1. 天気の子
《ネタバレ》 言うまでもなくファンタジー。もちろん何らかの比喩ではあるんだろうけど、最善の道はケースバイケースだから、あまりピンと来なかった。東京に雨が降り続くから死んでくれと誰が言えよう。天気が狂って皆が大変な思いをしようとも愛するかけがえのない人には生きていてほしい。生きるべきだ。不吉なことだが、この映画が公開されてから1年も経たないうちに本当に世界は変わってしまった。新型コロナウイルスが教えてくれたこと…とでも言うべきか、世の中なるようにしかならない。異常気象、天変地異に抗うことはできないし、地球に住まわせてもらっている以上withで生きていくしかない。そういう姿に今だからこそ感じ入る部分もあったのかな。概ね暗い話で決して好みではないが、とりあえず6点。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-11 19:13:20) |
2. デイアンドナイト
《ネタバレ》 主演俳優と監督が4年温めてきた企画で、山田孝之がプロデューサーとして名を連ねている。自殺した父の日記にあった「善と悪はどこからやってくるのか。そして私は今、どちらにいるのだろうか」...これを追いかける2時間だったように思う。自分の信じる正義のために罪を犯す矛盾と、やがて訪れる破滅が問いかける。「(大切な人)守れたの?」(奈々)、「お前全部間違ってるよ」(三宅)。一方、奈々という希望、救いもあるため意外と後味は悪くなかった。田舎町の美しい風景を中心とした映像美が心に残る一本。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-04-13 23:09:17) |
3. DESTINY 鎌倉ものがたり
<原作未読>悪くないと思った。全体的に温かくて。一色夫妻の別れの前に、堤真一演じる本田さんのエピソードがあって、ちょっと泣ける。ムロツヨシも良いんだな、これが。松竹の方で夫婦を演じている吉行和子・橋爪功コンビしかり、テーマは夫婦愛。貧乏神に朝食を作ってあげるくらい心優しい妻を取り戻しに命を懸けて黄泉の国へ。ちょっと天然が入ってて可愛らしい妻・亜紀子を高畑充希が上手く演じているので、夫・正和の行動にも共感できる。vs天頭鬼はそんなに面白いものではなかったけど、黄泉の国のビジュアルは割りと好みだ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-10-08 21:34:46) |
4. 帝一の國
《ネタバレ》 <原作未読>単純に面白かった。印象的なのは森園派のマイムマイムダンス。だんだん大きくなる輪、その中心には誇らしげな千葉雄大。錦の御旗を目にした徳川慶喜が賊軍になってしまったショックで戦意を喪失したようにみるみる瓦解していく氷室派。なかなか痛快だ。ラストはこの翌年、帝一自身が満を持して立候補。そしてその結果は…。ネタバレになるけど、最後まで帝一らしくて安心した。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-02-26 22:45:09) |
5. 手紙は憶えている
2015年でアウシュビッツの生き残りともなると、復讐する側も、される側も超高齢者。復讐の旅であり、ときどきピンチも訪れるけど、やっぱり「ゆるい」な。悪い意味ではない。むしろいい意味で。どんでん返しもあるけど、私にとってそれはおまけみたいなもので。それよりロードムービーとしての面白さを評価したいと思う。大御所クリストファー・プラマーもさすが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-12-08 22:44:35) |
6. テッド
直訳では伝わらないネタがいっぱい出てくるってことで「くまモン」だの「星一徹」だの不思議な字幕になっていて、アメリカ人と同じ感覚で笑えないのが残念ではあった。とはいえ下ネタやブラックジョークだけではなく、芯の部分にはちゃんとドラマがあるから細かいことは理解できなくてもOK。ちょっと感動もあったりなんかして。個人的に一番面白かったのはナレーターの最後の一言。あの悪ガキがああなったか! [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-31 00:01:09) |
7. デンジャラス・ラン
低予算映画ではないからアクションなりカーチェイスなりはそれなりのレベルに達してはいるけど、終わってみればとてもありふれた内容で、デンゼル・ワシントンを主演に迎えるほどではなかったなと。伝説とまで呼ばれたトビン・フロストが中途半端で、あまり魅力的でないのが痛い。襲撃をかいくぐるたび感じるのはトビンのかっこよさではなく、敵の無能さであった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-06-26 18:44:01) |
8. デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~
ハングオーバーよりしんみりしてて笑いも少なめ。ワンちゃんのオ○ニーは面白かったかな。居眠り運転からの事故は派手すぎて、あれで生きてるのが不思議だった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-29 12:30:12) |