1. ニューヨーク、狼たちの野望
《ネタバレ》 華やかなマンハッタンの隣にひっそりと位置し、NY市の行政区の一つでありながら存在感のないスタテンアイランドと、同じように己の存在感の薄さを感じながら生きている3人の男たちのドラマです。 とにかく、主演の3人の配役が見事で面白かったです(マフィアの親分役は、あの「フルメタル・ジャケット」のデブを演じたヴィンセント・ドノフリオです)。また、同じ事件を3名の異なった視点で描く手法も効果的で良かったと思います。スタテンアイランドの存在を上手く設定に取り込んでいるのも興味深かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2011-08-24 00:37:49) |
2. 日本沈没(2006)
《ネタバレ》 「アルマゲドン」や「インディペンデンス・デイ」を思わせるような、ハリウッド映画のような作風だったのがやや意外でした。なんと言うか、全体を通して良く言えば分かりやすい、悪く言えば薄っぺらい作りで、大スクリーンでCGの迫力を楽しむには丁度良いのでしょうが、テレビやDVDで観るにはやや物足りない出来ですね。 まあ、最後に政治家が個人を英雄として称えるような演説をするのには、とても違和感を感じましたね。 [地上波(邦画)] 4点(2011-07-29 22:35:09) |
3. 西の魔女が死んだ
《ネタバレ》 サチ・パーカーの「魔女」役が非常に嵌ってましたね(お母さんであるシャーリー・マクレーンも魔女みたいな女優さんですからね)。特に独特な日本語の発音が絶妙でとても心地よかったです。そして、その「魔女」の魅力を垂れ流すだけでなく、考え方の違いから来るすれ違い、感情のぶつかり合いもしっかり描いてるのも良かったと思います。 山梨の風景も非常にきれいで、大画面のスクリーンで見たかったですね。まあ、ゲンジ役の木村祐一がどうみても怪しい関西のオヤジだったのはちょっとアレでしたけど・・・。 派手さはありませんが、じんわりと心に響いてくる映画でした。 [地上波(邦画)] 7点(2011-07-02 00:27:49) |
4. ニンジャ・チアリーダー
《ネタバレ》 いかにもアメリカっぽい愛すべき馬鹿映画(ほめ言葉です)ですね。点数は4点ですけど。 まあ、全体的に安っぽいし、ストーリーも薄っぺらだし、シーンの転換時になぜかチアリーディングやポールダンスがしつこく挿入されていて意味不明だし、日本文化の描き方もいい加減だし・・・・と突っ込みどころが多すぎて、逆に楽しく時間を過ごすことが出来る映画でした。何か、続編がありそうな展開でしたが、もし製作されたならば観てみたいですね。 それにしてもニンジャ強すぎ(笑) [インターネット(字幕)] 4点(2009-09-12 00:03:00) |
5. ニューヨークの恋人(2001)
《ネタバレ》 タイムスリップものにハズレなし。この作品も、「ラブコメ女王」メグ・ライアンと貴族役が見事にハマったヒュー・ジャックマンの良く出来た恋愛ドラマを通じて、1876年と現代のギャップを楽しみながら観ることが出来ました。 まあ、タイムスリップの理論とかいろいろ突っ込みどころはあるんでしょうが、SFでは無いので気にしない方が良いですね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-08 14:47:56)(良:1票) |
6. 日本の黒い夏 冤罪
《ネタバレ》 一冊のノンフィクションを忠実に映像化した感じの映画でした。「冤罪がどうやって作られたか」というテーマを拙い部分はありながらも、感情的・一方的にならずあくまでも冷静に、かつわかり易く描いていて非常に面白かったです。マスコミに興味のある方には是非お勧めしたいですね(ちょっと作りは安っぽいですけど)。 しかし、冤罪が悪意(まあ、某カルト集団が諸悪の根源であり憎むべき存在ではあるのですが)によって作られたのでは無く、警察にしてもマスコミにしてもあくまで自らの職務(使命)に忠実であったが故に作られてしまったということが非常に恐ろしいですね。警察は犯人を検挙し社会の安全と平穏を保つ、マスコミは高視聴率やスクープを目指し広告等の収入を確保するという与えられた役割を忠実に果たすために動いているわけで、それをしなければ生活が成り立たなくなっていくわけですから・・・・・・。ただ、そのことによって被害を受ける人が出てきたわけですから全く同情はできませんけど(人を傷つけ苦しめる使命などありえません)。 散布されたサリンがまるで夜霧のようで、幻想的な悪夢のようでしたね・・・・・。被害にあった方々のご冥福を心からお祈りしたいと思います。 [DVD(邦画)] 9点(2007-07-27 17:59:57)(良:1票) |
