61. 戦ふ兵隊
戦時中の戦う兵隊さんたちの姿を淡々と映したドキュメンタリー。 これぞ本当の戦争の姿という感じで、派手さもなければ、ストーリーもない。 戦場がどういった雰囲気なのか、ということを等身大で映している点においては価値は見出せるものの、全くもって退屈であった。 [映画館(邦画)] 3点(2008-12-27 21:20:32) |
62. 胎児が密猟する時
監禁モノのはしり。 ひたすら女を監禁し、自分好みの女性に仕立てようとする・・・ こう書くと、エロティックで禁断な内容を想像するが、大したことはない。 短いから何とか観られたものの、退屈してしまった。 [ビデオ(邦画)] 3点(2008-12-16 19:10:07) |
63. タイヨウのうた
《ネタバレ》 難病に冒された少女。 それを愛した青年。 たとえ時間に限りがあっても、愛した人と一緒にいたい。 限りある時間のなかで精一杯、楽しみたい。 そして、命がついえる最後まで、楽しく幸せに生きたい。 限りある命だからこそ、愛というものは輝きを持ち、価値を増す。 そんな誰にでも気付きそうで気付かない、人生におけるかけがえのないものを、じっくりと映像にやきつけた名編。 健康というものは当たり前のものでは決してなく、今健康に生きていることに対し有り難味を感じ、そして命というものは永遠でないと常に意識している人にとっては心を打たれる作品に違いない。 そして何より、愛とは、相手がどんな難題を抱えていようとも、一緒に最後まで精一杯過ごしていきたいと思う気持ちであり、それは限られた時間であるからこそ輝くものである。 そんな気持ちを持って、愛する人と日々接している人には、なお更の共感を呼ぶ作品であるに違いない。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-12-10 23:32:08)(良:1票) |
64. 暖流(1939)
《ネタバレ》 観ている最中、どうも分かりづらかったのですが、元々は前後篇に分かれた作品だったのですね。 戦前の作品なので、全長版は消失してしまっているのですかね? 個人的に苦手な高峰三枝子と佐分利信が主演という時点で、既に私にとっては致命的なんですが、それでも名作と言われるだけあって、随所に印象的なシーンがありました。 高峰三枝子と水戸光子と佐分利信の三角関係。 二人の女性は佐分利信を実は好きなのだが、女性二人で話し合っても、言葉では本心を明かさない。 その二人の女性の微妙なやりとり、その心理描写がとても巧かったですね。 それと、高峰三枝子にフラれたばかりの佐分利信が、水戸光子と結婚を決めるシーン。 高峰三枝子にフラれた直後に、水戸光子から言い寄られ、あっさり結婚を了承してしまう佐分利信。 これはある意味、男として情けないが、水戸光子の自分を一途に思ってくれるその気持ちに心打たれたからこそ、結婚を了承した。 この辺りの演出もとても見事で、水戸光子がいかに佐分利信に惚れているかが、絶妙に演出されていました。 なにぶん戦前の作品なので、古さ臭さは否めませんでしたが、名シーン・名ゼリフも多く、1930年代の作品としてはかなり楽しめた部類に入りました。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-15 00:15:14) |
65. 大地の子守歌
『おしん』の様な話はどうも苦手なのだが、ラストは感動できた。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-18 15:25:33) |
66. 太陽の少年
《ネタバレ》 印象的なシーンが三つ。 一つ目は、彼女が髪を洗うのを手伝うシーン。 キラリと光るうなじと、そこに滴るお湯が印象的。 二つ目は、彼女を家へ見送るシーン。 不良少年ながらも、女性を好きになると、こうも純粋になるものか。 心清らかになる美しいワンシーンだ。 三つ目は、ラストのプールでのシーン。 水から上がろうとするが、昔の仲間からけり落とされる。 ものすごい疎外感。 ただ全体的にしまりが良くない。 もう少し切れ味鋭くできなかったか。 映像も凡庸なのが残念だ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-05 19:28:58) |
67. 太陽を盗んだ男
後半の緊迫感はかなりのもの。 『青春の殺人者』同様、パワー漲った作品だった。 1970年代の東京。 それも西新宿や渋谷東急などが舞台となっており、興味を持って観ることができた。 この監督が、本作以後、全く監督業をしていないのが残念だ。 それにしても、長谷川和彦監督は映像センスと音楽センスがどうもなぁ。 緊迫感重視で、最後まで力で持っていく監督だ。 最初はそのパワーにグイグイと牽引されるものの、観ているうちにそのパワーに慣れてしまい、後半が間延びしていると感じる御仁も多いことだろう。 欠点もあるが、愛すべき監督である。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-29 10:12:10) |
68. 大菩薩峠(1966)
