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なんのかんのさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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81.  ドクター 《ネタバレ》 
この女流監督は『愛は静けさの中に』の人で、喋れなくなることに関心を持っているのか、これではウィリアム・ハートの外科医が喉頭ガンになる。自分が患者になることで正しい医者になる、って話。でもどうだろう、医者なら習慣の中ですでに納得しているようなことを、今さら新鮮に驚かれても困る。患者をいちいち人間として捉えていたんじゃやっていけないのは想像できるし、患者だって煩わしい。病気の患部という部分に解体して付き合うことで、互いにある程度気安さも感じられてたんじゃないか。それをことさら新鮮に怒ったりして、なんだこいつ、と思ってしまう。颯爽と廊下を行く医者のときの眺めと、患者になっての寝台車からの眺めの対比、なんかがある。仲の悪かった同僚に手術を頼むと、「あなたの喉を切りたかったんだ」と言うユーモアが良かった。全体、ツルッとした「いい話」で面白味に乏しい。
[映画館(字幕)] 5点(2012-09-25 09:25:33)
82.  遠き落日 《ネタバレ》 
差別用語とされる「てんぼう」という言葉をちゃんと使ってたことは褒めましょう。文久三年(1863)に尾羽嬢だったシカが明治元年(1868)にはもう三田佳子になってるのには驚いた。中盤のちゃっかりと手術費用を捻出するとこ、餞別をもらい回るとこ、山本圭のとこに強引に乗り込むあたりなどに「人間野口」が感じられかけるとこは若干あるんだけど、やっぱり偉人伝ものの枠からは抜け出せなかった。母の手紙が映画のキモで、このころはまだ有名ではなかったのではないかな。東西南北を読み込む中国の文章の伝統が、こういう僻村にまで及んでいることに驚かされる。母との再会のとき、左手の手袋は脱いでるの。ついにオッカアに「こんな手にしたのはおめえじゃねえか」と言ってしまった後の愁嘆場はモロ「日本映画」でしたなあ。牧瀬里穂の無理なフケメイクがなくてホッとした。
[映画館(邦画)] 5点(2012-03-15 10:17:08)
83.  富江 アンリミテッド 《ネタバレ》 
シリーズ八作目・末広がりの今回は、ホームドラマで始まって学園ものに移行し、再び家庭に戻って最後は社会に出てオチを付ける、という波瀾万丈。まあいつもの「富江」パターンで、それぞれは閉じた世界の中で異常を異常とも感じさせず血みどろやってるだけなんだけど、なんか久しぶりだったせいもあるのかなあ、終盤の畳み込みはけっこう嬉しかった。放課後の校舎を首なし女生徒がバタバタと駆け回る賑わい、ムカデ人間と化した富江が壁や天井を這い回るゾワゾワ感(今回は本当に富江が増殖するの、ムカデになったり弁当箱の中で)。包丁でグサグサやるのは現実感なく平気だけど、ハサミで上唇切ろうとするのはコタえた。この監督はセーラー服出すとやはり生き生きしてくる、女性の口に何かが突っ込まれるシーンも昔から好きだし。あと風呂場での解体シーンはシリーズの旧作を思い出して懐かしかった。何より驚いたのは製作者が「富江とは何ぞや」というテーマのようなものを考えていることで、主人公月子(富江の妹)のコンプレックスってのがモチーフになっている。人に嫌われないよう地味に地味に生きてきた彼女が、終盤に先輩や友だちに「おまえなんかなんとも思ってなかったよ」とののしられ、常に憧れの対象だった姉富江に憑依されて世間へ出て行く。彼女は「誰かに必要とされる特別な存在」の富江としてエンディングを迎えることになる。うーん、「作者の言いたいこと」、テーマってヤツだよ、これは。「現代人の孤独」と言うか。コンプレックスと共に生きることが出来なかった月子の物語。たとえばアカデミー作品賞を獲った、コンプレックスと共に生きることを選んだ英国王の物語と対になるよ、これは!
