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放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  秘密の儀式 《ネタバレ》 
鑑賞後、ロンドンの空模様のように陰鬱な気分になる事請け合いな怪作。監督ジョセフ・ロージーは、エリザベス・テイラー主演で「夕なぎ」(原題「Boom!」当サイト未登録)という、この作品に負けず劣らずの世迷言台詞満載な問題作を連作でこしらえてます。最早この時期になると、僕が大好きだった『ジャイアンツ』『熱いトタン屋根の猫』あたりの、魅力的な世界一の美女リズは一体どこに行ってしまったんだろうと暗鬱たる気持にさせられる。エリザベス・テイラーという完璧マスクを、顔表面に張り付けた別の女優が口調を真似て出演しているみたい。鏡を見ながら「太ってる!」とか、自己パロディをいきなりやられてもこっちは困惑するだけ。取っ替え引っ替えの豪奢なお衣装も、体型に全く合わず悪趣味で幻滅。あ、ラヴェンダー一色で纏めたドレスだけはお似合いだったかも。ああ、彼女の事を絶対こんな風に語りたくはなかったのになあ・・・(泣)自分で登録した作品だから、レビューできっちり落とし前はつけないとね。唯一の取柄はモンシロ蝶か色素の薄い蛾のごとく、画面をフラフラと彷徨う痩身ミア・ファローが、例の不可思議な雰囲気を撒き散らしている点のみ。途中から出てくる、義父役R・ミッチャムは特に見せ場も生彩もなし。凄んでみせてもさして怖くないし。オハナシ自体も凡人には理解しがたい内容。で、結局なんだったんこれ?っていう、疑問符のみ空しく残る。
[DVD(字幕)] 4点(2022-07-21 22:33:41)
2.  ひばり・チエミのおしどり千両傘
「ひばり・チエミの弥次喜多道中」(7点)の姉妹編ですが、こちらの方が面白かった。言ってみれば、美空ひばり版「ローマの休日」。当時の東映時代劇の飲めや唄えや踊れ的ノー天気で派手派手な賑やかさが、ここでも画面に巧く出ています。観ているこっちも、本当にわくわくしてきます。三人娘シリーズ他現代ものでは、女優として決定的な欠陥ともいうべきプロポーションの悪さが観ていて気になって仕方がない、ひばり、チエミのご両人。時代劇では、ズラと着物の似合う事似合う事!現代劇に出ている時よりも、お二人ともよっぽど生き生きして輝いているのが良いです。特にどうこう言うべきものでもない、とかく見過ごしされがちなプログラムピクチャーの中にも、面白いものはまだまだあるんじゃないかってこれを観て改めて思いました。それにつけても、どの出演映画でも「生命力と陽性のかたまり」みたいだった、江利チエミという人の早逝がにわかには信じがたいですね。 
[DVD(邦画)] 7点(2009-02-26 15:42:43)
3.  ひき逃げ 《ネタバレ》 
『高峰秀子の家政婦は見た!愛する我が子を轢き逃げで失った女の復讐!私はあの女を絶対に許さない!美貌の重役有閑夫人の許されぬ情事!逡巡と策謀の果てに待ち受けていた予期せぬ結末とは?ファイナル!名匠成瀬&高峰コンビ作品』・・・もしこの作品がプライムタイムにテレビ放映される時には、私ならこんなサブタイトルを付けるかなあと。陳腐やなあ・・・我ながら。『乱れる』(8点)でも書きましたが、晩期に入ってもなお新境地を開くべく作風を変えようとしていたふしがこの作品では特に顕著に現われていますね。私は「娘・妻・母」(6点)あたりからの興業的安全パイの豪華俳優陣顔見せ作品より、多少凹凸気味では有るけれど、作家的野心的を覗かせたこの作品の方を支持します。極めてリアルで地味作りな「家政婦」役、高峰秀子の主人役小沢栄太郎誇大妄想誘惑シーンは一見の価値有り。彼女の成瀬映画での十八番不貞腐れ演技、ファイナルにしてこれは集大成ではないかなあ・・・。おウチの中でも何故かマフラー巻き、司葉子も単なるお飾り役ではない大人の女性役を好演。(池袋文芸座成瀬巳喜男監督特集上映にて)⇒
[映画館(邦画)] 7点(2008-10-03 10:56:04)(良:1票)
4.  ひばり・チエミの弥次喜多道中
何かの書籍で、美空ひばり主演映画は沢島忠監督とのコンビがベストっていうのを読んでいたので、これずっと見るの楽しみにしてました。同時期の東宝製作、「ジャンケン娘」を初めとする「三人娘」一連の現代ものミュージカルより、こちらの時代劇の方がお二人ともずっとイキイキして見えます。アイドルと呼ぶには二人ともお顔がご立派なので、ズラの似合う事似合う事(笑)ここにもし超小顔の雪村いづみが入ったら、やっぱりバランス的に悪くなっちゃうような感じ。全盛期の東映時代劇ってなんかホントに「お祭り的にぎにぎしさ」に満ちてますよね。映画を作ってるほうもひたすら楽しんでいて、観ている側にもその愉しさがストレートに伝わってくるような。映画ファンにとっては幸福な時代の娯楽作品。
