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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1876
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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21.  トライアングル(2009) 《ネタバレ》 
障害のある一人息子を抱え、困窮した生活を送るシングルマザー、ジェイ。追い詰められた彼女は少しでも気分転換を図るため、息子を特別支援学校へと預けると、約束していた友人たちとともにヨットセーリングへと旅立つことに。「トライアングル号」という名の立派なヨットに乗り込み、美しい大海原へと繰り出したジェイは、日頃のストレスを忘れしばしのバカンスを楽しむのだった。だが、そんな彼女たちを悲劇が襲う。急な大嵐に遭遇し、ヨットは呆気なく転覆してしまったのだ。横転したヨットで途方に暮れていたジェイたち。すると神の恵みか、大きな豪華客船が彼らの前を通りかかる。急いで乗り込んだものの、何故かどこをどう探しても船客はおろか乗組員すら誰一人として見出すことが出来なかった。戸惑う彼女たちに突然、今度は銃を持ったマスク姿の人物が襲い掛かってくる。「いったいどうなってるの?」――。パニックへと陥ったジェイに、理屈では到底説明できないような更なる不条理が訪れる…。いったいここは何処なのか?何故、ジェイは初めて訪れるはずのこの豪華客船に見覚えがあるのか?そして、マスク姿の襲撃犯の驚きの正体とは?低予算で撮られたワンシュチュエーションのスリラーでありながら、練られた脚本の力とエッジの効いた映像センスで魅せるなかなかの佳品でしたね、これ。猛烈にネタバレしてしまうと、前半まではよくあるソリッド・シュチュエーション・スリラーのように思わせながら、途中でもう一人のジェイが登場し、ここからまさかのループ物へ!いやー、見事に気持ちよく騙されましたわ~。自分たちが全員死ぬとまた次の自分たちがやって来る――。この悪夢の無限ループから抜け出すために孤軍奮闘する主人公の姿が小気味よく(タンクトップ&ホットパンツ最高!笑)、ときおりハッとするような映像が差し挟まれるのも大変グッド。特に、山と積まれた何十人もの自分の死体へと新たに横たわる主人公の仲間の女性。いやー、シュールで絶望的でグロテスクで大変良い画ですね~。最後のオチも力技ながらうまく纏めていて満足度は高い。なるほど、シーシュポスの神話ってそういう意味だったのか。そんな絶望的なお話を良い感じで緩和する大海原の映像も涼しげで、真夏の熱帯夜にビールでも飲みながら楽しむのにうってつけの映画でありました。うん、7点!
[DVD(字幕)] 7点(2019-08-12 22:33:02)
22.  ドリーム 《ネタバレ》 
ソ連との宇宙開発競争が激化し始めたころの1960年代、アメリカ。まだ黒人への差別感情が色濃く残るこの時代のアメリカ社会において、NASA職員でありながら黒人で女性というだけで不当な扱いを受けていた3人の女性たちがさまざまな困難を乗り越えていく姿をドラマティックに描くエンタメ・サクセス・ストーリー。まあキレイごとっちゃあキレイごとなんですけど、アカデミー賞にノミネートされただけあってなかなかよく出来てますわ、これ。虐げられた主人公が自らの才能とひたむきな努力だけを武器にのし上がってゆくドラマは、超ベタなんですけどやぱテンション上がりますね~。そこに昨今の人種差別やジェンダー問題をスパイスとしてさらりと織り込む手腕も鮮やか。特に主人公の一人が毎回もよおすたびに何百メートルも離れたビルにしかない非白人専用トイレへと往復させられるシーンは、コミカルさとシリアスさが同居する見事な出来栄えでした。美味しい役どころをいただいたケビン・コスナーも全然嫌みがなくていい。うん、なかなか面白かった。7点!
[DVD(字幕)] 7点(2019-07-31 23:44:23)
23.  ドント・ブリーズ 《ネタバレ》 
それは楽な仕事になるはずだった――。泥棒して得た金でその日暮らしの生活を送るケチなコソ泥三人組。ある日、彼らの一人が飛びっきりの情報を仕入れてくる。町の郊外にひっそりと建つ一軒家に盲目の退役軍人が一人で暮らしていて、交通事故で死んだ娘の賠償金をたっぷり貯め込んでいるというのだ。根が小心者のアレックスは良心の呵責から反対するものの、密かに心惹かれる仲間の女の子ロッキーの頼みもあって、「これで最後だから」と盗みに入ることを決断する。そして、迎えた計画の夜。楽々とその爺さんの家へと侵入した三人組。だが、彼らは予想外の事態に直面することに。なんとそのじじいが無茶苦茶強かったのだ!!あっという間に仲間の一人を殺されたロッキーとアレックスは、閉鎖された家の中で逆に追い詰められていく。そして彼らはすぐに知ることになる。地下室の奥で密かに実行されていた、じじいの狂気の計画のことを…。アイデア勝負のそんなB級ホラーなんですが、これがけっこう技ありな演出が冴えていてなかなか面白かったですね~。目が見えない分、研ぎ澄まされたそれ以外の感覚で家の中を駆けずり回るじじいと軽佻浮薄な今どきの若者たちの壮絶なかくれんぼは、見ていて楽しかったです。主人公たちが同情の余地のないちんけなコソ泥なら、本来は被害者であるはずのじじいもこれまたイカれたサイコ野郎なので、こいつらがどんな痛い目に遭おうとさして心が痛まないというのが本作のミソですね。てか、このじじいがキャラ立ちまくりでもうこの時点で映画として勝ち。じじいが自らのアレを入れたフロイトを喉奥にちょんばーされたとこはもう爆笑しちゃいましたわ。まあ目が見えない分研ぎ澄まされた感覚を持つというじじいが、侵入者の隣を歩いているのに気づかないという詰めの甘さはご愛敬(笑)。ゲームはまだまだ始まったばかりと言わんばかりのラストも良かったです。うん、僕はぼちぼち楽しめました。7点!
[DVD(字幕)] 7点(2018-01-24 20:57:38)
24.  トランス(2013) 《ネタバレ》 
高級な絵画をオークションにかける会社で働くサイモンは、ゴヤの大作「魔女たちの飛翔」が落札にかけられるその日、仲間たちとある計画を実行にうつすのだった。それは大胆にもその高額な絵画の強奪。しかし、彼の予想外の裏切りによりそんな絵画は何処かへと隠されてしまうことに。当然のように怒り狂うリーダーの拷問にもなかなか口を割らないサイモン。なぜなら彼は、頭を強打されたことで記憶をきれいに失ってしまったのだった。仕方なく、リーダーは催眠療法士の美しい女性を利用して彼の失われた記憶を甦らせようとするのだったが、各々の隠された思惑と過去の出来事が複雑に交錯し、事態はどんどんと思わぬ方向へと転がり込んでゆく。催眠状態に陥った一人の男の隠された深層心理を極彩色でポップな美しい映像と軽快でノリの良い音楽とで、スタイリッシュに描き出す映像作家ダニー・ボイルらしい佳品でありました。いかにも賛否両論分かれそうな作品だろうけど、僕はけっこう好きですね、このまるで万華鏡の中へと紛れ込んだような独特の世界観。まあ、ストーリー展開や設定はよくよく考えたら突っ込みどころは満載ですけど、エンドロールが流れ始めるまで、このポップでサイケな映像で描き出された、一人の男の疾走感溢れる脳内トランスワールドに素直に酔いしれることが出来ました。ときおりはさまれるシュールなエログロ描写もなかなか良かったです(むちゃくちゃ顔の濃いヒロインの股間が全くの無毛だったという、なんじゃそりゃー!なフルヌードにはびっくり仰天ッ笑)。どことなく「エターナル・サンシャイン」を髣髴とさせるこの作品、うん、見事に僕の好みとマッチしておりました。ちょっぴりおマケして8点…、いや、やっぱ7点かな~。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-01 08:51:59)
25.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 
人里離れた森の奥深くに佇む一軒のみすぼらしい山小屋。そこに、旅行中に夫とはぐれて迷子になってしまった妊婦サマンサがやって来る。しかし、そこには森で事故を起こし同じく迷子になった青年トムという先客が居たのだった。ほどなくして、今度は色んなお店で強盗を繰り返してきた根っからの不良少女ジョディがやって来る。仕方なく力を合わせてここから脱出しようとする3人だったが、何故か何処まで歩いてもまた同じ小屋へと舞い戻ってしまうのだった。戸惑う3人に、さらに追い討ちをかけるような驚愕の事実が明らかとなってゆく。いったい此処は何処なのか?そして、彼らは無事に森を抜け出すことが出来るのか?主要登場人物はほぼこの3人(後半にもう1人出てくるけど)、舞台も何処にでもあるような森の山小屋とその周辺のみという明らかな低予算映画なのだけど、秀逸なアイデア、練られた脚本、何より面白い映画を創ろうという情熱のみを武器に、これまで誰も観たことのないような世界を創出しようという監督の熱意が画面の端々から感じられる意欲作でありました。残念ながら、それが必ずしも成功しているとは言いがたいところがちらほらあるけど、その心意気や良し!大マケして7点!