[DVD(邦画)] 5点(2011-12-19 10:23:07)
84.  富江 最終章~禁断の果実~ 《ネタバレ》 
前作は青春ドラマだったが、とうとうホームドラマにまで作品の世界は縮まった。その分密度が増したかというと、そうはいかなくて、なんかパサパサ。富江に俗世を超越したものが感じられないのが致命的だ。キャビア食べたがってるただの性格の悪い女。父親の初恋の女性を娘が飼育するって三角関係の趣向が、神話を組み立てそうでいて、でもよく考えてもあんまり意味を見出せない。今までの富江は男を迷妄に導いて自分を殺させるのだったが、今回は、バケモノめ、と罵られて殺される。正体を見破られて殺される。新機軸というより、凡庸化であろう。それにしても副題の「禁断の果実」は恥ずかしいなあ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2008-08-07 12:14:05)
85.  富江 replay
SFにホラー味が加わったのは『エイリアン』からだろうか。昨今はホラーにもSF味が必要になる。富江がのりうつるのに、臓器移植が必要になる。科学的背景で説得力を増させようとしているのか、逆に、ホラー話の不合理を際立たせようとしているのか、とにかく病院の陰気さはホラーに似合う。私たちがもともと持っている死生観と医学との噛み合わないところに、恐怖が入り込みやすいからだろう。前半の病院シーンはけっこう悪くなかったと思う。シンメトリーの多用も冷たさを生んでいた。でも肝心の宝生舞がただの性格の悪い女って感じなんだよなあ。この世ならぬものの気配に欠けて、ナマすぎる。まあ彼女の問題というよりシナリオの罪だと思うけど。ヒロインとの絡みぐあいが前作より弱いので、たたる必然性も弱くなっちゃう。窪塚君が弱いからかなあ。富江から呼び出し受けてヒロインが車椅子で廃病院へ乗り込み、血の足跡がついている階にどんどん進んでいくのを納得させるほどには、窪塚君に魅力がなかったからなあ。
[ビデオ(邦画)] 5点(2008-07-30 11:09:15)
86.  ドラキュリア
「おい、様子を見てこい」って言われると、みんなで一緒に行けばいいのに、一人ずつ順番に行って一人ずつ順番に血をツーッと吸い上げられてしまう。みんなで行けば怖くない、ってのは真実だなと思った。処女の生き血は現代では入手困難なので、吸血鬼も大変なのだった。アメリカを舞台にすると南部のカトリック地帯でなければならないのだった。
[映画館(字幕)] 5点(2008-07-20 12:07:54)(笑:1票)
87.  ドリームガールズ(2006) 《ネタバレ》 
ミュージカルを期待していたので、かなりがっかりした。ミュージカルとは「さっきまで普通にしてた人が突然歌ったり踊ったりするもの」と自分なりに定義しているので、ほとんどショーの場面で進行する本作は、部分的ミュージカル付き音楽ドラマということになる。ダンスが、手をヒラヒラする程度のステージ上の振り付けのみなのも寂しい。ミュージカル味が一番出ていたのは、エフィーがメンバーといさかいになるあたりで、その後の、誰もいない客席に向かい、初めてスターのようにステージの中央に一人立って切々と愛を歌うところで感動はしたが、それもほとんど彼女の歌唱力に負っている。
[DVD(字幕)] 5点(2007-10-21 11:26:01)
88.  富江VS富江
このシリーズでは、とても大変な世を揺るがすような事態が、小さな狭い世界で展開してそのまま小さく狭く終わるってのが多く、たとえば学校の一クラス、たとえば一つの家庭内。そして今回はと言うと、マネキンリサイクル工場という中小企業内で、赤い富江と黒い富江とが争っている。世界にばらまかれた富江の血が起こした結果にしては、話が小さい。いや、それがいけないって言うんじゃなくて、それにもっとこだわれば面白くなれたんじゃないかと思うの。赤と黒それぞれに心服し服従している男どもがいて、いわば二つの女王国が中小企業の中で戦争しているようなもの。その戦争を描けばこのシリーズに新展開をもたらしたかも知れない。歌舞伎でよく、市井の世話物的な暮らしが実は源氏と平家の武将のせめぎあいだった、っていうのあるでしょ、ああいうのが至って好きなんだけど、ああいったスケールの意図的な混乱によるめまいのような味(普段のものと超絶したものとが簡単に入れ替わり得る世界)が、もしかすると生まれたかも知れないのに、二派の対立ってのは膨らまないで終わっちゃって、いつものドロドロした再生シーンになってしまった。惜しい。パッケージの表記を信じるなら、これでシリーズは終了って言うんだけど、どーだか。
[DVD(邦画)] 4点(2008-11-25 12:13:56)
89.  富江REVENGE 《ネタバレ》 
ラストに至って「そうか、オリジナルの富江は誰なのかという謎でドキドキさせる仕掛けの映画だったのか」とやっと気がついた。そもそも最近、若い娘の顔を識別する能力が劇的に衰えてるもんで、途中でちょっと誰が誰か混乱しちゃってたんで、そんな方面にまで気が回らなかった。行方不明の所長の娘の顔と、高笑いしている富江の顔とがすぐにつながらず、そしたら内臓食ってる富江も出てきて、所長が娘見て富江ーって叫ぶでしょ、男がいなければ戦争やテロはなくなる、って御立派な演説も始めちゃうし、もう頭んなか渾沌の渦巻き状態。終わってからもう一度要所を再見し、ああこれはどうもあれらしいぞ、と遅まきに理解し、なんとか話の輪郭は認識できた。一苦労であった。ビデオをフィルムに起こしたぼんやりした画調が、記録ビデオのシーン前後になるとビデオそのものの画質になり、また戻ったりと落ち着かない。とにかくこれでやっと全シリーズ見終えたとホッとしてたら、いつのまにかもう1作増殖している。
[DVD(邦画)] 4点(2008-11-14 11:16:06)
90.  富江BEGINNING 《ネタバレ》 
このシリーズからは4作目でキッパリ足を洗ったつもりだったが、ここの皆さんの悪口を読んだら、なんか“三度笠”とか“居合い抜き”とか面白そうなのでつい見てしまった。皆さんが、これはとってもつまらないよ、と口を揃えて警告して下さっていたのに見てしまった。私が愚かであった。いままで青春ものとかホームドラマ調とかいろいろな趣向でやってきたシリーズだが、今回は学園もの。それが一クラス、生徒と先生だけしか描かれない。というかこのクラスの外部は存在してないみたい。警察も病院も(耳がちぎれても富江が病院には連れて行かないでって言うと自宅治療ですます)親も存在していない。クラス全員で死体をばらばらにしても、みんな黙ってようぜ、で済んじゃうと思っている。富江の学費の払いはどうなってたんだろう、転入の書類の保護者欄はどうなってたんだろう。分からない。富江は何であんなに不必要に凄むんだろう、凄まないほうがまだ怖いのに。分からない。このシリーズは、3作目で妻夫木聡4作目で宮崎あおいと、大河ドラマの主役を輩出しているが、5作目からも出るのだろうか。分からない。それにしてもあの三度笠はいったい…。分からない、分からない…。
[DVD(邦画)] 3点(2008-10-24 10:34:51)
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