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プロフィール
コメント数 2392
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  第9地区 《ネタバレ》 
まさに“アイデア一発勝負”で製作された映画、エイリアンを難民と捉えて大量に増えたエイリアンがスラム化した難民キャンプに押し込められるという設定は斬新でしょう。でもよく考えると、地球に来たエイリアンと人類の共存というテーマは、過去にも『エイリアン・ネイション』なんかで使われているしそう独創的でもない。このストーリーを思いついた監督が南アフリカ共和国人なんで、南アフリカ共和国や周辺アフリカ諸国の現状を織り込んだ脚本はSFながらも普遍的な社会性を持つことに成功しています。だいいち、『第9地区』というタイトルは南アフリカ共和国にかつて存在した黒人隔離施設“第6地区”のもじりなんですから。しかしながら長編映画を初めて監督したというニール・プロムカンプの力量はまだまだの水準で、オスカー作品賞にノミネートされたけど監督賞にはノミネートなしというのは止むを得ないでしょう。 プロットの秀逸さは誰しも認めるところでしょうが、私には映像やアイテムは過去のSF映画の寄せ集め的な印象が拭えないんですけどね。ヨハネスブルク上空で静止する円盤は『インデペンデンス・デイ』、ヴィカスがエイリアン化してゆく描写は『ザ・フライ』、後半に大暴れするモビルスーツは『ロボコップ2』という風に既視感が強いんですよ。まず、本来宇宙船を稼働させるための燃料を身に浴びることでヴィカスがエイリアン化するのが理屈というか説得力がまるで感じられない。エイリアンの姿形や習性のグロさは観ていて拒否反応を起こす人が多そうなレベルですけど、スラム内で活動するギャング団のナイジェリア人の描かれ方も相当なもんです。まあそれを言ったら主人公ヴィカスも感情移入できない奴で、エイリアンの卵を焼き払って「中絶だ」とはしゃぐところなんか、ほんとサイテーです。こういったポリティカル・コレクトに引っかかりそうな描写は、欧米の映画では見られないものですね。面白いのはエイリアンと人類ではお互いの言語を聞き取って理解することができるのに、決して相手の言葉を喋らない(喋れない?)ところです。この変則的なコミュニケーションは、人種や宗教の違いで起こる国際社会での摩擦の一つのメタファーなのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-22 22:12:57)
2.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
これはもう、皆さんおっしゃる通りで、『ターミネーター』らしさは希薄でなんか『トランスフォーマー』か『パシフィック・リム』系統の映画を見せられている感じが濃厚でした。特に前半はスカイネット側のメカが出すぎ、対する抵抗軍もA-10 サンダーボルトⅡや潜水艦など妙に旧世界の兵器を豊富に揃えているところもなんだかなあです。この映画ではやがて指導者となるジョン・コナーがまだ中堅の部隊指揮官という位置づけ、やがて父親になるカイル・リースに至ってはまだ未熟なガキでしかありません。つまりT-800型が開発中でコナーがリースをタイム・スリップさせる以前のお話しというわけです。 実はわたくし、以前からこのシリーズに何となく感じていた違和感がこの映画を観ていて明確になってきました。スカイネットはサラ・コナーを殺して厄介なジョン・コナーを抹殺するためにシュワちゃんを過去に送るわけですけど、仮にシュワちゃんがサラ殺しに成功しても果たして送り込んだ時代の現実は変わるんでしょうか?パラレル・ワールドが一つできるだけで、スカイネットと人間の闘争が続く世界とは関係ないのでは。つまり目標である手強い人間たちの抹殺に繋がらないことに、スカイネットはどうして血道をあげるんでしょうか?ほかにもっとできることがあるんじゃない。まあこの映画の時点ではカイルを抹殺リストの筆頭に挙げているわけで、彼がジョンの父親であることは知っているはず、まずこいつを始末しようと判断したのは妥当でしょう。でもそれを知っているということは、カイルが過去に送られる(その時点では)未来の出来事をスカイネットが知っているという大矛盾が発生することになりませんかね(ああ、ややこしい)。やはりこれは、『2』で終わりにせず無理くりシリーズ化してしまったのが根本的な原因なんでしょうね。 我々は『2』の悪ガキから三世代のジョン・コナーを見せられたわけですが、当たり前ですけどクリスチャン・ベールがやはり指導者らしい迫力があって頼もしい存在です。奥さん(?)にあたるケイトが『3』ではたしか獣医だったような気がしますが、いつのまにかバリバリの外科医みたいになっているのはご愛敬です。サム・ワーシントンも存在感があって、本作だけでリタイアさせちゃうのはなんか勿体ない。特出のCGシュワちゃん、あれはきっとジョークですよね(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-24 23:14:14)
