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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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41.  マインドハンター
前半、サクサクと人が殺されていく過程は面白かったです。さすがは「エルム街の悪夢」出身のレニー・ハーリンだけあって、ショックシーンを見せるタイミングや、無残な死体の描写などにはセンスを感じさせられます。しかし、舞台に残っている人数が少なくなり「次は誰が殺されるのか?」から「誰が犯人なのか?」に焦点が移ると、物語は一気に失速します。仕掛けのための仕掛け、観客を騙すためのドンデン返しが続くため、見ている側は冷めてしまうのです。脚本は観客の先読みを利用する形となっており、物語の中心人物となりそうなキャラクターを早々に退場させたり、観客から疑われるであろうキャラクターを意図的に作ったりとなかなか手が込んでいるのですが、そのためにストーリーテリング上のテクニックばかりが目立つ格好となっています。そうやって観客を騙すためのテクニックばかりを見せられると、真犯人は誰なのかを考えることがバカバカしくなってきます。設定上の必然性よりも、観客にとっての意外性で犯人が決められているわけですから。実際、クライマックスで判明する真犯人については、動機も手段も腑に落ちないものとなっています。また、ハーリンにはミステリーが向いていないことも作品の弱点を際立出せる形となっています。ショックシーンやアクションシーンは嬉々として演出しているものの、謎解き部分については脚本に書いてあることをそのまま撮っているだけで何の工夫もないのです。さらに、訓練島に独特の雰囲気を作れていないこともマイナスであり、もしサスペンスに慣れた監督が撮っていれば、そこそこの作品になったと思います。
[DVD(吹替)] 4点(2010-09-15 22:31:24)
42.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》 
「『ナショナル・トレジャー』のチームが再結集!」との謳い文句にイヤな予感はしていたのですが、案の定、つまらん映画に仕上がっていました。見せ場はそれなりに凝っており、これまでにないSFアクションを撮ってやろうという意気込みは感じられるものの、2時間の連続活劇としてまとめられていないのが大きな敗因です。世界の存亡をかけた物語なのに話に広がりが感じられないし、悪の魔法使いの封印が解けた場合に、どんな恐ろしいことが起こるのかという煽りも不足しています。「全人類は奴隷にされる」という大雑把な一言だけでは弱すぎるのです。それまで雑魚の敵すら倒せなかった主人公が、クライマックスで突如覚醒してラスボスを簡単に倒してしまうという唐突な展開にも興醒めで、主人公特権の濫用は活劇の勢いを削ぐということを学んでいただきたいものです。おまけに、そもそも主人公が戦いに参加した理由や背景までが薄っぺらなので、物語への感情移入が著しく困難な状態となっています。ルーク・スカイウォーカー、ハリー・ポッター、ネオ・・・平凡な生活から一転して激しい戦いにスカウトされた戦士というのは、往々にして引くに引けないシリアスな背景を背負っているものなのですが、一方で本作の主人公は軽すぎるのです。。。 ニコラス・ケイジ以外の俳優陣は、皆パっとしません。特に、主人公を演じたあいつは一体何者なんでしょうか?ダラしない顔にダラしない喋り方、オタクを主人公にするにしても、あそこまで無残なのは困ります。トビー・マグワイア、シャイア・ラブーフ、『ザ・ロック』に出演した頃のニコラス・ケイジらは、オタクの役柄であっても締めるべき部分では鋭い目つきを披露していました。それが出来てこそアクション映画の主役を務めるに足るオタクなのですが、一方で本作の主役は最初から最後まで一貫して間抜け面。そんな彼に惚れてしまったヒロインまでがバカ女に見えてしまう有様なのですから、彼の存在感は犯罪的です。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2012-10-28 15:00:15)(笑:1票)
43.  マーキュリー・ライジング 《ネタバレ》 
国家機密をプロテクトしている暗号コード「マーキュリー」の安全性を確かめるため、市販のパズル雑誌にマーキュリーを用いたメッセージを忍ばせていたら、9歳の少年に解読されてしまった。焦ったNSAは、暗号を解読した少年を殺しにやってくる…この設定の時点で「?」です。たった一人の子供に解読できるのなら、これを解読できる人間が他にもいると考えるのが自然でしょう。なぜ、この子を殺せば暗号を守ることが出来るのか、NSAの浅はかな発想には負けてしまいます。アレック・ボールドウィンはなかなか板に付いた悪役演技を披露するものの、陰謀の根本があまりに下らないので、彼の演じるクドローという人物も薄っぺらに見えてしまいます。彼の率いる殺し屋も実にお粗末で、9歳の子供を2度も見失うわ、白昼堂々銃を振り回して防犯カメラに顔を撮られるわと、尋常ではないドン臭さを披露。殺しのプロフェッショナルという設定なのですが、まったく怖くありません。さらにこの映画の凄いところは、彼らNSAに対抗するブルース・ウィリスが、NSAの上をいくほど考えが足りない大馬鹿野郎のバカボン君だったということ。殺し屋が大量の証拠や目撃者を残しているのですから、FBI本部に少年を連れ帰って保護すれば済む話なのですが、たった一人で子供を連れ回るという最悪の手段をとってしまいます。「おいおい、なんでそんなややこしいことするんだよ」ということを重ね、どんどん自分を窮地に追い込んでいく様には呆れ果てました。そしてさらに凄いのが、中盤以降に突如現れるステイシーなる女性の意味不明ぶり。初対面であるアートへの協力を惜しまず、素性の知れないアートを簡単に家に入れて一泊させてしまうという浮世離れした行動を披露。「親切な人」の一言では片付けられないほど都合の良いヒロインぶりには驚き呆れました。。。この映画は理屈で詰めるべき部分が非常に甘く、子供を殺すという異常な行動をとらざるをえなかったクドローの政治的背景や、アートが一人で戦わざるをえないほどの巧妙な仕掛け等、設定を観客に飲みこませるためのディティールが完全に不足しています。そして、脚本がボロボロな一方で見せ場も地味で、これといって盛り上がるアクションもなく、監督やプロデューサーは一体何がしたくてこの映画を作ったのか、実に理解に苦しみます。
[DVD(字幕)] 2点(2010-11-07 21:35:04)(良:3票)
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