41. 花とアリス〈劇場版〉
《ネタバレ》 (2018.10再見)ここでの評価が高く、岩井監督「ラブレター」も良かったので観てきたが、正直がっかり。 雰囲気だけで肝心の恋愛の部分が中途半端。あのラストでは・・・。結局、どっちの女の子がいいのか、宮本よ? 蒼井優がいちばんかわいい頃でもあり、ところどころ笑わせてくれるシーンもあるが、鼻血が出るくだりなどはくどいと感じた。全体的に、だらだらと冗長で早送りしたい気分になる。カメラ映像で顔の超アップがやたらと多いのもマイナスポイント。 とはいえ、記憶喪失を逆手に取ったストーリーや風景や音楽などはよく作られている。また出演者が豪華なこと。端役ではもったいないよ [映画館(邦画)] 5点(2004-04-01 14:35:22) |
42. ハイジ アルプスの物語
《ネタバレ》 原作は未読。アニメもほとんど知らない。 やっとおじいさんとうまくいっているところで、おばさんによる拉致。 中盤の窮屈な屋敷生活の描写が長すぎて退屈。 山に戻ってからは生き生きとした描写に戻るものの、車椅子をぶっ壊したり、歩けなかった少女が立ち上がるどころか数日で歩けるようになるとか、現実的なのかファンタジーなのか良く分からない中途半端な作品に感じた。 ヤギ好きにとってはヤギシーン多発なのは良かった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2024-05-10 18:05:06)《新規》 |
43. 幕末太陽傳
古典落語「居残り左平次」は内容を知ることがなく、「品川心中」「三枚起請」なども知らなかった。 序盤からいろいろな人物が入り乱れて混乱、早口すぎるセリフも半分ほどしか聞き取れずにイライラしながら見ていると、中盤からやっとフランキー堺の芸が分かってきて面白くなってきた。 最後まで落ち着くことのないドタバタ劇という印象。 あらかじめ知識があったり、時代劇が好きな人なら入り込めると思うが、素人の人はこれを喜劇映画の傑作だと思って期待しすぎず鑑賞することをおすすめしたい。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-30 19:40:15) |
44. 麦秋(1951)
この映画を見ているうちに昔の日本人の嫌な面を思い出した。 内向的ですぐ感傷に浸ろうとし、真面目な顔をして後ろ向きに物事を考える人たち。 始終オーバーなニヤニヤ顔の原節子、威圧的で話を聞こうとしない笠智衆、 躾のなっていないわがままな子供たち、「幸せだ」といいながらちっとも幸せそうに見えない両親。 こんな時代のこんな人にうんざりして、何とか抜け出せないものかと思っていたころを思い出した。 たくましさを感じさせる淡島千景とのやりとりさえもユーモラスに思えず、流れる音楽も過剰に感じ、 今の時代との違和感ばかりが頭によぎった作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-01-26 14:10:56)(良:1票) |
45. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 前作より撮影や美術などはグレードアップしているのかもしれませんが、原作で読んだときのタイムスリップの違和感もかなり残り、最後の締め方もいまいちでした。ディメンターのせいなのか、全体的に暗いイメージの作品のように感じました。 [ビデオ(吹替)] 4点(2008-06-01 20:12:46) |
46. 初恋のきた道
最初のシーンからどうもしっくりこなかった。途中から主人公の女の子がやたら計算高く思えて来たりして。でもこういった純愛を高く評価する人が多いのは、まだまだ世の中捨てたもんじゃないですね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-26 19:46:39) |
47. 母の眠り
淡々としながらも手応えのある雰囲気や作りがしっかりとしていて、けっして悪い作品ではないのですが、家庭のごたごたにはイライラさせられるものがあります。弱っていくケイト・グルデンを演じたメリル・ストリープの姿に涙・・・とはまったくいかず、「切れそうな私の看病生活」とでもいいたげなレニー・ゼルウィガーのイライラぶりが目に付きました。バーで本当の姿をさらけ出したジョージ・グルデンの衰弱ぶりが印象に残りました。日本人向けの家族の絆といったことがテーマなのでしょうが、私には合いませんでした。最後に、この映画のタイトルは「かけがえのないもの」とするべきではないでしょうか。 4点(2005-03-04 12:52:43) |
48. パニック・ルーム
母子、襲撃者ともに感情移入することができたし、ストーリー展開も期待していたより面白かったので完成度は高いと思う。構成が非常にしっかりしていると感じた。それでも後半は銃が出てきて生臭くなったし、何よりこういうパニックもののジャンルは苦手なので、残念ながらこの点数。(TV、日本語吹替) 4点(2004-10-25 10:04:24) |
49. 廃市
《ネタバレ》 この映画の舞台となっている柳川の描写は、抒情的で素晴らしい。水の流れる音が絶えない街に自分も行ってみたくなった。しかし、如何せんストーリーが暗い。タイトルからして暗すぎる。「結局滅び行く運命」とあきらめの境地に達した登場人物が多すぎる。それだけに日本映画らしいが・・・もっと、気楽に、楽しく行こうやというのが自分のポリシーなので、正直歯痒かった。 4点(2004-07-10 15:38:47) |
50. パーマネント野ばら
俳優陣の演技は素晴らしいのだが、作風が肌に合わなかった。 パーマをかけたおばちゃんや、電柱をノコギリでひくおっちゃんなど、設定が現実離れしていて、やけに鼻についてしまうのである。 せっかく、人家と海との距離が近く瀬戸内海の良さが出ている宿毛の海をロケ地に選ぶのなら、こういうドロドロした展開のような作風はふさわしいとは思えない。 ところどころ出てくるコミカルなシーンもネタとして突き抜けるにはいたらず、観客は大笑いしていいのかその都度戸惑っていたように見えた。 [映画館(邦画)] 3点(2011-10-30 20:15:52)(良:1票) |
51. 拝啓天皇陛下様
私は寅さんファンですが、この作品は楽しめませんでした。コメディに徹しているわけでもなく、軍隊色も強いので、中途半端な印象を持ちました。私なら「家族」のほうを勧めます。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-11-03 11:34:35) |
52. 8月のメモワール
私には合いませんでした。最後までどの登場人物にも共感できず、まったく泣けず。これって子供向けの映画なのか、それとも大人向けの映画なのか、どちらをメインターゲットにしているのでしょうか。最後まで言い争いや、人を小馬鹿にしたような言動が鼻につき、正直うんざりしました。 [ビデオ(吹替)] 3点(2005-08-28 10:50:33) |
53. バイオハザード(2001)
こういうジャンルが苦手なので、ハナから期待していなかったけれど、やっぱり3点。ゲームもしたいとは思わないけれど、このままこの映画を一生見るなといわれても全然苦にならない。映画の出来自体にかろうじて3点。 3点(2004-09-07 21:08:13) |
54. パール・ハーバー
真珠湾攻撃という史実が元になっているだけに、どれだけ時代考証がされているのかわからないので、それに関してはコメントできない。ただ、膨大な費用をかけただけあって戦闘シーンは迫力があったのと、恋愛シーンを中心に登場人物に感情輸入できないのは、皆さんと同感だった。それにしても長くてダレる。もう見ることはないだろう。 3点(2004-04-01 23:13:32) |
55. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
《ネタバレ》 久々に観てはいけない映画を見たというのが正直な感想です。 両シリーズをほとんど知らないためか、ストーリーについていけない。 良いところで別のシーンに行ったり来たりと目まぐるしくてストレスフル。 両ヒーローの対決は後半を過ぎてから、しかも中途半端。 最後に力を合わせて戦うのは良いとしても、女戦士が入るのはマイナスポイント。 ラストに至っては、スーパーマンがあんなことに。こういうときだけ長回しで、さぁいかにも感動しなさい泣きなさいと言わんばかりの演出に呆れるばかり。で最後の最後に復活をほのめかすシーンで未練を残す。ああイヤだイヤだ。 こういう見てくれだけのドンパチ映画はもう充分。あでも、両ヒーローのバトルはさすがに迫力があったよ。そこだけは評価。 [地上波(吹替)] 2点(2019-10-07 09:19:16) |
56. ハウルの動く城
おそらく今までのジブリの中で最低の評価。前半はともかく、後半はひどすぎ。支離滅裂でストーリーが破綻している。本当にがっかりした。 一つ言えるのは、この映画を見て子供が喜んでいるのかいないのか分からないけど、自分自身が子供の心の目でジブリを楽しむ心を失ってしまったのかと心寂しくなったことは確か。 (2023.1再度鑑賞) やっぱりストーリーが破綻、意味不明。 ところどころで千と千尋で見たようなシーンばっかり。しかもそれが良い方向というより改悪だったりする。 そりゃ映画館で見たら映像が綺麗なんで、すこしは(おー)となるかもしれんが、TVなんでね。 ソフィーが18歳と80歳をいったりきたりするだけでも意味が分からないのに、いちいち老け顔の倍賞千恵子が浮かんでくるので、余計にしんどい。 [地上波(邦画)] 2点(2006-07-25 20:04:33) |
57. 馬鹿まるだし
ぜんぜん楽しめませんでした。「寅さん」シリーズは好きなのですが、これは合いません。要は主人公にどこまで共感できるかなのでしょうが、やっていることが意味不明な個所が何ヶ所もありました。これって、私が生真面目なせいなのでしょうか。とにかく退屈でした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-11-19 19:11:35) |
58. バニラ・スカイ
夢に頼りすぎるのは、現実から逃避したいから。すべてを夢に頼るのなら、それは現実ではなく、別の次元の話になってしまう。(VIDEO、日本語吹替版) 2点(2005-02-02 20:56:42) |
59. ハンニバル(2001)
相変わらずレクター博士のまったく澱みのないしゃべりかたは不気味としか言いようがない。ただ前作と比べて不必要にエグイシーンがあったり、レクター博士やクラリスの魅力が出ていない。○○○を食べるシーンはトラウマになってしまう人がいても不思議ではないし、途中に出てくる刑事がらみのエピソードもあまり好きではない。さらに場面場面がいろいろなところに移っていって見づらい。自分にとっては、映画(というか原作)の出来自体にかろうじて2点献上。 2点(2004-09-01 11:13:34) |