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ロイ・ニアリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 681
性別 男性
年齢 58歳
自己紹介 点数基準
芸術点、技術点、俳優点、個人的感情移入度の4要素の比重で決めています。
芸術点とは、主に脚本、演出が映画の各要素、美術、音楽、などをどれだけ高次元でまとめ上げたか
技術点とは、撮影技術、特殊効果、音響効果など、技術的な部分のレベル、完成度。
俳優点とは、出演俳優の演技、存在感、作品とのマッチングなど。
個人的感情移入度とは、作品テーマや登場人物などが自分自身の価値観や好みに対してどの程度影響するか。
これらの比重を勘案して点数を出しています。
有る項目が0点に近くても、別の項目が突出して良ければ点数は上がります。
映画としての及第ラインは6点です。それ以下は落第点、マイナス評価です。

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1.  はやぶさ/HAYABUSA
邦画特有の安っぽい感動の押し付け演出や、芸能界事情を優先したリアリティに欠けるキャスティング、どう考えても作品カラーに合わないタイアップ曲などネガティブな要素が絡むのではないかと危惧していたのだが、その殆どは杞憂だった。 劇中唯一架空の人物である竹内結子演じる水沢恵、秀才だがオタク風味で地味なキャラクターを竹内が非常に上手く演じていて、俳優としての懐の深さを感じさせる。そして狂言回しとなることで、専門的で難解になりがちな部分をうまく補っている。 主要キャストは映画テレビでお馴染みの俳優がしっかり押さえているが、他のスタッフは本当にJAXAから引っ張ってきたのではないかと思える程俳優らしくない、素朴で地味なキャスティングでこのあたりのバランス感覚は素晴らしい。 彼らの誰かが特別なヒーローというわけでもなく、とりわけ目立った活躍をするでもなく、宇宙が好きで、縁あって集まった極々普通(といっても秀才揃いなのだろうが)の人々がああでもない、こうでもないと悩み格闘しながら地味な作業の積み重ねで偉業を成し遂げていく様は、何か日本人的だなと感じさせるし、組織で働いたことのある人ならどこかしら自分に重ねてみたり感情移入が出来るのではないだろうか。 特筆しておきたいのは宇宙空間のシーンを一切「無音」で通したことだ。 宇宙空間では爆音も破裂音もエンジン音も、音波としては伝わらない。宇宙遊泳した飛行士が証言するように、自分の呼吸音と通信の音以外全くの静寂なのだという。 とは言ってもそれはそれ。映画では演出上何かしらのSEを加える作品が殆どだ。 ただこの作品で「グオー」「ギューン」などというSEをつけられたら興ざめだった。 自分の知る限り宇宙空間のシーンを無音で通したのは「2001年宇宙の旅」と本作だけだ。 さらにこの無音はやぶさが大気圏突入する際にはじめて空気を切り裂く音を発するところで、長い旅の静寂との対比が大きなインパクトとなって伝わる。 全体に演出は抑制的であるが地味に陥りすぎないように気を配られており、実質的主人公水沢恵の成長物語としての軸もしっかり通っている。 唯一残念だったのは音楽が凡庸で多少押しつけがましかったこと。邦画ではよくあることだが・・・。
[映画館(邦画)] 8点(2011-10-13 03:09:25)
2.  HACHI/約束の犬 《ネタバレ》 
事前に読んだ記事では、プロデューサーも勤めたR・ギアと監督のハルストレムは、なるべく情緒に流されずに淡々としたものに仕上げたかったということですが、それでも充分に情緒的だなという感じを抱きました。 勿論名匠ハルストレムですから、安っぽい邦画のような、さあ皆さんここは泣くところですよ、というような押しつけがましい演出はありません。 でも、ハチのパーカーに対する愛情は、ハチ自身がどう思っているかは別にして製作者の意図のもとに演出されるので、その時点でどうしてもある程度の押し付けが醸し出されてしまいます。 それをやはり本作でも感じてしまいました。 また、舞台を現代に持ってきたことで、パーカーが毎日ハチをリードも付けずに連れ回ったり、パーカーの死後、いわば野良犬となり、成りも大きいハチが10年間も保健所に通報されることもなく駅に居た、という設定自体に無理がが出てしまうのが残念なところ。 まあ、その辺りはファンタジーとして割り切りましょう。 それから、本作は配給が何を血迷ったのか日本公開は日本語吹替版が大半で、字幕版の上映は極々少数です。 これは大失敗だと思いますね。 僕も仕方なく吹替を観たのですが、R・ギア役の北大路欣也はまだしも、その他の声優ははっきり言って大根です! フジテレビが絡んでいるからなのか、娘役にフジTVアナの高島彩なんてド素人を持ってきて作品世界を台無しにしています。 究極はエンディングの青山テルマのテーマ曲。ミスマッチにも程がある! 投稿時点ではとっくに公開も終わっているので、鑑賞はソフトかオンエアになると思いますが、本作の作品世界に浸りたい人は字幕での鑑賞を強くおすすめします!
