21. 運命の女(2002)
もろ昼メロ系の不倫映画。ちょっと陰があって、 いつも不満そうな顔をしている妻の役はダイアンレイン。彼女はもう素でやってるような感じ。 中盤からのややサスペンス調への展開が、本作のストーリーの中では唯一の見せ場。 (えっ!と驚くほどのものでもないが) ラストはややぼんやり見せるシメ方だけど、お話的には何とかまとまっている。 全体的には女性視点のドラマで、夫役のリチャードギアの影が薄く、 内容は映画というよりもTV向けといった感じの小粒な作品だった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-23 08:09:57) |
22. ヴィレッジ(2004)
舞台設定となっている、閉鎖的な村の様子がよく描かれており、 映像や演出もストーリーにマッチしていて、決して悪い出来とは思えない。 ただヒロインの設定は、鑑賞者に緊張や緊迫感を与えるには効果的だが、 物語の展開としてはちょっと無理があるかなという印象。 ヒネリやオチに関しては、もうこれしかないよな、といった感じで読めてしまい、 全体的にまとまってはいるのだが、何となく人に薦めにくい作品となってしまった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-09 07:51:54) |
23. 丑三つの村
昭和13年、ある辺鄙な村で起こった事件をドラマ化した映画。 典型的な村社会が舞台背景になっているのだが、主人公の心理描写が不足しており、 そのぶんやたらエロシーンが多い。前半は主人公も結構いい思いをしていたのに、 それほど鬱憤が溜まるような展開ではなかったため、どうしても唐突過ぎる印象を受けてしまう。 もっとも彼のキャラや内面をしっかり描こうにも、常人では理解し難い部分が多いだけに、 ドラマにするのは難しいのかもしれない。個人的にはドキュメンタリーで観てみたいと思う。 [映画館(邦画)] 3点(2011-08-19 06:28:21) |
24. 噂のモーガン夫妻
「刑事ジョン・ブック/目撃者」のラブコメバージョンといった作品だが、 どちらかと言えばストーリー要素のほうが強い。田舎の風景や雰囲気がとてもよく、 お話の展開も悪くないとは思うんだけど、主演二人の設定が今ひとつ。 最初から仲が悪いようには見えないし、ラストも序盤の段階でわかってしまう。 コメディーとして観るならこんなもんでいいのかな? ピンでの出演となったサラは、普通っぽくていいと感じる反面、華がないといえば華がない。 こちらはコメディーとして観るなら、もう少し魅力のある女優さんを見たかった。 サブキャラのメアリーのほうが、よっぽど魅力的だったよ。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-07 06:06:35) |
25. 宇宙戦争(2005)
何だ、こりゃ。ドラマ性もなければ、メッセージ性もないやん。 中盤のストーリー展開はウダウダ、トムクルーズの父親役もミスキャスト。 ラストも呆然とするような結末で、ちょっとびっくらこいた。 スピルバーグと言えば、アイデアと独自の映像技術で映画界では第一人者とされてきたが、 どの作品にも、多かれ少なかれドラマ性はしっかりと織り込んでいたのに。 90年代に入ってから、リメイクやアメリカンコミックのヒーロー物、続編などが乱発され始め、 ハリウッド映画はアイデアが枯渇したのではないかと言われてきた。 そのため内容の稚拙さを、映像技術でカバーするという作品が非常に多くなっている。 この映画もリメイクで、悪いパターンにピタリと当てはまってしまった。 まあ、「アルマゲドン」のような陳腐なストーリーを見せられよりはましかな。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-31 07:24:37) |
26. 海に降る雪
映像もストーリーも、とにかく暗くて重い。 内容は70年代によく見られた、寂しい男と女の鬱屈したラブストーリーで、 感覚的には「同棲時代」や「神田川」と同じような雰囲気。 ヒロインの和由布子は、五木ひろしの奥さんらしい。 すぐに芸能界から引退してしまったので、あまり出演作がない。 他の作品は見たことがないのだが、まあまあの演技をしていたように記憶している。 ちなみに相手役の男性は、田中裕子の弟さんだそうだ。 地味な映画で、それといった見所もないのだが、反面大きな粗もない。 主人公の心情を、故郷の海に降る雪とオーバーラップさせているシーンは印象に残っている。 [映画館(邦画)] 3点(2011-07-23 08:29:07) |
27. ウィズ
マイケルとダイアナが出演しているということで、昔観た記憶がある。 とにかくつまらなかったという印象しか残っていない。 子供向けのアトラクションのショーを見せられているような感じ。 演出も何だかぶっ飛んでて酷かったなぁ。たぶんもう二度と観ることはないだろう作品。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2011-08-15 19:46:38) |
28. 運命のボタン
設定やお話の展開、オチも含めて、一体何をしたかったのかよくわからない。 原作はイソップ物語? 戒めらしきものは伝わってきたんだけど、 なんか単純な話を妙にこねくり回して複雑にしたような感じ。 ラストのガッカリ感が大きかったのも、大きな要因かも。邦題もよくないよね。 鑑賞する前は、てっきり洋服のボタンだと思ってた。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-15 19:37:42) |
29. うるさい女たち
ベッド・ミドラー主演のストーリー・コメディー。 この女優さん、好きなので期待したのだが、物の見事に空振りに終わってしまった。 ギャグらしいギャグはほとんどなく、単なるドタバタをずっと見せられているだけ。 女優というキャラ設定もストーリーに活かされておらず、シナリオの練り不足が目立つ。 コメディー映画って、やっぱ難しいのね。 [地上波(字幕)] 2点(2011-07-31 10:38:54) |