Menu
 > レビュワー
 > 鉄腕麗人 さんの口コミ一覧。3ページ目
鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  ビッグ・アイズ
あまり気持ちのいい映画ではなかった。というのが正直な感想。 「実話」だからこその、決して避けられない登場人物たちの人生における“短絡さ”が、何だか無性に居心地の悪さを感じさせる映画だった。  「創作」に携わる者のジレンマによる闇の深さは、当事者にしか分からない。 しかし、その闇を抱えるのは、必ずしも“真の作り手”だけのものではないということ。 何も生み出すことが出来ない者が犯した愚かな罪。 “夫”は間違いなくロクデナシで、同情の余地はないけれど、彼がもたらした「功罪」により、“ビッグ・アイズ”という芸術が世に広まったことも事実。  彼の「悪意」が一体どの段階から存在していたのか、それは実際のところ誰にもわからない。 どこかのタイミングで何かが間違っていなければ、この夫婦は、もっと幸福な道を共に歩めたのかもしれないし、そうではないかもしれない。  子どもの大きな瞳で見据えられ続けた苦悩の日々は、観ている側としても苦しいものがあった。  そのリアルな苦しさを抱えた人間の無様さこそが、ティム・バートンが珍しく実話を題材にしたこの映画で描きたかったことだろうし、そういう意味ではしっかりとティム・バートンらしい映画に仕上がっていると言えるのだとは思う。 でも、この監督の一ファンとしては、これまでの作品群においてどんなにダークな世界観を描いたとしてもあり続けた小気味よさが無かった今作が、映画として単純に楽しくなかった。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-11-13 07:30:58)
42.  白夜行 《ネタバレ》 
東野圭吾の原作を読んだのは、2年前になる。ハードカバーの単行本は、ページが2段組み構成の500ページを越える長い長い小説だった。 純粋なミステリーというよりは、二人の男女の過酷な運命と、隠された真相に彩られた、壮大な「悲劇」だった。  数年前に放映されたテレビドラマは、まったく観ていなかったが、再び映像化するのならば、「映画」として、潔く過剰なまでに色濃く創り上げて欲しいと思っていた。  少し地味目なキャストと、新鋭の監督の起用に対して、いささか不安はあった。  しかし、導入部を観た時点で、不安は期待に転じた。  殺人事件を発見し逃げ惑う子供たちの“ぶさいくさ”、その表情をタイトルバックにする潔さ。 刑事や容疑者たちのどこかうらぶれた表情を画面いっぱいに映し出し、殺人事件そのものよりも、事件が起きた環境とその人間模様の異様さを表す演出には、期待した“色濃さ”があった。  地味目なキャスティングも、この物語の本質である“人間の不確かさ”を表現するための必要な手段だったのだろうと思った。  とても満足感を伴う映画だったと思うのだが、最後の最後、物語の締め方には不満が残る。  主人公の二人、雪穂と亮司の隠し続けられてきた心と心の“つながり”を、もっとしっかり描くべきだったと思う。 最後の最後まで亮司との関わりを否定し貫き通す雪穂の「決意」は、絶対に描くべき要素だが、映画ではそれのみが描かれるため、最終的に雪穂が亮司を“切り捨てた”という印象が強く残ってしまった。  亮司が最後に船越英一郎演じる笹垣と対峙し、自らの積み重ねた行為に対して”悔恨”を垣間見せる様も描くべきではなかった。  そして、最後の最後に船越に語らせすぎた。(サスペンスの帝王の“顔”を覗かせてしまった……)  20年に及ぶ悲劇の中で、彼らが繰り広げた罪と罰、そこには常軌を逸した「覚悟」と 揺るぎない「愛」があったはずだ。 原作の空気感を踏襲した上質な切り口をみせてくれた映画だっただけに、もっとも肝となるべきその「覚悟」と「愛」が描き切れなかったことは、残念。 
[映画館(邦画)] 6点(2011-02-13 11:22:43)(良:1票)
43.  HERO(2007)
