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1.  ウォー・ゲーム(1983) 《ネタバレ》 
  この映画は大好きでした。 初めて観た時から、もう約30年が過ぎているとは。今見ると、アルテア8800とか、音響カプラとか、8インチフロッピーディスクとか、歴史上の機器にあふれています。同じような知能的コンピュータの双璧HAL9000と比べても、大好きなコンピュータです。というか、映画で観たコンピュータの中でも断トツに「素敵な」コンピュータです。○×ゲームで「勝者なき戦い」を学習するアイデアが凄い。 人間でさえも、ジョシュアの域にまで達するのは、なかなか出来ることではありません。 米ソ冷戦は終わりましたが、今世界は、局地的な軍事的危機を迎えています。それら双方を含んだ人類が、せめて30年前に映画で描かれた、機械ほどの学習力があればと、切に望みます。 悲劇的なエンディングも作られたといわれた本作ですが、最終的に採用された素敵なハッピーエンドに9点です! [改訂・追記]  最近、「地球爆破作戦」なる作品を見て、これと似た展開に驚きました。あっちは、コンピュータが人間を脅迫するのですが、やはりミサイルを握られています。そして、エンディングがバッドエンドというか、支配された状態で終るのですが、あの後味の悪さを見ると、やはり今作のハッピーエンドは、大正解と言わざるを得ません。タイトルやクレジットの字体といい、これの元ネタなのかも知れないですね。あるいは、オマージュ?  戒めから愛すること。この映画は、新約聖書なのかも知れない。 
[DVD(字幕)] 9点(2011-03-08 02:07:33)(良:1票)
2.  ウエスト・サイド物語(1961) 《ネタバレ》 
 私の考えている、ミュージカルの(特に作曲者の)評価基準に、音楽による世界観というのがある。その作品世界を的確・端的にあらわした音楽、そしてどの一曲をとってみても、その世界の一部であることが明白に分かる統一感。   『南太平洋』は聴いただけで潮の香りがしてくるし、『キャッツ』では忽ち月夜の猫の集会に引き込まれ、『ミス・サイゴン』では東南アジアの落日の前に喧騒の街が浮かび上がる。そう多くは無いそういった優れた楽曲の一つが、この『ウエストサイドストーリー』だ。そのプロローグで我々は、対立する不良グループのイキがった争いを目の当たりにする。  しかも、このシーンはダンスまでが一体となって、二つのグループの諍いとその緊張感を表現していた。とりわけ、彼らの小競り合いがそのままダンスになっているのは見事で、才能というものを感じさせる。   ジュリエットであるマリアがトニーと共に死なないのは、ちょっとバランスが悪い感じはするのだが、一方それにより物語の視点が「二人の悲劇」にある感じの原典よりも、二つのグループの対立に重きが置かれ、よりテーマを前面に押し出していて、それはそれで良いのかも知れない。
[DVD(字幕)] 8点(2013-05-28 19:47:27)
3.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》 
 記憶していたよりも、ずっと良い総集編だった。序盤、さすがに説明的ナレーションにイラつくが、冥王星を越えたあたりから、「ダイジェスト感」も影を潜めて、一本の映画らしくなってきている。  昔見た時には、やはりもっとたくさんのエピソードを入れて欲しかったが、それは無理と言うもの。子供のよくやる無い物ねだりと言うヤツだ。今見ると、太陽系内でのエピソードは、もっと削ってもいいくらいだと思う。   ただし、個人的にはデスラー総統の「我々は初め、ヤマトの事を侮っていた。だが今は違う」(意訳)から始まる、演説を聞きたかった。これと「我々も苦しいが敵も苦しい。勝利はこの一瞬を頑張りぬいた方に訪れる」は、敵役にも立派な指導者がいるのだ、という事を小学生に教えた偉大なセリフだった。それがあれば「愛し合うべきだったのだ」のセリフも、もっと生きただろう。いや、私自身は愛し合うべきだったとは思っていないのだが。    絵も動きも、今のレベルから見ると相当ひどいものだが、この映画は今につながる日本のアニメーションブームを作った記念的作品だ。この映画は自分をアニメーションファンにした、忘れられない作品である。だから、その部分に敬意を表して、また自分にとっての思い入れを加算して8点。ダメな子ほどカワイイのである。 
