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パセリセージさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 519
性別 男性
自己紹介 60代のおっさん

好きな言葉

期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)

座右の銘にするのはどっちだ

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1.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 
米ソの冷戦の危険度はかなり高かったという認識を持っている。というのも、小学生の頃だったがキューバ危機のときに「米ソによる核戦争が起こりそうだ」という普通の大人たちの会話を聞いていたからだ。その記憶が蘇って、実話ということも加わり、歴史の一こまがリアルに迫ってきた。アベルを演じるマーク・ライランスが秀逸である。ふと、彼はこういう人で何も演技していないのでは、と思いたくなるほどに自然な動きだ。そのアデルが少しずつドノバンを信頼していく演技が泣かせる。どういう立場であれ、どのような関係であれ、相手は信頼できるのか、自分を信じてくれたのか、そこに人と人の結びつきの全てがかかっているのかも知れない。この前半の法廷劇から、後半は敵国の本音を探りながらのスリリングな交渉劇が展開される。ポイントは、こちらと相手の双方が望む結果をいかに作り上げるかなのだろう。勝者と敗者が出来たり、誰も満足しない結果であれば、結局は禍根を残して最終的な解決にはならない。外交交渉とはこう有るべきなのかも知れない。ドノバンがアメリカに戻ってきてからのシーンが余分に感じた。エンドロールに使うぐらいであれば満点にしたんだが。まあ、でも円熟のスピルバーグを感じた。
[映画館(字幕)] 9点(2016-01-16 18:22:31)
2.  フィールド・オブ・ドリームス
ベース・ボール、アメリカ、父の夢。決して野球ファンのための作品ではありませんが、父親とうまくいかなかった人、特に、40歳以上の男性野球ファンにはたまらない作品でしょう。不思議な出来事と、夢を叶えることなく挫折した実在の名プレーヤー達の思いを通して、人の心の奥にあり、普段は気づかない感情やこだわりと、父親と息子の関係を感動的に描いています。ひとに歴史ありで、どんな人でも、色々な思い、悩み、夢、喜び、愛、挫折、後悔などがあったはずです。父はどうだったのだろうか。普段、父親としてしか見ていないけれども、若い頃は、何に熱中したのか、何が夢だったのか。元気なうちに、そうしたことをお酒でも飲みながらゆっくり、話したくなります。私の父はすぐ酔っ払いそうですが。
9点(2004-01-12 21:49:21)(良:1票)
3.  ブラック・ダリア 《ネタバレ》 
最初は、代役の監督だし、「LAコンフィデンシャル」パート2を作ればいいんだろう、ぐらいの気持ちで撮り出したんだ。ところが、有名な俳優はいないわ、某女優を美女にしなければならないわで、いいかげん嫌気が出てきた所で、題材が猟奇殺人事件だと気がついたんだ。もう半分くらい撮り終えてるし、前半はそのまま使おう。でも、そうと解ったからにはヒッチコックしかないし、不気味な雰囲気も工夫したよ。転落シーンなんか満足だったな。全体的に見て、複雑でまとまっていない?だからDVDに人物相関図を入れたんだよ。って、監督が言っているような作品だ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-05 13:12:13)
4.  プラダを着た悪魔
これは異文化コミュニケーションですね。自分が興味ない物を軽蔑する傾向にあるのは皆同じ。文学志向の才女が、ファッション界のあこがれの職場に就職するところは無理があったんですが、そこに染まらず、軽蔑していた文化を認める過程は共感をもてました。そう、食わず嫌いは良くないです。偏見だけでは何も解決しない。文化として残っている、と言うか繁栄しているものの奥は深い。無造作に着ているセーターの青の色にも、ファッション界の歴史と文化の価値を語るミランダは魅力的だ。彼女が、仕事と家庭の種類の違う難題に苦悩する演技はなかなか味があって良かった。最近稀に見る名演技ですね。面接先への推薦の言葉は、異文化の価値を認めた大人の対応だ。文学の世界がどんなもんか知らないが、彼女の価値を認めないなら許さないよ。そういうもんだろうな、見直したよ、メリル。
[DVD(吹替)] 8点(2007-07-09 00:22:51)(良:1票)
5.  武士の一分 《ネタバレ》 
毒に当り失明し妻を寝取られた相手と果し合いと、話の内容が非常に暗く展開するが、決して重苦しくはない。口が軽く人の良い徳平やおしゃべり叔母さんが画面を和ませる。とどめは殿様。室内や屋敷の場面がほとんどで、決闘の場面でも安上がりな設定が気になるところですが、当時の武士の意地と生き様は伝わりました。私がよく似ていると言われるキムタクの演技は自然で、剣道をやっていただけあって刀さばきもさまになっていた。すみません、嘘つきました。