[映画館(吹替)] 7点(2010-12-09 14:00:22)
3.  ハプニング 《ネタバレ》 
ある日突然人々が集団自殺を始めてしまう冒頭は戦慄を感じるが、その後の展開の妙な「間」(シャマラン節ともいえるが)と、今ひとつ説得力に欠ける主人公達の行動に疑問符が大きくなっていく。主人公だけでなく、登場する人々が何か皆言動がおかしくぎこちない。これはわざと「外して」不安感を煽ろうとしているのか、そもそも脚本が悪いのか考えてしまう。 また、人々を自殺に追いやった原因が植物による防衛本能であるということがわかっているのにわざわざ野原を選んで逃げてしまうのもよくわからない。 まあそれでもこういう作品はオチさえ意表を突きさえすれば評価も上がるのだが、「ええっ、もう終わり?」とひとりで観ていて声に出してしまったほどあっけない。 一体シャマランはどうしてしまったのか。マーク・ウォルバーグなどの一線級の俳優も出演しているが、彼には気の毒に思えるほど限りなくB級な作品。 今作もかなりの低予算を感じさせるのだが、この出来では・・・今後資金を出すスタジオが現れるか心配になってしまう。
[DVD(吹替)] 4点(2010-12-09 13:00:59)
4.  ハンコック 《ネタバレ》 
どこかで見たプロットだと思ったらピクサーの「Mr.インクレディブル」そのものだった。米国民が大好きなスーパーヒーローももはや単純な勧善懲悪で描くことは出来なくなったということなのだろう。しかしそんな主人公の心情もなんとなく薄っぺらい。また途中から彼をなきものにしようとする謎の組織(説明不足で意味不明)、大昔からの同種族であるというスーパーウーマンな女性があらわれて、これまたどこかで見た話だと思ったらそのまま「ハイランダー」ではないか。またあちこちのシーンに往年のSF映画のリスペクトと思われる箇所も散見されるがなんだかなあ。 続編に期待を持たせる中途半端な終わり方ももの悲しい。W・スミスももう少し作品選びを慎重にすべきだと思うのであった。
[DVD(吹替)] 5点(2010-12-09 12:55:45)
5.  バベル
魂揺さぶられる映画でした。一発の銃弾から紡ぎ出される世界各地の物語を時間と場所を巧みに組み合わせ構成した脚本は見事と言うほかありません。 この物語は特殊なようでいて、実はこの世界の営みを象徴しているように感じました。 この世は不条理と人は嘆くけれども、それは愚かで浅はかな人間同士の出会いやすれ違い、偶然の連鎖が絡み合って絡み合ったその集大成、その混沌は自らが生み出したものなのだということを。 それでも世界はまわり、人々はその中で生きていく。そんなわずかな希望の光をのこして物語は終わります。 それを見つめる監督の目線は冷めているようで暖かい。この点は「21グラム」と同じ空気を感じました。 本作では菊池凛子のアカデミーノミネートが話題になりましたが、彼女だけでなく、どのキャストも素晴らしい存在感でした。 彼らが俳優であり、キャメラの前で演技しているのだと言うことをしばし忘れました。 誰もがスクリーンの向こうの世界で生々しく生きていました。 特にメキシコ人家政婦、アメリア役のアドリアナ・バラッザは素晴らしい。
[映画館(字幕)] 10点(2007-07-04 09:18:27)(良:2票)
6.  パニック・フライト
ここでの評判が良かったので借りてみました。大正解ですね。主人公がスーパーウーマン過ぎるきらいは有るけど、テンポもいいし物語に大きな破綻も無く最後まで一気に観れました。低予算のためなのか一流どころのスターが出ていなかったので地味に埋もれてしまいがちですが、もしジョディ・フォスターでも出ていればそのままA級サスペンスムービーとして宣伝しても通用すると思います。 ただ、このセンスの無い邦題で相当損してると思いますね。
[DVD(吹替)] 8点(2006-07-23 13:02:30)
7.  ハワイ・マレー沖海戦
