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1.  ブレックファスト・クラブ 《ネタバレ》 
世の中が豊かだった頃のぬるい青春映画 今だったらもっと深刻な家族環境が描かれただろう 集まって来た生徒達は様々な家庭環境の子供達だが持っている悩みがぬる過ぎて、むしろ見ていて気恥ずかしい気持ちにさせる 30年前に見たならば共感出来ただろうが、今見てもちっとも面白く無いと思った やはり現代はずっと厳しい世の中になってしまったんだなということを痛感させる映画 ラストに子供達が親達の前でいい気な所を見せて終わるのもなんだかムカつく 同時期の日本映画『ぼくらの七日間戦争』でも同じ様に思った バブル時期のぬるい青春映画の典型だ この映画が青春映画の傑作と評価される理由がわからない まぁ、似た様なスクールカーストを描いた「桐島、部活やめるってよ 」がまったくピンとこなかったので自分が恵まれた学生生活を送ったと言う事かもしれないな
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-12-06 23:13:22)
2.  フッテージ 《ネタバレ》 
冒頭シェリフに嫌われている理由とか、金持ちの様に見えるが奥さんが仕事を辞めて欲しいと思っている理由とかがちゃんと説明されてないので、主人公の周囲の反応が不可解だ どうも過去の仕事で警察に恨みを買っているらしい 恐怖フィルムを見つけて再生して驚くあたりまでは結構おもしろい その後何度もフイルムを再生しては新しい事象に気づいてまたおののく過程はいいが、徐々に不条理な霊現象にとって変わっていくあたりからはつまらなくなる もう少し科学的にフィルムを検証する過程があるんだから、その結果見つかる事実がいろいろあるとよかった 家の中で不可解現象が頻発すると、なぜそれなりに対処しないのかと思う せめて部屋の明かりぐらい点けろよ(笑) 焼き捨てたフィルムや機械が再生されたりとか、物理的に不可解な現象が繰り返されるとしらける オバケは暗闇にひゅ~どろどろと出るのがいいのであって機械をいじったり修理したりはしない 心霊現象から遠ざかった事象を、違和感無く受け入れられる人達はどれぐらいいるのだろうか? フジのスーパー8とかレアなフィルムの設定なのだから映像を撮ったカメラとかも存在する為の理由がほしい ラストで引っ越した先で事件が起きているという場所の関係が明らかにされるなどは設定としてはおもしろいがまったく生かし切れていない 悪霊と子供達のオバケが別々に描かれていて怖さが2分の一にされてる感じがした エンディングもオバケが悪霊を怖がってどうすると思った 見ている方は少なくとも子供は怖くないので恐ろしさにかける
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-10-21 21:05:08)
3.  BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅 《ネタバレ》 
とにかく端折りすぎ 最初の30分はまったくいらないと思った 少年アッサジが狼に食べられるエピソードのみ印象的に表現してくれればいい ブッダが悟りを開くまでのこまごまとしたエピソードをいちいちダイジェストで見せてくれなくても誰でも知ってるぜ まるで予告編を見てるようだった 声優もなんだか酷くて素人の俳優をキャスティングするジブリスタイルは肯定派だが、これはむしろ悪い方に転んだ 学芸会かと思った しかしブッダが悟りを開くエピソードはさすがに秀逸で、ここは誰が演出しても鉄板に違い無い しかしこれはただのブッダの青年期の話で、手塚治虫のブッダじゃない
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-10-11 11:04:15)
4.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