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-29 19:54:17)
26.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
出版社を円満退職し、新たに手に入れた郊外のマイハウスで、かけがえのない家族と共に幸せを満喫しながら執筆活動にいそしむウィル・エイテンテン氏(変な名前!)。しかしそこは過去に、気の狂った父親による一家惨殺事件が起きたいわく付きの物件だった。精神病院を退院した犯人と思しき謎の人物によって、エイテンテン氏のそんな幸せな家庭は音を立てて瓦解してゆく。最初はよくあるドメスティックスリラーなんだろーなと思って観ていたら、中盤、あっと驚くどんでん返しが待ち受けておりました。最近、ほんとにこの手の設定の映画が多いけれど、今回もやっぱり見事に騙されちゃいました。びっくり!冒頭の幸せ家族描写がクドイくらいに延々と続いた訳もそれで納得(あと変な名前のこともね)。それにしても、なんて切なくて哀しいお話なんでしょー。最後、燃え上がる〝ドリームハウス〟のなかに飛び込んで、所詮は〇〇に過ぎない家族なのにそれでも別れを告げざるを得なかったダニエル・クレイグの哀切な表情がいつまでも忘れられない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-04 23:08:26)(良:1票)
27.  となりのトトロ 《ネタバレ》 
徹底的に子供の視点で描かれた、田舎の自然の美しさと恐ろしさを想像力豊かに描いたメルヘンファンタジー。やっぱり宮崎駿って世界に比肩できる天才だと改めて思う。だって、この作品に登場するトトロや猫バスなんて世界広しと言えども宮崎駿以外に絶対に誰にも考えられないだろうもの。ユーモラスで優しくて頼もしくて、そしてどこかに不気味さも感じさせる数々のもののけ(?)たちはいつ見ても心穏やかにさせてくれる。個人的には、まっくろ黒すけが一番好きかなぁー。
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-02 21:05:30)
28.  トロール・ハンター 《ネタバレ》 
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』以来、延々と作られてきたよくあるフェイク・ドキュメンタリーだとほとんど期待もせずに観たのだけど、これが意外に面白かった。その手の映画にありがちな過剰な悲愴感や見辛い画面のブレもなく、上質なユーモアさえ漂わせているところがいい。トロールが太陽の光を浴びると石になる理由を科学的に説明してみせたかと思うと、今度はキリスト教徒の血を嗅ぎ分ける理由はなにも説明なしとか、そんな設定の詰めの甘さがB級感溢れていて素敵。そして、何よりボヤキながらトロールの駆除をするベテラン・ハンターが、普通に親戚に居そうな何処にでもいるおっさんなのが笑っちゃう。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-31 18:16:21)
29.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
いままで数多く創られたゾンビ映画への愛に満ち溢れた良作。もうひたすら生き残った人間を物量作戦で徹底的に追い詰めていくゾンビたちの恐怖に痺れます。そんな極限状況下でショッピングモールに逃げ込んだはずなのに、主人公たちは開き直ったように屋上からゾンビハンティングで暇潰し……、この乾いたユーモアセンスが抜群です。最後の、いままでの鬱憤を晴らすかのように武装バスでゾンビたちを切り刻みながら逃げ出す主人公たちの姿は爽快でした。でも、エンドロールに流れる映像はちょっと蛇足だったかな。
[DVD(字幕)] 7点(2012-09-06 19:12:29)
30.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
