Menu
 > レビュワー
 > おばちゃん さんの口コミ一覧
おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  おくりびと 《ネタバレ》 
あれ、私はなぜこれのレビューを書いてなかったのかしら? 他の方のを読んでいたらけっこう辛口の方が多いので、私はどう書いたんだっけ?と読み返してみたら、「な、何と、なーい!」ビックリしました(笑)。まさか、「×」はいただいてないですよね!?(苦笑) ところで、滝田監督は元から私の好きな監督。ときどきびっくりしたり嫌悪したりする作品もあったのに、一貫して私は好きなんですね、彼の、特に現代劇が。滝田さんて、かなりなシャイマンではないかと思われます。大上段にかまえて大声で言うタイプではなく、こそっと、つぶやきよりさらに小さい、聞き取れないくらいの小さな声でものを言うのが好きなんじゃないかなあ、と思わされるようなさりげない作風が私は好きなんであります。アカデミー受賞作品としてではなく、滝田作品の「秘密」「僕らはみんな生きている」なんかと同じ系譜の作品として見ていただけたらというのが、滝田ファンの私のささやかな望みです。 【追記】ほんとにおかしいなあ、「シコふんじゃった。」を模したシーンが面白かった、と書いたおぼえがあるぞ、と自分のブログを読み直したら、こちらに書いてありました(^_^;)長くなりますが、転記します。→とにかく噂にたがわぬいい出来でした。特にキャスティングのよさ、脚本のよさが、すばらしい。脚本のどういうとこが?と言えば、一例は登場人物のキャラにブレがないこと。もちろん一人の人間にも多様性があるのだから、多少のブレはあって当たり前ですが、この人のキャラからいってこのセリフ、この行動はないだろう、ということがないのね。むしろこの人は、わかっていてもこうしかできないのね、といったあたりに一貫性やリアリティがあります。簡単なように見えて、こういう脚本作りって意外と簡単じゃなかったりすると思うんですよね。  それと、モックンへのあて書きなのか、昔の「ファンシィダンス」や「シコふんじゃった。」を彷彿とさせるシーンもあって、こういうクスグリも、あの作品群が好きだった者にはグッときます。音楽も過剰ではなく、はしばしに滝田監督のシャイさがよく出ていて、ああ、ほんとにいい作品でした。  モックンはたとえるならダニエル・デイ・ルイスみたいだったし、山崎努はマイケル・ケインみたいでした。広末はちょっと比ゆが思い浮かばないけど、彼女の顔立ちって絶対に欧米人が好む日本女性の典型だと思います。だからリュック・ベッソンにもゾッコンされたんじゃないでしょうか。しかしあの「ワサビ」でしたっけ、あれ以降コケた感のあった彼女、今回かなりカブが上がったことでしょう。よかった、よかった。【おまけ】映画館で観たあとで衛星放送で見たときの感想もこちら→http://tiaratiara.exblog.jp/11986000/に書いてあります。よろしかったら、お読みください。「納棺師ってそんなに差別される職業?」というのと、「石のエビソードが不自然」という指摘に対する私見も書きました。 
[映画館(邦画)] 10点(2014-03-05 11:26:21)
2.  お葬式
見所は、配役の妙。テーマは、生と隣り合わせにある死の重さ、軽さ。決して葬式のノウハウを伝えようとしたわけではない(誰でもわかるって? でもなさそうなんで、つい蛇足を言いました。失礼)。偉大な父、伊丹万作氏(『無法松の一生』の名脚本家、名監督)が早世だったこと。発作的にも見える自死を選んだこと。そして本作。伊丹氏は常に強烈に「死」に関心を抱いていた人だったのだろうと思います。この作品は、一見、その後の伊丹作品のいわゆる「ノウハウもの」(この解釈も私は間違ってると思うけどね)に通じるような趣きも見せながら、実はまったく違う作風。才人・伊丹氏の、最初にして最高の映画です。ルコント作品などにも通じるような、皮肉、猥雑さ、過剰さは、間違いなく大人のテイスト。皆さんが仰天したらしい逢引の場面は、むしろブランコに乗っている妻のカットのほうを、見てほしい。おかしくて、ゾッとする、こここそが名場面だと私は思います。(意味、わかりますよね? わからない人は私にメールください・・笑)伊丹氏はこれだけの実力の持ち主なんですから、若いときから作ればよかったのに、と思いますが、氏はおそらく父親コンプレックスのために、若いときはあえて監督はやりたくなかったのでしょう。若くして、俳優だけでなく名エッセイストとしても確固とした立場を持っていたから手一杯という事情もあったかもしれませんが、もっと早くから監督になって、私たちをもっと楽しませてほしかった。