[DVD(邦画)] 7点(2008-03-23 10:22:04)
5.  ひばり・チエミ・いづみ 三人よれば
「大当たり三色娘」以来7年ぶりの三人娘共演作。正確には第一作「ジャンケン娘」の続篇。年月は経てもこのシリーズが持つ、伸び伸びした明るく健全な雰囲気は全く変わらないのが嬉しい。残念ながらお三人の演技的な上達は殆ど見られない。その代わり、レビュー場面等での三人三様の天才的なエンターテイナーとしての実力はかなり成熟してきたように見受けられる。元々歌手なんだから当たり前か。いづみの相手役、ファンファン岡田真澄氏がアヤしくいい味出していて好演。健康優良児的で頑丈そうな江利チエミが、この中で一番先に早世されたなんて、このシリーズ全般を見る限りじゃ信じられないですねえ・・・。自分は彼女が活躍していた時期をリアルタイムでは全く知らないんですが、今でも時たまテレビで放映している彼女の追悼特集なんかを見ると、本当に万人に愛されるサザエさん的キャラクターだったんだなあ・・・としんみりしてしまいます。それだけに唯一人まだ現役で活躍中の雪村いづみさんには、いつまでもお元気でこの三人娘の思い出を語り続けて頂きたいと切に願う。
[DVD(邦画)] 6点(2008-03-09 10:54:26)
6.  引き裂かれたカーテン
全盛期を過ぎたヒッチコックの駄作駄作と決めつけられながらも、何故か時たま観たくなる衝動に駆られてしまう、ヘンな魅力があるスパイ映画。あまりに場違いでミスキャストなヒロイン、ジュリー・アンドリュース(←ヒッチコックは「北北西」のエヴァ・マリー・セイントを希望していた由)と、60年代主演作に外れなしと勝手に自分が思い込んでる好漢ポール・ニューマンのオタオタぶりが微笑ましいからかも。つい最近秀作「善き人のためのソナタ」で冷戦下ドイツの風景を観ながら、またこの作品を見直したくなりました。クライマックス、劇場で「ファイヤー!」と叫ぶニューマン、アメリカ人の身元保証人を必死で探す伯爵夫人(リラ・ケドロヴァ)の、ラストカットの切ない表情が脳裏にこびりついてます。
[地上波(吹替)] 7点(2007-09-17 10:56:45)
7.  人も歩けば 《ネタバレ》 
川島監督自身この作品について、「これはもう負け犬でございます」というコメントしか残されていないので、ご本人がそこまでおっしゃるのであれば、逆にその不出来具合を是非この眼で確認してみたかった映画。なんだなんだ、面白いじゃないすかあ!これ。脚本もご本人で手がけられているし、かなり個人的趣味世界が濃厚に反映されているので本人ただ照れてただけなのか?それともただクソ真面目な映画大好きの、当時の批評家連中に酷評されたのか?脇役一人一人、胡散臭いアメリカ人に至るまで、主役を喰える位の芸達者悪達者クセ者連中を揃え、画面所狭しと暴れ回らせているので、逆に主役のフランキー堺の存在感が稀薄になってしまってるほど。特に自分は森川信(←初代おいちゃん)の江戸っ子口調の口跡の良さ、沢村貞子の巧さに舌を巻きました。この映画唯一のまともヒロイン役、先年亡くなられた小林千登勢さんは「クイズヒントでピント」でのおっかさんでしか知らない世代なので、そのキュートさにびっくり。ラストの夢オチもこの映画でなら自分は許せます。とにかくこの映画、いささか趣味に走りすぎたところも含め、監督の特異な人物観及び世界観がギュッと100%濃縮還元された、ファンなら絶対見逃せない映画だと思いましたね。でもDVDもビデオも出てないんすね、これ、なんでだろ。犬がストーリーにもっと絡んでくるのかと思ったけどw(→京橋フィルムセンター『川島雄三監督特集』にて鑑賞)
[映画館(邦画)] 8点(2007-06-22 11:26:32)(良:1票)
8.  氷点 《ネタバレ》 
みんながみんな何か企んでいて面白かったです。でも長編小説の駆け足でのダイジェストという感は否めず。陽子が殺人犯の娘だと知ったのはラストだとしても、若尾&船越夫婦の実の娘ではない事をいつ知ったのかが描かれていないのが一番不満でした。そこで何らかの葛藤があってドラマが盛り上がるはずなのに。何か策略を企んで独りほくそえんでる時の若尾文子は本当に美しいです。悪事が女を美しくする・・・この頃の若尾文子は正に その言葉のイメージ通りですね。学ラン姿の津川雅彦は後年のエロ中年のイメージが強すぎて、「セックス中毒のお前がそこで若尾さんの誘いを断るわけないだろっ!」と画面に突っ込みを入れてしまいました。「汝の敵を愛せよ」かあ・・・言うのは簡単だけど、なかなか出来る事でもないですよね。
[DVD(字幕)] 6点(2005-12-03 10:38:42)(笑:1票) (良:1票)
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