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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 644
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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23593/
ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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1.  ファースト・スクワッド 《ネタバレ》 
いやはや、奇作すぎて言葉がないです。 美術面ではロシアの好む色使い(ユーリ・ノルシュテインみたいなや (詳細はブログにて)
[インターネット(字幕)] 7点(2016-05-15 22:29:50)
2.  プラハ! 《ネタバレ》 
はい。も~~~んのすごく期待して観に行ってあさってへぶっ飛ばされました。 なんたって感動したシーンが唯一、最後に出てくる国境警備のポーランド兵のシーンでしたから。期待したモノがあまりに違いました。 もっと「プラハの春とその終焉」を描いた、前衛なのを期待してたんだよね…ミュージカル場面はなかなかチェックなセットで良かったですが…。  俳優については少し言いたい事がある。 チェック・アートの特徴である「コッテリとした甘さの中の苦さ」や「笑顔に包んだ刃」の感触が、主人公の親父さんや車掌さんの演技から滲み出ている。中年俳優の演技は総じて良かった。 が、他はどうしたんだ。ガンバレ若手! ヨーロッパ最古の演劇大国だぞ! 演技の余裕が無くてテンパってるのがありありだぞ! 結果、何だか田舎のフランス映画みたいな感じになっちゃってます。フランス語の美しさがチェコ語の歯切れの悪さ(チェコ語の言い回しは日本語以上に複雑怪奇らしい…時刻の表現は「もはや芸術的」とまで言われてる)に置き換わっている分、見栄えがせんですよ。  ●追記(2010/5/9): 『プラハ!』点数を見直してUPしました。 やはりこの映画は面白かった。 鈍いパンチだけど、確実に効いてくるというチェコ独特の攻め口です。 どうしてチェコ人はあんなに爽やかに自由の崩壊を描ける…? 今の日本の世情の対極なんじゃない…? いろいろ、今になって頷ける部分、泣ける部分がわかってきました。
[映画館(字幕)] 7点(2010-05-11 02:17:56)
3.  プレステージ(2006) 《ネタバレ》 
まあこの程度の掟破りは事前に折込みずみだったんで、別にビックリぁしませんでしたが。  (詳細はブログにて)
[DVD(吹替)] 8点(2008-04-27 01:29:27)
4.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 
ズゥイック、ナイスワーク!  (詳細はブログにて)
[インターネット(字幕)] 8点(2007-10-14 12:19:31)
5.  フラガール 《ネタバレ》 
【訂正懺悔編】 一日経って、3点から7点にUPしました。理由は末尾に。  薄いいいぃぃぃ〜〜〜ッ! 感想はもう、これに尽きる!  (詳細はブログにて)
[地上波(邦画)] 7点(2007-10-09 21:10:07)(良:1票)
6.  ブラックブック
さーて正式レビュー行きまっかー!  この映画、ホントに不思議な造りだよねえ。 (冒頭と最後に置かれた戦後シーンを除くと)いきなり途中から始まって、中間をすっとばし、「その後」をカットして進んでいる。主人公が平和に過ごしていた時期は、観客が違和感を持とうがどうだろうが「5ヵ月後」などのテロップひとつでジャンプしやがる。「平和」が全て削除されているじゃんよ(ついでに言えばバーホーベン映画だってのにベッドシーンもない!)。人物・伏線的には緻密な物語構成だけど、この「間隙」は相当クセモノだと思う。 本作はラヘル・シュタインという一人のユダヤ人の回想形式を取る。回想形式なのに「幸せ」がカットされているのはどういう事か。そこで何となく、一人称映画独特の「主観が物語までもねじ曲げる」という大トリックが仕掛けられている…てなコトに気付くのだ。 確かにラヘル・シュタインは、ナチス統治下で地獄のような目に遭った。だが多少とも幸福な時期はあったし、安全な時期もあった。彼女はそれを思い出せないのに相違ない。転じて、それが現代のイスラエルの駆動原理であり、もっと言えば旧約聖書で展開される出エジプト記の原理にもなっている(そこで聖書のエピソードがまた大量の間隙で構成されている事に留意すべきかもな)。 劇場で2回観たんだけど、この、怪しい奴だらけの人情迷路で、端役のクセに超重要である人間が2人ほどいた。全体構成を理解して、各キャラの腹の中を想像しつつ観ないと、その人物は浮かび上がって来ないので、最低2回は観る必要がある(断言)。 その人物たちが本作では端役になっちゃってるのは、主人公の心がそれを認めたくないから、だろう。彼女は戦争の被害者であって、あの戦争で、彼女と同じ虐げられた側にいながら彼女より幸福に生きた奴らがいるなんて、認めたくないわけだ。  物語の始まりが削除されているように、本作では物語の終りも削除されている(処理し残した伏線から考え、オイラはそう見ている)。 この嫌らしいトリックを、バーホーベン監督はわざとやっているはずだ。 なぜなら、現実のイスラエルの物語はまだ終っていないんだから。
