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no oneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  28週後... 《ネタバレ》 
ゾンビ映画は数あれど、すぐに忘れ去られてしまうのが明白なものが九割以上。しかしこれは、久々に当たりといっていい良作だったと思う。筋書きの荒さが目立つが、それにしても主題の明確さ、映像や音楽の質の高さは頭一つ抜けている。  狙撃部隊による無差別攻撃や、ナパーム弾で炎上する市街地の場面はとくによくできていると思う。かつての名作『ゾンビ』でショッピングセンターをだらだらと徘徊するゾンビたちに現代人の虚ろさを重ねて見ることができたのと同じように、この映画の凄まじい勢いで襲い来るゾンビたちには戦場における人間の暴力性を重ねることができる。  間の抜けた無計画さ、一見理性的なようでいて極端すぎる決断、いざというときには歯止めが利かない獣性によって見る見るうちに無残な結果へ向かっていくさまは、まったく現実の米軍を見ているようで、洒落になっていない。そういう意味では、『ドーン・オブ・ザ・デッド』などよりも遥かに“走るゾンビ”の必然性があるように感じられた。  残酷なエピソードが多く、それも生理的というよりは精神的に訴えてくるのがこの映画の特徴だ。家族で殺しあったり、軍唯一の良心ともいうべき兵士があっけなく焼き殺されてしまったりと、驚くほど救いがない。閉所恐怖と暗所恐怖の両方を同時に覚える地下鉄の下りは見る人によっては半ば拷問ではないかと思う(まあヘリコプターの攻撃は、半ばギャグだけど)。  中盤、姉弟がバイクで疾走する廃墟と化したロンドンの光景が印象に残った。無人の市街地の寂寥とした美しさに、全編を覆う絶望的なヴィジョンが集約されているように思う。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-06 15:46:30)(良:1票)
2.  虹の女神 Rainbow Song 《ネタバレ》 
安易にヒロインを死なせるような、べたなラブストーリーは好きじゃないんだけれど、これは例外だった。基本的にリアル志向で、過度にロマンティックな演出がないのがいい。  『世界の中心で…』みたいに、病気のために余命が予測できるというのは(不謹慎ないい方かもしれないが)ある意味で幸せだと思う。その人が逝く前にいろいろなことをしてあげられるし、いいたいことを伝える覚悟もできるだろうから。  けれども現実に訪れる死というのは、しばしば唐突で、暴力的なものだ。それはいきなりやってきて、永久に人生を変えてしまう。たとえばこの映画のように、いいたいこともいえないまま、自分の気持ちすらよくわからないままに愛する人が死んでしまって、一生後悔を抱えて生きていくはめになる。  そんな重い話だが、不思議と後味は悪くない。それどころか爽やかだ。あざとい部分もそうと感じさせず、自然に物語に没入して、二人の主人公を友人のように身近に感じることができた。  唯一気になったのは、他の方も言及されている相田翔子。相田さんは良くも悪くもオーラがあるので、脇役であっても無駄な存在感を放ってしまう。もっと普通の女優さんを採用していたら、普通に流せたかもしれない。
[DVD(邦画)] 8点(2007-08-25 01:42:00)(良:1票)
3.  肉片の恋
笑った。肉片でも恋の空しさを知っているらしい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-11 15:16:15)(良:1票)
4.  ニューオーリンズ・トライアル
血なまぐさいシーンがほとんどないのに、こんなにもスリリングな映画ができる。暴力によるこけおどしではなく、知性と知性がぶつかる頭脳戦の迫力が素晴らしい。陪審員制度という切り口も新鮮で引き込まれた。  また役者もいい。とくに敵役が魅力的だと話が引き締まるものだが、ジーン・ハックマン演ずるフィンチの存在感は際立っている。シャーロック・ホームズもどきの登場シーンからずっと、彼が登場するたびに画面にかじりついた。悪党でありながら、その鋭い知性としたたかさには舌を巻いた。  けっしてリアリティのある展開とはいえないものの、馬鹿らしくならない程度にうまくバランスがとれていて、ラストは爽快。非常に良質のエンターテイメントとなっている。
[DVD(字幕)] 8点(2005-10-12 14:00:44)
5.  2000人の狂人 《ネタバレ》 
普通こんな映画を観るときはB級ぶりを楽しむものだし、実際そういう見方もできる。でもこれ、意外と面白い。  まず音楽の使い方。冒頭はバンジョーの陽気な音楽に乗せて、牧歌的な雰囲気の片田舎の描写で始まる。これ、適当な音楽を入れたからちぐはぐになってしまったわけではなく、明らかに意図的です(監督本人が音楽担当。おまけに作中の村の名前が付けられたバンドの演奏)。ここで引き合いに出すと笑われるかもしれないけど、『フルメタル・ジャケット』のミッキーマウスマーチみたいにあえて明るい音楽を合わせることで恐怖を増しているのだと思う。村に迷い込んだ被害者たちの台詞にあるように、村人といい音楽といい、異様に明るすぎて却って不気味な空気が漂っている。  しかも一人一人の殺し方が凝っていて、祭りのイベントに見立てて殺しては村人が喜んではやし立てる。明るく楽しく行われる、おぞましく残虐な殺人。すっごく気持ち悪い…。取り囲んでいる一見普通の人々が全員狂人だっていうのがまた逃げ場がない感じがして、息が詰まるようだ。  そしてラスト、なんとか主人公カップルは村から逃げ出すのに成功するが、警察に通報すると、実は二人がいた村は100年前に戦争で全滅していたことがわかる。最後にまた冒頭の明るい音楽が流れる。  平凡なホラーなら怖がらせようとするあまり陰惨な音楽をかけて、ラストでは殺人鬼が復活して「恐怖は続く」的な占めにするだろう。しかしこの映画は奇妙な明るさと、起承転結のはっきりしたストーリーで、残酷なおとぎ話にも似た独自の世界を築いている。ちょっと『注文の多い料理店』を思い出した。 欠点もたくさんあるけど、単なるクズ映画扱いはちょっと可哀そう。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-03 11:02:30)(良:1票)
6.  人間人形 デッドドヲル
アルバトロスも良作を配給することがあるのか! と軽い驚きに打たれた。メインアイディアはチープと言ってもいいものなのに、人形をバトンタッチしていく構成、暗いタッチの映像感覚など、とても丁寧に作られているので普通に楽しめる。早回しやカットバックが登場人物たちの精神状態を表現するのに非常に効果的に使用されていた。あの人形はどのように映しているのかはわからないが、男たちが狂わされるのも無理がないというくらい綺麗で、物語に説得力を持たせている。がりがりの不気味な人形なのに、不思議と可愛くて色っぽい。アニメ声のロニ・コッチという女優さん、なかなかいい。エロティックな場面が多いが、たいていのホラーとは違って安手のポルノまがいとは一線を画す、味のある雰囲気が漂っていた。低予算ながら、作り手がホラーをバカにせずに真剣に取り組んでいるのが分かる。いいんじゃないでしょうか。今度はぜひ予算を手にしたシャーマン監督の作品を観てみたい。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-10 22:16:23)
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