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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2002
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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41.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 
海の青、痛いほどのA・ドロンの美貌、名曲の誉れ高き音楽、そしてこれ以上ないラストシーン、何もかもが鮮烈で、半世紀経った今の映画には薄れてしまったロマンというべき耽美さに溢れています。 野犬のようなドロンの、暗い危険な瞳。マルジュを追い込みにかかる場面、彼の瞳にどんどん寄ってゆくカメラ。マルジュならずとも陥落するってもんです。 眼底にちかちかと残って離れない陽光と、その眩しさの中で行われる殺人という後ろ暗き行為。アンバランスで危うくてドロンの存在そのもののようで、今でも各場面が鮮やかに思い出せる名作です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2014-09-24 00:21:13)
42.  脱出(1972) 《ネタバレ》 
なんでわざわざこんな話を作るかね、と思わなくもない理不尽と不運と激流にもみくちゃにされる男たち。きれいにオチに着地させることもないし、怪しい山の住民たちの説明も無い、ぶっきらぼうな作品だけど、大自然の圧倒的な大きさと川下りの迫力には引きこまれる。人物それぞれの人柄、関係の描写も上手い。特にJ・ヴォイトとB・レイノルズ。野生児ぶっていたレイノルズが実はけっこうな小心ぶりを見せ、ビビりのあまり狙撃手を見たなどと周囲をパニクらせる。そのあたりからJ・ヴォイトと役割が転換してゆく人間関係はなかなかにリアル。平凡な勤め人のヴォイト、腹をくくって難所をしのぎました。ダムが無事にできて事無く過ぎると良いですね。(良いのか?)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-02 00:27:12)(良:1票)
43.  第十七捕虜収容所
収容所が舞台だと、陰惨だったりキツかったら嫌だなあと身構えてしまう私ですが、ビリー・ワイルダーは捕虜いじめに精を出すといったことをしないので、お気楽なコメディーになっててひと安心。ラスト手前までほんと楽しかったのだけど、スパイの処遇には突如として戦争のダークサイドが顕れてびびった。なんかリンチみたいじゃん。キツイなあ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-10-27 23:58:22)(良:2票)
44.  大統領の理髪師
韓国映画にて安定運行のソン・ガンホ、相変わらずいい顔してます。かの国の芸能界でこの朴訥顔で生き残るってだけで実力派だなと思わせます。あの害の無いとぼけた顔の床屋さんが右往左往してると、選挙時の不正操作場面すらどこかコミカルになっちゃう。独裁政権下で生きるってことはキツイ抑圧を意味するのですが、そこにソン・ガンホの顔を配置すると良い具合に毒抜きになりました。 温厚一辺倒だった彼が国に対して唯一激高するのが、息子が傷つけられて帰された場面。韓国の近代史にはとんと疎いのだけど、あの国の人たちはこんな思いを繰り返して民主主義へと向かうのかな、と興味深くもありました。そして仙人は実在したのですな。いや良かった良かった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-11 01:07:37)
45.  ターミナル
悲運に見舞われた男の感動実話だと思い込んでいたのは前宣伝のせい。コメディだったのかよー。全般に流れるファンタジー感、のれればいいんでしょうがワタシにはちょっとクサすぎた。何が嫌って、ビクター演じるT・ハンクスがフォレスト・ガンプみたいだったこと。英語が苦手な旧共産圏の人ってだけで、大人の男なわけじゃないですか。なんであんな風に必要以上におどおどしたりちょこちょこ歩きしたりの演技なの。非英語圏の人にシツレイな感じだわあとずっと思いながら観てしまった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-21 23:55:18)(良:1票)
46.  タワーリング・インフェルノ