それと、ハリウッド作品に俳優として出たこともある彼にとっては、「売れる映画を」というのは大命題だったんでしょうけれど、私は、世間では大受けしている、(本作から後の)彼の作品が必ずしも好きではなかった。ヒットしなくても、私はもっと本作のような作品を見たかったです。これは想像に過ぎませんが、もっと若い頃から撮りだし、実験作も含め多作であれば、かえって行き詰まって自殺したりしなくてすんだのではないかなあ・・。エッセイストとしての彼に心酔していたファンの勝手な思いでございますが・・悲しい・・・。合掌。(不祝儀がわりに1点加えさせて頂きました)
[映画館(邦画)] 10点(2003-05-30 00:29:13)(良:2票)
3.  おみおくりの作法 《ネタバレ》 
巷にあふれたダメな邦題よりはよほどいいとは思うのですが、受け狙いで考えに考えた感じもあって、好きか?というと、あまり好きな題じゃない。原題Still Lifeのほうがずっとしっくりきます。一言で表現するなら、「静謐」な映画でした。最後のシーンがいい、という一言が実はネタバレになってしまう映画なので、この一言は禁句にしたほうがいいと思います。知り合いが何気なく言ったこの一言で観に行ったのですが、聞かないでおきたかったなあ、というのが、今の正直な気持ち。ところで、このサイトでの「コメディ」のくくりって、どして!?と思いました。クスッとくるところも確かにありますが、これをコメディとしてくくるのは、私には抵抗があります。→追記:コメディというカテゴリーは外していただけたようですね。単純ミスだったのかな? いずれにしろ、気づいて外してくださった方(管理人さんかしら)、ありがとうございました。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-19 07:36:04)
4.  おばあちゃんの家
肉親からの無償の愛というものは元々幻想に過ぎないと思っている私。それでもこの映画はいい映画だと思います。その素敵さは愛にあるというより、人間性の描き方にあります。子どもは確かに極端なクソガキ。でもなぜそうなるの? この子の出自がそうさせるのですよね。おばあちゃんはハンディキャップがありすぎ。でも、少し前の日本にもこういう人はたくさん、とは言わないけれどかなりいたのですよ。子どももおばあちゃんも、特別な人々じゃないんです。この映画が静かに教えてくれる、伝えてくれてるものは実はすごーくたくさんあると思います。だけど、セリフも映像も性急にそれを伝えようとするのではない、抑えた表現となっています。そここそがすばらしい。人間と人間の葛藤がせつない、繊細な映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-11 12:59:48)
5.  大阪物語(1999) 《ネタバレ》 
評価が低めなのは、本物の大阪っぽくないから?と私は感じてしまいました。あんまり、コテコテって感じじゃないんですもん。池脇千鶴が立っている街角はどことなく異国風。でも、それも大阪らしさの1つなのかな、実は。どうなんでしょう? あともう1つ感じたのは、この映画の底流に流れているのは、ある程度節度のある一種の「諦観」なので、そのあたりも、見る人をとても選んでしまう作品なのでは、と。だけど、私のような、もう人生の下り坂にいて、かつて中学2年のときに爆発的なタイガースブーム(ベースボールとはちゃうで~)を経験し、またさらに不倫から結婚に至る沢田・田中夫婦の人生航路も見てきたような関東人女性の立場からすると、「しみる」んですなあ、これが。後半、若い二人のロードムービーとしての味わいもいい。このあたり、音楽とのコラボレーションも快調で、彼との突然の別れのシーンへの勢いもいいです。沢田演じるお父ちゃんのキャラはいかにも幼児的で、そういう男を擁護する映画は、ときに辟易するときもありますが、これはそこはかとない諦観に共感を禁じ得ない。全共闘時代を背景に、何に対しても燃えられずドロップアウトした男の末路が淡々と描かれている点、また現実にひょんなことからスターになってしまった沢田の、「ほんまのおれはあんなんとちゃうかったんや」・・みたいなつぶやきともとれて、彼の出演作を見た中では、この作品が一番心にしみました。チーちゃんファンだけでなく、40代以上の方にこそぜひ見てほしい映画です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-03 11:03:20)(良:2票)
6.  オー・ブラザー!