[映画館(字幕)] 9点(2007-04-20 23:29:10)(良:4票)
7.  不都合な真実
ブログに長文の感想入れたんで、もういい、書くのしんどい(笑)。 ちょっとオイラが裏を取り切れてない部分もあるけど、昨今話題の捏造はありませんでしたよ。極めて科学的で、それがまた明快で、温暖化問題というよりアル・ゴアという一人の男の知的で熱い生きざままでドキュメンタリーにした感じ(でもなんかこの人、政治家には向かないような真摯さが…)。 補足するべき点として《一羽目のカナリア》で語られた事は、(超スケールアップしてるけど)『デイ・アフター・トゥモロー』で地球がああなっちゃったのと同じ現象です(一応アッチのあらすじ部で概略説明を書いといた)。つまり、あの映画の最初の15分くらいがもう現実に進行済み。このまま行けば、北京五輪の頃には竜巻大集合が、地上波デジタルが普及する頃にはオオカミ大襲撃が見れるはず(大嘘)!  この作品、あえてショッキングさを薄めて作られていると思います。シーンの繋ぎや論理展開やゴアのサワヤカ弁舌はけっこう癒し系。なので、肩肘張らずに観に行くのが正解かな。 今後十数億人が死ぬ事になるであろう事実を前に、不謹慎を覚悟で言えば「リラックスできる環境映像つきの癒しムービー」でした。
[映画館(字幕)] 7点(2007-02-14 10:03:23)
8.  プライマー
すげえ。 『バタフライ・エフェクト』は、どこが伏線なのかわかりやすいように最初から案内図があるという親切設計テーマパークだったが、『プライマー』は予想しなかった場所に仕掛けや落とし穴がありまくりの忍者屋敷。しかも、当然気づいておくべき些細な仕掛けで、主人公たちがガンジガラメになっているのがわかって来るあたりで観客の推理力が徹底的に試される。覚悟して臨むべし。 個人的にはさりげない科学ネタ満載(しかもかな~りハード。時間の進行方向に正逆の区別がないファインマン時空ベースで、量子電磁力学なアイデアっす)の前半が10点満点なんだが、余詰めのない名作詰め将棋のような後半の展開も評価できる。「時間旅行SFの主人公は一人のみ」という法則を破った人物設定が、大いなる複線となって後半、作品全体を飲み込んでしまうのに目を見張るばかりだった。 …どーでもいいけど、ぽこたさんと意見が合う作品が多いなあ…ダブル?  ●ややバレ追記:…と書いてから半週間。あれこれ考えてるんだけど一部気になるところが…この世界で言う「ダブル」って、コペンハーゲン解釈ってる? もしかしてタイムスリップするたびに人間増えてる? いかん、買ってきてもう一度観ないとダメだぁ…。  ●2回目追記:借り直してしまったっす。初回鑑賞では一見ファインマン時空の中で起こっている事件のように思えたが、過去の自分と未来の自分がパラドックスで「分断」していた。この時点までは時空を超えてもひとつの存在だった主人公達はプライマーで増幅されるがごとくに増え、経路積分が不可能になる。エイブが「ファインマン・ダイアグラムで説明できない」と言った時、オイラは「なぜ?」と聞くべきだっただろう…。
[DVD(吹替)] 9点(2006-08-11 03:10:02)(良:1票)
9.  ブラザーズ・グリム
改訂前のレビューを発見したのでまた戻します。  ギリアムはずーっと、幻想と世知辛い現実の関係をテーマにしてきたんですな。『悪戯Q』では幻想が勝って、『ブラジル』では現実が勝った。『バロン』は何となく幻想の勝ちっぽく終わって、『フィッシャー』は双方が歩み寄って対立が解消する。『ラマンチャ』は映画になる前に現実に負けた(だからノンフィクション形式とは言え、これもギリアムの劇作品の流れではあるのよ)。『12猿』『ラスベガス』は観てないので評価なしだけど…。 んで『グリム兄弟』なんすけど、今までの彼の作品テーマを《魔法の豆》というわっかりやすぅ~いキーワードに集約して、冒頭2分で終わらせてしまったワケですよ! いわゆるギリアム・ワールドの「これまでのあらすじ」ですね。彼は過去に一旦決着をつけちゃったんだと思います。これからは「幻想界」と「現実界」の勝ち・負け・和解の3パターン以外の手法でやるぜ! …という宣言だと思うワケで。 それから始まる物語は、まるで自分の総決算みたいに《魔法の豆》の周囲を巡り続けます。幻想と現実のせめぎ合いが問題なんじゃなく「その両者が結託してビジネス(詐欺)やってる」という最初のニセ水戸黄門みたいなノリは、日本のボケとツッコミのメカニズムになってて最高でしたわぁ~。しかぁし、ギリアムはここに毎度お馴染みジョナサン・プライスを突っ込んで、支配関係を幻想<現実<権力にしやがります。それがやがて権力<幻想という三すくみとなり、この関係を最後まで守り抜く事で「勝者はない」という結論に導きました。それぞれを代表するキャラ(レジャー=幻想担当、デイモン=現実担当、ストーメア=権力担当)がこの力関係を理解し、理解しなかった者が倒れて(プライス=権力担当、ベルッチ=幻想担当、へディの親父=現実担当…これはどうかな…)、ハッピーエンドがやってくる…シンボル的にはそんな仕掛けに思えます。 勝手な想像だけど、おそらくヒロインはこの「新ギリアム界のバランス法則」を知っている人間だったんじゃないですかね。そうすっと、気になるんだ…次作『タイドランド』は少女が主人公で、今回のヒロインの姿には次回への「予告編」が嗅ぎ取れます。ギリアムは次作で新たな領域に行くつもりなんじゃないか。そのための練習、そして予算稼ぎが本作の位置付けのような気がしてきます。
[DVD(吹替)] 7点(2006-05-05 12:44:46)(良:1票)
10.  フォーン・ブース
映画としてはたいしたコトなくても、エスねこ的には高い点をつけなきゃならん作品というのがありまして、これなんかはそう、ド真ん中ストレートな「変格」映画ですな。なんかポール・オースターのスッカスカな純文小説をアクション満載で映画化したみたいな感じ。コリン・眉毛・ファレルの演技力で80分保たせ続けるのはチト厳しかったとは思うけれど、フォレスト・お人好し・ウィテカーの演技もいつも通りで飽きるんだけど、そのあたりは監督も犯人も先刻ご承知、いろいろ先手を打ってオイラをハラハラさせ続けてくれました。 この映画は(売り文句とは違って)各キャラのパワーバランスを楽しむ群像劇なので、演技はスタニスラフスキー・システムがよく似合う。役作りが全てと言っていいかも。その意味での本作の見所はエキストラの表情です。普通はエキストラって、ただ引っ張ってこられてバックで歩いてるだけの群衆なワケですけど、この映画での群集は完全に事件にのめり込んでいる。メイキングを見て納得しましたが、コレってある種の擬似イベントとして撮影してるんですね。エキストラは当日撮影分のシナリオしか渡されず、しかも時間順に撮影されたため、全員が事件を実体験してるような一体感があります。観客の代わりにスクリーンに入り込み、事件の展開に呆然とする顔・顔・顔…。これに勝る画は滅多にありやせんぜ。映画好きより演劇好きの方が楽しめるような気がする、B級実験ムービーだったと思うのです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-03-15 19:14:24)(良:1票)
11.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 
あー、すげー簡単に反応してしまうオイラ(笑)。ここはオールネタバレで。「サルたちのモデルが日本人」だったのは原作での話で、旧作『猿の惑星』はその構図を全人類に広げ、普遍的な「支配とヒューマニズム」という土俵に持ってきたところが評価されたわけです。で、こっちの新作はってえと奴隷制度と南北戦争、つまり一度広がったテーマをアメリカの内側の問題に押し込めてしまった形です。だからこそ、エンディングのリンカーン像が衝撃的なんでしょう…アメリカ人にはね。全体の流れから言えば『猿の惑星』を原作にしたってよりか『動物農場』から説教臭さを抜いてコッテコテのアクションムービーにしたような感じだなあ。それはそれとしてバートンの再婚騒動の原因となった本作、別の意味でもっと罪深いような…。
4点(2004-08-22 18:45:54)(良:2票)
12.  フレディVSジェイソン
去年、世間がマトリックス完結編に大騒ぎだった頃、一人で「この秋の最大の話題作はコレだね!」と本作に多大な期待を寄せていたバカでございます。結局どっちも観れずに秋は過ぎて行きましたが…。で、DVDが出たので早速購入。噂通りのバカっぷりにニヤニヤしながら観終わりました。オイラは基本的にフレディ派なんで、エルム街っぽさが基本になった展開は嬉しい限りっす。『リアル・ナイトメア』で映画の製作スタッフや役者までも襲いまくる、メタフィクションの方向に足を踏み出したフレディすから、ジェイソンと戦う展開はもう『エルム街の悪夢』の正当な後継と言っていいね。次作へのハードルはメチャクチャ高くなったと思うけど…まあ出ても10年後だろうから、期待せずに待ってますわい。
6点(2004-04-03 21:44:36)(笑:1票)
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