まさしく問答無用のパニック映画の金字塔、初見の時は本当に手に汗握ったものです。高層ビルが火事を出すとはどういうことか、冒頭の消防士さんの台詞「煙突だよ」が全てを説明しています。恐ろしいです。人物たちのドラマも丁寧に描き込まれているのも娯楽作としての完成度を上げています。マックィーンかっこいいーと叫び、炎と煙の猛威にひいーとビビり、まあ鑑賞中は忙しい。テレビで放送された際には、そのとき在宅していた全員がいつのまにか集まっていて(お正月かなにかで親戚もいたりする)、みんな一度は観たことあるので「あ、この人は助かるはず」とか「ゴンドラ、これ落ちるんじゃなかった?」とか不確かな記憶を披露しながらわあわあと観賞するはめに。あーおっかなかったなあ、という感想とともに、消防士さんの尊い仕事につくづく敬意を表したくもなるのでした。
[地上波(吹替)] 9点(2013-07-04 00:53:03)(笑:1票)
47.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
歴代の007シリーズってちょっとTVドラマに似た気軽な雰囲気があったと思うのだけど、ここにきて脚本力がワンランク上がってしっかり映画作品になった印象です。実にまともなスパイ映画でした。Qのアイデア武器とかも一切無いし。 クレイグボンドはこれまでのどのボンドよりも不愛想で、英国紳士というよりは乱暴なチンピラ風情にも見えます。タキシード姿も上背に筋肉がつきすぎかな。動きにキレがあってアクションシーンは問題なし。ボンドガールは美人だし、敵役はミケルセンなのでこれまた奥行きのある多彩な表情を見せてくれます。定番の台詞をラストに持ってきたとは粋です。 新しいキャスティングは色々と難を言われるけれど、これだけスタッフのヤル気が感じられる作品でクレイグボンド、上々の滑り出しではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-01 00:35:38)
48.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
やっぱり長いし。バットマンなのに“正義とは”でみんなしかめ面してうっとうしい。なんとG・オールドマンまで大真面目。ヒロインのキャスティングには問題大ありだし。けれど数多の粗がかすむほど、ヒースのジョーカーが凄い。バットマンのジョーカーといえば、J・ニコルソンで完全体だと誰もが思っていたはず。リニューアル版でかの役に挑むなど、この勇気と覚悟に気圧される。コミック色を排したノーラン版に合わせてか、ヒースのジョーカーはリアルな狂気が全身から放電しているかのよう。わざわざ顔に塗ったんだ的なメイクが、口裂けの物語をひとつひとつ創作した感じが、この男のサイコパスぶりを感じさせて総毛立つ。相手の信義を破壊すべく策を弄する、これぞ真の悪党。あっぱれな役者魂。とうとう模倣犯をも現実世界に生み出したヒース渾身の異形キャラに、点数すべてを捧げます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-16 14:46:52)
49.  TAXi 《ネタバレ》 
なんかリュック・ベッソンって、大真面目に腕まくりして大作に取り組むよりは、低予算でやりくり、センス勝負の小品の方が出来が良いような気がする。この作品も強盗団はじめ警察の皆さんもどこかユルイ。本格アクションをお好みならば「真面目にやれよっ」と思うかも。上司の彼女はモデル以外には見えないし警官のあいつは阿呆すぎる。家まで焼くか。ああユルイ。「ビンタか押し倒し成功かは五分五分」と言ってたけど、観ているこっちはいや、10-0でしょ、と分かっているわけで、お約束通りの展開に思わず微笑んでしまうという。私けっこうこのユルユル感、好きです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-12 00:57:11)
50.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