3.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
『2』でスカイネットの誕生を阻止して人類の未来を救ったジョン・コナー、それから12年経って成人した彼はすっかり人生の目的を見失ってヤク中のホームレスになり果ててしまった。このつかみは、コミケで売ってる同人コミックでよくあるヒーローもののパロディみたいで、なかなか面白い。よっぽどこの不細工ジョン・コナーくんが自分探しのために四苦八苦するというお話しの映画として撮ったら面白かったろうけど、それじゃあ『ターミネーター』とは関係ないお話しになっちゃうし全世界が許してくれないでしょう(笑)。 てなわけで前作以上にタイムトリップ理論を無視した展開になるわけですが、まあこうするより他に途はなかったでしょうね。実はむかーし観てけっこう腹が立った記憶があったけど、観直してみると並みの映画ではあるがそこまで怒るほどではなかったですね、まあそこそこということです。敵方ターミネーターを女性型にするというのは誰でも思いつくことですし、肝心の武器というか機能は『2』と較べて大して進歩してないというのが正直な感想です。ただこのT-850型対TX型の肉弾戦は、つまりシュワちゃんVSクリスタナ・ローケンの闘いであるので、大男がナイスバディ美女に痛み付けられるというちょっと特殊な絵面を見せてくれます。アクション・スターとしてここまで体を張れるというのは血まみれになって戦うガメラみたいなもんで、スティーヴン・セガールはシュワちゃんの爪の垢でも煎じて飲んだ方が良いです。 けっきょく核戦争は阻止できないという絶望的な終わり方を迎えるのですが、ハリウッド映画お決まりの「未来は変えられるんだ」というスローガンを粉砕してくれたのは、シリーズを続けてカネをこれからも稼ぐためとはいえ意義があったのでは(と思いたい)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-09-16 10:29:30)
4.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
25年余りで三度もテロ計画を阻止しぶっ殺したテロリストは40人近く、でも勲章ひとつもらえず未だに“ベテラン刑事”と呼ばれるだけ、ジョン・マクレーン、人呼んで“世界でいちばん出世運が悪いデカ”。『ダイ・ハード』シリーズを総括するとこういう感じでしょうかね、現実世界でこんな警官がいたら、出世どころか政界に進出して合衆国大統領になっていてもおかしくないぐらいです。 “冴えないオッサン刑事が実はスーパー・ヒーローだった”という初期のコンセプトはとっくに忘れ去られて、本作のマクレーン刑事はジェームズ・ボンドかジェイソン・ボーンかという無敵ぶりです。さすがに疾走する車から飛び降りて死ななかったりF-35戦闘機にしがみついて結果的に墜落させてしまったり、はっきり言ってやり過ぎです(笑)。前作からプロット化しつつあるマクレーンの私生活の不幸振りもついにホリーとは完全に離婚、年頃の娘には邪険に扱われる始末で同世代のお父さんの涙を誘います。敵は敵でハリウッド映画では現在最凶の組み合わせ、ハッカー&テロリストですから脚本にも力が入っています。でも今までの敵テロリストはそれぞれある集団に属していることが明確だったのに、今回ははみ出し者のプログラマーがなんで冷酷なプロ集団を集められたのか、もうちょっと丁寧に説明して欲しかったですね。 前作よりも出来が良いのかなと期待してましたが、終わってみれば良くも悪くも普通のアクション映画だったなという感想でしかありませんでした。ブルース・ウィリスがあと何作このシリーズを続ける気なのかは知りませんが、きっと最終作ではホリーとよりを戻すんだろうなという予感がしています。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-09-29 20:37:05)
5.  ダウト ~あるカトリック学校で~ 《ネタバレ》 