戦時中の国策映画なので、当然メッセージとしては戦意高揚にあるわけですが、そのメッセージまで含めて、自分には大変興味深い作品でした。この時代は僕の祖父母が生きていた時代であり、両親がが子供だった時代です。ところが戦時中というと、どこか別の世界の、歴史教科書のなかの出来事として現実感を感じられなくなってきていると思います。しかしこの映画に映し出されているものは間違いなく現在と続いているまぎれもない日本の姿そのものなわけです。ロケ地にしても、当時の風俗にしても、まさにその当時そのままの姿が記録に残っている。原節子が立つ同じ日本の地、同じ空の下で、祖父母が間違いなく生きていた。作品の意図するところとは別に、僕はそんな感慨を持ちました。
[DVD(邦画)] 7点(2006-04-23 12:49:00)
8.  バットマン ビギンズ
これはアメコミ版にも詳しいコアなファンにとってはどうなのだろうか。ブルースがバットマンとして立ち上がるまでのエピソードや葛藤が描かれているが、スーパーヒーローは何のために戦うのか。コミック登場当時とは人々の価値観も、世の中も大きく変わった。現代のように物事の善悪が相対化して語られる世の中ではなかなか苦しいと思ってしまう。だからバットマンの活躍を正当化させるには、あらゆる価値観に照らして全く同情の余地の無い悪の権化を登場させるしかない。本作はゴッサムシティという架空都市で、悪の権化と戦うという設定でそのような矛盾とギリギリのバランスをとっているように見える。
[DVD(吹替)] 7点(2005-11-02 17:16:11)
9.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
あの時こうしていれば、違う決断をしていれば・・・と後になって後悔することは誰にでもありますよね。過去を書き換える能力を持ったエヴァント、それでも彼の思い通りには行きませんでした。アンドレアとは違う人生を歩むしかない、彼女との愛を諦めるという私欲を無くした事で全てが丸く収まる。なんとも皮肉な物語です。しかし神がいるとするならば、彼にこんな過酷な運命を与えたのはなぜなんだろうと考えてしまいますね。「いま、会いに行きます」でもそうでしたが、このような超常的な現象を起こしてまで揺さぶられる人の運命の意味とは・・・。色々と想像をめぐらせられる物語でした。
[DVD(吹替)] 7点(2005-11-02 16:54:36)
10.  バッドサンタ
アル中で誰にでも悪態ついて、気に入らないことがあれば大暴れ。そして泥棒稼業のどうしようもない男。ダメ人間を描いた映画は好きだが、この人物には共感できなかった。自分のダメさ加減を他人に当り散らしたり、騙したり、傷つけることで解消しようとする人間はたとえ物語上の人物であっても好きになれない。それなら最後まで悪人に徹して欲しい。無垢な子供に出会ったからて、自分の善なるものに気付かされましたなんて、偽善もいいところ。しかも落ちであんなふうに丸く収まってしまうのか?辛辣であるようでご都合主義に過ぎる。
[DVD(吹替)] 5点(2005-07-24 18:41:04)
11.  バウンディン
ひつじ君へ。あのさ、君はやさしくてとてもいいヤツだと思うけど、どうしても君を愛せない。ごめんよ。毛皮刈られてもまた生えて来るし、雪も解けて春も訪れる。ジャンプしてジャンプして・・・それが人生かもしれないけど。
[映画館(字幕)] 5点(2005-07-08 22:54:11)
12.  バグズ・ライフ
はじめて見たピクサー作品でした。一時期サルのように見まくりました。虫達のしぐさ、表情、何て魅力的なのかと。ランディ・ニューマンの音楽も素晴らしかった。
10点(2004-11-15 13:23:25)
13.  パンチドランク・ラブ
マグノリアで、この監督はただ者ではないと思ったが、本作でもやってくれました。この人を食ったような語り口が好きです。なぜか森田芳光監督の「の・ようなもの」を思い出してしまいました。どちらも不器用だが憎めない男が主人公でした。 マグノリアのM・ウォルターズ、本作のエミリー・ワトソン、どちらも美人ではないのに非常に魅力的。
