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1.  太平洋戦争と姫ゆり部隊 《ネタバレ》 
まるでキング・ヴィダ―の『戦争と平和』(1956)に対抗するかのような70mm戦争スペクタクルである。 広大なロケーションとエキストラを駆使してLVTによる米軍上陸、艦砲射撃、嘉数の対戦車戦、52高地戦まで再現している。 1971年の東宝作品『沖縄決戦』と比べても段違いなスケールは、米国同様にテレビとの差別化を模索していた時代をうかがわせる。  内地側、日本軍、沖縄県民、そして岡本版ではほとんど表象されていない米国軍側のドラマまで、盛り込みすぎなくらい盛り込まれ、 各々の劇は都度寸断されて散漫な印象である。  これも叙事詩的リアリズムと呼ぶべきだろう。 戦争スペクタクルの中に肝心なひめゆり部隊のドラマが埋没してしまっている。  内地側の都合によるキャスティングも、内地側の論理に従ったナレーションも、時代を超えることは出来ない。
[DVD(邦画)] 5点(2015-10-17 17:06:40)
2.  大列車作戦 《ネタバレ》 
線路上で爆薬を仕掛けるバート・ランカスタ-。その奥に列車が小さく現れ、手前方向に迫って来る。 操車場のドイツ軍大佐(ポール・スコフィールド)。その奥の空に戦闘機が小さく現れ、手前方向に向かって飛行して来る。 いずれのショットも、遠方のアクションと近景のアクションとを同時進行させながらいずれの対象にも 焦点を合わせて一つの画面の中におさめたものだ。 航空機や車両が進行する方向と速度とタイミング。大量のモブ(群衆)の動き。さらには主要キャストの芝居。 それを的確に統制し、的確な構図で捉える労苦は計り知れない。  そこに、物語レベルに留まらないサスペンスが生まれる。  そうした奥行きの深さを活かしたスケールと難度の高いアクションシーンが満載だ。  少年が階段を登って屋根上へと移動するカメラの移動。 ランカスタ-が梯子を滑り降り、列車を追いつつ飛び乗るアクション。 同じく彼が傷ついた身体で山の勾配を登り下りする走り。 いずれも身体性と持続性、空間の垂直性と平行性を一体としてショットを形作っているのが素晴らしいのである。  オープニングの、無言の兵士たちが美術品をパッキングしていく具体的描写のリズム感。 360度方向のセットと密度の高いエキストラの間を縦横無尽に動くカメラ移動からして一気にドラマに引き込まれる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2015-07-15 00:28:29)
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