最近、かなりシニカルな作風の続いたコーエン兄弟が久々に撮った娯楽作。さすがにキャリアに裏打ちされた演出が、隅々にまで冴え渡っています。特にアル中のカウボーイを演じたジェフ・ブリッジスの演技は白眉です。また、頭の硬い青年を演じたマット・デイモンも着実に演技の幅を広げています。安心して楽しめる映画なんだけど、恐らくこの次はまたシニカルな実験的映画を撮ってしまうのが、コーエン兄弟なんだろうなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2012-04-27 22:02:14)
31.  ドント・ウォーリー・ダーリン 《ネタバレ》 
砂漠のど真ん中に造られた、とある新興住宅地。ここは世界的な大企業が極秘裏に進めるプロジェクトのために建設された、完璧な町だ。大きなスーパーマーケットや美容院、映画館も併設され、他のどの町に行かなくてもここだけで生活に必要なものは全て揃うようになっている。定期的に巡行するバスに乗れば、町の何処にでも運んでくれる。そう、ここは誰もが幸せに暮らせる楽園のような世界――。プロジェクトに関わる夫ジャックとともに、何不自由ない生活を満喫する専業主婦アリス。従業員以外は許可なく町を出ることは禁止というルールに疑問を抱くことなくこれまで暮らしてきたアリスは、毎朝夫を送り出し、ママ友たちと日々優雅な昼下がりを楽しんでいる。自由な時間を楽しみたいとまだ子供を作る気もないアリス。だが、迷子になった子供を捜すためにルールを破って町の外に出てしまった隣人主婦マーガレットの存在が彼女の気持ちをざわつかせる。マーガレットの子供はいまだ行方不明のままで、彼女はそれからこの町に批判的な言動を繰り返しすようになっていた。ある日、そんなマーガレットが自らの喉を切って自殺する瞬間を目撃してしまったアリスは、真実を探るために町の外へと逃げ出そうとするのだが……。冒頭から描かれる、この冗談みたいな理想郷のカラフルで洗練されているのにどこか歪な世界観が強烈。何処にもゴミ一つ落ちておらず、家の壁も汚れなど一切なし、部屋の中も全て掃除が行き届いている。でも、主婦たちは料理以外の家事は全くせず、プールサイドで優雅にお酒を飲んで趣味のバレエにいそしみ、することと言えば夫と所かまわずセックス。彼女たちはみな夫の言うことを全て鵜呑みにして、今の生活に何も疑問を抱かない。そんな世界に響き渡る、何処までも陽気な音楽……。ここまで気持ちの悪い世界を緻密に構築した、この監督の手腕は確かに凄い。時折挟まれる悪夢的イメージも鮮烈で、生卵を割ってみたら中身がまったくの空だったなど印象に残るシーンも多い。ただ、問題となるのはストーリー。ここまで大風呂敷を拡げまくったお話をどうオチつけるのかと思っていたら、まさかの○○オチ。これまで様々な映画や小説で何度も見てきたような既視感満載のその真相は、さすがに肩透かし感が半端なかったです。こーゆー言ってみればなんでもありのオチは、よほど巧くやらないと納得感が得られませんって!!また、全編に貫かれる、「全ての女性を家庭という牢獄に縛り付けようとする男社会の論理」への抵抗というフェミニズムなテーマも、最近はそんな映画が余りに多すぎてちょっと辟易。なんなら説教臭ささえ感じました。映像や世界観はすこぶる良かっただけに、残念!
[DVD(字幕)] 6点(2023-09-21 08:41:29)
32.  トロール 《ネタバレ》 
北欧の神話や民間伝承に登場する恐ろしき怪物、トロール。人間などひょいと摘まみ上げて食べてしまうそんなモンスターが、山地開発をきっかけに現代に蘇ってしまった!前例のない驚くべき事態に人々は右往左往するばかり。政府や軍幹部、そして怪物を調査する古生物学者は果たしてこの危機を乗り越えられるのか?という、極めてシンプルなモンスターパニック映画。まぁバカバカしいっちゃバカバカしいんですけど、それでもCGで描かれたトロールの造形はけっこうお金がかかっていて暇潰しで見る分にはそこそこ楽しめました。このトロール君の見た目が何処か間抜けで、こいつが都会を破壊しながら練り歩くシーンは大真面目に作ってある分、なんか笑けてきちゃうのが本作のミソ。ただ、お話の方ももっとおバカに振り切っても良かったんじゃないかな。ところどころクスリとさせられるものの、中盤からはいまいち盛り上がりに欠けたまま終わっちゃいました。同じくノルウェー&トロールで言えば、今やハリウッドの第一線で活躍するアンドレ・ウーヴレダル監督の知る人ぞ知るカルト作『トロールハンター』があるけど、笑いも物語もあちらの方が一枚上手でしたね。以下余談。いかつい軍幹部がオタクっぽい首相補佐官に軍歴を聞いたところ、「あるよ。コールオブデューティだ」って答えたところが個人的にツボでした。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-01-23 06:15:25)
33.  ドアマン 《ネタバレ》 
要人警護中にテロリストに襲われ、幼い女の子を目の前で死なせてしまった元海兵隊員アリ。以来良心の呵責に悩まされ海兵隊も除隊した彼女は、生まれ育ったニューヨークへと戻ってくる。親戚の叔父に勧められ、アリはそのまま古い高級アパートでドアマンとして働くことに。そこは明日から大規模な改装工事が始まり、住民のほとんどが出払うことになっていた。残っていたのは足腰の弱い老夫婦と一日だけ部屋にとどまることを許された大学教授の家族のみ。アリは、不愛想な先輩ドアマンの元、無事に勤務初日を終えるのだった――。次の日、実は親戚だった大学教授家族からお誘いを受けたアリは彼らとディナーを楽しんでいた。だが、彼女はまだ知らなかった。同時刻、1階に住む老夫婦の部屋に屈強な強盗団が押し入っていたことを。彼らの狙いは、老人がかつて東ドイツから持ち出した高級な絵画を強奪すること。ところが何処をどう捜しても目的のものは見つからなかった。それも当然、足が弱くなった老夫婦は最近1階へと越してきたばかりだったのだ。絵画が隠されていると思しき部屋は、かつて彼らが暮らしていた10階の一室。偶然にもそこは今、アリたちがディナーを楽しんでいる大学教授の部屋だった……。率直な感想を述べさせてもらうと、まあまあ面白い。スケールのちっちゃな『ダイ・ハード』って感じでしたが、お話のテンポも良く、アクションのキレも良かったので最後までそこそこ楽しんで観ることが出来ました。古い時代の建物ということで、禁酒法時代に皆で隠れて飲む用の隠し部屋や隠し通路があるとかも面白い舞台設定。そんな閉ざされたビル内で繰り広げられる、元凄腕海兵隊ドアマンと強盗団の戦いは逆転に次ぐ逆転でけっこうハラハラドキドキ。主人公の姪っ子の女の子も可愛かったですし。ただ、脚本の細かいところに突っ込みどころがいっぱいあるのが惜しい。敵から隠れているのに、死んだ母親の話から思わず感情的になって机を叩いてしまい見つかってしまう少年はかなりアホですね。ドアマンと言いながら、主人公がほとんどその制服を着てないのも勿体ない。主人公、あの制服けっこう似合ってたのにね。アクションシーンもところどころ巧く繋がっていないようにも感じもしました。とは言え、何も考えずに暇つぶしで観る分にはそこそこ楽しめると思います。
[DVD(字幕)] 6点(2022-10-07 09:34:36)
34.  ドリームランド 《ネタバレ》 
ここは、荒涼とした大地が何処までも続く未墾の地、テキサス。家族とともに貧しい生活を送る17歳の青年ユージンは、何処にでも居る平凡な男の子だ。今は保安官の義父と暮らしているが、本当の父は彼がまだ幼いころに酒に溺れた挙句、夢を求めてメキシコへと旅立ったきり消息不明のままだった。心配性の母や幼い妹とともにそれでもこの地で生きていた彼は、ある日、町で不穏な噂を耳にする。銀行強盗を繰り返し何人も人を殺したという凶悪な犯罪者が、この町まで逃亡しているかもしれないというのだ。不安を感じながらも家に帰った彼は、納屋で驚きの事態に直面する――。なんと、その逃亡犯の女が、大怪我を負って隠れていたのだ。アリソンと名乗る彼女は、ユージンにどうか誰にも言わず逃亡に手を貸してほしいという。多額の報酬と彼女の魅惑的な笑顔に惹かれたユージンは、そのまま誰にも内緒で彼女を匿うのだった。罪は犯したが人は殺していないというアリソンの言葉を信じ、駄目だと分かりながらも潜伏生活に手を貸すユージン。だが、警察の手が間近に迫ってきたと感じた彼は、彼女とともに父が夢見たメキシコへと向かう決意をするのだが……。1930年代、アメリカ南部の閉塞感漂う田舎町を舞台に、犯罪者の女と大人しい青年との決死の逃避行を描いたクライム・ドラマ。そんな17歳の青年を惑わす犯罪者を演じたのは、いまやすっかり演技派としてのイメージが定着した人気女優マーゴット・ロビー。危険な匂いをぷんぷん漂わせる彼女はまさに嵌まり役としか言いようがなく、彼女に翻弄される純朴な青年との破滅的な恋の行方は終始ハラハラドキドキの連続で最後まで目が離せません。