なんと鮮やかな70年前の作品だろう。音が聞こえづらいのを除けば、古さを一切感じさせない。三味線小唄に合わせてカメラがすうっと横に流れる。屋内から屋外へと。会話も説明も無くとも、各場所での人々の動きと流れでドラマが説明される。私の不明もあるだろうけど、こんな演出他では見たことがない。オチを落とす“間”の、絶妙な速さと、各キャラの性格を余さず伝える粋な台詞。左膳がやくざ者に絡まれる場面の緊迫感といったら、のんびり笑って観ていたのでもの凄く驚く。子供に数を数えさせ、カウント・10で瞬殺のこの場面といい、道場破りの立ち回りといい、大河内の身体のキレには目を見張る。予想不可能な結末と、加えて最後までお藤の尻に敷かれる剣豪丹下左膳、チャンチャン、というラストシーンは作り手のキレッキレのセンスが炸裂で、もう眩しくて何にも見えないくらいだ。戦前の日本映画にこんなにオシャレでかっこいい作品が存在したなんて。胸が熱いし山中監督の悲運を思うと泣けてくる。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2013-03-18 14:33:08)(良:1票)
51.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
鑑賞後あまりのやりきれなさと憤慨で気の滅入ること100%の暗黒映画だこれは。友人に息子の後見を託し、息子に光を与える選択をしたセルマが間違っているとは思わない。間違っているのは制作サイドだろーっ(怒)自分の命か息子の手術か、って二択?それも、そもそもが冤罪で。このあまりの理不尽にセルマを追い込む脚本に憤慨せずにいられない。「ちょっと待てやー」と何度叫んだことか。「この人冤罪なんですよー」と陪審員に訴える私の声は(当然ながら)むなしく画面に当たって砕け散る。完全にストーリー負けしているこのレビューは、映画の観方として根本的に間違っていると自分でも思う。でも感想としてはこんな話大嫌いだ。嫌いだけどビョークのはまりっぷりや観客を引きずり込む作品の暗黒パワーに敬意を表して真ん中の点数で。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-27 20:40:10)(良:2票)
52.  ダウン・バイ・ロー 《ネタバレ》 
ジャームッシュ、この人の映画はこの人しか撮れない。そのオリジナリティあふれる手腕が鮮やかな傑作。映像はシャープな触感のモノクロ、でも人物も話も逆ベクトルにゆるゆるでシュール。今回の3人、見るからに身持ちの悪そうなDJ崩れのアーチストT.ウェイツに相変わらず茫洋としれっとしているJ・ルーリー、そしておかしな禿げ方をしている人畜無害なイタリア人のロベルト。この3人の絡みが化学作用を起こして何ともいえない味わいを醸し出す。一番呑気そうなロベルトが殺人犯と分かったときのおかしみ。食堂に入ったきり出てこないロベルト、覗いてみたら女主人と懇意になってる、この人を食ったような、そんなのありか的な脱力感。なにしろ“出来事”を深く掘り下げないのはジャームッシュの際立った個性なので、脱獄といった重要場面も物凄くカットしちゃうのだ。ああ脱力。でも心地よい。それに、ゆるい中にもセンスはおしゃれ。音楽はもとより冒頭の荒れるバーキンに向かって「靴だけは投げるな」というトムの台詞とか、ラストシーンでリス撃ちとごみ集めの体を避けるべくジャケットを交換する場面とか、私はいちいち呻ってしまいます。
[映画館(字幕)] 9点(2013-01-18 00:54:24)
53.  食べて、祈って、恋をして 《ネタバレ》 
こりゃひどい。いい年してジュリアったら“自分探し”にローマやらインドやらバリやらへN・Yで稼いだ小金使って遊び放題。自己満足炸裂。「あんたのやってること女子大生みたいよ」とまっとうな意見を言ってくれる友人もいるのに振り切って出かけて、バリで新しいオトコ見つけただけですか。インドで瞑想すれば何かが変わるとでも思ったのかしら。N・Yでできないことがローマだのインドだの行ったって急にできるわけないでしょう。“自らの立つ場所を深く掘れ。泉はそこから湧く”んだよ。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2012-11-01 01:21:28)
54.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
やったー、“3”で瀕死だったダイハードシリーズが息を吹き返したよ。今回はついにホリーと離婚しちゃってるマクレーン、年頃の娘にも嫌われている侘しい中年風情を漂わせて、しかも相棒は息子ほどの年のオタクなハッカーときた。この思考回路も電脳システムみたいな口ばっかり達者な理屈屋小僧を、鳩時計マクレーンが生身の身体を張った驚異の肉弾戦でぐうの音も出ないほど圧倒してゆく、このへんやはりアナログ世代としてはそりゃもう小気味良いことこの上ないわけです。いいぞー、マクレーン!数々のアクションシーンも、CGには食傷気味のはずなのに技術が進んだおかげか、迫力が従来よりも増して見応えあり。ヘリを車で落とすなんて、いやあり得ないにしてもスカッとするシーンでしたよね。台詞も気が利いていてマクレーン節炸裂、あオタクの彼もけっこう面白い。ラストは娘と心通わせることに成功したマクレーン、良かったねえ。なんでいつも誰かと喧嘩して嫌われてんのかなあとフビンだったからさ。良かった良かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-11 01:05:44)
