あるいは無罪に値する点が主人公の言動のどこに見られるのかをもっと明確に描くべきである、と思う。ものごとを「やっていない」ことの証明は、アリバイが存在しない限り「やった」ことの証明よりはるかに難しいだけでなく、そもそも裁判とは人が人を裁くものである以上、そこにはほぼ間違いなく主観が入る余地があり、完璧なる公正さはありえない。である以上、「冤罪」は未来永劫なくならないだろう。せめて「痴漢冤罪」をなくすためなら、たった1~2両の「女性専用車両」でなく、ラッシュ時は全ての車両を「男性用」と「女性用」に完全分離すればよいことだと思う。映画公開前に、「痴漢冤罪をなくすにはどうすればよいと考えるか」という問いに、この監督は「通勤ラッシュをなくすしかない」という、あまりにも非現実的かつ陳腐な答えをしており、それだけでも、私は十分失望した。最後に、痴漢は「微罪」とされるが、強姦などの性犯罪と比較して、被害者の受ける精神的ダメージは軽いと客観的に断言できるものではない以上、もっと「痴漢被害」を深刻に受け止めるべきであり、その意味で、この映画中で、被害女子中学生をあたかも「加害者」のような描き方をしたことには、強く抗議したい。「痴漢被害」に遭った人々に対し、その点は、この監督は猛省すべきと考える。
[地上波(邦画)] 4点(2008-03-05 14:31:33)(良:2票)
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