シーモア・ホフマンや司祭たちの男の世界と、メリル・ストリープが君臨する修道院内の女の世界、対照的な食事シーンを交互に見せるところが面白い。シーモア・ホフマンも単純な熱血神父ではなさそうだし職場内では如才なく上司の受けは良いみたいで、追放されたと思いきやまさかの栄転人事には意表を突かれました。ラストのメリルの涙は、私には悔し涙の様に思えます。不思議とこの映画は生徒の視点からの描写が皆無に近いのですが、母親ヴィオラ・デイヴィスのメリルへの悲痛な告白でそこら辺のモヤモヤも吹っ飛んでしまいました。主役ふたりの演技合戦も確かに凄いのですが、ヴィオラ・デイヴィスの演技、オスカー・ノミネートも納得です。余談ですが、この映画がもし50年代に撮られたら、きっとモンゴメリー・クリフトとキャサリン・ヘップバーンのキャスティングだったんじゃないかとふと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-14 20:59:40)(良:1票)
6.  ダーウィン・アワード 《ネタバレ》 
ダーウィン・アワードを受賞したおバカなエピソードを見せるために、血を見ると失神しちゃう元プロファイラーと保険会社の調査ウーマンがロードムーヴィーを展開し、そこに連続殺人事件が絡み、そして彼らの調査はドキュメンタリーとして記録されている、とまあ良くここまで詰め込んだなと感心させられる脚本です。だけどおバカな死に方のエピソードが大変面白いだけに、連続殺人のサスペンスなんかジャマでしょうがないという感じです。いっそモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)として撮った方がこの映画間違いなく面白かったと思います。復活ウィノナ・ライダーにプラス一点。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-28 01:54:22)
7.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
ヒロインをいじめるのはこの監督の趣味でしょうが、逮捕されて死刑になるまでの描写がちょっと雑な構成だと感じました。ビョークがD・モースを撃つシーンでは、正直言って私はモースの行動がさっぱり理解できなかったです。それに、この映画はミュージカルと呼ぶにはちょっと抵抗がありますね。名曲“My Favorite Things”をあんな使い方するとは、さすがに恐れ入りました。わざわざ、「ミュージカルでは恐ろしいことは起きない」なんてセリフをヒロインに言わせるところなぞ、もう悪意以外のなにものでもありません。ラース・フォン・トリアーという人、きっと幼少期の育てられ方に何か問題があったのではないでしょうか。でも悔しいけど、人間味はないけど知性と才気は認めざるを得ませんね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-04-11 02:57:00)
8.  A TIME OF WAR タイム・オブ・ウォー 戦場の十字架 《ネタバレ》 
原題は“Passchendaele(パッシェンデール)”。第一次世界大戦の激戦地で、日本人にとっての日露戦争の203高地と同様に、カナダの人には忘れられない戦場だそうです。監督・製作・主演はP・グロスというカナダの俳優ですが、監督としてもなかなかの手腕で結構観られる佳作に仕上がっています。邦題になっている『戦場の十字架』とは、捕虜になったカナダ兵が十字架に貼り付けになって戦場にさらされていたのを見た、という当時カナダ兵の間で広まった噂が元になっていますが、映画の中でも伏線になっていてラストで「あっ」と驚かされます。戦場よりもカナダの田舎で展開するドラマの方が圧倒的に長いのですが、雄大なカナダの自然が堪能できます。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-03 12:19:32)
9.  タロットカード殺人事件
ウッディ・アレンとスカーレット・ヨハンセンの漫才コンビは意外といけますねえ。アレンのマジシャンぶりがまた良く似合っています。NYが舞台だとマスコミ業界人を演じることが多いですが、ウッディ・アレンは売れない芸人役が似合っていると思いませんか。相変わらずヒッチコックとかの過去の名画へのオマージュがちりばめられていて、楽しませていただきました。この映画を見てふと思ったこと…日銀総裁とウッデイ・アレンは顔面相似形だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-30 22:54:15)
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