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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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1.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
三人の男の子たちが走って学校へ行く姿をカメラが追い、そのままバックに見える海を見下ろすという、そういうことができるロケーションを選んでいるところがまずいい。窓から入る光に照らされる机が並ぶ教室の描写が、かけがえのない一瞬を切り取ったかのようで美しかった。プールサイドに仰向けに寝ながら片足を水に浸けている奥菜恵の手前に揺らめく光のポジションが最適だ。消えたかと思った奥菜恵が突如何かから逃げるように走って戻ってくるシーンのスローモーションや細かなカット割りや揺れるカメラといった急激な技の応酬をここぞというところで出してくるのも巧い。ガキンチョの男たちと妖しさを秘めた女の子という設定に演者が見事に応えている。ガキンチョたちの無駄話の無駄話っぷりはいいのだが、その無駄話が長く感じた。ま、それでも45分の映画なんだけど。
[DVD(邦画)] 7点(2011-11-01 16:40:22)
2.  ウェディング・バンケット 《ネタバレ》 
『推手』『恋人たちの食卓』とあわせて「父親三部作」と言うそうだ。父親役は同じ俳優。父と子の世代ギャップが台湾とアメリカの異国間ギャップとごちゃ混ぜになってるようだけど、この異国間ギャップも含めて世代ギャップなのだろう。アメリカを拠点に活動するアン・リーにとってはアメリカ自体が若者の象徴であり、移りゆく時代の流れの先にあるのがアメリカだったのかもしれない。そしてアメリカの中にゲイがある。ギャップをコメディで見せるという古典的なシナリオの中で「ゲイ」は若者の側の一記号としてある。だから軽やかさを獲得することが出来たのだろう。切なくも感動的な父の偉大な決断は、息子の、あるいは偽の嫁の、はたまた息子のアメリカ人の恋人の優しさがあってはじめて成されるもの。要するにみんないい人。ものすごくいい人。いい人だらけ。ま、コメディですから。
[DVD(字幕)] 6点(2011-08-09 15:37:50)
3.  ウェイクアップ!ネッド 《ネタバレ》 
良さが分からなかった。評価高いなあ。のどかな田舎風景ののどかな時間に生きる老人が業突く張りだというギャップに可笑しさはあるものの、老人たちの爽やかな業突く張りぶりは人間臭さをこそ見せても嫌味はあまり感じられず、素っ裸でバイクに乗るじいさんという画に見合ったぶっ飛びを期待していた者としてはかなり期待はずれ。かといって村全体の一体感がヒューマンドラマとしての盛り上がりを見せつつある後半で、結束の唯一のハードルをあんなにも簡単に排除してしまうその極黒な顚末もどうかと。無いと思わせてあるからこそブラックさが際立つといったところなのかもしれないが、せめてあの異端者は異端者ではなく犯罪者ぐらいにしてほしいのだが、それだとブラックさが際立たないのか。
[DVD(字幕)] 3点(2010-08-31 15:22:19)
4.  海の上のピアニスト 《ネタバレ》 
原作は知らないんだけど、これって思いっきりファンタジーですよね。作中に「伝説」という言葉があるように、1900という名の男の物語は全てトランペット吹きの楽器屋での語りだけで、実際にそんな男がいたかどうかすら実は謎なんですよね。現在の世界で再会するのもこのトランペット吹きだけで、他の人は見てないし。それなのに現実感が無いという批判は的外れ。仮にこの男が語る話が作り話じゃないとしたって一人の男の回想にいちいち突っ込んだってしょうがない。1900は厳しい社会からの現実逃避から生まれたトランペット吹きのもう一人の人格だったのかもしれない。音楽を奏でることに幸せを感じた男の最も楽しい一時を送った船内の思い出への逃避。そして現実の世界を(まさに)地に足つけて生きるために1900というもう一人の自分を船と共に葬り去ったのだ。と、えらそうに言ってはいるが見た直後の感想は「別の船に乗り換えればいいじゃん」だったりする。
[DVD(字幕)] 6点(2009-01-23 14:08:44)
5.  うなぎ
いつからか邦画というと、ストーリーはマジメに進行しながらも何気にコメディタッチというものが多くなったような気がする。シリアスな中にユーモアが顔を出すといったものじゃなく、あくまで全編でコメディタッチ。この軽さがどうも苦手で、この作品もこの系統に属すると思うんだけど、他の多くのこの系統の駄作とは異なりコメディの部分にあざとさがなく、ちゃんと作品の世界に馴染んでいる。「軽い」というより「ゆるい」。このゆるい感じを損なうような無理な笑いとか無理な感動とかは入れない。ゆるい笑いとゆるい感動があるだけ。この押さえ加減が良い。今村監督の初期作品のようなエネルギッシュさは無いかもしれないが、こういうのもたまにはいい。
[ビデオ(邦画)] 6点(2008-10-10 16:54:45)
