1. 日本橋(1956)
《ネタバレ》 <原作未読>これはちょっと難しかった。熊の言葉を借りれば「人情は理屈でねえで…」ってことかな? 清葉のもとを訪れた先生の後悔の言葉が心に残る。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-06-14 18:00:22) |
2. にごりえ
《ネタバレ》 5000円札…の樋口一葉が22~23歳の時に書いた小説を映像化。明治という時代に生きた女性のドラマ。第一話「十三夜」と第二話「大つごもり」はオムニバス映画らしい内容だと思うが、第三話「にごりえ」は一本の映画として見たかった。一番面白かったのは第二話の「大つごもり」。ドキドキしたけど、最後のあれは若旦那の優しさかな。嫌みを言われてゴロン=起きてます。そしてなぜかこの部屋で物語は動いていく。後から考えてみればこれが伏線…。やっぱりこの話好きだ。仲谷昇はこれが映画デビュー作だとか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-02-12 12:02:53) |
3. 二十四の瞳(1954)
終戦から約10年、GHQの占領も終わり、日本人が日本人の手によって先の大戦を振り返り、改めて反戦の意志を強くする。あるいは、戦時中にはまだ幼かった世代から戦後生まれの子供にも戦争の悲劇を伝えていこう、といった志が感じられる映画。ただ、そういった時代的な価値を除けば月並みな反戦映画だと思った。ここ!という盛り上がりもなく、2時間半超は少々長いかな~…。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-08 20:00:46) |
4. 人間の條件 第四部 戦雲篇
上等兵になった梶さん。相変わらず自分のやり方を貫くが、そのせいで反感を買ってしまう。いじめがやりすぎな感じがして、ストレスが溜まるし、いい大人が何やってるんだという呆れもある。しかし戦闘シーンにおいては、本作が大作であることを再認識させられた。きっと当時の外国映画と比べても何ら見劣りしないものだろうと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2010-04-29 13:12:44) |
5. 人間の條件 第三部 望郷篇
いよいよ軍隊へ送られた梶さん。当時の軍隊ってああいうものだろうか? とにかく殴る、殴る。男はもちろんだが、看護婦長さんまですぐ手が出る人で驚く。1部、2部の梶の苦悩に比べれば、内輪だからか、やや浅い感じもしたのだが、悪くはない。田中邦衛さんはこういう役が良く似合います。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-29 13:10:44) |
6. 人間の條件 第二部 激怒篇
《ネタバレ》 シンドラーになりきれない梶さんの葛藤。処刑を前にして、「7人を逃がしてやる」と駆け出す梶。「あなたが殺される」と必死で止める妻の美千子。しかし少し落ち着きを取り戻すとやはりどちらも人間だ、美千子は判断を梶に委ねるし、梶は梶でやっぱり行くことができない。板ばさみになって、憲兵から拷問を受けたかと思えば、今度は中国人からも恨まれる。そんな悲劇の物語。 [DVD(邦画)] 8点(2010-04-29 13:08:14) |
7. 人間の條件 第一部 純愛篇
あ~ そういう終わり方しちゃうんですか…。こりゃ責任を持って最後まで見るしかないな。またそれだけの価値がありそうだ。 [DVD(邦画)] 8点(2010-04-29 13:06:24) |