久しぶりの王道の航空パニック映画を見た 登場人物達の疑心暗鬼とか乗客達ひとりひとりのキャラクターも良く描かれていて往年のオールドパニック映画を見ているようだった 主人公のリーアム・ニーソンは誤解されやすいヒーローをやらせたら抜群だ 比較的短い102分というランタイムに凝縮してサスペンスを盛り込んで飽きる事がない 主人公の追い込まれぶりがストーリーの展開上都合良すぎると思うが、リーアムの誤解されようが見事にはまって以外に許せる この人は動くだけで次々と誤解を呼ぶ希有なキャラクターだ 主人公の行動が理路整然としていないので対策が次々と裏目に出る感じがハラハラする 仕掛けられた爆弾もありがちなドラマなら主人公の活躍で最後には回避するのが定番だが、ちゃんと爆破してクライマックスにふさわしいパニックシーンを演出する この辺は昔に比べてVFXが良くなってなんでも出来ちゃう良さかなと思う
[映画館(字幕)] 8点(2014-09-18 14:00:41)
5.  フィギュアなあなた 《ネタバレ》 
「花と蛇」以降ちょっとセンセーショナルな女優の裸にこだわりすぎるきらいがあった石井隆の作品 あいかわらず不可解な演出があるが今回は見事にはまる シリアスから外れてファンタジーというカテゴリーなので石井隆の不可解演出にさほど違和感を感じなかったせいだろうか お約束のネオン管や雨もこの映画にはぴったりだった ヒロインの佐々木心音はとにかく脱ぎっぱなし ヒロインの凄い体をとにかく舐め回す様に撮るが、やはり前作の「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」でも思ったことだけど 長過ぎる ワンシチュエーションでのヌードシーンはこんなに長く無くてもいいよって思った しかしヒロインの無表情のフィギュア振りとかシャワーで体を洗ってやったりトイレに座らせたり男の妄想爆発なシークエンスは中々良かった 石井監督は一貫してすべての愛を純愛で描くが今回は人形に対する愛である これは「GONIN」の男同士の愛並みのインパクトがあった 序盤で出てきたレズのタチ役のヤクザの暴れっぷりもかなり良かった 殺されたあとで意味なくパンツをずり下げられて貫禄の腹まわりにアンダーヘアー丸出しの演出は見たいかと言うと残念ながら微妙だが、なかなかの女優根性だ この辺の普通じゃない恋愛も石井隆ならではという感じか この映画、女のヌード(とくに下半身)をバカバカしくなる程無駄に出していて、そこにスラプスティックな可笑しさや哀しさを感じるが、そこに気が付かない人にはただの悪趣味な映画に思えるのじゃなかろうか ラストのヒロインが歌いながらノーパンバレリーナで踊り狂うのは、ばかばかしさ大爆発 あまりにも不条理なので逆にカタルシスに繋がって何故だか涙が出た それまで劇中しつこいぐらい繰り返しかかっていた名曲「Aura Lee」がこの時初めてヒロインの声に乗って流れる  優しくて哀しくて切ない
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-07-29 11:27:43)(良:2票)
6.  V/H/S ネクストレベル 《ネタバレ》 
POVオムニバス映画 前作はひどかったので期待しないで見たが、以外にもこれは中々の出来 前作は話が始まるまでが長かったが今回はさくさくプロローグが進んですぐに一話目が始まる 今作は前作より一話少ないうえに(計5話)プロローグも短いため一話づつが長く描かれているため見やすい 不可解な考えオチ的な前作よりもずっと良かった POVカメラもSF的な義眼カメラから、よく芸人とかがかぶるヘルメットカメラ ボタン型盗撮カメラ 犬カメラまで登場して、バリエーション豊富で飽きさせない グロシーンもとって付けた様な前作よりずっとよかった 最後の話のゾンビエイリアン?でUFOにさらわれる少年が出るが、UFOもちらっとでも描かれるとよかったな エピソード的には森のゾンビの話とインドネシアの教祖の話がおもしろかった 前作に比べるとかなりの秀作である
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-05-04 20:06:51)
7.  舟を編む 《ネタバレ》 
タイトルから想像すると小難しい映画かと思ったら、きわめて直球のわかりやす映画だった 前半、宮崎あおいが出て来るまでにかなり間があって、それはそれで主人公の人生の最良の転換点が描かれていて結構面白かった 宮崎あおいと会って結婚するまでも笑えるシーンが多くて楽しい 出会いの場面などあまりにもベタで気恥ずかしいと思ったが、この映画なら許せる範囲だ ラブレターを渡すシーンも結構あっさりで「渡すんかい!」とか、告白するシーンも「ああ、言っちゃったよ」とかいちいち画面に突っ込んだ(笑) しかしそれ以降、宮崎あおいの存在が印象不鮮明で居ても居なくてもいい感じに思えた ヒロインの表情もさえなくて、むしろマジメ(主人公)との結婚生活に問題が有る様な演出にも思えたのは私だけだろうか 辞書の編纂に恐ろしいほどの時間が掛かって、出来上がるまでにも様々な問題や監修の先生の死などのドラマもあって、むしろ静かだがスポコン物の様な展開だ 数々の問題を乗り越えながらも新しい仲間が増えたり、何十年も一つの仕事に関われるなんて羨ましい職場だ 地味で以外に長かったけど良い映画に出会えたと思った
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-04-23 10:44:27)
8.  BROTHER 《ネタバレ》 
北野流フィルム・ノワール しかもフレンチ臭強し 評判は悪いみたいだがアウトレイジパート1より好きだ 相変わらずの北野節炸裂だがここに来て完全にフィルム・ノワールと化した そう言う意味では完成された感がある その分北野らしさが減じたか しかし映画としては良く出来ている お話はいつもと同じくハリネズミ型の主人公が周囲すべてを敵にして仲間もろとも自壊して行く 新しさはまるでないがここまで同じ話が続くと演出が研ぎすまされた感がある しかし加藤雅也演じる白瀬が仲間になって 山本(たけし)の女が殺されるあたりから急に話が盛り上がらなくなってくる それというのもメインキャストの寺島進が自殺して、次々にメインキャストが殺されるので見るべき人がたけしだけになっていくのはきつい それに対して主人公がマフィアに一矢報いる事も無く、ただやられるだけなのは無情感はあるがまったく盛り上がらない たけしの映画はいつも後半、急に主人公が弱くなるのはなんとかならないものか せめてマフィアの幹部を震え上がらせて欲しかった 狙いはわかるがマフィアにただやられるだけなのはイライラする 北野映画にカタルシスを求めるのは野暮なのか? ラストに生き残った黒人の独白からしばしのブラックアウトがあって、静かにピアノ曲が流れる しっとりしたエンディング曲がいかにもフィルム・ノワールぽい その後だんだんとのりのいい曲になって行くので最後まで聞いていられた
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-04-21 22:11:58)(良:1票)
9.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 
モキュメンタリーの原点 すべてはこの作品から始まった記念碑的映画 当時ビデオで見た記憶があるがただのホラーとして見た POVとか当時聞いた事も無いし、映画自体は結構話題だったので最初からハードルが高かったせいか、てんで面白くないと思ったが今回見直すとそれなりに面白かった 恐怖演出は徹底的に抑えられている、そのせいで当時はものたらなかったんだろうな テントの中でパニックを起こして逃げるシーンは地味すぎて何に逃げてるのかすら判らなかったが、リアルに怖い時はこんなものかもしれない 現在のモキュメンタリーに比べるとかなりリアル 見直すと結構新鮮だった それにしてもアメリカ人はすぐにパニックを起こすな 後、モキュメンタリーの特徴だが罵る言葉多すぎ 英語って罵ってばかりの言葉だな エンディングは不気味だけどやはり特に怖くはない なにかを見て呆然とたたずむ男の後ろ姿に「ふぎゃあ!」と倒れる女 なんのこっちゃ?だけど不気味さはあるのでいいんじゃなかろうか
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-21 17:02:29)
10.  ファミリー・ツリー 《ネタバレ》 
いままで何度も見た家庭崩壊と再生の物語 しかし崩壊というほど壊れてはいないが しかし家族だからと言っても決してすべてが判り合えるわけでもなく、ある程度あきらめている突き放した描き方は逆にリアルだと思った 冒頭、事故に遭う前の幸せそうな妻の笑顔で始まる 以降、主人公の妻はベッドの上で半死人のような描かれ方だが、決して良い妻では無かった、と言う展開になる 主人公のマットはいたって普通の家庭人に見えた 決して良い夫でも無いが非難されるほどでもない このマットが妻の不貞と、妻の死と、ハワイの広大な土地権利のために右往左往する この辺は充分に同情の余地があり見ていて引き込まれた マットは始終戸惑いながらも妻の浮気相手に怒り、妻の頑固な父親に辟易しながらも従い、バカ娘達の面倒をみながらも真摯に子供達と渡り合って決して偉そうではない 自分からすれば最良の父親にも思えた 過去のダメな夫な表現は子供達のセリフでしか描かれ無くて、むしろバカ娘達やバカ娘のバカップルなボーイフレンドとも徐々に仲良くなる過程は、マットの人間性を描く上でも非常に効果的だった 逆に妻の生活振りも同じくまったく描かれないが、冒頭のいい気な妻の笑顔が凄く象徴的で、バカ妻ぶりは一瞬で、しかも印象的に描かれていて非常にうまいと思った やはり主人公に肩入れして見る為には死にそうな妻に憐憫の余地が無い事をどこかで見せる必要がある なので見ていて主人公の困惑振りが心に滲みた 妻の死に際もグッバイマイラブ、マイフレンド、マイペインと言うがマイワイフとは言わなかったのは印象に残った しかしハワイは何処を切ってもハワイで、決してすっきりと晴れては無いのに、始終居心地が良い土地と優しいハワイアンが深刻なイメージにならないで見ていられる とにかく音楽は抜群だ ハワイアンがこんなに映画に合うなんて思わなかった 親戚達の会議でも、決して皆にとって良い決定では無いのに「まぁしょうがないかw」みたいに決まってしまうのは非常にハワイ的でのんびりしていてイイ エンディングの、娘と3人でのカウチアイスのシーンはホッとした と同時にほろっともさせる いつか必ず、娘と一緒に見ようと心に決めた
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-04-19 10:56:18)
11.  復讐するは我にあり 《ネタバレ》 
文化や風俗、トラックやタクシーにいたるまで手抜き無く昭和30年代を再現している 緒形拳は始終へらへらした激クズの主人公を怪演 これほどまで鬼畜なクズは見た事が無い 出て来るヒロイン達はことごとく熟女で、人によってはかなりがっかりだと思うが私は気に入った というよりも大好物だ(笑) 倍賞美津子は勝ち気な山猿熟女をこれまた怪演 とにかくエロすぎる もう一人のエロ熟女小川真由美を殺した理由が不可解だと思ったが、主人公が自分のDNAを自分でも気づかず潜在的に残したく無かったと思えば納得できる しかしそれにしても鬼畜 エンディングの散骨シーンはストップモーションの部分はちょっと映像効果の意図がわからなかったが、散骨とは名ばかりの、鬼気迫る二人の恨みが凄まじいまでに伝わる衝撃のラストシーンだ 「復讐するは我にあり」というタイトルは主人公の行動では無く、クズ主人公の遺骨に家族が凄まじい怨嗟を投げつける映画だった
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-04-09 13:42:42)
12.  ファントム/開戦前夜 《ネタバレ》 
冒頭、突然の出航命令のロートル艦長とロートル艦 出航と同時に命令を出した司令官自殺など明らかにこの命令が不穏であること匂わせて期待がふくらむ しかし以降艦長の過去の傷による心理描写とか、タカ派のKGBの隠密行動やら、こちらにはあまり縁のない政治将校という存在やらが話の流れを非常にわかりにくくしている なので深くストーリーに入りこめない 戦っている敵潜水艦もアメリカなんだか友軍なんだかわかりにくい しかし魚雷戦のシーンはなかなか緊張感があった 艦長のクールな戦いぶりもかっこいい しかしエンディングがわかりにくい 引き上げられて助かったと思わせて、実は皆幽霊だった?みたいなオチだと思うんだけど非常にわかりにくく、「助かったと思ったら、がっかり」みたいな、多分作り手が狙ったであろうカタルシスもまったく伝わらず「……はぁ?」っていう感じ たしかに昔、旧ソ連時代の潜水艦を引き上げてみたら皆死んでたみたいな事件があったなとおもったが、アザーズの様な幽霊オチを狙ったんだろうが、もっとわかりやすい演出にしてくれれば感動のラストだった気がするのに完全に考えオチすぎる、残念だ
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-04 18:58:11)
13.  フローズン・リバー 《ネタバレ》 
ばばあ版『ウィンターズ・ボーン』だと思った というか『ウィンターズ・ボーン』のほうが後なのか 失敗したら家を失うのも同じ 正しく生きている気丈な母親がすでに抜き差しならないほど困窮しているところから話が始まる 貧困からくるこの閉塞感はすごい この堅実な母親が徐々に密輸業にはまって行く過程が見ていて哀しかった 輸送中にパキスタン人の荷物を勝手に捨てるとか後先考えない主人公の行動がいかにも独善的なおばさん風でリアル 見ていてイライラさせる巧い作りだ この荷物が実は赤ん坊だったとか衝撃的でいい 主人公が毎晩逃げた旦那の留守番に艶っぽい声を入れたり女性監督らしい演出だ 男前なヒロインとのギャップが結構萌えた(笑) モホーク族のレイラとのバディ感にも母性という括りで結ばれているように見える この辺の母性感は男の監督では描けなかったのじゃないかな ハッピーエンドは望むべくも無いがエピローグは妙にほっとさせる 息子のTJが途中で犯した些細な犯罪は「ごめんなさい」で終わらせて(ここをちゃんと描くのは大事だ)、劇中まったく笑わない相棒のライラが笑顔で子供達と遊ぶ 本当にここはグッときた TJの肩越しに念願の新しいトレーラーハウスの先導者がほんの一瞬見えて終わるのは秀逸 ここをくどくど描かなかったのはかっこいい 本当に誰もが望んだ一瞬だと思う 日本映画の監督にはまず出来ない演出だ そのままエンディングの曲が I always come back と優しく囁くように流れるのはヒロインが刑期を終えて帰って来る時を思わせる 心に残る名エンディングだと思う
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-03 23:04:16)(良:2票)
14.  不安の種 《ネタバレ》 
映画全体を不快なノイズで包み込んだような映画 その雰囲気は悪く無いのだが中途半端にリアルな映像が何かあざとい感じがして好きになれなかった 不穏な童謡?なども耳につく不気味さがあるがやはりさりげなさを遥かに通り越してあざとい「ほうら不気味でしょ」みたいなあざとさが鼻につく この映画もっとちゃちでオバカなCGで作るか、あるいはもっとリアルなCGでどことなく不穏な街を描くと違った映画になった気がする ヒロインの石橋杏奈の演技もかなり下手で、いきなり爆発するイライラする芝居だがまじめにイライラしたのはむしろ狙いなのか? 須賀健太も「三丁目の夕日」の芸達者な感じは微塵も無く存在感が薄い 時系列を無視したエピソードが後半で一気に繋がるのは面白いと思うが、いかんせんうまく繋がってない シールを張り替えてるとバイクの事故も切り替わるとか安易で結構しらけた ハンマー女の殴り方も殴るマネなのがあまりにも見え見えでここもかなりしらける そう言うリアルな暴力演出はどうでもいいのか? エンディングも何度も電気が消えるのはくどい またかよって思った ヒロインの反応も普通すぎる、ここでは家族を亡くしたトラウマを描くべきだろう ヒロインの狂い方やらハンマー女やらに狂気が足らない この映画に足らないのは街全体から匂う狂気だと思う
