21. ブラボー火星人2000
《ネタバレ》 えらい詰め込んでますね。 普通なら減点要因ですが、快感にすらなったので甘めの採点。 宇宙人に情が湧く流れに説得力を持たせるエピソードを与えていれば、もっと好印象になったと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2007-10-30 16:51:43) |
22. ブラッド・ワーク
《ネタバレ》 犯人へ辿り着く手段はどうにも間抜け。 捜査官をライバル視する犯人のサイコっぷりは面白いと思うものの、単なる動機付けに留まり中途半端。 下らないロマンスを入れるよりもっと掘り下げるべき部分はあったと思う。 [地上波(吹替)] 4点(2007-10-26 11:23:46) |
23. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 エンターテイメントとは先が気になる状況をいかに演出し続けているかの程度であると定義づけている自分としては、魅惑的な設定により大変娯楽性の高い映画になっているとは思います。 叙述トリックを売りにした原作の映画化ということでクリストファー・ノーランは適任であり、見事な手腕を発揮しているとは思います。 ・・・と、そういった優れた部分は多々あるのですが、内容は頂けない。 かねてより読み物への評価は読了するのに読者の努力を過分に要するからか、はたまた個人の想像世界に委ねられる媒体だからでしょうか、評価の甘いものが目立つように思っていました。 読書体験として有意義なものであっても、二時間前後で不確定多数を想定された興行である映画では、その構造や全体像を明快にしなければなりません。映画化によって原作そのものが持つ内容の甘さも指摘されたのではないでしょうか。 ライバル二人の攻防の成り行きを漠然と見守る内容に終始しますし(観客に展開を予測させる描写がなく、故に驚きへ繋がらない)、ゲテモノ・ガジェットは物語る上での装置として使用すべきであって、オチ的な使い道をしてはならない(傑作「ファイト・クラブ」を観て学習して下さい)。 とは言いつつも、ムードや語り口は素敵なので甘めの評価。 [映画館(字幕)] 4点(2007-06-09 14:59:21)(良:1票) |
24. フレンチ・コネクション
何が評価された作品なのでしょうか? とりあえず今となってはドラマはなく、捕り物の攻防だけという内容ではそこまでの評価にならないでしょうね。 [地上波(吹替)] 4点(2007-02-21 16:05:56) |
25. ブロークン・フラワーズ
《ネタバレ》 ラストの息子とおぼしき人物を前にしてもっともらしく語ってしまったことから、見知らぬ自分(父性)を覚り、可能性をみるってところが本作のドラマ部分なのでしょうか。過去の女性を訪ねている間の彼は呆気にとられていただけですし(彼女たちとの再会であったかもしれない可能性をみるなんてことはなかったと思う。どの人物の現状も決して憧れるようには描写されていませんし。まあ、刺激を求めて変な女を渡り歩いた若きとんがりプレイボーイのかつてが窺えて楽しかったですが)。 事件自体の扱いは曖昧なので消化不良になってしまう人もいるのでしょうが、文芸ならドラマ処理が全うされていればそれでもいいと思う。ただ、これでは直球、淡泊すぎるでしょ。 たぶん一時間ぐらいの尺にまとめた方が印象はよかったんじゃないかな。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-08 03:11:39) |
26. 武士の一分
《ネタバレ》 シチュエーションを示されると、そのままの感情で実行するだけの内容ですから、ドラマとなるのは復讐の虚しさを知ることなのでしょうが、どうにも観客の視点がそこに向くような見せ方には思えない。 確かに一撃を喰らわせて止めてしまったり、その後の虚無感は描写されているものの、オチ的な扱いでサラッと付け加えられているだけ。 監督の意図はそこじゃないのかな? [地上波(邦画)] 3点(2007-12-31 01:45:39) |
27. 不機嫌な赤いバラ
《ネタバレ》 単純に夫人とSPの関係を見ている分には愉快ですし、心地よいのですが、構成としては・・・。 誘拐の前に二人の関係性は柔和しちゃいますし、誘拐の展開も唐突(ワンシーンぐらい伏線入れときましょうよ)。 誘拐はドラマの駄目押し的役割でしかない。 しかも、SPが夫人の安否を慮るのは愛情と責任感からなのでしょうが、愛情に至る部分は用意されたエピソードだけでは弱い。 [DVD(吹替)] 3点(2007-12-16 20:14:58)(良:1票) |
28. ブロウ
特に構成を施されることなく、つらつらと綴られる芸のない伝記映画。 [DVD(吹替)] 3点(2007-12-05 07:10:21)(良:1票) |