55.  ターミナル・ベロシティ
ナスターシャ・キンスキーったら、お金稼ぎにこんな映画に出てぇー・・もおっ、と当時思いながら観た。そしたら意外とはらはらできた。でも彼女の顔に風圧を当ててはいけない、絶対に。
[地上波(吹替)] 4点(2012-09-08 16:33:44)
56.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 
まるで実写版“ガラスの仮面”のごときもの凄い演技合戦が見られます。演技力No.1のオスカー女優M・ストリープ、対するは食わせ者P・シーモア・ホフマン。この二人が火花散るようなぶつかり試合、延長戦になったとしても追加料金を払うのが惜しくないくらい。ストリープが渾身の演技波をぶつけます、それをにやにやとかわすホフマン、隙を見せない見事な狸っぷり。純真そうな瞳をぱちくりさせて間に入るA・アダムスは二人の巻き起こす突風に完全に弾き飛ばされました。ラストシーンの、カメラがシスター二人を見下ろす冬の庭が寒々しくも美しいのが印象的でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-09 17:38:49)(良:1票)
57.  ダントン 《ネタバレ》 
もはや歴史となったフランス革命だけれども、当時は生身の人間たちが今と変わらず調整に手間取ったり苦慮したり、え、そんなこと聞いてないよ?とすったもんだしてたりしたはずで。それも何やら命がけの様相だ。教科書の人物(要アンダーライン)だったロベスピエールが等身大に立ち上がり、見事な理想家ぶりを見せてくれた。融通利かなくて生真面目な彼に対して硬軟併せ持つダントンは民衆に大人気。二人の感情のもつれの背景をもう少し見せてくれたらな。映画を観た、というより歴史の勉強した気分になった。煤けた壁に薄汚れたレース飾り。栄華が過去のものになりつつある混乱の時代をよく再現した美術は見事だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-06 01:38:02)
58.  大脱走 《ネタバレ》 
3時間を全く飽きさせない脚本の見事さといい、主演クラスの名優たちが織りなす各キャラクターの造形といい、映画としての風格に惚れ惚れする傑作。演技達者が揃って、各人の個性がくっきり際立ちながら、互いを潰しあったり突出していないのが凄い。“主役”のマックィーンはやはりこの作品が一番。タフで飄々としてて、ちょっととぼけたおかしみもある。グローブとボールとマックィーンでアメリカ人の出来上がり、なるほど上手い。軽快な音楽と、まずまず友好的なドイツ空軍、そして機知に富んだ脱走計画のおかげで、戦争映画につきものの残酷描写に身構えることなく観ていられる。のだけど、終盤やはり戦争だと思い知らされるわけで。カメラが引いていって遠くに広がる丘。響く機銃掃射音。こんなに衝撃だった場面はほかにちょっと思い出せない。何度も観たけど、これからも何度も観るだろうな。そしてバイクで疾走するマックィーンに手に汗握って、ゴードンが“thank you"とうっかり言ってしまう場面でだめだってー!と思っちゃうだろうな。
[地上波(字幕)] 10点(2012-02-19 15:45:08)(良:3票)
59.  太陽は夜も輝く
こんなに美しい顔ぶれなのに、なんかちっとも楽しくなかった思い出の映画。ナスターシャ・キンスキーほぼチョイ役だし。神父の葛藤の出所もよくわからないし、格調高すぎで視界かすんでなんかもう延々わからないことだらけ。
[映画館(字幕)] 3点(2012-02-11 00:51:00)
60.  ダメージ 《ネタバレ》 
散々なダメージとむごいラスト。んー誰だって自分の人生を否定したくはないと思うんですが そうですか平凡な女でしたか。アナタが人生棒に振った女は。愛の業みたいなものを描いたんだろうけど・・お互いそんなに相手に惹かれてるように見えなかったしな。というわけで劇中もしも会えたならJ・アイアンズにはやめときなはれやー、と助言してあげたい。
[地上波(吹替)] 5点(2012-02-11 00:07:27)
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