2001年に放映された「HERO」はとても好きなドラマだった。 「検事」というこれまであまり題材にされなかった職業を描いたことによる斬新さと、サスペンスとエンターテイメントを巧く織り合わせた脚本力の高いドラマだったと思う。 ドラマ終了からすぐ続編シリーズへの期待が高まったが、「映画化」に対しては懸念の方が強く、それほど興味が涌かなかった。 テレビドラマの枠で小気味良く展開する方がこの作品の性質に合っていたと思ったからだ。  実際に観てみると、思っていたよりは、映画作品としての完成度は一定水準に達していると思う。 ただ、やはり少々無理矢理に“肉付け”して仕上げている感も否めない。 尺を満たすために全体的にテンポが悪く、無駄なシーンや展開も多かったと思う。  ドラマシリーズではほとんど描かれることがなかった法廷シーンは、とても面白味があったと思う。 時に冷静に、時に熱情的に弁論を繰り広げる木村拓哉演じる久利生は魅力的だったし、豪腕弁護士を演じる松本幸四郎との対峙は緊迫感があり良かった。  つまりは、もっと法廷シーンが多くて良かったし、被害者家族の描写や、証拠集めのプロセスなど「事件」に対する本質を更に深く描けていれば、ドラマシリーズとは一味違った「法廷映画」として更に完成度を高められたと思う。 そういう意味では、色恋に走り過ぎていたり、安易なエンターテイメント性にすがってしまっている部分が見えることは残念だ。  しかしながら、ドラマシリーズのファンにとっては楽しい作品であることは確か。 観て損はないと思うし、改めてドラマシリーズでの続編を期待したい。
[DVD(邦画)] 6点(2009-01-12 01:08:39)(良:1票)
44.  人のセックスを笑うな
そもそも映画の評価など"個人的な価値観”の極みだと思っているので、この映画の場合、永作博美は悪戯な笑みが魅力的すぎて、蒼井優は久々に脇役ならではの素敵な存在感を放っていて、それだけでもう満足してしまうというもの。  全編通したまったりとした空気感の中で、息づくそれぞれの何気ないロマンスをぼやっと眺めているだけで、この映画は成立していると思う。 ただ、そういう雰囲気を楽しむ作品としては、少々尺が長い気もする。 ストーリー自体に特別な抑揚はないのだから、もう少しさらっとまとめてくれた方が、もっと心地よい余韻が残ったと思う。  あと主人公である永作博美演じるユリの人間性を終盤もう少し描いて欲しかった。 ミステリアスで魅力的な美術講師としての存在感はとても素晴らしかったけど、結局彼女はどういう人間なのか?という部分が曖昧なままで、その心象風景が見えてこなかったのは残念だし、そういう部分が思ったよりも感情が揺れなかった原因だと思う。 終盤の露出が減り、最終的に蒼井優に食われてしまった感がある。その辺りの切替えが監督の狙いかどうかは分からないが、この作品の場合は永作博美の「存在」を最後まで押し通すべきではなかったかと思う。
[映画館(邦画)] 6点(2008-03-22 16:44:51)(良:1票)
45.  緋牡丹博徒 二代目襲名
藤純子演じる緋牡丹のお龍の任侠劇を描いた人気作第4弾。4作目になり、さすがにストーリーの鈍さは隠せないが、相変わらずのお龍節には惚れ惚れさせられる。3回目となる高倉健との絡みも手伝って独特の任侠アクション&ドラマに熱くなる。それにしても、ズッコケ役の長門裕之がサザンの桑田圭祐に見えて仕方なかった。
[DVD(邦画)] 6点(2004-08-01 17:48:37)
46.  陽のあたる教室
非常に感動的な話ではあるが、映画としてはインパクトに欠ける。この手の映画にインパクトなど必要ないと言えるかもしれないが、やはり映画にするにはするだけの見応えは必要だと思う。これくらいであればテレビドラマで充分事足りるものではないか。
6点(2003-10-30 16:55:51)(良:1票)
47.  ヒーローマニア -生活-