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-21 20:29:20)
15.  フライペーパー!史上最低の銀行強盗 《ネタバレ》 
ハチャメチャ銀行強盗コメディー 洋コメディーが苦手なせいもあるが今ひとつ笑えなかった 同時に2組の銀行強盗が銀行を襲い、そこにたまたま居合わせた精神疾患気味の男がホームズ張りの推理で事件を解決に導く話 コメディーとしては今ひとつだが謎解きミステリーとしてはなかなか面白かった 犯人(銀行強盗)と人質の中から段々と人が殺されていって疑心暗鬼の中でお話が進むようになっている 途中から犯人側からは真犯人(殺人犯)がいない事が判って謎解きとしてはパワーダウンするが、犯人(銀行強盗)は結構憎めない奴でのんびりして楽しい 犯人の銃を奪うも母親の形見とか言ってあっさり返したりするのもおもしろい 人が殺されるシーンがないわりに死体がリアルで、だったらミステリー映画の様な登場人物の誰かが殺すシーンが有った方が疑心暗鬼を盛り上げるのにって思った オチは3人目の銀行強盗の正体がバレて全員で銃乱射のカタルシスオチだが、さらに取って付けた様なオチだが2段オチになっていてそこは意外だった 「こんな奴いねえよ」みたいな自分には今ひとつ乗れなかったが、コメディー好きな人なら十分お勧め出来る
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-09 13:31:18)
16.  ブリッツ 《ネタバレ》 
これダーティーハリーの焼き直しだな 不良刑事にサイコ殺人犯との対決 次々起こる殺人にさほど頭がいいとは思えない犯人に翻弄される警察 ラストは処刑まで同じ ステイサムのダーティーハリーは本家より数段凶悪 誰彼無しに噛み付くし、情報提供者すら恐喝して酒を奢らせる 事件が起こったバーでも酒をたかる 徹底的な不良警官振りは爽快ですらある 同僚の刑事も同じ穴のムジナで上司を脅してクビを取り下げさせるとか、上司の権限皆無 イギリス警察ってこういうのか?ホモの上司が赴任してきて皆にバカにされるが、ステイサムとなぜか馬が合って相棒に この刑事、身なりもしゃべり方もホモっぽいが中々良い奴だ 中盤にチラっと出て来る主人公の仲間警官に「同僚の婦人警官を玄関先まで送らなかったのは、とんだ紳士だな」って皮肉を言う所は見た目よりハードでなかなかいい このホモ相棒に怒られた仲間の刑事はなんと三銃士のルーク・エヴァンズ この辺はヤクザな刑事とおかまな上司とのバディ感は結構傑作でドライブ感がある 要所要所で使われる俯瞰カメラもこのドライブ感を盛り上げる為に非常に効果的だ いったん逮捕した犯人を釈放せざるおえない状況は考えにくいが、話の展開を考えると仕方が無いのか 情報提供者を殺して金を奪った件だけでも立件できそうだが、なにしろ奪った金をそのままの茶封筒に入れて持ち歩いてるのだから 犯人が釈放されてからの展開があまりにあっさりでもう一波乱あったら傑作になった気がする エンディングの激サド落ちはちょっとやりすぎだ ステイサムの映画は結構この手のバカエンディングが多いな まぁ大好物だけど(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-03-05 21:41:35)(良:1票)
17.  プレイバック(2011) 《ネタバレ》 
冒頭POV視点のモキュメンタリー映画風で始まるが、その後いきなり学園ドラマ風映画にスイッチする 良い悪い以前に珍しい展開だ 学園ドラマの方は『アイ・アム・ナンバー4』みたいな感じ ゴア表現も少ないがピリッとして中々良い 学園物のお約束のエロも少し有るし、定番のホラー映画のお約束をはずさない感じは悪くは無いが、いいかげん見飽きているので先が読めてしまう 学園ホラーにPOV映像を盛り込んだのは評価できるが、もう少しビデオを撮らなきゃいけない明確な理由がほしい たとえば一連の事件の原因となったルイ・ル・プリンスという人の過去のモノクロ画像に何かしらの原因を含む映像を作るとか、件のルイ・ル・プリンスという人は実在の人らしいのでそこをもう少し掘り下げてほしかった クリスチャン・スレーター主演と出ているがスレーターはチンケな警官役で、殺される瞬間だけが良かった 飽きる事無く面白く見れたので、もう少し読めない展開にしてくれたらイイ出来になったんじゃなかろうか
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-24 18:47:05)
18.  武器人間 《ネタバレ》 
ムカデ人間に続く人間シリーズか たしかにイメージ的にはムカデ人間1に近い グロバカな映画 グロシーン多し 人間の頭が付いてる武器人間がほとんど出てこないせいか思ったより武器人間達が人間ぽく無い どちらかというとロボットのようだ そのせいかホラー的な恐怖はほとんど無い フリークスぽい武器人間がまったく出てこないのはかなり不満 ヘルレイザーの魔導士のような立ったキャラを期待すると裏切られる 切り株シーンはめちゃグロいが武器人間自身はまったくグロく無い 武器人間というバカなコンセプトは突き抜けているのに、映画はいまひとつスラプスティクさに欠ける プロペラ男みたいなバカキャラがもっと居ると面白かったのに(とにかくこいつが一番楽しい)  リアルなPOV目線も良いのに、おしい作品だと思う
[映画館(字幕)] 6点(2014-02-17 20:20:40)
19.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 
グラインドハウス物の一本 ブルース・ウィリス等有名俳優が出てる超B級映画 とにかくめちゃめちゃやったら楽しいじゃん的な映画 着弾のエフェクトとか人体損壊具合が楽しい グラインドハウスで掛かる映画ってこんなだよね感を皆で楽しく演出しましたみたいな したがって細かい事は気にするなって感じか 最初に出て来た事件の発端を作った悪いインド人の科学者が、終盤にいつのまにかいい人になってるみたいなとこも気にしちゃだめ ご都合主義とか当たり前 泣かせる所は笑いどころ 退屈になりそうな所は見てんのもつまんないし、作るのもメンドクサイからフイルムを焼失したことにしちゃえみたいな(笑)なにをやっても文句が出ない有る意味作り手にとって都合がいい映画 しかしヒロインの片足のCGとかも手抜きが無い こういうしゃれで作る映画はしゃれだからって手を抜いて作るとただのオバカ映画になる フィルムの傷とかちょん切れたオープニングの曲とかやりすぎな作り込みも楽しい 最後にヒロインの足がパワーアップしてガトリングガンが付いていた これを見て傑作「片腕マシンガール」とかを作ったのだろうか
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-02-12 02:31:57)
20.  V/H/S シンドローム 《ネタバレ》 
評判がよかったので期待したせいか今ひとつ面白く無かった 6話のオムニバスになっているが一話目が始まるまでが長い 6話もある事が分っているので前置きが長いと一話ずつが短いことがわかってしまう ついつい逆算してしらける原因になると思う 始まりから二話目まではそれなりに日常的な中に怖さを感じる作りになってるが、以降SF的な内容になっていて物語の設定そのものが意味不明である 全体を通して繋がったテーマがあって最後にそれなりに「ああ、なるほど」と思えるオチがあるのかと思ったが結局何も無かった もしかしてプレデターのようなクリーチャー物なのかとも思った あまり意味ない中途半端なグロシーンが出るがちっとも面白く無い エンディングのタイトルバックも意味無く糞ガキ達が狂い回って窓をぶっこわしたりする 「悪魔のいけにえ」みたいな狂気を見せたかったのだろうが、この映画にはまったく「悪魔のいけにえ」みたいにエポックメイキングな所はなく唐突なタイトルバックで不快感だけが残る なにもかもチグハグで統一感が無くつまらない
[DVD(字幕)] 5点(2014-02-02 23:53:54)
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