9点(2004-08-03 03:34:26)
14.  ハロウィン(1978)
今気がついたがカーペンター作品だったのか。なんだか全然怖くなくて拍子抜けした覚えがある。
5点(2004-07-30 20:33:32)
15.  バーバー
冒頭からぐいぐいとスクリーンの中に引き込まれてしまった。ナレーションで物語を進行するやり方は陳腐になりやすいのにまったくそういうことがなく、ソーントンは突っ立ってるだけなのに強烈な存在感。彼の目力はすごい。物語は予想できない方向にどんどん転がっていくが、最後は因果応報というのだろうか。しかしこのようなストーリーを紡ぎ出せるコーエン兄弟というのは何者なのだろうかと興味が湧く。彩度を抑えたスタイリッシュな映像も非常にレベルが高い。コーエン兄弟の映画は脚本だけでなく技術面でも手抜きが全く無い。
8点(2004-07-27 07:36:19)
16.  バンド・オブ・ブラザース<TVM> 《ネタバレ》 
第6話「衛生兵」は秀逸だと思う。一衛生兵の視点から戦争を語った物語が今まであっただろうか。彼が戦場でであった従軍看護婦。爪の中まで患者の凝固した血で汚れたその手。彼女は聖母マリアでもマザー・テレサでもない、平凡な一少女。「もうこんな仕事したくない」と呟く。その夜彼女のいる野戦病院が空襲によって容赦なく破壊されてしまう。赤い炎に照らし出される教会が神々しい程に恐ろしく、愚かしい人間の殺戮を象徴するような凄まじいシーンだった。第1話から冷静に見ていたつもりだったのだが、このシーンでは呆然としてしまった。
10点(2004-07-13 14:57:23)(良:1票)
17.  裸足の1500マイル
アボリジニの歴史については殆ど知らなかったので新鮮だった。ニールはこの映画では悪役だが、当時の白人としてはごく一般的な考えの持ち主だったのではないかと思う。現在の価値観で当時を裁いてみるのではなく、事実として記憶することが大切なのだと思う。今から半世紀も経てば、我々が当たり前に思っていることは酷く非文明的で野蛮なものであったと言われるかもしれない。
7点(2004-07-07 21:15:47)
18.  バッファロー'66
ビリーはどうしようもないヤツだし、レイラはダメ男に引っかかるタイプの女なんだろう。でも欠点のない良い子達の恋愛なんか見ても面白くない。箸にも棒にも引っかからないダメ男のアメリカの片隅のどっかの街で起きている小さな出会い。なんか切ない。この映画を観た後の気持ち、「パンディ・ドランク・ラブ」「マグノリア」でも感じました。
10点(2004-06-04 21:38:38)
19.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
とても安心して見れる映画。根っからの悪人も出てこないし、マーティもドクも愛すべきキャラクター。沈んでる時や、元気になりたいときに観たい映画です。《追記》根っからの悪人いないと思ってたらリビア人のテロリストは、ありゃ悪人扱いでしたな。
8点(2004-06-01 18:08:32)
20.  ハードエイト 《ネタバレ》 
PTAの劇場デビュー作ですよね。冒頭から物語を引っ張っていく演出はやはり非凡なものを感じます。途中かなりハラハラさせられました。しかしもっと仕掛けがあると思っていたのだが、オチがちょっとあっけなかった。シドニーがジミーに復讐を果たす心理描写もいまひとつ説得力に欠ける。 それから明らかにピン甘のカットがあったりして、残念でした。
5点(2004-03-24 18:28:49)
030.44%
171.03%
250.73%
3131.91%
4365.29%
511016.15%
614421.15%
713519.82%
811416.74%
97110.43%
10436.31%

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