[DVD(邦画)] 8点(2013-03-19 18:35:30)(良:1票)
4.  上を向いて歩こう 《ネタバレ》 
 高橋英樹の腹違いの兄と、小百合ちゃんが不自然に知り合いで、彼らを引っ掻き回すのを除けば、フツーに青春映画として楽しめた。  数々の行き違いや、憎しみの応酬により起こった、青年たちの大げんかが、小百合ちゃんの一喝によって、終結し許される映画。新車のトラックや、当時10万という高額なドラムセットがダメになったにしては、明るく和解して(しかもそれぞれ新調している!)、ノーテンキに合唱しているのが、ちょっと引っかかる。  しかし、その歌声が日本の伸び盛りだった頃の、働く日本の元気に対する応援歌だという事に気づいた時、そしてその時代の働く人々の映像を見た時に、不覚にも涙してしまった。いろんな社会問題もあったけど、二年後にオリンピックを控えていたこの頃の、日本の未来は明るく希望があった。  この映画が、元になった歌のように、「泣きながら歩く、一人ぼっちの夜」ではなく、「手をつなぎ、歌おう、若い僕らの歌」と締めくくるのは、見ているものとしても、とても嬉しい。また、おこがましいようだが、この映画の主題歌として、まこと正しいと思える。  ワンフレーズだけど、高橋英樹、小百合ちゃん、浜田光夫らの歌声も聞ける。 【2011.1.1追記】なんだ、これ「幻の4番歌詞」ってやつだったのか…。でもいい歌だ。 
[DVD(邦画)] 8点(2011-10-07 16:01:14)
5.  ULTRAMAN 《ネタバレ》 
 いわゆる、リブート作品。 公開からもう18年も経ってしまったが、制作当時でも三十数年前の作品をリブートしたわけで、まあ息の長い人気作品である。仮面ライダーより長い。  最近、新作の話も出ているが、そっちの方はゴジラみたいに素人ヲタクの妄想めいた「現実感」で煙に巻かないで、ちゃんとした話にしてもらいたいが、それはまた別の話。  この話は(おそらく宇宙から青と)赤の光に巻き込まれて怪獣とウルトラマンとの戦いに巻き込まれた人間の話。 結構原典に従った点で高感度高し。科特隊もなく、普通の自衛隊(と思われる)軍も、自然だしウルトラマンにぶつかった人も民間人でい違和感なし。それは良いのだが、主人公(あー、ハヤタって言いたい)の子供周りの話がありきたりで、うざい。いや、悪い話じゃないんだけど。  で、70年代の特撮ファンの自分的には、この時代(2000年代初頭)くらいの特撮でも充分受け入れられる。もちろんマニアックな特撮ヒーロー設定もいいし、「大人的な」善悪解釈な話もいいが、私としては単純なストーリーと単純な芝居も好きで良い感じだ。単純明快、勧善懲悪、そういう子供向け特撮もいいもんだ。それこそが、ヒーロー物特撮の「第一義」だと信じている。
[DVD(邦画)] 7点(2022-05-03 11:56:31)
6.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017) 《ネタバレ》 
 「時かけ」でしょ?これ。かけているのが少年か少女かわからんけど。(少年の方か、やっぱり)。それにしてもこの主人公たちが、物語途中で中学生だとわかったときには驚いた。「16歳に見えるでしょ?」じゃねえよ。その中学生の女の子のスク水姿や、ミニスカ制服に絶対領域を見せつける映像や時に妖艶にさえ見える描写を見ていると、若干嫌悪感も抱く。彼ら少年少女じゃなくて、それを見世物にしている造り手たちにね。  だが、映像的には美しくて、夕日のシーンやガラス玉や水の描写など、我々「ヤマト世代」とは隔世の感があって、唸る。物語的には、尻切れ的な印象は否めない。少年と少女の思いが繋がって、それからどうなる?という所でお終い、では永久お預けな感じ。  まあ、内容的にはあまり意味がないのかもしれないけれど、まさか今どきの中学生って、打ち上げ花火が平たいものだとホンキで思っているわけでは無いんだろうなあ?馬鹿すぎるだろ。この問題がタイトルになってるってのは、意味あることなんだろうか?  あと、広瀬すずちゃん、割と好きなんだけど、控えめに言っても随分とダメダメな感じのする場面がありましたねえ。アレ、演出的にワザとなんですかねえ?すぐ後のシーンでは悪くなかったりするからね。
[地上波(邦画)] 7点(2020-08-09 13:22:59)
