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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ウィンチェスター銃'73(1950) 《ネタバレ》 
ショーウインドーの中のウインチェスター銃'73を捉えるカメラが、周りではやし立てる子供から大人へ、そして馬上の主人公の姿へと移動する。そのまま動き出す二人を追い続け、馬を世話する子供とのやりとりから女の話し声が聞こえてくるまでを長回しでワンショットに収めたオープニングショットに軽く痺れた。 更に画面が女の姿に切り替わり、話が核心に入ったところで周囲の雑音がスーッと消える。 アンソニー・マンという名前は聞いたことがあるという程度でしたが、この最初の2シーンを見て映像だけでなく音に関しても敏感さを持った作家なんだなと思い、最初の5分で早くも期待が膨らんできたような気がします。 特筆すべきは、縦構図のオンパレード。 銃を手前に画面奥からそれを羨望の眼差しで見つめる人物、平原を移動する馬車の後方を走るインディアン、コーヒーを持ってきたスティーヴが足を蹴飛ばされて画面手前に崩れ落ちるシーン、岩場へ逃げるダッチと追いかけるリンなどなど、あらゆる場面で縦を意識した映像が多く見られ、非常に見応えがあったと思います。 一方、車輪のぎこちない音にスリルを駆り立てる効果を与えたりする音の使い方も唸らされますし、ラストの銃撃戦も銃弾が空気を切り裂く音がストレートに臨場感を感じさせて、この音だけでメシ3杯はいける(笑)。 また、個人的な嗜好が続いてしまいますが、ラストで岩場に向かう二人の映像と「実はあの二人はだな・・・」という残った二人の会話をカットバックさせるのは凄く定番ではありますが、このセンスは大好きですし、「背後から撃つ」が単なる応酬ではなく最後に伏線である事が分かるのもこれまた面白い。おまけに、バーカウンターで牛乳が出てきて変な顔して飲むシーンも監督のユーモアが感じられて面白いです。 やはり、最後の銃撃戦は言わずもがな。最初のコンテストの時もインディアンとのバトルでもそうでしたが、ジェームス・スチュワートの銃捌きの鮮やかさがとにかく格好良く、岩の破片が弾け飛ぶ臨場感や無駄な弾を使った方が敗れるというセオリー通りの展開に加え、互いに撃ち合う二人の姿を1つの画面で捉えた縦構図の画面が出てきたりして、これはもう完全に自分好みの映画です。 ラストシーンで、銃をしっかりと中央に配置した画面を出すなど、最後まで抜かりない映像が続き、どこまでも良く出来た映画だなぁと思いました。
[映画館(字幕)] 9点(2013-04-25 22:31:25)(良:1票)
2.  美しきセルジュ 《ネタバレ》 
まず、タイトルがよくわからない。恐らく、原題の直訳であろうと推測されるが、何故“美しい”のか、何が“美しい”のか。考察の余地が多々ありそうである。 そして、問題の最後の場面。セルジュが笑うシーンで幕が下りるが、非常に示唆に富んだ終わり方だと思う。 一般的な解釈は「セルジュに子供ができ父親になったことで開眼し、再びまっとうな人生を歩んでいこうという、希望に満ちた笑み」というものであるようだが、自分にはそうは見えなかった。 自分は「子供は無事生まれたが、母親の息絶えている姿を見て生きることに絶望し、半狂乱状態になって笑いをこぼした」と解釈した。 他にも「生まれてきた子供が先天性の奇形児で、繰り返される悲劇に絶望し、半狂乱状態になって・・・」など、いくつかの解釈が可能であると思う。 “美しき”セルジュなのだから、その意味を正しく認識して初めて、ラストの笑みの意味が解けるのではないだろうか。 また、雪道を歩いて転ぶときのカッティングや、冒頭で水をかけてセルジュを起こすのが伏線になっていたりといった面白さもあり、全体的なストーリーも決して難しいものではないのだが・・・何とも謎めいた映画であると思う。
[映画館(字幕)] 7点(2006-12-29 01:39:03)
3.  麗しのサブリナ 《ネタバレ》 
ビリー・ワイルダーの映画は初めて見ましたけど、この映画でワイルダー好きになりました。随所にちりばめられた小ネタにヤラレタって感じ。 「The moon's reaching for me.」や「今は月にロケットを飛ばす時代だ」もいいのですが、私が一番気に入ってるのが、「幸福な恋ならスフレが焦げ、恋に破れてるとスイッチを忘れる」(←なんとなくそんなような気がする)でしょうかね。あと、「昨日はお湯の沸かし方を習いましたが・・」にも笑わせられましたが、サブリナのお父さんが手紙を読んでいるときの「That's good.」と「That's bad.」の繰り返しが最高でした! 穴のあいたハンモックやラージサイズの気付け薬などの小物使いもとても良く、また、メインのラブストーリーはともかくとして、この映画に出てくるララビー社がプラスチック会社だというのがうまい設定で、むしろそっちの方にストーリーの良さを感じてしまいました。サブリナの心変わりに疑問を感じる人がいて、それでこの映画をつまらないと言う人もいるのはわかりますが、フランスに恋するサブリナの気持ちが映画全体に溢れていてそれが主人公の人物像をうまく引き出しているところや、「前の席と後ろの席があって、間に仕切りがある」などのキーワード的なセリフがあったりと、トータルに見て一作品としての構成が良く、最も(?)映画らしい映画って感じがします。 あと、♪We have no banana~は私も好きですよ(笑)。
7点(2004-09-12 13:39:00)
4.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
はっきり言って点数低いですワタシ。なんで、包丁とのこぎりを持っていただけで犯人と決め付けてしまうのか。軽率すぎるその推理にあっと驚く急展開をも期待してしまいました。が、ジェフたちの推理は的中し私は消化不良のままエンディングを迎えてしまいました。ジェフが、家宅捜索をしてくれと刑事に依頼したのも馬鹿げているなあと思ってしまったりで主人公の考えに共感できなかったのが点数の低さに繋がったのだと思います。それはともかく、この映画での評価すべき点はそんなところではなく、皆さんのおっしゃる通り、斬新な見せ方にあると思います。最後、ジェフが落とされそうになった時になって初めて視点が外からになってハッとした人も多いはず。終始ずっと家の内側からのみの視点で見せといて(悪く言ってしまえば、退屈させといて)、そして、クライマックスでいきなり外からのアングルで映すことによってそこにある緊張感がより高められる。さすがですね。しかし、この映画の見所はやっぱりグレース・ケリーの美貌につきますね。最高!!!J.スチュワートもオイシイ役もらったなぁ。※
7点(2004-06-06 00:06:32)(良:1票)
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