7. ニワトリはハダシだ
《ネタバレ》 見終わったあと、爽快な気分になりました。国家権力にぶら下がり私利私欲に走る連中の足元をひっくり返すところは非常に痛快ですし。社会的弱者と呼ばれる人たちへの応援歌的なところも好きですね。主人公の兄妹をはじめ出演者の演技も良かったです。 舞鶴に行ってみたくなりました。 [DVD(邦画)] 8点(2007-04-14 21:40:45) |
8. 虹の女神 Rainbow Song
《ネタバレ》 2時間という決して短くない時間があっという間に過ぎていきました。もう、この映画の上野樹里は、個人的にストライクど真ん中で、とても良かったです。正直、相田翔子の出番削って、もう少しシーンを増やして欲しかったくらいです(ちょっとクドかったんで・・・・)。 あと妹役の蒼井優はやはり只者では無いですね。もう存在感があるというかオーラ出まくりで、脇役でも出演シーンでは完全に主役になっていますからね・・・・。 この2人の旬の女優がそれぞれ持ち味を出してるんですから面白くない訳がない。いやあ、映画館で見れて本当に良かったなと思える作品でした。 [映画館(邦画)] 9点(2007-03-18 15:59:56)(良:1票) |
9. 日本以外全部沈没
《ネタバレ》 とにかくいろんな意味でチープです。酒場の与太話を映画化したようなもので、はっきりいってしょうもない作品ですけど、大好きですこういうの(本当に、今外交問題を抱えている国のトップ達の掌の返しぶりといったらw)。日本人の内弁慶的な所がちょっと強調されているような気もしましたけど、パロディですからね・・・・・。しかし、「北」のあの人のキャラって本当に強烈ですね、反則に近いです。 チープではありますが、童話(「てぶくろ」というウクライナの話)が出てくるところやラスト近くの蝋燭を囲むシーンなんかはちょっと良かったですね。(ラストはまさに人類史上最悪の瞬間ですが・・・・。) 登場人物は稲川素子事務所所属タレント勢揃いといった感じで、こんなに外国人タレントっているんだと感心してしまいました(笑) ただ、将来的に日本でも移民問題は出てくると思うので、笑ってばかりもいられないかなとは思います。 原作は未読なので、読んでみたいですね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-01-07 20:23:37) |
10. 2番目のキス
《ネタバレ》 『ぼくのプレミア・ライフ』のアメリカ版です。しかし、『ぼくのプレミア・ライフ』でのアーセナルの優勝も劇的でしたけど、この作品のレッドソックスも非常に奇跡的ですよね・・・・・。(こういうミラクルに出会えるからスポーツ観戦は止められません) しかし、このレッドソックスファンの気持ちは、好きなチームを持っている者としては非常に良くわかりますw やはり、重要な試合がある日は他の用事を差し置いてでも見に行きたいですし、歴史的瞬間には絶対立会いたい!と思いますから。(だから、ヤンキース戦で9回に7点差ひっくり返した試合を見逃して悔しがる気持ちは痛いほど良くわかりました・・・・) 非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。野球に興味が無い人でもラブストーリーとしても良く出来てる作品だと思いました。(ただ邦題は何とかならないですかね?映画館で作品名を言うのがちょっと恥ずかしかったです。) しかし、本人役で出ているデーモンがヤンキースに移籍してしまうとは・・・・・・・。(松井の名前もチラッと出てきます。) [映画館(字幕)] 8点(2006-07-14 23:46:48)(良:1票) |
11. ニライカナイからの手紙
すばらしい作品です。ちょっと哀しいけど、見終わった後、何かこう前向きになれる映画です。竹富島の光景がとても心を癒してくれます。 最近、手紙のやりとりは年賀状位しかしてませんが、直筆の文字の暖かみもまた良いなと、この作品を見て思いました。 蛇足ながら、この作品には郵政民営化を進める動きに対するアンチテーゼが感じられたんですけど、私だけですかね? [DVD(邦画)] 8点(2006-05-07 20:48:01) |