 面白かったです。ジョージ・クルーニ―ほか皆様、歌が大変お上手で、びっくり。一緒に観ていた家族と、「これは本人が歌っているのか、いないのか」でしばし盛り上がりましたが、最後の結論は、「んなこたー、どうでもええね、面白きゃえーんだ」となりました。アメリカの歴史をもっと知っていたらもっとビビビとわかるんでしょうけど、よく知らないので、わからないところは流して見てた感じかしら。でも案外、ひろいものの映画だと思います。但しね、最近の私はほかのコーエン兄弟作品(「ファーゴ」「未来は今」)を2度目に見てガッカリしまくり状態なので、とりあえずこれはもう2度目は見ないでおくつもり。ジョージ・クルーニー、歌うまくてかっこよかったなー、という思い出とともに封印しちゃいます。
8点(2003-05-29 23:50:18)
7.  踊る大捜査線 THE MOVIE
私はハチュウルイがお系の人がダメなんですよー、この人とか舘ひろしとか。 え?一緒にするなって? すみません。あ、舘ひろしファンにも謝れって?(でもいるんだろうか?あ、ますますすみません・・そもそも舘は本作とは何の関係もなかった・・ごめんなさい。アセアセ)   それにしても本作は、織田だけじゃなく、出てる役者で好きな人、誰一人としていなかったんです。 小泉今日子はタレントとしては嫌いじゃないほうだけど、役者としてはまだ「これ」というものをつかめてない人だと思う。 よくもわるくも「キョンキョン」というカラをぬげてないというのかな、しかも、特にこの映画での彼女は感心しなかった。  なのに、全体としてのこの映画は、ままあまあ楽しめた。娯楽映画としてはよくできていると思う。 感動させてやろうとか驚かしてやろうとか、そういったくだらない「野心」のようなものがなくて、肩に力が入っていなかったのが伝わってきた。 いいんじゃないのかな。  〈追記〉 私にはくだらないとしか思えない続編のほうが平均点が高いとわかり、あったまきちゃったので、こっちに1点追加します。2に対しては、「観客をバカにするな」と言いたい! (1のほうが好きな人、少しずつ点を上げてみません? 頼みますよー、ほんと)  
8点(2003-03-21 00:42:32)
8.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
アミーゴス、特に署長の「御隠居さん」ぶりは、新劇の時代からの北村さんを知ってる立場としては「前作で引退しときゃカッコよかったのに」って感じですが、まあそんなことは瑣末なことなのでありまして。(だけど現在の民主党の総裁選の小沢にも近いかな!?) もとい。数々の黒澤映画のパクリは、今やもうそんなことわからない人のほうが多いんだから、そりゃそれで(黒澤映画を見るきっかけになるかもしれないし)いいんじゃないの!?って感じです。織田は嫌いだけど踊る・・は好き、という私としては、「引き続き頑張れ」の、7点です。
[映画館(邦画)] 7点(2010-08-30 21:07:52)
9.  オリエント急行殺人事件(1974)
いいなあ、こういうゴージャスな配役。もう今は、望むべくもないですね。スケールのでかい作品にスターを揃えるのが無理になってしまったのは、ギャラが莫大になってしまったからでしょ。映画産業を衰退させたくないと思ったら、そんなのやめたらいいのにね。スターさんたち自身の精神衛生上も、ひとつもいいことないだろうに、と思うわ。
[地上波(字幕)] 7点(2008-11-03 00:48:46)
10.  俺たちに明日はない
見たのは公開中ではなく、のちにTV放映で。とはいえ今のように情報過多ではなかったから、ラストも予備知識はほとんどないまま見たので、かなりな衝撃でした。善悪というものは相対的なものということを、理屈ではなく教えてくれた作品でした。見る前でしたが、公開時に話題になったボニーのファッションは中学生だった私にとっても相当なインパクトでした。これも懐かしい思い出の一つです。
[地上波(吹替)] 7点(2004-06-23 20:44:29)
11.  女はみんな生きている 《ネタバレ》 