うだるような熱気に包まれたテキサスの空気も相俟って、なかなか緊張感に満ちた犯罪劇に仕上がっていたと思います。ただ、監督がこれが長編デビュー作ということもあってか、意味不明な演出がところどころにあったのが非常に惜しい。例えば冒頭のナレーション。実はこの青年の妹の回想という形で物語が進むのですが、これが非常に分かり辛く、しかも家族構成も説明不足でいったい誰が語り手なのかイマイチ分からない。物語の掴みとしてはマイナスというしかありません。致命的なのは、彼ら二人がホテルのバスルームで初めて関係を持つシーン。アリソンが切々ともう後戻り出来ないことを語るのですが、彼女の姿は画面の外で一切その姿が映らないんです。「あぁきっとマーゴット・ロビーがヌードNGで仕方なくこんな演出にしたんだろうなぁ」と思ってたらその後、普通にヌードの彼女が出てきて、「え、じゃあなんでこんな変な演出にしちゃったの?」と思わず呆然。きっと撮り方次第でものすごく印象的な良いシーンになったであろうに、何とも勿体ない。良い部分もたくさんあったのですが、それと同じくらい残念なところも目立つ作品でありました。ま、この監督の次作に期待ってことで。
[DVD(字幕)] 6点(2022-01-05 03:12:46)
35.  21ブリッジ 《ネタバレ》 
ある夜、マンハッタン島で凶悪な強盗事件が発生。密売組織が隠していた大量のコカインを二人組の男が強奪しようとしたのだ。連絡を受けた警察がすぐに駆け付けたものの、自動小銃で武装した犯人と激しい銃撃戦となり、瞬く間に8人もの警察官が犠牲となるのだった――。捜査に乗り出したのは、正義感の強さからこれまで何人もの犯人を射殺して当局から目をつけられているデイビス刑事。明らかにプロの仕業だと判断した彼は、すぐさま前代未聞の処置を講ずるのだった。なんと夜明けまでの5時間、マンハッタン島を全面封鎖しようというのだ。島と外部を繋ぐ21の橋全てに検問所を設け、蟻一匹逃げ出せないような厳戒態勢を敷くデイビス刑事。執拗に犯人の行方を追う彼だったが、事件を予想だにしない展開を見せ始める。果たして事件の真相とは?急逝した実力派俳優チャドウィック・ボーズマンが制作・主演を務めたという本作を今回鑑賞してみました。たった一晩の出来事をほぼリアルタイムで追うことで、なかなか緊迫感に満ちた作品に仕上がっていたと思います。正義感に燃える熱血刑事と常に冷静沈着な女性麻薬捜査官というコンビも対照的で大変グッド。彼らともはや後がない犯人たちとの息詰まるような攻防は、多少ベタではあるけれどなかなか見応えありました。と、全体的には普通に良かったと思うのですが、僕としては何だか物足りないものを感じたのも事実。面白いっちゃ面白いんですけど、全てがあまりにも優等生的でこちらの想定したものを一切越えてこないんですよね、これ。事件の真相も途中で「あぁ、きっとこういうことで、この人がたぶん事件の黒幕なんだろうなぁ。でも、それだとベタすぎひん?」と思ったら、まさかのそのまんまでちょっと肩透かし。もう少しこの作品ならではと言った一捻りが欲しかったところですね。とはいえ、肩の凝らないサスペンス・アクションとしてはぼちぼち楽しめると思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-11-16 02:34:19)
36.  時の面影 《ネタバレ》 
第二次大戦前夜、イギリスの歴史を揺るがすような世紀の大発見をなしたとあるアマチュア考古学者と地主の未亡人との交流を実話を元に描いたヒューマン・ドラマ。ベテラン俳優レイフ・ファインズとキャリー・マリガンが豪華共演ということで今回鑑賞。丁寧な演出と確かな時代考証、そして全体に漂う気品に満ちた美しい雰囲気とで終始心地よく観ることが出来ました。主演俳優二人の抑制の効いた静かな熱演も素晴らしく、何より第二次大戦前夜のイギリスを覆っていたであろう不穏な空気を忠実に再現することに成功している。と、作品の世界観はなかなか素晴らしかったのですが、肝心のお話の方には僕はちょっと物足りないものを感じてしまいました。一言で表すなら、「ザ・事実の羅列」。色んなエピソードが並列的に描かれるのですが、軸となるお話が何とも弱い。学会から軽視され続けた異端学者の偉業達成、戦争によって夫を失った未亡人の苦悩、宇宙に憧れる少年の鬱屈した青春の日々、これらのいったいどれをメインに見ればいいのか最後まで分かりません。特に、リリー・ジェイムズ演じる助手研究員の不倫話は明らかに不要。彼女が出てきて二人の男とチュッチュチュッチュするたびに何だか白けた気分になっちゃいましたわ。いや、見たいのはそこじゃないですから。全体に漂うこのノスタルジックな雰囲気や、世紀の大発見の裏に隠された市井の人々の努力を現代に蘇らせたその着想などは大変良かっただけに、惜しい。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-10-12 00:30:14)