原作は福満しげゆきの数少ないストーリー漫画の一つ「生活」。 さすがにそのままのタイトルでは、プロモーションにおいての危惧があったのだろうけれど、“ヒーローマニア”という合っているようで実は本質を履き違えたタイトル改変をしてしまっていることが、この映画化のマイナス要因の大部分を占めているように思う。  原作が漫画にしろ、小説にしろ、映画化に際しての改変はつきものだけれど、数多くの映画化作品と同様に、今作についても改変箇所の多くは、尽く失敗していると言わざるをえない。 ただし、映画の製作側が改変をしたくなる気持ちも、今作の場合は理解できる。 僕自身原作の大ファンだけれども、それでもこの原作のストーリーテリングが“雑”であることは否定出来ない。 勿論、その独特の雑さによる荒涼感と無気力感こそが、福満しげゆきの漫画の魅力なわけだが、結構な豪華キャストを揃えた商業映画として製作する以上は、諸々の設定やストーリーを補正することは避けられなかったのだろうと思う。(それが成功しているか否かは別にして)   キャスティングは、ほぼ完璧だった。 キャラクター各々の適性的にも、ヒーロー映画としての見栄え的にも、商業映画としての集客力的にも、極めてバランスは良く、原作ファンとしても満足に足るものだった。 特に良かったのは、原作者自身を投影したキャラクターでもある“土志田”役の窪田正孝と、ヒロイン役の小松菜奈。 両者とも、原作に通じる小市民の内に秘めた怒りと闇をキャラクターとして表現できていたと思う。 小松菜奈のキャラクター設定は、原作とは大いに乖離していたけれど、相変わらず“悪魔的”にカワイイので許すほかない。  一方で、このストーリーのキモとなるべき“アクション描写”も、あまりにも稚拙だった。 せめてアクションシーンに、この漫画らしい馬鹿馬鹿しさとフレッシュさを再現できていれば、ストーリー展開のお粗末さは充分にカバーできていたと思う。   原作漫画を数年前に初めて読んだ瞬間から、映画化を夢想したファンとしては、トータル的には不満足な映画に仕上がっていた。 けれども、だ。 この映画化の企画そのものに対しての感謝は尽きない。そして、予想外に豪華で的確なキャスティングからも、失敗しているとはいえ明確な意図をもった改変からも、真剣にこの映画を作ろうという気概だけは感じることができた。  原作漫画のキャラクターが登場するエンドロールを見せられては、一方的に怒るわけにはいかなかった。
[映画館(邦画)] 5点(2016-05-16 23:06:17)
48.  ピラニア リターンズ 《ネタバレ》 
馬鹿馬鹿しいほどに悪趣味なB級モンスター映画であることは明らかなのに、想定外のクオリティーを見せ、世の好事家たちを興奮のるつぼに叩き込んだ前作はサイコーだった。 続編の製作が早々に決まったということで期待はあるにはあったが、前作とは監督が変わってしまった時点で、この続編がB級以下の映画に成り下がってしまうことはある程度予想できた。 そもそもが“お下劣上等!”のスタンスで臨んでいる映画なのだから、間違っても真っ当な娯楽映画的なクオリティーを求めるべきではないのだ。  そうやってハードルを十二分に下げ切って、ある意味開き直って鑑賞に至れれば、まだまだ楽しめる映画だとは思う。 前作に対してピラニアの恐ろしさも、被害の規模も明らかに縮小してしまっているが、その分というかなんというか、エロさと、ナンセンスなユーモアは、過剰な程に増幅している。 前作よりもユーモアとしての程度は遥かに低く、映画としての良さには全く繋がっていないが、馬鹿馬鹿しさと悪趣味さは、より突っ切っている。  「ナイトライダー」のデヴィッド・ハッセルホフが本人役の自虐的キャラクターとして登場するくだりや、彼と絡む“坊や”の顛末などは、無意味さと悪趣味さが脇目も振らずに突っ走っているようで、それに対して悪態をつく方が馬鹿らしく思え、逆に印象深い。  “悪役”と言えるキャラクターが二人登場するが、両者とも“ピラニア”に襲われるのではないのに誰よりも痛々しい死に方をするのが、この映画世界のブラック性を象徴しているようで良かった。  間違いなくクソ映画だけれど、鼻糞でもほじりながら無意味に馬鹿馬鹿しいというか、はっきり「バカ」な展開と、“おっぱい”を楽しめば、それで充分だろう。 個人的には、前作に続きクリストファー・ロイドの健在ぶりを確認出来ただけで良し。
[DVD(字幕)] 5点(2013-03-09 00:50:23)