とりあえず褒めてから文句を言おう。  冒頭の映像の華麗さ、音楽のキレのよさから、久々に正統派フランス映画に出会えそうな気がした(「正統派って何なのよ?」などという質問は無しよ。←図々しいパクリごめんなさい、STING大好きさん)。 日本人の感覚で言うと、この先きっと「こんなにひどい男ばかり出して、男を悪く描きすぎ」という声が上がること必至だろうけれど、さすが「男と女」に長けたお国柄だけあって、平静は男が隠している本性をズバズバとすっぱ抜いていて、小気味いい。いやもちろん、女の本性もよく描かれている。 その他、古い名画のシチュエーションをさまざま彷彿とさせる展開もあって、この監督の色んな方向に目配りの利いた実力はさらに開花し素晴らしいなあと思わせる。 キャスティングや、役者たちの過剰に力が入りすぎてないナチュラルな演技も素晴らしい。  しかし、ここからは文句。→そもそも邦題が意味不明。もう絶対にイヤだ。好きになれない。 それと、最初の室内シーンで、(漢字とか書が欧米で流行なのは聞き及んでいるけど)どう見てもサカサマになってる掛け軸が目について以降、細部についてのアラはかなり目についてしまった。 だいたいノエミはいったん心停止にまで至りリハビリだって難航していたのに、突然ふつうにしゃべり出し歩き出すんだから、とっても不自然。 彼女の独白部分もやや冗長。もっと前のほうで彼女のプロフィールを幾分かは誰かに語らせるような演出は、とれなかったものだろうか?  後半、ノエミからエレーヌの夫や息子への接近の動機や考えが不鮮明だし、あれだけ直情型の夫が最後怒りも見せずに涙まで流してしまうのも唐突。  まあでもいいんですけどね、フランス人て日本人にはほんとに理解できないところの多い人たちだから。よくわからないところも、実はフランスふうなんですよ、何となく(^_^;)。 ラストがまたフランス映画らしい鮮やかなものだったから、終わりよければすべてよしかな、と。 
7点(2004-06-17 09:56:57)
12.  おもひでぽろぽろ
あらあら人気がないんだ。そんなに悪くなかったと思うけどなあ。でも、そういえば、私もこのあとくらいから、ジブリ作品だから必ず観る、という習慣はなくなったんだけどね。
7点(2003-12-05 00:00:30)
13.  オンリー・ユー(1994)
私は楽しかったんだけど、ほかのサイトで偶然「なんてワガママ娘なの!ゆるせない」という書き込みがあるのを見て、あわててここにやってきました。このサイトはやっぱり気の合う人が多いわー。いったん婚約したって、あとから自分のほんとの気持に気づくこと、ありますよね。あいまいにして結婚しちゃったんじゃ、相手の人も結果的に不幸にさせちゃうと思う。彼女は自分に素直になって、ヨカッタヨカッタ。
7点(2003-09-30 13:43:51)
14.  オールウェイズ
スピルバーグ作品だと、どうも採点が辛口になる傾向を感じるのは、私だけ? 映像も役者もハイレベルで、いい映画でしたよ。「ゴースト」より、オトナのテイストです。 そもそもこちらが先に製作されたのだし。でも本作にはオリジナルがあって、そのリメイクらしいですね、実は。そういうのほんとに多いなあ・・。
7点(2003-07-20 21:08:31)
15.  大いなる遺産(1998) 《ネタバレ》 
大好きです、こういう“フシギ”映画。これも、タイトルと中身に大きなギャップがあって、こういう「意味なし映画」が好きそうな人に届かない不幸な作品の一つではないかと・・。題だけ見たら、文芸大作みたいですものね。違うんですよー。衣装にグリーンが多かったり、ムダにナゾめいたお屋敷が出てきたり(なぜそういう場所なのかというナゾ解きはないのよ)、といったおかしな仕掛けがいろいろ。それがわざとらしくてイヤだという人もいるかもしれないけど、私は好き。ディケンズ原作ということから、以前はカビくさい感じの文芸作品かと敬遠してましたが、全然そんなことはありませんでした。ただしグゥイネス・パルトロウは私が今まで見た中でも確かにダントツにきれいですが、皆さんおっしゃっている通りミス・キャストかも。清純派の彼女に、早熟な女が持っている性的魅力や妖しさを演じさせるのは、無理がありますね。この役は複雑なキャラクターだから、清純派の香りがしているのも、わるくはないんですが・・。やっぱり演技力不足? よって、マイナス1点。
7点(2003-07-19 10:07:04)
16.  オーロラの彼方へ
ん!?ちょっと待って、ちょっと待って、勝手にまとめないでちょうだい!(プンプン!) 確かに設定にめちゃめちゃ無理があるし、ストーリーはご都合主義だし、おまけに、やりすぎだろうとツッコミたくなるくらい要素が多すぎて、ふつうだったら大コケしそうな内容ですよ! だけど、私は1コもケチつけてるわけじゃーない。 最後までちゃんと読んでください!  私は最後まですごく楽しめました。 これだけ荒唐無稽な設定なのに、稀有な、これは奇跡的なエンタテイメント作品です。 現時点での平均点7.65点、というのを、見落としてもらっちゃ困ります。 これはまぎれもなく傑作であることの証ですぞ!  時空ものの成功作に共通のことだと思いますが、キャスティングがよい、テンポがよい、あざとさがない。こんなファンタジー、あったらいいよね、という素直さに共感できました。  それにしても、このタイトルは、ミスマッチ&ダサすぎ。 配給会社は何考えてんだろ。 本気で客を呼ぼうとしてつけたタイトルとは、とても思えません。  (ところでTV放映のとき途中まで見ていて思ったこと。これは本作に限らず、すべてのTV放映に共通のことではありますが、CMが入ることで、実は映画の味やリズムは損なわれてしまいますよね。行きたければトイレだって行けてしまうし。本作は、明るい室内でブツ切れで観ると、よさが半減してしまう典型例ではないかと思います。この先もしも放映があったら、できたらCMをカットできるレコーダーで録画し、後で観ることをお勧めします)
7点(2003-04-29 10:59:46)(良:1票)
17.  追いつめられて(1987)
集中して見てなくてもわかる単純なストーリーだから、「心ここにあらず」で見ていたら、この面白さはきっとわからないだろうなあ・・と思う作品です。サスペンスものとして1級だと思うだけでなく、ケビン・コスナーの制服すがたが、最高にかっこいい。目の保養になる。でも私も、最後のシーンにはキョトンとなった。何かほかに演出のアイデアはなかったんだろうか? 意味深で、気味わるいよね。そこんとこに、マイナス1点。 全体では8点クラスです。
7点(2003-03-21 00:27:30)
18.  男が女を愛する時(1994)
子育て中心の生活を選んで仕事をやめた女性にとり、夫が有能でかつ不在がち、という境遇は、どんなに物質的に恵まれていようとも、精神のバランスをくずしやすい環境といえます。 ですが、そこは必ずしもリアルに描かれていなかったかも。 但し依存症という大きなくくりで言えば、誰でも何らかの依存症になりやすく、また現実になっているのですから、こんなに恵まれているのに・・という非難は私はあたらないと思います。 本作はアルコール依存症の問題に果敢に挑んだ・・にしてはシナリオが陳腐、キャスティングは失敗、で、娯楽映画としては見るものがありませんが、何らかの依存症に悩む人、依存症に関心のある人にとっては、そう悪くない作品では、と思います。 (追記:但し、依存症は「心の弱さ」というより~その解釈も間違いではないが~「心の病気」と捉えたほうがより明確な解釈だし、より解決に向かいやすいと思うんですが、この映画ではそのあたりの理解があいまいでしたね。 このテーマで娯楽映画を作ろうということにそもそも無理があったのかもしれないなあ・・)
6点(2004-05-28 00:12:02)
19.  お茶漬の味 《ネタバレ》 
恥ずかしながらこれまで小津作品をあたまからしっぽまで見続ける根性・根気なかったため、本作が初めてレビューできる作品と相成りました。山の手のざーます言葉って、子どもの頃からチョ~苦手で、かえってかっこわるいじゃーん、と思っていたものですが、ここまでレトロになると、笑ってゆるせるから、不思議です。「あーた、いつもそうやって召し上がっていらっしゃるの」でだんなを困惑させて間髪を入れずに女中さんに向かってまた「○○や、そうなの?」と聞くところで、爆笑。女中さんの演技がこれまたドンピシャでおかしかったです。ただねえ・・こんなふうに夫婦の間柄を「お茶漬け」というあいまいな味に決め付けてそれでいいんだよ、としてきた国民性もゆえんして、この国じゃ男と女の成熟した関係作りが難しかったんじゃないかと思うと、ただアハアハと笑ってだけもいられませんでした。やっぱり思っちゃうなあ・・小津ってそんなにいいかしら? 何気ない場面なのにシチュエーション作りはうまいなあとは思いますが。野球場のシーンを見て、TVドラマ「男女七人秋物語」で、シナリオの鎌田敏夫さんめ、パクッてたな、と気づきました。「七人の侍」→「武蔵」だけじゃなかったっつうことですよ。ほんとに失礼なヤツ!・・言葉が悪くなっちゃった・・でもすごくうまい人!と思って好きだった脚本家なのに、かなりガッカリです。
6点(2004-02-01 17:26:27)
20.  オンリー・ザ・ロンリー
あれ、あれ、平均点低すぎないですか? 昔見ましたが、そこそこよかったですよ。単なるマザコンとは思わなかったけどなあ・・。いい人ってけっこうもてなかったり縁遠かったりするじゃないですかー、そういう、でも優しい男性が、同じく仕事柄のせいでもてない女性(? ここ違ったかなあ・・)と、不器用な恋愛をする、というホノボノ系じゃなかったですか? あーこれも、見直さなくちゃ、忙しいなあ、ほんと。
6点(2003-11-21 18:57:54)
020.22%
130.33%
290.98%
3212.29%
4485.22%
59210.01%
615616.97%
729932.54%
817819.37%
9727.83%
10394.24%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS