21. ALWAYS 三丁目の夕日
渋谷のターミナルから、青山、赤坂をぬけて国会議事堂までチンチン電車に乗ったことを思い出した。確かに東京タワーは今よりも大きく高く見えたものだ。CGの技術で、ずいぶんと良いものを見せてくれる時代になったものだなと思う。しかし、映画の出来映えは、西岸良平の世界感とは異なる感じがして、ちょっと残念だった。それにしても、なぜ、「ALWAYS」とタイトルに横文字を持ってきたのだろう。この方が目を引き、興行成績が上がるとの判断なのだろうか。ちょっと、スカした感じがして、私は気に入らない。原作を尊重し、すっきり「三丁目の夕日」でよかろうに。近年、邦題のサブタイトルに横文字を入れる傾向が強まっていると感じる。ふりかえれば昭和の頃からずっと、日本人の根底に舶来至上主義が根強く存在するということだろうか。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-21 12:26:26) |
22. オール・ザット・ジャズ
カンヌ映画祭グランプリを「影武者」と分け合った作品。「影武者」の受賞はうれしいことだったが、受賞対象がただ一本であったら、本作だっただろうと鑑賞当時思ったものだ。ロイ・シャイダーが最後までミスキャストのような気がして仕方がなかったのが、これは「フレンチ・コネクション」や「ジョーズ」の印象があまりに強かったからか。実に熱演していた。 [映画館(字幕)] 7点(2007-10-20 22:51:47) |
23. お熱いのがお好き
コメディの古典的名作。マリリン・モンロー、ジャック・レモン、トニー・カーティス、みんなが輝いている。いい女、いい男って、本当にいい、と口をポカンとあけて鑑賞しました。邦題もイケていて、GOOD! [地上波(吹替)] 9点(2007-08-29 23:30:11) |
24. オクラホマ巨人
話がワクワクするほど面白いとか、見終わってスカッとする、といった類ではなかった。そこで点数を低めにつけたが、映画としてのできはそんなに悪くない。なんと、音楽はヘンリー・マンシーニ。結構耳に残るメロディーだった。 [地上波(字幕)] 4点(2007-07-20 02:39:23) |
25. 狼の挽歌
渋い。面白い。ジル・アイアランドが美しい。音楽がよい。荒いところもあるが、一気に見せるものがある。ブロンソンにとって、人生を大きく変えた作品だと思う。 [地上波(吹替)] 8点(2007-05-06 11:14:40) |
26. オペラ座の怪人(2004)
ブロードウェイのマジェスティック・シアターで2度の観劇経験があり、私にとって相当の思い入れがあるミュージカル。舞台にとても忠実で、映画ならではの手法を使い、うまく描いてくれた。満足のいくできあがりだ。オリジナルキャストCDのマイケル・クロウフォードによる超高音ファントムと聞き比べるのも楽しい。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-13 15:30:40) |