49.  ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》 
破天荒な人間たちによる、破天荒な人間模様。一筋縄ではいかないドミノ倒しのようなストーリーは、形があってないようなもので、一歩間違えば映画の体裁を保てないようなところを、きっちりまとめ上げるあたりが、映画人コーエンブラザーズの妙だろう。 メチャクチャなキャラクターを(ある意味)きっちりと演じきる俳優たちがそれぞれ素晴らしい。特に、グッドマン、ブシェミ、タトゥーロらは、コーエン作品の常連らしい映画世界の空気に合った息遣いを見せてくれる。 この映画は、特異なブラックユーモアに包まれた大人の寓話だと思う。 
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-08 02:58:36)
50.  評決のとき
サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー、ドナルド・サザーランドと脇を固める実力派たちの演技が支えとなって、まとまった法廷サスペンスに仕上がっていると思う。テーマの濃厚さのわりに論理的展開に欠ける脚本は優れたものではないが、全体のバランスは良かった。今作で大型新人と期待されたマシュー・マコノヒーは及第点であったが、サンドラ・ブロックの役所はあまり意味がなく印象も薄い。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-28 14:32:46)
51.  美女と液体人間
“液体人間”という「怪奇」、その恐怖と対称として「美女」を配置する構図は、映画史におけるゴシックホラーの典型であり、オドロオドロしいタイトルも含めて、“ベタ”というよりは「王道」と言いたい。  決して手放しで「面白い!」とは言えず、ストーリーも特撮も稚拙と言わざるを得ないけれど、映画としての“味わい”は確実に存在していたと思う。 “液体人間”が現れて、美女が「キャーー!」と叫ぶ。極端に言えばそれの繰り返しの映画だが、そのシンプルな内容で一つの映画世界を貫き通す潔さみたいなものが、当時の映画界のパワーであるようにも思う。  そして全編通してチープな怪奇に彩られてはいるが、そもそもの根底にあるものは、やはり「核」への危機意識であろう。 プロットには、当時実際に起きた事件や事故なども彷彿とさせるものがあり、そういった意味でも「時代」を映している映画だとも言える。
[DVD(邦画)] 4点(2011-04-01 16:40:39)
52.  Pink みずドロボウあめドロボウ
ありましたね~コレ。単純なストーリーなんだけど、そこが鳥山明らしいといえばらしいところで楽しめる。鳥山明の短編の映画化というノリですね。
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-03-08 14:57:12)
53.  ひまわり(2000)
今や売れっ子正統派監督となった行定勲のデビュー作である。ところどころ彼らしい秀逸な映画世界は垣間見えるが、大筋のストーリーに対して展開のテンションがチグハグでまとまりに欠ける感じがする。もっとローテンションな雰囲気で押し通してよかったと思う。
[ビデオ(邦画)] 4点(2003-12-13 19:57:57)
54.  ヒーローインタビュー
ラブ・ストーリーとしてもスポーツ映画としても褒められた出来ではないけど、個人的には、スポーツ映画好き&スワローズファンなので少し楽しめた。ふと考えてみると、たくさんのスポーツ映画はあるけど、最高に良く出来た作品というのはない気がする。どこか盛り上がりに欠けたり、素人臭さが滲み出るものばかりではないか。やはり映画では、本物のスポーツ並の迫力と感動を描き出すことは無理なのだろうか。
4点(2003-10-30 16:36:52)
55.  ヒート
10分以上の銃撃戦以外はこれといったアクションシーンはないのでやはり見るべきはパチーノVSデ・ニーロの男のドラマのはずなんだけど、そのへんの印象が極めて薄い。なんだか両雄とも忙しい中を無理やりブッキングされましたという感じで、インパクトがなかったように思う。