37.  ドッグマン(2018) 《ネタバレ》 
閉塞感漂う、イタリアの寂れた地方都市。そこで犬専門の美容室『ドッグマン』を細々と経営するマルチェロは、自己主張が大の苦手で頼まれたら嫌とは言えない気弱な男。それでも離婚した妻との間にできた娘との月に何度かの逢瀬だけを楽しみに、慎ましやかに生きていた。そんな彼の目下の悩み、それは小さなころからの腐れ縁である荒くれ者で街の厄介者として有名な親友シモーネとの関係だった。薬物に目がなく、気に入らないことがあるとすぐに暴力を振るい、マルチェロのことを都合のいい奴隷のようにしか見ていない彼に、それでもマルチェロは強く出ることは出来なかった。どんどんと調子に乗って暴走してゆくシモーネに、なすすべもなく引きずられてゆくマルチェロ。やがて、彼らのそんな歪な関係性は取り返しのつかない悲劇を生んでしまうのだった……。という見れば見るほど気が滅入るような暗いお話なのですが、ストーリーテリングの巧さや登場人物への深い洞察力等によって最後まで惹き込まれて観ることが出来ました。まあリアル版のび太とジャイアンのお話と言ってしまえばそれまでなんですけど、とにかくこの主人公の見事なまでのヘタレ具合が凄いです。明らかにいいようにこき使われているのにそれでも嫌といえず、理不尽な理由で酷い暴力まで受けているのに最後までその荒くれ者を親友だと信じようとする、まさに負け犬の見本のような男。最初は嫌悪感しか湧いてこないのだけど、ここまで徹底されるともはや圧倒されますね。だって、親友が犯した罪を被って刑務所にまで入ったりするんですもん。もはや馬鹿を通り越してある種の聖人なんじゃないかしらとまで思っちゃいますわ。そんな彼も最後はぶち切れて暴走しちゃうんですけど、惜しいのはこのぶち切れ具合がいまいち中途半端なところ。もっと突き抜けてくれないと、そこまでカタルシスが得られず、印象に残りにくいんですよね~。と、最後の方が腰砕けちゃいましたが、この濃密で殺伐とした雰囲気は嫌いじゃない。まあボチボチってとこでした。
[DVD(字幕)] 6点(2021-02-10 03:22:16)
38.  トイ・ストーリー4 《ネタバレ》 
大人気CGアニメの約9年ぶりとなるシリーズ最新作。あのほぼ完璧なラストを迎えた前作からどうやって新たな物語を紡ぐのだろうと思ったら、まさかのゴミから創られた新キャラ、フォーキー登場。物語はこのフォーキーを助けるためにお馴染みのおもちゃたちが悪戦苦闘する形で進んでゆきます。確かに頑張ってるのは分かるのだけど、やはりどうしても付きまとうこの蛇足感…。なんかこの先割れフォークのフォーキーを必死で救おうとするアンディに僕はいまいち共感できませんでした。持ち主の女の子のためと言いながら、ここでフォーキーに媚売っといて後々女の子の気を惹くための足掛かりにしようって計算じゃないの?なんて穿った見方をしてみたり……。それに、妙に恋愛要素をぶっこんでくるとこにも違和感が拭い切れません。いやいやトイストーリーにそんなんいりませんから!最後、ウッディとボーがキスするんじゃないかとひやひやしちゃいましたわ。あと、おもちゃたち、自分勝手に行動しすぎ!車のアクセルを勝手に踏み込むなんて危なすぎます!これで交通事故でも起こったらどう責任取るつもりなんですか。あのキャンピング・カーも好き勝手にぶっ壊してましたけど、これであの両親とレンタカー会社が料金や補償を巡って揉めたり、両親にネットで悪口書かれたりして業績が悪化でもしたらと思うと不憫でなりません。ここらへんもう少し考えて欲しかったです。とはいえ、ハイクオリティなCG映像はもう安定のピクサー印なのでその点に関しては普通に楽しめました。特にあのアンティークショップの不気味な雰囲気は、けっこうお気に入り。完全に『シャイニング』のパロディになってて(おばあさんの入浴シーンもあったし!笑)、これ子供が見たら泣くんちゃうかってくらい怖いんです。なんだか一作目の悪戯っ子シドの改造おもちゃたちを髣髴とさせて、ここら辺のダークな世界観は個人的に好きでした。結論。前シリーズのスピンオフくらいの感じで観たら、ぼちぼち楽しめるんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-04 00:19:42)