7.  ウエストワールド 《ネタバレ》 
 オールドウエスト、中世ヨーロッパ、古代ローマ、それぞれの世界が堪能できるテーマパークは、登場人物(動物も)が、全てコンピュータ制御のロボットで、絶対に人間に危害を加えないはずだった。ところがお定まりのコンピュータの誤動作で、人間たちが次々に殺されていく。  西部時代にいた主人公を執拗に追い詰めるのは、ガンマン406号。その強いガンマン、ユル・ブリンナーの黒シャツ姿は、荒野の七人の彼を彷彿とさせ、ちょっとずるい感じのイメージ作戦だ。そして、逃げても逃げても追いかけて来て、何度ダメージを負ってもしつこく迫り来る様は、まるでターミネーターのような恐ろしさ。  コンピュータに、何もかも任せてしまう事に警鐘を鳴らす映画は、いくつかあるが、これはちょっとエンターテイメント側によっている。殊に劇中の西部の酒場での乱痴気騒ぎなどは、何故だか懐かしい感じで楽しませてもらった。  とは言っても、何とか406号をやっつけた主人公が、力なくへたり込む姿にかぶせるテーマパークの宣伝文句が、逆説的な怖さを誘う。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 23:57:26)(良:1票)
8.  ウルトラマンサーガ 《ネタバレ》 
 何年か前のウルトラマンゼロの時の、パラレル宇宙の設定を使って、うまい事新たな世界を作っている。無限に新たな世界で物語を作ることができる、打ち出の小槌だ。そして、大勢の人を攫われたことにして、人のいないバトルフィールドを設定している。この新たな世界に、女の子だけの「地球防衛隊」を作り上げて、子供を守ろうとする気丈な少女たちを描いている。  どこかの映画で見たような感じの一人乗りのロボットで、彼女らが冒頭に展開する作戦が、後の伏線になっていて、その辺も見事。欲を言うと、最後もっとバランス崩して効果を持たせてあげたい。   物語の「諦めない心」とか「守りたい気持ち」的なことは、もう好きにやっていて、と言う感じ。実際の子供世代にどう響くのか、自分にはもう分からないけど、そういうもの無しのこの手の映画は、やっぱりどこか寒いから。   新マン世代として。ウルトラマンに勝った、唯一で最強の怪獣、ゼットンの新しい解釈は、なかなか良い。虫みたいだな、と思っていた幼生は、「そうだ、コイツ宇宙恐竜だったっけ」と思わせるカッコで、操っている奴と一つになった成体も(もう少し初代のテイスト残してもいいが)、全体としてはスタイリッシュでカッコイイ。でも、サーガのデザインは、どうなのかな?   今の日本の2大ヒーローの一方として、真面目に上手く直球勝負的に、作られていると思う。もう一方の等身大の人のように、変にひねってたり難解だったりセずに。
[DVD(邦画)] 6点(2012-09-28 08:23:18)
9.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
 松尾貴史氏がラジオでオススメしていたので鑑賞。  名作の誉高い分、期待値が高すぎたか、思ったほど名作感がない。いや、傑作だとは思うのだが…。   さて、誰もが言うようだが、グレース・ケリーの美しいこと。最初のジェームス・スチュアートにキスする時の正面からのカット、文句なく美しいが、もう一つ、明かりをつけながら自分の名を名乗るシーン。「リサァ…キャロォル…フレモント…(セリフの後、クルリ!)」このクルリが、まあチャーミング。この2カットのためだけにでも、DVDを買う価値がある!  あっ!動けない主人公の代わりに、外に出て探偵するのはいいが、どんどん暴走しちゃって、事件を加速しちゃうのも面白い、と思っていたら、ひょっとしてこの映画は、この人のために作られたんではないか?と思えてきた。   事件自体は、ごくストレートな殺人事件で、刑事が調査して疑惑がないなら、違うんじゃないか?と思っていたのに、やっぱり、事件でした、は推理作家の原作付きとしては、凡庸。自分は、他のあまり興味を惹かない家の誰かと奥さんの悪巧みで、奥さん失踪、というオチかと思っていた。
[DVD(字幕)] 6点(2012-06-10 21:21:48)
10.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 《ネタバレ》 
うーむ。何か、物語が終わりまで達していない感が凄い。ヨーロッパの大戦時の情報が自分の中に殆ど無く、ダンケルク(映画で見たばかり)以外の部分は、良く分からん。 始まりはともかく、この終わりは「反撃の気運が盛り上がり始めた」ところで、これからという感じで終わっていて欲求が溜まるばかり。しかも、民衆の生の声に突き動かされた的な描き方をしてはいるが、元はと言えば自分が嘘の戦況演説をして国民を誘導した結果であって、どうにも素直に感動できない。 彼の信念として「独裁政治への嫌悪」と「民主政治への信念」は、分かりやすい対立軸でいいのだが、その辺が描き切れていない気がする。というか、前述の誘導がそれに水を差す。更にそこに「王制への忠誠」的なものが入ってくると、さらに理解がしにくくなってしまう。王様周りは無かった事には出来ないか。出来ないよな。史実なんだから。ま、この辺は皇室のあるわが日本でも同様の事情があるので、なーんとなく理解しておくことにする。
[DVD(字幕)] 5点(2018-10-23 20:20:30)
11.  UDON 《ネタバレ》 
前半部のうどんブームの話は、それなりに面白いんだが、それって正しく「巡礼記」そのものの面白さと同じで、タウン誌の映画版として。 そこで終わってれば、普通の情報型映画なのだが、その後実家の製麺所をやっているガンコ親父とそれに反発していた息子の、人情物語に。 この人はせっかく、地元うどん屋の面白い部分をブームにまで盛り上げているのに、実家の話がそれに絡めてこないのは、とてもに不自然に見える。 その時期、寡黙に子供たちのためのうどんを打っていた職人が、それに乗らなかったのなら乗らなかったなりの、うどんブームに対する物語があったはずだと思うのだが…。  それと、最後ユースケがアメリカで成功するシーンは、無くて良い。この場合、彼はシェーンのように去るだけが、カッコイイのに。 
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-15 19:56:33)
12.  海燕ジョーの奇跡 《ネタバレ》 
 最後の結末だけ憶えていたが、他は殆ど憶えていなかった。まだ高校を卒業したての頭の悪い青年だった私には、海燕と奇跡が繋がらなかったのだ。  劇中で、海燕はすばしこいという説明はあるが、海の上を歩いたとされる聖人ペテロになぞらえて、英語ではペトレルと名付けられた旨の説明を入れるべきだった。まあ、パンフ読めば良かっただけだが。  さて、それが分かったところで、面白みがないのは変わりない。最後の「奇跡」を気持ち的に受け入れるには、ジョーへの感情移入が出来る事、あるいはもっと何かを求める気持ちが感じられること、フィリピンの地でのそれを含む逃亡の旅が、もっと波瀾万丈である事などが、必要ではないだろうか。   とは言いながら、若者の海への投石で始まり、主人公も劇中悲しみをぶつけるように海に石を投げたこの映画は、最後に自分自身を海に投げて終わるのか、綺麗な海に飛べてよかったな、などと思ったりもするのであった。
[DVD(邦画)] 4点(2012-11-06 03:03:07)
13.  宇宙大戦争 《ネタバレ》 
昔の人は律儀というか、真面目だったんだろうな。 宇宙人が人類に最初にコンタクトして、地球人が相手の月面基地を発見、出撃し攻撃、その後全面戦争になって、勝利する、なんて、一本の映画には荷が重すぎるに決まっている。が、最期まで描かないといけないという、固定観念というと時代的にかわいそうな気もするが、そういう律儀さが、スターウォーズを見ている今の我々には、なんて無謀なことを…という思いを抱かせる。もっとも、そこを解決しても、特撮技術がその分向上するわけではないのだが、少なくとも「局地的少数人数で物語が進んでいる感」は、何とかできたかも知れないのに。 で、そのムリを強引に推し通した結果、あらゆることが、安直に進む。 すでに相手の星深く入り込み、地球人の一個人を洗脳するテクノロジーを有している相手が、月面基地でまんまと敵の接近を許し、あまつさえ設備を破壊される。ここの宇宙人の描写、特に女性隊員がさらわれそうになるシーンなどを見ていると、高度なテクノロジーを持っているとは言いながら、制作陣はやっぱり侵略者を下等生物と見ているフシがあるのが、かなりイタイ。これ、当時の日本人の「外の人間観」だったりしない?  ちなみに、いま見て気付いたこと。劇中登場するコンピュータ「HIPAC」ってあのパラメトロンを使った日立の国産コンピュータだったんだ。 また、カナダの国旗が今のと違うとか。 
[DVD(邦画)] 4点(2011-07-26 03:37:04)
14.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
先週録画したTV放映版だが一週間遅れでやっと見れた。昔の映画を見たことがあって、彼らが何にやられちゃうのかは、知っていたが、今回はひょっとしたら、新しい趣向なのかなと、思っていた。特にオープニングの、生物の進化を表したっぽいカットがあるからね。あの弱点は克服済みだったりするのかな?なんて。  で、はじめに思ったのは、この映画も離婚親と子供なんていう、アメリカの社会事情を背負っているのか、という事。最初のシーンで既に、元の親が子に会う権利なのか、子が親に会う権利なのか知らんが、あれがホントに良い事なんだろうか?なんて思ってしまった。やれやれコレ、「宇宙戦争」なんだよな? 昆虫を観察するように、地球人を観察していた高等生物が、地球人を壊滅させるには、随分と個別的な攻撃をするんだなと思っていたら、戦いがどんどん局所的になってきて、今までさんざん「皆殺し的」攻撃をしていた宇宙人が、廃墟のガラクタを壊さないように、偵察機機を送り込む意味が不明だし、その偵察も目視かよ!熱感知とか考える自分も古い気がするが、もっと高度なテクノロジーなんじゃないのか?人の血を吸うというか何らかの目的で人血を欲している相手が、微生物にやられちゃうのも、どうかと思うよ。そういったものの塊なじゃないの?人の血って。 とか、考えてしまって、どうも、ノれないなァ。 映像的には文句ないんだけど、自分勝手に前線に行く兄にも、妹の兄である自分には、理解しがたい思いしか無いし、わがまま放題な妹にもウンザリ。そいつらが皆んな最後に結果オーライで、メデタシメデタシって、なんだよコレ。最後兄が出てきて抱き合ったときに、本当にビックリした。いいのか?コレで? 
[地上波(吹替)] 4点(2011-01-29 11:52:26)(良:1票)
15.  宇宙戦艦ヤマト 復活篇 《ネタバレ》 
 自分は松本零士ファンだったから、この松本零士抜きのヤマトが本当は気に入らなかった。そのくせ、ヤマトやアナライザーのデザインを使ってるし、佐渡先生も松本キャラだし、回想とはいえ、あの沖田艦長を出すなら、クレジットに名前出すくらい、すべきだと強く思う。   今回の映画は、ちょっと頭でっかちというか、分に似合わぬ風呂敷を広げた感がある。露骨に現実の世界情勢の中のアメリカを意識した、国家ナントカ同盟の中のSUSという国の描き方など。同盟中の力のバランスにより、一国が横暴な振る舞いをするのは、たしかに問題だが、軍として決定がなされているにもかかわらず、その命に従わぬのも大問題。そして、これは地球側にこそ顕著に描かれるが、全く本国の意向を仰がないで軍事行動をとること。宣戦布告までするって、古代よオマエはもう、地球の代表でも、ヤマトが最後の船でも無いんだぞ。  そして、この物語の中で、ちょっと気になるのは、アマール国という星。これはそのナントカ同盟の一国で同盟に加わることで、平和を取り戻した星。横暴な同盟国はいるが、なんといっても現状で、人が死なずに済む平和の状態がある。この平和を壊してしまうことは正しいことなのか?この星の人を戦火に巻き込む権利があったのだろうか?  かつて、絶滅の危機に瀕した星が、地球を欲して攻めてきたとき、「愛しあうべきだ」と言ったその人は、自分が他の星を欲する今、話し合う絶好の機会を得た今、それで解決する道を考えなかったのだろうか?  ああっ!おそらく異次元の人であろう、今回の敵はまた困った事を言っているぞ。「我らの世界を維持せんとしてこの次元を掌握する」だと。ほら、敵にも「愛すべき余地」があるぞ、古代。どうする?  様々な思わせぶりな設定を、ガシガシ踏み越えて、ヤマトはいつも通り、敵を撃破してメデタシメデタシ。……なんだかなあ。   ところで、要らぬ心配だが、衛星は惑星のモノなんだろうか?もし、月に住みたいという宇宙人が来たら、地球人には拒む権利があるんだろうか? 
[DVD(邦画)] 2点(2011-08-31 04:05:36)(良:1票)
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