61. ハーヴェイ
《ネタバレ》 「普通の人が、おかしな人に振り回されるコメディ」としては、そこそこ笑えます。しかし、結局何が言いたいのかよくわかりません。風刺だとすれば何を風刺しているのか? 科学万能の考え方か、精神病院のあり方か、あるいは他人への思いやりを欠いた風潮か。はたまた常識にとらわれている人間か。どうも、どれもピンとこないです。まあ私のように金がなくてあくせく働いていると、幻影を見ているヒマもありませんから。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-16 17:08:06) |
62. バス停留所
骨子は「若者の成長物語」のようですが、喧嘩をするまでが非常識で自己中心的過ぎるので、それからがご都合主義にしか見えません。あんなにすぐ変わるものですかね? コメディとしても笑えないし。出演者はよかった。特に主役の2人以外が光ってました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-17 17:17:15) |
63. ハロー・ドーリー!
《ネタバレ》 こりゃあもう、主役の2人に魅力が感じられないのが痛い。若手3組はラブコメの脇役だから見られますが、肝心の主人公があれではダメでしょう。お互いなんでこんな相手と結婚したがるのか、まるでわかりません。レストランでのシーンも、ドーリーがなんであんなに賛美されるのかわからないので、かえって白けてしまいます。あれじゃあバーブラ・ストライサンドのプロモーションビデオでしょう。ファンなら別でしょうが、そんなもの見たくないんだって。ミュージカルであろうとシナリオが第一であるという、ごく当たり前のことを確認させてくれる映画でした。いい歌もありますが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-15 11:42:19) |
64. 幕末太陽傳
《ネタバレ》 こりゃあダメでした。とにかく主人公が嫌い。口がうまくて調子がよく、舌先三寸で相手を丸め込んでは、ヘラヘラと笑って実のところ見下している。どうも、映画を見ているこちらまで小馬鹿にされているような気になります。こんな奴が現実にいたら、まったく厭ですな。で、ここへ来て落語を元に映画化したと知って、なんとなく納得。落語の語りならこのキャラクターでいいかもしれませんが、実際に人間が演じると嫌なところばかりが目立ってしまいます。この主人公ならではの物語なので、文字通りお話になりませんでした。豪華出演者は魅力ですが、二度と見たくないです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-18 21:02:04) |
65. ハスラー
酒が飲めないうえギャンブルもしない私にとっては、まったく縁もゆかりも関心もない世界の話でした。ジャッキー・グリーソン演じるミネソタ・ファッツがイカしてた。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-25 19:23:25) |
66. バルタザールどこへ行く
バルタザールではなく、この映画はどこへ行くんだ? と思うような内容。とりあえず人間関係も不明瞭で、たいした説明もないためか、根本的に理解できませんでした。「芸術ぶりっこ映画」という感じ? [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-09-30 16:08:32) |
67. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 面白くない。ビフの介入によって話を無理やり引き延ばしているようで、特に後半はとっちらかった感じ。1作目と同じ時代に行くというアイデアは悪くないですが、そこで違うことをするという面白さが感じられない。単にドタバタしているだけでした。ジェニファーも扱いが悪いなぁ。 それよりも本作で嫌いなのは、主人公が結局自分の都合しか考えていないこと。未来へ行ったのもマーティの一家が没落するのを防ぐためですが、しかしマーティ・ジュニアの代わりに逮捕された男の一家が没落するかもしれません。それ以外にも、事態が変わって影響を受ける人がいるはずです。自分の一家が幸せになれば、他人がどうなろうとお構いなし。その上で「タイムマシンは危険だから解体してしまおう」と言うドクには、開いた口がふさがりません。ふたたび1955に行ったのも父親が殺されたからで、自分に都合のいい時代が続いていれば、戻ったかどうか怪しいものです(前作の最後は、めでたしめでたしで終わっていました)。タイムマシンという、非常に影響力の強いアイテムを使っていながら、関係のない人間に対してこれほど無頓着でいられるというのは、むしろ感心します。マーティもビフも、やっていることは根本的に同じでしょう。 ところで、昨今ネット上での書き込みなどを見ていると、自分の嫌いなものを否定してやたらと叩く、存在自体を認めないという傾向が目につきます。ブログの炎上なんてその典型ですし。こういうのが行きすぎると、自分の嫌いな人間の存在自体を否定して人殺しにまでつながったりします。しかし、世の中自分の思い通りに行くことの方が少なく、ままならないことや嫌いなことがまかり通ったりするものでしょう。自分に都合のいいことしか存在を認めないというのは、かなり社会性が欠落した自己中心的な考えだと思います。この映画は、そうした「自分に都合の悪いことは全否定」という思想が基本にあるようです。このシリーズが人気があることと、こういった思想が蔓延していることに関連があるのかどうか知りませんが、タイムマシンを個人的な都合で使っているこの作品には、不快感しか覚えません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-04-02 16:18:44) |
68. 花のあと
《ネタバレ》 これは酷い。まず北川景子や佐藤めぐみを始めとする若手タレントの台詞回し。あまりにも下手くそで、時代劇にも不似合い。もっとまともなキャスティングはなかったのか。それと、前半は単調でかなり退屈。というか、ムダなシーン、カットが多かったように思います。以登が才助に相談を持ちかけてからやっと話が転がっていくのですが、それまで1時間以上というのは時間がかかりすぎ。最後に主題歌を流してダラダラとした映像を流すのも、見ていて痛々しいです。年老いた以登が若い頃を語るという設定も、あまり成功しているとは思えません。というか、必然性が感じられない。語りはなしでよかったのでは。 國村隼の父親はさすがに存在感がありますが、食事中に孫四郎が自害した話をしなくてもいいのでは……。こうしたところも、脚本がダメというか、ヘンなところです。唯一よかったのは才助役の甲本雅裕。飄々としてとらえどころのない人物を巧みに演じていました。しかしそれでも、この失敗作を救うなどとても無理です。 [映画館(邦画)] 4点(2010-03-27 13:15:00)(良:2票) |
69. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 ○「歴史を変えてはいけない」とか言いながら、自分が殺されると知ったらとっとと逃げようとする。 ○「未来に戻ったらタイムマシンを解体する」とか言っておいて、今度は機関車型のものを作って未来に行く。 ○そのくせ「未来は自分で作るものだ」とか説教垂れる。 ……どこまで観客を舐めるつもりだ? ふざけるな! それにしても、2~3日で馬に乗れるんですかね。少なくとも、私には無理だな。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2016-04-08 19:37:17) |