29. フォレスト・ガンプ/一期一会
随分昔に観賞した時もピンと来なかったけど、今回も同じ印象に終わった。 エピソードの積み重ねでしかないですし、要は彼の純粋性に対する周囲のリアクションがメインなのでしょうが、その彼を知的障害者にしてしまう了見が理解出来ない。 [地上波(字幕)] 3点(2007-11-24 08:51:06) |
30. FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
プーの背景がわからないので勝手に盛り上がってもらっても理解には至らない(ナツロウにも言えることだが、彼の場合はあの年齢と境遇で脳内補完できる)。 まあ、なにはともあれ一直線で芸のない文芸どまり。 [DVD(邦画)] 3点(2007-10-21 16:25:38) |
31. フレンジー
観客は成り行きを見守るしかない内容なので、ある意味駄作と言ってもよいのでは。 しかしながら、すれ違いの妙などのおかげで案外観れる。 [地上波(吹替)] 3点(2007-10-10 11:16:07) |
32. ファインディング・ニモ
漠然とした情報から漠然と息子探しのロードムービーが始まる(何をすれば息子を救えるかという志向が示されないままなので辛い)。 息子の安否も定かでない中「家族愛」という観念だけで行動されても、脅威は見えず、締まりのない出来に。 [試写会(字幕)] 3点(2007-03-25 04:54:29) |
33. ファイヤーウォール
基本的に強盗犯との攻防戦でしかないので評価は低いのですが、今更ハリソン・フォードで肉弾戦にもっていく展開には笑ってしまいました。 それにしても、犬を連れていく理由を何とかしろよっ、と。 [DVD(吹替)] 3点(2007-02-22 15:22:29) |
34. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 理不尽な任務設定で反戦を謳い、その任務を全うすることが唯一の誇りだと戦った揚げ句に再び仲間を失ってしまうことでその行為すらも馬鹿げたことだったと悔やむ、という流れなのかと思ったら、どうにもそんな処理ではなく、どこに落ち着けたいのかよくみえないラスト(だから、冒頭の老人は生き残ったミラー大尉なのだろうと思っていたのですが・・・)。 結局主人公であるミラーは途上での仲間の死、そして最後の戦闘で何も学ばずに死んじゃったみたいに映る。これでは「ドラマはどこにある?」という代物に。惨たらしい戦争描写での反戦映画でしかなくなってしまうのが残念。 映像はさすがに見応えありました。 [DVD(字幕)] 2点(2008-01-01 22:32:22) |
35. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
世界観と成り行きを見せるだけのトンデモSF。 ペラペラのロマンス投入にも辟易。 [地上波(吹替)] 2点(2007-10-29 16:02:33) |
36. フラガール
これがウケてるなんて日本人はつくづく情に脆いんだな~、と痛感。 同情を誘う設定を組んだだけで、作話という視点では全く芸が見当たらない。 可哀想だと同情した人物が報われましたというカタルシスでしかなく、プロットと呼べる構成さえない。 なんだか悲しくなった。 [DVD(邦画)] 2点(2007-03-16 16:47:19)(良:2票) |
37. プレデター
相手の思惑も定かでないのでゲーム性を楽しむことも出来ず、そもそも攻防と呼べるような内容もない。 未知のものへの興味のみで引っ張る安易。 [地上波(吹替)] 1点(2007-10-13 04:24:27) |
38. ブロードウェイのダニー・ロ-ズ
主役とされるダニーのドラマ構成を絡ませていないのでどうにも何をみせたい話なのかわからない。娯楽作品一辺倒で魅せるほどの展開は施されていないし・・・ [ビデオ(字幕)] 1点(2007-09-22 11:14:03) |
39. フレンチ・コネクション2
前作を気にいった人が観れば良いもの。 前作の良かった部分は殆ど失われているので、そういう人にも不評な気がしますが・・・ [地上波(吹替)] 1点(2007-02-21 16:13:31) |
40. ぷりてぃ・ウーマン
《ネタバレ》 暇を持て余す隠居生活に目的を与えられて張りが出た老人たちの反応一点張り。 都落ちした娘のドラマはおざなりに解決させ、何やら芝居は大盛況・・・。 せめて娘の扱いは老人たちに合わせて脚本をリライトする作業や彼女達との内容に対する意見の対立で創作に対する意識の変化が生じるなんて内容にしてくれないと勝手気まますぎる。 なんとも言えない素人的な駄作。 [地上波(邦画)] 0点(2008-01-05 08:32:16) |