《ネタバレ》 時間の経過を忘れるほど鬼気迫る仲代達也の演技と眼光。 大人数を相手にした立ち回りは、迫力十分だが、ややリアリティを欠くのが残念。 終り方はかなり拍子抜け。 加山雄三のあの気合いは何だったのか? そしてお松は一体どこに? 西村晃はいかにもクセ者風で、最後にキーパーソンとなるのか?と思わせぶりながら、活躍は最後まで観られず。 敢えてこういう終わらせ方にしたのだろうが、どうも消化不良気味だ。 だが、全編を通してみなぎる緊張感、そして、観る者を釘付けにし続ける演出は見事だ。 [ビデオ(邦画)] 8点(2008-01-27 20:12:48) |
69. 第3逃亡者
《ネタバレ》 邦題『第3逃亡者』に違和感あり。 しかし手軽に観られるヒッチサスペンス。 意外と楽しめた。 特にラストの真犯人を追い込むクダリ。 真犯人をじっくりアップにしていき、ドアップになったところで、「目をパチクリ」。 この演出には、さすがヒッチコックだと感じた。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-12-16 21:58:13) |
70. 黄昏(1981)
観ている間、なんか不思議と心が安穏としました。 安心して観ることのできる作品です。 実際にも不仲だったフォンダ父娘が、本作を通して和解したというエピソードがとても素敵です。 映画ってやっぱり素晴らしいですね! [DVD(字幕)] 7点(2007-12-06 23:32:44)(良:2票) |
71. 第十七番
列車アクションモノのヒッチコック作品としては、後の『バルカン超特急』より面白いと感じた。 ただ、全体的に分かりにくい部分が多いのがネックではある。 登場人物とか、実は渡した物がダイヤではなく鎖だったとか。 映像的に分かりづらいのもあるが、単純に登場人物の顔つきが似通っているという部分にも要因がある様に思う。 ただし、1時間という尺の短さによるスピード感は、非常に魅力的。 長すぎる映画が多い中、本作の様なスピード感あふれる作品がもっと評価されてもいいのではなかろうか? ヒッチコックのイギリス時代の作品としては、最高傑作だと個人的に思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-30 18:41:41) |
72. ターンレフト ターンライト
《ネタバレ》 金城武ファンなので、ちょっと甘めで6点を献上。 さすがに最後の地震には閉口したが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2007-10-15 20:01:28) |
73. ダンス・ウィズ・ウルブズ
“ウルブズ”ってウルフのことだったんですねー! [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-15 19:35:30) |
74. wkw/tk/1996@7'55''hk.net
ウォン・カーウァイ監督の幻の短篇をついに観ることができた! この頃のカーウァイとドイルが生み出す映像は、やっぱりかっこよすぎ! 浅野忠信も、まだキレ味の鋭さが残っており、これまた負けず劣らずかっこよかった。 『恋する惑星』などの、油の乗り切った頃のウォン・カーウァイが送り出した作品だけあって、あの頃の雰囲気をそのまま感じることができます。 なかなか観る機会はないかもしれませんが、どこかで上映された際には、お見逃しなく! 言うまでもなく、ウォン・カーウァイと浅野忠信ファンの方は、必見の短篇映画です! [インターネット(字幕)] 6点(2007-10-14 23:22:26) |
75. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
コケザルの壷の話、やっと観ることができました! 山中貞雄作品にハズレはありませんね。 大河内傳次郎の神がかり的な動きも印象的です。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-13 10:40:33) |
76. 第七の封印
話はつまらないのですが、イングマール・ベルイマンにしか出せない唯一無二の映像には、ただただ感嘆するしかないですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:39:01) |
77. 第三の男
完璧な作品であることは分かりました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:37:47) |
78. 太陽がいっぱい
アラン・ドロンが最もかっこよくスクリーンに映し出されている作品だと思います。 アラン・ドロンの代表作であることは間違いないですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:33:05) |
79. たそがれ清兵衛
かなり評価高い作品ですが、そんなに素晴らしいですかねぇ~ 普通に楽しめた程度でした。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-10 19:52:51)(良:1票) |
80. タスマニア物語
映画館で観たが、まあひどい内容だった。 子供向けと言えば、それまでなのだが・・・ [映画館(邦画)] 4点(2007-10-10 19:51:54) |