1. 男たちの挽歌
韓国のリメイク版を見に行く前に久しぶりに見ちゃおうと思って(結局リメイク版見にいけず・・)見たのだが、あんなにもかっこよかったチョウ・ユンファが劇団ひとりになっててびっくりした(と思ったら皆さん書いてますね)。で、どうも記憶が改変されてて、私の中では『男たちの挽歌』はチョウ・ユンファが主役で、観葉植物の鉢植えに隠した拳銃を拾い上げながらの二丁拳銃シーンがクライマックス。そのうえペーペーに成り下がったユンファは頭からすっかり削除されてました。見てるあいだに徐々に思い出してきたんだけど、こんなにくさかったのか。物語のくささはいいのだ。ユンファもティ・ロンもそのくさい男と男の友情の物語を熱く、そしてやっぱりかっこよく演じていた。いかんのがレスリー・チャン。キャラ設定もひどいがくさいオーバーアクトが見てられない。といっても当時はこの映画にはまりまくってたのは事実。洋装の任侠ものをスローモーションのガンアクションで彩るこの映画はどの映画よりも新しかったのだった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-29 14:08:58) |
2. お葬式
誰も扱わなかった隙間の題材を使い、その内幕とノウハウを面白おかしく見せるその手腕は、その後の伊丹映画の特色として継承されパワーアップされてゆく。パワーアップされてゆくごとに映画から離れてゆく。この伊丹十三初監督作である『お葬式』は、いわばテレビ的ともいえるその作風の中にあって必至で映画たらんとしていることが見てとれる。流れの中で実に浮いているシーンが2ヶ所ある。ひとつは浮いているゆえの違和感が鼻につき、ひとつは浮いているゆえの違和感が感動にも似た感慨を与えてくれる。おそらく映画たらんとするためにあえて浮かしているのだろう。前者は運転しながらのサンドイッチの手渡しシーン。意味不明でバカバカしいだけ。『新幹線大爆破』のパロディのつもりだろうか? 後者は宮本信子が丸太のブランコに乗って延々と揺れているシーン。これももしかしたら何かのパロディなのかもしれないが、そんなこと以上に、けして画面には映らない夫婦の人となりを垣間見てしまったような、あるいは見てはいけない恐怖の対象が延々と映されているような、目を見張らずにはおれないシーンでした。冒頭のホラー映画のような別荘地の描写なんかも好きですが、山崎努の声が邪魔してる。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-03 14:58:50) |
3. オーバー・ザ・トップ
主題歌を歌っていたサミー・ヘイガ-が懐かしい。デイブ・リー・ロスの後釜としてヴァン・ヘイレンに加入した頃だ..。音楽ははっきり覚えてるのに映画の内容がいまいちうる覚えだ。誰と見に行ったのかも思い出せない。内容は...帽子かぶってたなあ。あっ、確か雄叫びあげてたなあ。そうそう、腕へし折ってた。痛そうだったなあ。...内容無かったかも。 4点(2004-01-06 18:37:43) |
4. 俺たちは天使じゃない(1989)
カナダ国境付近の素晴らしい情景とコメディがミスマッチ。もっと軽いノリの映画かと思ったがコレなら反対にもっとシリアスにしたほうがいいような..。「ミッドナイト・ラン」のような感じで..。デ・ニーロ+ペンということで期待しすぎたのかもしれない。でも悪くはないですよ。 6点(2003-12-04 11:04:37) |
5. 追いつめられて(1987)
この邦題、ぴったり!CIAやペンタゴンといった国の機関が介在するサスペンスによくある複雑なからくりそっちのけで、ひたすら追い詰められていくところにスポットを当てているのがいい。ラストは「えっ?!」 ハラハラドキドキさせて伏線を忘れさせといて、最後にそう来たか!追いつめられていくところにスポット当てっぱなしで終わっていたら5点以下だったでしょう。 7点(2003-05-24 14:29:06) |