[ビデオ(字幕)] 4点(2003-10-14 15:00:16)(良:1票)
56.  東のエデン 劇場版 I The King of Eden 《ネタバレ》 
TSUTAYAのアニメコーナーで、このテレビアニメのDVDのパッケージを一目見るなり、気になった。キャラクターデザインが、「ハチミツとクローバー」、「3月のライオン」の羽海野チカだったから。 ストーリーの概要を読んで、新鮮味のあるプロットに尚更興味を持ったが、テレビアニメはほとんど観ないので、二の足を踏んでいた。 そうこうしていたところに、この劇場版公開の報。それならばと、テレビアニメ版のDVDを続けてレンタルし、劇場版鑑賞に至る。  結論としての正直な感想としては、映画作品としての説得力と深みが、ストーリー展開に備わっていない。 深夜のテレビ放送枠としては許容範囲だった基本設定の稚拙さが、一つの映画となることで露呈しまっている。  謎の携帯電話を通じた陰謀の中で、記憶を無くした青年が繰り広げる破壊と救済。そのコンセプトは、非常に興味深い。 不安定な国の世情、インターネット、ニートと現代的な要素を絡ませた謎に満ちたストーリー展開も、ミステリアスとエンターテイメントに溢れている。  ただそこに、本質的な深みがない。興味をひく要素を並び立てたまでは良かったが、最も重要なテーマ性があまりに希薄だ。  荒れる社会情勢の中で膨れ上がった“ニート”という存在がこの作品では重要な要素として描かれるが、それを正当化し、安直に活躍させる様が、あまりに稚拙で説得力がないように感じる。現実的な世情を、表面的に面白がって、空想と妄想でくくり上げただけのように思ってしまった。  そしてこの劇場版を二部作に分ける必要はないと思う。まだ第二部は観ていないけど、第一部を観る限りでは、この程度の内容を区切って、わざわざ二部作にしたことは、劇場に足を運んだ人の反感を買うだけだと思う。  ここまで観てきたので、劇場版ⅡもDVDが出れば観るだろう。が、現時点の評としては、あと一歩も二歩も及第点には及ばず、羽海野チカのキャラクター造形に救われている作品だ。 
[DVD(邦画)] 3点(2010-04-18 09:10:02)
57.  BEAT
少し昔の沖縄の熱っぽい青春群像を描いた映画で、混乱の中をたくましく生きる内田有紀の存在が印象的だった。しかし映画としての完成度は低く、感動するほどのドラマ性はなかったように思う。
3点(2003-12-28 02:33:28)
58.  ビバリーヒルズ・コップ3
過去2作は、レベルを落とすことなく同質の娯楽性を提供してくれていただけに、今作でのトーンダウンは際立つ。最たる原因は、やはりエディ・マーフィのキレの無さであろう。確実に歳をとってしまったということもあるが、まるで若々しさがなく、とても寂しい思いがした。
3点(2003-10-30 16:51:40)
59.  ピストルオペラ
予告編で江角マキコの「ちゅうちゅうたこかいな」に強烈に引きつけられ、その特異な映像世界に浸透されて観に行ったが、映画としてはどうしようもない退屈に終始されたものだった。本編に予告編以上の内容が無かったのは当然ながら致命的だ。主人公を刺客が次々と殺しにくるというストーリーの単純さはそれでいいと思うけど、下手に難解っぽくしたことで面白さがなくなってしまった気がする。ビジュアル的にはやはり素晴らしかっただけに惜しいと思う。
1点(2003-12-21 17:59:17)
60.  ビッグ・ヒット
明らかにジョン・ウーの名前のみで売りつけてくる駄作だった。クオリティの高さは求めないが、もっと小気味いい映画に仕上げて欲しかった。アクション映画ながら何の印象も無い。
1点(2003-11-25 15:19:32)
0160.62%
1592.27%
2752.89%
31425.47%
41716.59%
52449.41%
637114.30%
752820.35%
852320.16%
929511.37%
101706.55%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS