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プロフィール
コメント数 2402
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  ミュージックボックス 《ネタバレ》 
原作および脚本はジョー・エスターハス。この人は本作以降の90年代に『氷の微笑』で有名になって『硝子の塔』や『ショーガール』でラジー賞の常連にまで堕ちてしまった脚本家ですが、ハンガリー人移民の子で実はアーミン・ミューラー=スタールが演じるミシュカは自分の父親がモデルです。戦犯に問われるようなことをしたのかまでは定かではないですが、当然のごとく父親から絶縁されたそうです。監督は政治的映画の巨匠コスタ=ガヴラスですが、やはり本作はガヴラスじゃなくエスターハスのストーリーだと言えるでしょう。80年代までのエスターハスは割と正統的なミステリーを書く人だったんですが、あの『ショーガール』の人がこんなに素晴らしい脚本を書いていたとは驚きです。間違いなく彼の最高傑作です。 刑事事件のような裁判で肉親が弁護人になれるのかという制度上の疑問はありましたが、冒頭の遣り取りを見た感じではアメリカでも問題とまではいかないまでもレアケースみたいですね。でもこれはハンガリー移民の自分が、男手一つで娘を弁護士にまで育てたことを判事に印象づけたいという、計算づくの自己アピールに過ぎないんだという事が後々判ってくるんですね。ジェシカ・ラングも名演でしたが、アーミン・ミューラー=スタールの演技にも底知れない心の闇を見せられたようでゾッとさせられました。少しずつ明らかにされてゆくミシュカの過去、渡米してからも過去の闇とは縁を切ることが出来ずに新たな罪を犯してしまう、そしてミュージック・ボックス=オルゴールがついに暴く父親の真の姿、ほれぼれする見事な脚本です。孫のマイキーをポニーに乗せて調教する荒々しい言動にはすっかり本性が露呈してしまったような感じがしました。個人的な感想ですけど、できればここで映画の幕を閉じて欲しかったかなと思います。その後のジェシカ・ラングのとった行動は弁護士としての職業倫理からは逸脱しちゃっている感があるし、なんか後味が余計に悪くなった感じがするんです。いかがでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-08-13 22:51:58)
2.  ミッドナイト・ラン 《ネタバレ》 
このサイトではえらい高評価ですけど、自分としてはどうなんでしょうか、それほど高い評価はつかないですね。プロットは色んな乗り物が出てくるロード・ムービーっぽいところは『大災難P.T.A』のパクリの様な気がするのは否めないところ。チャールズ・グローディンのキャラはどうも会計士らしくないし、会計士としての設定もあまりストーリーに反映されてない様な気がします。デ・ニーロは相変わらず余裕で良い演技なのですが、こういうシチュエーションの映画で一度もキレないデ・ニーロはちょっと不気味なくらいです。最後の最後でデ・ニーロがグローディンからお金を受け取ったのは脚本上の大失敗で、道中でグローディンから何度も買収の申し出を蹴って来た意味が無くなっちゃったのでは。「そういや、この映画では派手なドンパチがある割には人が誰も死んでないよな」と好感をもったけど、良く考えたらデ・ニーロがヘリコプターを撃ち落として間違いなく死人が出てることに気が付きました。ちょっと、残念。
[DVD(字幕)] 6点(2011-01-22 23:03:43)
3.  ミッドナイトクロス 《ネタバレ》 
デ・パルマ映像マジックが本作でほぼ頂点を極めたと言えます。お得意のグルグル回るカメラが素晴らしいですねえ。脚本は相変わらずひどいのですが、華麗な映像とピノ・ドナッジオの哀感漂うスコアのパワーで記憶に残る作品となりました。まあはっきり言ってナンシー・アレンの断末魔の悲鳴を映画に使っちゃうトラボルタは、殺し屋のくせにビジネスを無視して趣味で女性を殺すジョン・リスゴー顔負けの変態ですけどね。 しかし良く考えると、デ・パルマは『ボディ・ダブル』で本作のセルフ・パロディに挑んだ様な気がします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-12 00:35:54)
4.  未来世紀ブラジル
ジョージ・オーウェルの『1984』をモチーフにしていますが、この映画の世界観はギリアム独特でいいですね。基本的に自分はディストピアSFが好みですが、数あるディストピアものでも本作は最高峰ではないでしょうか。まあこういう作品では、監督の提示するイメージが合うかどうかで好みが別れるものですが。登場人物たちのスーツや帽子姿を見ていると、この世界が赤狩り時代のアメリカをパロっている気がしますね。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-21 01:16:51)
5.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
やや冗長気味のところはありますが、社会派映画としてはサスペンスの盛り上げかたは上手い。ラストはカタルシスがあるようでないような微妙な終わり方です。米国ディープ・サウスの価値観が大嫌いな自分ですが、それにしても地元住民の卑しく醜いこと、これが実態なのかそれとも誇張されているのか。ジーン・ハックマンは『フレンチ・コネクション』のポパイ刑事を彷彿させるキャラだが、より人間味をました深みのある演技でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-19 21:23:06)
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