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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 346
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

増山江威子さんのご冥福をお祈りいたします。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  徳川セックス禁止令 色情大名 《ネタバレ》 
将軍家斉に扮した田中小実昌(!?)が側女を見定めているそのファーストシーンから素っ頓狂を画に描いた展開が繰り広げられるのでそこは覚悟していただきたい。(特に太鼓の音と栗鳥の巣の下りは死ぬかと思うぐらい苦笑いが止まらない)本当下種な部類に入る映画だが、私が感動した点は2点。まずは演出・撮影・演技等東映映画製作関係者のプロフェッショナルな取り組みで制作された娯楽作であるという事。それは冒頭における屋外におけるモブシーン撮影や屋敷や城内のセットの造りに見られ感服の至り。また観客の期待をはるかに上回る熱演を見せる各役者陣(サンドラ・ジュリアンもすごいが個人的には名和宏と三原葉子のプロ根性)には胸を打たれるものがある。そしてもう1点は鈴木監督のこの作品に対する想い。ラストシーンで示される「あらゆる生命の根源たる性を支配し管理検閲する事は何人にも許されない~」。日活ロマンポルノ路線に方針転換→警察庁に刑法175条(猥褻物陳列罪)であると摘発を受けたのが1972年(日活ロマンポルノ裁判は73年から)この作品の制作年にあたる/作中の閨房禁止令を『法令第175条』と呼びひたすら連呼している事=一見して馬鹿馬鹿しさてんこ盛りのこの作品に『「表現の自由を侵害する」為政者』をこのバカ殿で示し、糾弾していたのだ。そこにかっこよさを見る。機会があれば、ぜひ?(鈴木監督初心者は「トラック野郎」シリーズから!)
[映画館(邦画)] 7点(2015-05-05 15:53:00)
2.  道成寺(1976) 《ネタバレ》 
これはアニメーションと人形浄瑠璃の幸福な組み合わせであり、作家川本の最高傑作だと考えている。安珍・清姫伝説の話のポイントである「情念」をここまで的確に捉えられた映像はないだろう。これは超一流のホラーでありまた、「叶わぬ想い」が伝わらなかった女性の悲劇であるとも言える。人形中心で進められた前半よりも清姫が蛇身に変化した後半部分、大蛇の造形に迫力が無いため話がパワーダウンしてしまったのは仕方が無いか。日本のアニメーションはジブリやガンダム、エヴァだけじゃないよ。
[映画館(邦画)] 9点(2009-08-16 20:13:15)(良:1票)
3.  突破口! 《ネタバレ》 
同じマッソーが出演した70年代パニック・アクション3部作(後は「マシンガン・パニック」「サブウェイ・パニック」)の中でも「脱力感」の要素濃いこの映画、大好きだ。もちろんそれは「脱力感=緊張感がない」という事ではなく監督シーゲルの緩急を使った「緩」の部分が物凄く効いているので映像や画面効果がしょぼくても「急」がちゃんと印象に残ってしまう彼の演出の巧さによるもの。アメリカ南部の風景を写し出した牧歌的なオープニングから突然暴力的な銀行強盗の場面への転換や、ラスト廃棄処理場の全景は俯瞰のワンショットで撮る/反面車と複葉機の追っかけっこは細かいショットの連続(あれは闘牛士と闘牛だよね)。ラストも何かあるぞ、と見せかけて何も起こりませんでしたという肩すかしっぷりも良い。しかしジャガイモみたいな顔をしているマッソー、見ず知らずの女性のところに乗り込んで脅迫まがいの事をしときながら最後は一夜を共にしてしまうキャラなんてもう格好良すぎですわ。音楽・役者等含め70年代アクションの良作の一つ。
[映画館(字幕)] 8点(2009-03-15 10:54:59)
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