[映画館(邦画)] 8点(2006-12-06 00:04:48)
6.  フライトプラン 《ネタバレ》 
飛行機から人が消えるのかという謎がまず成功の最大要因かな。密室殺人と同様に、謎解きにワクワクします。そして母親の強さが良い。乗客が迷惑がるとか、乗務員の指示に従わずわがままとか、普段であればそうだが、娘の命を考えたら構っていられないのは当たり前でしょうね。必死さに無理がなく、最後のどや顔も美しい。荷物を持ったついでに文句の一つも言おうと思ったアラブのおっさんも美しさに言葉を失ったと解釈したが。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-27 22:33:22)(笑:2票)
7.  フォレスト・ガンプ/一期一会
一種のおとぎ話といえばそれまでなんだが、なかなか製作者はこだわりまくっている。アメリカの現代史を通じて描かれるのは、第1に、正直者がばかを見てはいけないという良心的な訴えのようだ。自己顕示欲や富と名声へのこだわりだけでは、決して成功はしない。無欲と相手へのいたわりが大事であり、それが成功の秘訣にもなる。しかし、だからといって本人が幸せかというと、そこはどうかなと疑問も示している。第2に、人生とは筋書きのないドラマのようなものというもの。自分の意思とは関係なく色んなものに影響や制約を受けるし、それを予想はできない。人との出会いと別れも同じだ。結局、人間とは偶然と社会に翻弄されるものだと、風にまう羽が示している。誰にでも思い当たる節はあるはずだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-07 23:32:12)(良:1票)
8.  ブロンコ・ビリー
確か、イーストウッドは昔どっかの市長をしていたんですよね。こういう作品を観ると、描かれている主人公と重なって、行政のリーダーに適任のような気がします。子供達に夢を与え、弱者に奉仕する精神を持ち、悪は許さない。一方で、仲間を助けるためなら屈辱でも妥協はする。非常事態には思い切った行動もとる。列車強盗はまずいけど。自分の生い立ちや仲間の行動の色々なかっこ悪さを、結局、渋いかっこ良さに結び付けている。上手いなあ。でも私が一番感動したのは何といっても、冒頭のシーンだ。この西部の美しい風景はすごい。
[DVD(字幕)] 8点(2005-07-31 16:03:40)(良:1票)
9.  ブラック・レイン
外国映画で扱う日本は、普通は違和感を覚えるのですが、たまに魅力的な印象を受ける場合があります。この作品の「オオサカ」は、正にそれですね。作品に溶け込んで、独特のカラーを発揮しています。日常見ている風景と違っていても、作品の舞台や背景として輝いている街は、作品を印象付ける重要な要素になり、観客を引き付けます。舞台となる街を生かすも殺すも撮り方次第。映画は芸術です。松田優作の鬼気迫る演技は、決して最後の輝きではないと思っています。それだけに、残念です。
8点(2004-10-04 19:04:50)
10.  フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
前作の反省があったのかもしれないが、生身の人間を怪獣に見せる無茶はしていないのが、本作の成功でしょうね。フランケンシュタインとは言え、キングコングみたいな感じですよね。人間らしいだけ、猿というより人造人間に近いのかな。まあ、水野久美さんの存在だけで点数アップです。東宝の怪獣映画には欠かせない存在です。
8点(2004-09-25 22:51:35)
11.  プラトーン
オリバー・ストーン監督が体験し感じた戦争に対する思いが、バーンズとエリアスという対立する意思により表現されている。人間としての感情と兵士としての義務という矛盾する環境に身を置き、見て感じた戦争の姿。生還してきたからこそ表現できるのも事実なのだろう。極限状態で本性が出る戦争ほどドラマの素材として最適なものはないかもしれない。今後も、多くの戦争物の名作が生まれていくのだろう。
8点(2004-05-30 22:29:46)
12.  フィラデルフィア
社会における差別や偏見を取り除くことが、いかに困難であるかを痛感しました。頭では判っていても、生理的に受け付けられないものは誰にでもあります。法に反するからといって、自分の常識に反して行動しなければいけない場合には、逆にそのことで苦痛を味わいます。単純にどちらが悪いとは言えない問題です。「自由」とか「平等」といった美しい言葉を実現するためには、多くの犠牲や苦痛を覚悟しなければならないのかもしれません。法律と自分の感覚との間で苦悩するミラー弁護士の気持ちが理解できます。ブルース・スプリングスティーンとニール・ヤングの音楽も映画にマッチして最高です。
8点(2004-04-13 19:27:15)
13.  ブラス!
エネルギーの主流が石油に代わり、非効率な石炭は姿を消していきます。利益を追求する資本主義の世の中では当然のことですが、そこで生活してきた人たちにとっては、受け入れ難い現実でもあります。こうした時代の波に流される炭鉱の町を通して、経済的に豊かなことが幸せであると思われがちな中、人生には、それ以上に重要なことがあることをこの作品は示しています。誰にでも、金で買えない、妥協できない、大切なものがあるはずです。彼らにとって、それはまさに、ブラスバンドの演奏でした。悲しく厳しい現実の中、悩み苦しみながらも、最後は、見事な心意気を見せてくれます。家具がなくとも、アルバートホールでの優勝のほうがはるかに誇りになることか。貧乏でも威風堂々の人生を歩むべきなのかもしれません。
8点(2004-03-30 00:54:23)(良:2票)
14.  ブリジット・ジョーンズの日記
必死さと、あきらめと、期待感。なんとなくわかる気がします。随所にユーモアも感じられ、けっこう楽しめました。どういう人生を歩もうとも、運命を受け入れ、自分の気持ちに正直に、そしてトラブルが起こっても、むしろ、それを楽しむ気持ちの余裕がほしいです。まあ、私の場合、ああいう女性とは友達がいいとこですが。
8点(2004-03-14 16:16:15)
15.  ブルース・ブラザース
R&B、ソウル、R&Rの音楽から警察、軍隊を動員してのカーチェイスや銃撃戦まで、アメリカの文化と社会生活がぎっしり詰まったオールスターキャストの映画です。主役の2人は、サングラスをかけ顔は無表情でも、体ごとコミカルに動き回るどたばたアクションは笑えます。この、根明で怒りっぽく短絡的かつ前向きなアメリカ人の性格はうらやましい限りです。たしかに、ちょっと麻薬的な魅力を感じる作品ですが、これなら中毒になってもいいと言う人が多いのでは。
8点(2004-02-15 01:15:17)
16.  普通の人々 《ネタバレ》 
心理描写が細やかで、心の葛藤と感情が伝わってきました。この作品のオスカーには納得しました。兄の死によって心に傷を負った弟は精神科医とのかかわりで、苦労しながら心の安定を取り戻していきます。息子の変化を見た父親は、これまで、自分は本心を考えることを避け、偽りの気持ちでいたことに気づきます。誰でも、自分の置かれた状況や周りの人間によって精神的な影響を受け、それが精神構成の要素になっているのですが、過度な負担や刺激は、本来の自分を見失わせる要因にもなるのかもしれません。弟と父親は、拘束されていたものから解き放たれていきますが、同時にそれは離婚につながっていくことになります。レッドフォード監督の演出が光る名作です。
8点(2004-02-08 10:09:20)
17.  フラガール
「遠い空の向こうに」と「リトル・ダンサー」だと言う批判もわかる。確かに、何か見たことあるなあと思ったら、っていう気持ちになるなら、そういう作品が出るだろうな。でもねえ、そういう観点で批判するなら何か忘れてませんか?そうです。「ブラス」ですねえ。炭鉱に音楽だし、だいたい題名でわからない?かぶっているでしょう「ブラガール」。
[地上波(邦画)] 7点(2007-10-07 23:57:44)
18.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
前作のほが良かったけど、懲りないどころか、また太って、二人のエリート男性から好かれるなんて有り得ないじゃないか、と思わせるアンバランスな役に徹しているレニーには頭が下がる。そこまで太るか。プロだねえ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-08-13 21:19:24)
19.  ブルース・オールマイティ
気持ちはわかる。宝くじ当てたい、ライバルを蹴落としたい、好きな仕事したい。でもね、それが実現しても、幸せになれるか?心が満たされるか?苦労せずに、努力もせずに手に入れたもので、満足が得られるのか?やはり、思ったほど、うまくはいかないようだ。思ってもみないようなトラブルは起きるだろし、破滅に向かっていきそうだ。ちょっとは楽しめそうだけど。
7点(2005-03-18 00:17:17)
20.  フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)
ゴジラ対○○路線の行き詰まりから、新たな怪獣映画の方向性を示した作品としては、評価は悪くないのですが、フランケンシュタインが人間そのものに見えては、ネタバレ同然の映像なもんで、視覚のトリックとしては失敗かと思っております。とは言え、水野久美さんの存在感が抜群で、思い出深い作品です。ドイツから輸送された心臓、原爆のすさまじさなどは、子供心にも、感じるものがありました。悪くはないけど、詰めが甘かったという感じですかね。
7点(2004-09-25 22:40:37)(良:1票)
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