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1.  夢売るふたり 《ネタバレ》 
西川美和監督らしい緻密な構成と、豪華キャストが脇役で続々登場する「西川映画オールスター」的な緩さが混在する不思議な作品でした。個人的には、後者が完全なノイズになってしまい、ちょっと物語に入り込めませんでした。序盤の香川照之あたりの登場はへんなカツラもあってクスッと笑える程度でよかったのだが、終盤、伊勢谷友介や笑福亭鶴瓶あたりが重要人物で出てくると、それぞれキャラも強いため作品内のバランス感覚を狂わせてしまったようでした。それでも、松たか子と阿部サダヲの演技は見応えあり。阿部サダヲは詐欺師としていろんな人と関わるうちにどんどん人間味を増していくし、それとは対照的にどんどん沼にはまって狂気を孕んでいく松さんのそれぞれの変化とすれ違いは見所。そうやってみれば、この夫婦、最初からすれ違っていたようにも見えるし、この二人を見ていると、そもそも「すれ違わない」夫婦なんてないよなあという感覚に気づかされていく。また、この手のコメディとしてはアンバランスなほど、「セックス」の妙に生々しいシーンが挿入されたり、自慰や生理に関わるシーンまで登場するなど、この「すれ違い」の原点としての「性」にまで洞察を深めていくあたりはさすがの西川作品。安易で一面的な解釈を拒否するような松さんのラストの複雑な表情は必見。それだけの魅力が詰まった一作だっただけに、最初に挙げたノイズ部分が本当に残念でした。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-02-23 09:09:32)
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