41. ハゲタカ
《ネタバレ》 話しはよく出来ている。 だがしかし、作りから音楽から雰囲気まで、そのすべてがTV的であり、映画的空気感を感じられない。 言ってみれば、連続TVドラマをつなげた感じ。 [インターネット(邦画)] 3点(2021-07-08 00:25:24) |
42. 母のおもかげ
《ネタバレ》 私の母親も早くに亡くなったが、新しいお母さんを欲しいと思った事など全くない。 まして無理矢理「お母ちゃん」と呼ばせようとは、もってのほかだ。 継母をこしらえようとしてるのは大人側の都合でしかない。 よく出来た男の子だったから、最後は「お母ちゃん」と呼んでくれたけど、はっきり言って継母なんて要らんのだよ。 清水宏の遺作であるが、最後までガキ、ガキ、ガキだらけ! という訳で、巨匠清水宏は最後まで清水宏でした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-07 17:00:45)(良:1票) |
43. ハーフ・ア・チャンス
ジャン=ポール・ベルモンドがヘリコプターの縄梯子を上っている時に、人が下から見上げながら、「まったく、あの年でよくやるよ」というセリフが出た時、思わずニンマリしてしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2021-07-06 00:00:46) |
44. ハチ公物語(1987)
当時、映画館にて鑑賞。 犬好きには悲しくて感動的で、もうたまらない映画。 涙しました! [映画館(邦画)] 7点(2021-07-05 23:59:54) |
45. 走れ、絶望に追いつかれない速さで
《ネタバレ》 こ、これはすごい! もの凄く、つ、つまらない! 久しぶりにひどい映画を見てしまった。 音楽と映像と雰囲気で見せてくれるが、自分の好みに全く合わなかった。 黒川芽以が出ているので、かろうじて2点! いやー、ひどい! (追伸) 過去ばかりひきづり、立ち止まり、ちっとも走ってないぞ。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-06-29 01:26:51) |
46. 初恋・地獄篇
《ネタバレ》 羽仁進は好きで、寺山修司は苦手なもんで、どんな映画か不安だったが、面白かった! 変態要素てんこ盛りも凄いけど、何より映像が良い。 1960年代の新宿、都電も出てくるのが個人的には喜ばしい。 主演二人は、いずれも不細工だが、それが逆にこの作品を味わい深いものにしている。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-06-19 13:37:04) |
47. 花を摘む少女と虫を殺す少女
矢崎仁司監督が放った大長編。 その尺、実に236分。 しかも休憩がなかった。 途中でトイレに向かう人たちが多い中、私はなんとか我慢した。 題名にあまりリンクしない内容で、つかみづらかったというのが第一印象。 しかも、ほとんどが字幕なので、読むだけでも相当疲れた。 本作を観た印象として、まっさきに思い浮かんだ作品が、ジャン・ユスターシュの大長編『ママと娼婦』。 エピソードを積み重ねていき、長い尺でもって、登場人物たちのキャラクターや関連性が浮き彫りになるという仕掛け。 しかし、その『ママと娼婦』と比べると、本作は予想以上につまらない。 結局、断片的な映像の数々が、まとまっていない。 映画を観終えた後、喫煙所で監督本人に遭遇したので書きづらいが、この時分の矢崎監督って、まだ何か挑戦中で、自分の作品の型が定まっていなかったんじゃないかと思う。 何故なら、最近の矢崎作品は、面白いものが多く、矢崎カラーみたいものが一つまとまった形で感じられるからだ。 発展途上にあった矢崎監督の、貴重な大長編。 期待には遠く及ばなかったのが残念だ。 [映画館(邦画)] 3点(2021-06-19 00:33:20) |
48. HARAJUKU CINEMA
《ネタバレ》 引きこもりが音楽を取り戻したところで終わらせていれば良かったはず。 親父告白のシーンが蛇足。 お気楽に見える読モの仕事、だけど彼女らは彼女なりに悩みを抱え、頑張って生きている。 それにフォーカスを絞った内容でいけば良かったのに。 なんかもったいない。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-09 00:47:38) |
49. HANA-BI
武作品の中でも、個人的に苦手な作品。 武作品はほとんどが好きだが、これは例外的に苦手。 [映画館(邦画)] 5点(2021-06-05 19:17:54) |
50. 白痴(1999)
「文芸大作」という触れ込みだったので、重厚で陰鬱な感じを期待して観たのだが、少々、期待外れ。妙に近未来的な設定が成されており、好きになれず。前半の30分辺りの雰囲気は良かったのだが・・・CGとか、奇妙な時代設定とかはどうでもいいから、もうちょっと真正面から「文芸大作」の映像化に挑んで欲しかった。何事も「期待し過ぎてはいけない」というのを学んだ作品。 [DVD(邦画)] 3点(2021-06-05 19:12:30) |
51. PARTY7
石井克人監督作品。“鮫肌男と桃尻女”のノリを更にパワーアップさせた感じの作品。思わず笑ってしまったシーンもいくつかあったが、個々の俳優の個性というか魅力がうまく出せていない感じだった。その辺は不満が残った。だけど、浅野忠信の着ているオタクちっくな服装は最高だった。浅野忠信の二枚目役が好きな婦女子の方は必見です。 [ビデオ(邦画)] 6点(2021-06-05 19:11:21) |
52. バタアシ金魚
最近、また観たりもしたが。正直、一度目に観た時は、「彼」が浅野忠信だとは気付かなかった・・・ 二度目に観た時は、出演していると知った上で観たので当然気付いたが、すごかった。この「イガグリが・・・」って感じ。 内容は、「・・・」。妙に、この作品の筒井道隆がムカつくのは私だけか?! [ビデオ(邦画)] 5点(2021-06-05 19:06:15) |
53. ハムレット(1948)
《ネタバレ》 有名なハムレットという作品に、初めて触れることができた。 それだけで、ある程度は満足。 お城の造りが、とにかく凄い。 それを映し出すモノクロ映像。 芸術的価値も高い。 オフィーリアが倒れた時、その太ももが露わになる。 この、なんとエロティックなことか! 作品全体が荘厳な空気に包まれているからこそ、映えわたる太ももの美しさ。 まさに芸術です。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-06-03 20:25:21) |
54. 幕末太陽傳
満を持して、川島雄三監督の代表作にして、日本映画を代表する傑作『幕末太陽傳』を鑑賞することができた。 川島監督の作品はいくつか観てきたが、やはり本作のパワーとスピード感は別格だった。 日本映画史に名を残し、「日本映画ベスト10」といった企画等で常連である本作。 その実力を目の当たりにすることができた。 川島監督にハマりつつあるが、それと同時にフランキー堺にもハマりつつある。 フランキー堺の丸っこい体に似つかわしくない、その軽やかな動きに脱帽。 あの動きは確かに“芸術”の域にまで達している。 そして、とぼけた表情に、スピーディな軽い語り口。 外見的には決して二枚目ではないのに、劇中の女性に惚れられる役回りが多いが、確かにそれを納得させる人間的魅力を感じる。 ちなみに本作には、石原裕次郎も出演している。 主演はあくまでフランキー堺だが、石原裕次郎もさすがの存在感。 その他のキャストも実に豪華。 南田洋子、金子信雄、山岡久乃、岡田真澄、菅井きん、西村晃、二谷英明、小林旭・・・などなど。 特に岡田真澄のインパクトが大。 「若い頃は痩せていて、晩年とは全く違う感じだった」と誰かに聞かされた記憶があるが、確かにその通りであった。 本作は、幕末の品川遊郭を舞台にしているので、沢山の女性が登場する。 その中でも中心的役割を演じた女性が南田洋子。 ご存知、長門裕之の奥さん。 これがとても美しくてビックリ! 南田陽子って、こんなに綺麗だったんだぁ・・・と感心してしまった。 これなら長門裕之も惚れるハズ。 フランキー堺の魅力あふれる演技と、豪華な脇役陣、美しい女性たち、そして「古典落語」を題材にした数々の面白いエピソードなど、見所を挙げればキリがない。 劇中の騒々しさとラストの静けさとの対比や、味わいのあるラストシーンも素晴らしく、“日本映画を代表する1本”という肩書きに偽りはなかった。 [DVD(邦画)] 9点(2021-05-28 00:10:32) |
55. ハモンハモン
ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(準グランプリ)を受賞した作品。 ペネロペ・クルス主演の熱い熱いスペイン映画。 そして衝撃のラスト。 ただ単にビックリするという意味での衝撃のラストではなくて、“映画の始まりの時点では絶対に予想できないであろう”という意味での、衝撃のラストである。 ペネロペ・クルスは、本作で映画初出演にして初主演を演じた。 そして、その過激な役回りが話題を呼んだ本作。 終始、“吸わせ過ぎ”である。 私は、こんなに吸わせ過ぎの映画を観たことがない。 あと、屋外で駅弁を食べるのも凄い。 駅弁ってのは、普通、電車の中で食べるものではないのか?? でも、屋外だと解放感があっていいのかな? 本作は、全体的な作りとしてはやや緩慢な印象を受ける。 とにかくゆるい。 だが、そこは「スペイン映画」。 日本人的感覚で単純に評価するのは違うような気もする。 ただ、これが「スペイン映画」と断定するのも危ない気がする。 でもとにかく熱い本作。 「スペイン=熱い国」のイメージにピッタリくる作品ではある。 本作を楽しむには、理屈を唱えてはならない。 ただただ、目の前で起こる事象を真っ直ぐに受け止めるべし。 そうすれば最後には、“ニヤり”とさせられるであろう。 そして、本作の“熱さ”に心焦がされるに違いない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2021-05-28 00:09:43) |
56. (ハル)(1996)
森田芳光の監督作品を観るのはこれで3本目。 『家族ゲーム』は最高に面白かったが、『の・ようなもの』はそれほどでもなかった。 果てして、本作『(ハル)』はいかがなものか?! 本作の評価によって、私の森田芳光に対する評価が固まる気がする・・・ そんな予感あり。 主演は深津絵里と内野聖陽。 深津絵里は今とそれほど変わらない感じ。 それとも、ファンでないからその違いに気付かないだけなのか?! それに対し、内野聖陽は若い!の一言。 内野聖陽と言えば、フジテレビのいわゆる“月9”ドラマ『不機嫌なジーン』が印象的。 竹内結子と共演し、独特でいて不自然な演技をみせた、あの内野聖陽だ。 本作『(ハル)』における内野聖陽は、髪も短く、セリフ回しもごく自然。 自然すぎて、面白味に欠けてしまったほどだ。 でも、待てよ? そもそも彼に面白味を要求するのは間違っているのかな? 彼は一応、二枚目俳優なんだし。 だけど、『不機嫌なジーン』の彼の印象が強過ぎるので、それはある意味仕方ないのかも。 ということで、内野ファンの方、どうかお許し下さい。 深津絵里の妹役で登場した戸田菜穂。 深津絵里の方が若く見え、彼女の妹役というのが何とも不自然に感じた。 というか違和感ありまくり。 というか姉妹にしては似てない。 でも、この頃の戸田菜穂より、今の戸田菜穂の方が綺麗だな。 本作は、いわゆる“ネット恋愛モノ”のハシリで、当時の時代背景を考えれば、その独創性は高く評価すべき。 しかし、時代背景そのものを、決して洗練されているとは言い難い映像と音楽で見せるばかりに、今観るとあまりに古臭くなってしまっている。 “1980年代から90年代にかけての邦画の古臭さ”が異常に臭うのだ。 だが白眉なシーンもあるにはある。 それはラストシーン。 カラーからセピア色に変わるあのシーン。 あれは意外と好き。 [ビデオ(邦画)] 6点(2021-05-28 00:08:25) |
57. PERFECT BLUE
《ネタバレ》 まず見ていて不快。 面白くもないし、夢オチ(幻想オチ?)も多すぎるし。 あと、女の子がかわいくない。 最後もよく分からない。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-05-18 14:47:55) |
58. 八月の濡れた砂
《ネタバレ》 当時はセンセーショナルで退廃的な青春映画だったんだろうけど、今見るとどうにも救い難いダサさ。 村野武範が、これまた魅力がない。 1970年代の悪いところばかりが詰め込まれた作品。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-05-01 01:37:40) |
59. Happy Hunting(2018)
《ネタバレ》 ラストの女性のセリフ 「ないわ〜」 確かに、この作品の酷さはないわ。 登場人物が誰一人として魅力的ではない。 何を描きたかったのか? うーん、考察する気にもなれない。 いやぁ、これはないわ〜 [インターネット(邦画)] 0点(2021-04-21 19:20:37) |
60. 巴里のアメリカ人
《ネタバレ》 タップダンスをひたすら見せられる内容。 確かに凄いダンスだけど、別に面白くはない。 ヒロインはかわいくない。 よっぽど金髪のおばちゃんの方がマシ。 [インターネット(字幕)] 3点(2021-03-25 09:47:03) |