6.  ヴァージン・スーサイズ
デビュー作にしていきなり独自の世界観を画面にしっかりと残したソフィア・コッポラの作家性には恐れ入る。けして生々しすぎる人物造形はせず、あくまで虚構の人物造形に徹しながらも、女の子の「不思議」と「キュートさ」にはどこか生々しいものを内包させており、そういえばこの人、元写真家なのだそうですが、たしかにまるで写真の中にしか存在しないような加工された美と、けして映るはずのない被写体の中にある何かを、同時に写しだような画という印象を受けました。ただ、映し出される被写体が男の子たちになると、途端に凡庸以下なものになっているような気がする。内容からして確信犯なのかもしれませんが。監督のその後の映画を観ても、女の子を可愛らしく撮ることにかけては長けていると思われる。これはかなり大きな武器だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2007-09-05 12:12:43)(良:1票)
7.  美しき諍い女
舞台がパリではなく、陰謀も無いせいか、これまでのリヴェットの映画とは作風が違う(長尺という部分はリヴェットらしい)ように感じる。それがダメというわけではなく、コレはコレで良かったのですが、初見時はちょっと戸惑いました。 ひたすらに絵を描く風景が描かれる中で、音楽を消し去り、絵を描く音だけを響かせて、画家とモデルの間に生まれる緊張感、そして画家とモデルの間に築かれる関係の微妙な変化を際立たせる。とくに何度も見たいとは思わない作品なのですが(長いし..)、なぜか既に4回見ている。何度見ても絵を描く風景の独特な緊張感には引きつけられます。画家は容姿ではなく内面を描く。内面を見られることは裸を見られることよりも辛いことなのかもしれません。無意識的に目を背けていたものが人間の奥底に潜み、それが暴かれたら..。そしてそれを暴くことが芸術だとしたら、芸術とはなんて残酷なのだろうと思わずにはいられない。完成した絵が画商の手に渡らなかった結末に、映画が芸術であるための何がしかのメッセージととるのは考えすぎでしょうか?リヴェットってそういうことしそうなんですけど。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-11 15:19:40)(良:1票)
8.  浮き雲(1996)
アキ・カウリスマキ、この人の映画はサイレント映画のごとき会話が無いのですが、ここまで徹底されると笑えてきます。冒頭のレストランでコックが騒動を起こす場面なんて騒動から解決までずっと会話なしですから。で、会話があっても実に単純。「飲むのに付き合ってくれ」「今日はやめておくわ」「ぜひ付き合ってくれ」「わかったわ」(笑)。「許してくれ」「許せないわ」「帰ってきて欲しい」「帰るわ」(笑)。なんて駆け引きのない会話なんだ。言い訳だとか策略だとかが一切無い会話が心地の良い世界を作り上げています。出来すぎのエンディングはいわばこの監督のこだわりでありスタイルと言えましょう。この独特の“味”を活かして違うスタイルのものも観てみたい気もしますが、一生貫き通してほしかったりもします。
7点(2005-02-24 11:34:14)
9.  運動靴と赤い金魚
かわいい子供が主役ということだけで、ほのぼのしちゃうんですけど、けしてその部分だけに甘えてはいない。お兄ちゃんの運動靴を仕方なしに学校へ履いていく妹。まわりの子供達がどんな靴を履いているのか気になってしょうがない。で、ぶかぶかで汚くてかわいくない運動靴が恥ずかしくて誰も見てないのに隠す。隠れてないんだけど、少しでも目にとまらないようにがんばってる。でも先生の「ちゃんと運動靴を履くように。履いている人もいるようですね。」の一言にニッコリ。そうそう、子供の時ってちょっとしたことを凄く気にしたり些細なことで嬉しくなったりしたような。大人の監督がよくここまで子供の視点で描けたなあと感心します。裕福な町並みやマラソン大会での他の子供達の描写を通してイランの貧富の差の激しい現状を映す。あまり必要なシーンとは思わないししつこさを感じるが、世界にイランの現状を知ってもらうという意図があったのかもしれない。ストーリー自体はシンプルでわかりやすい。主役の兄妹とお父さんの自然な演技も好感が持てました。
6点(2004-05-11 11:25:57)
10.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
国家スキャンダルを題材にした映画のほとんどが、あり得そうと見せる事に力を入れたサスペンスなのに対して、この作品は多かれ少なかれ疑念を持っていることに対しあえてあり得なさそうに描いている。これぞブラックユーモアと感じました。作りかたによってはいくらでも盛り上がるシーンは出来ただろうに、それもあえてせず、無茶苦茶な作戦を普通に淡々と進めていくのが面白い。本当はもっと緊迫感のある映画が好きなんですが、こういうのもありかなと思いました。
7点(2003-08-27 12:56:05)
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