39.  ドゥームズデイ 《ネタバレ》 
2035年、スコットランドはもはや世界から見捨てられた地と化していた。2008年に大発生した殺人ウィルスによって当時の住人は大多数が死滅。感染拡大を恐れたイギリス政府は、巨大な壁を建設し、スコットランドを完全に隔離してしまったのだ。取り残された人々は生きるために略奪や暴行、果ては食人行為にまで及んだが、それもやがて消えてしまった――。幼いころにその地から救い出されたシンクレアは、今や特殊部隊の精鋭として日々凶悪な犯罪と対峙していた。そんな折、彼女に極秘任務が下る。なんと、壁から遠く離れたロンドンで新たな感染者が確認されたというのだ。しかも時を同じくして、隔離地区内で生存者と思われる人間の姿も確認される。どうやらこの地に取り残された、免疫学の権威であるケイン博士がワクチンを開発したらしい。「人類の危機を救うため、今から壁の向こうに行きワクチンを取ってきてくれ」。やむなくその任務を受け入れたシンクレアは、仲間たちとともにすぐさま死の世界へと侵入する。期限は、48時間。だが、そこには感染者よりも恐ろしい存在が待ち受けていたのだった…。殺人ウィルスによって荒廃した近未来を舞台に、世界から見捨てられ暴徒と化した無法者たちを相手に戦う美しきヒロインを描いたダーク・アクション。もっとゾンビ的なやつと戦う内容かと思いきや、意外にもこれってパンクな無法者の食人族集団と戦うお話だったのですね。モヒカンやらタトゥーやらピアスやら、イカレタ敵の皆さんはもう完全に『マッドマックス』のそれ。他にも装甲車で侵入するシーンは『エイリアン2』だし、隔離地区内での戦闘はありがちなゾンビもの、そもそも主人公のスタイリッシュ・ヒロインという造形は完全に『アンダーワールド』。そして、中盤からはまさかの『ロード・オブ・ザ・リング』もどきの中世騎士ものになるというぶっ飛び展開。クライマックスは、もはや何が何だか分からない『マッドマックス』ばりのカーチェイス。いや、さすがに盛り込み過ぎっしょ!これだけ盛沢山な内容を一つに纏めようと言うのだから、さすがに脚本がしっちゃかめっちゃかになるのは自明の理。もう突っ込みどころのオンパレードです。主人公のカメラ付き義眼なんて凄くいいアイデアなのに、まったく活用されておりません。そもそも冒頭から生き別れたお母さんのメモをあないに強調しておきながら、まさかのお母さん最後まで登場せず(笑)。とはいえ、存分にお金を掛けたであろう美術に関してはかなり頑張っており、細かか小道具やちょい役のモブの衣装に至るまで監督の拘りが感じられてそこは大変グッド。やり過ぎグロ描写満載のアクション・シーンもけっこうスタイリッシュだったし、何も考えずにただボーっと観る分にはそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2020-03-21 22:31:10)
40.  翔んで埼玉 《ネタバレ》 
日本に唯一残された秘境、埼玉を巡る壮大な魂と誇りの物語。前評判通り、あまりにも荒唐無稽な内容でしたが完全にイキ切っていたのでけっこう面白かったです。同じ作者のギャグ少女漫画の名作『パタリロ』の初期のころの大ファンである自分としては、この毒のあるネタの数々はなかなか楽しめました。ただ、自分が関西在住で関東のこの地理的な関係性がいまいち呑み込めない部分もあったので、そこまで嵌まれなかったところも。でも、群馬県の扱いは酷すぎてさすがに笑っちゃいました。と、全体としてはまあまあって感じかな。もしこれを関西バージョンで撮るとすれば、やはり舞台は滋賀県になるんですかね?(笑)。決まり文句はもちろん、「滋賀県民には、琵琶湖の水でも……(以下自主規制)」
[DVD(邦画)] 6点(2020-02-24 02:04:06)(笑:1票)
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