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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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1.  旅情(1955) 《ネタバレ》 
始まって3分で観る気が失せる。汽車の中での女の厚かましい態度に、この女にあと100分付き合わされるのかと思い冒頭からゲンナリさせられてしまいます。 この時点で、この映画のどこかで馬鹿デカい声でわめき散らすシーンが出てくるだろうと想像はできていて、案の定ヴェネチアングラスの所でそんなシーンが出てきたものだから、だんだん観るのもバカバカしくなってきてしまいましたし、怒鳴り散らすとかするのではなく、もうちょっと洒落を効かせてウイットで返すとかすれば面白いと思うのにそういう事が出来ないのだからここは作り手のセンスの問題で諦めるしかなさそうです。 ホテルのテラスでの食事のシーンで一組ずつ去っていって最後に一人取り残された時や運河沿いの段差に座っている時もあからさまに悲しげな顔ですし、サンマルコ広場のオープンカフェで飲んでいる時もこれまた分かり易くニコニコしていたりと、要は演出が全て大味で登場人物の心情を描く力量に欠けているのがありありと分かってしまいます。 また、「空腹ならそこにあるものを食え」なんてとてもじゃないけど品があるなんて言えないですし、「失望」と「ショック」を入れ替えての掛け合いなんかいかにも作り話の中にしか出てこないようなリアリティを欠く台詞回しで、脚本にも問題ありでしょう。 おまけに、ラブシーンと花火のクロスカッティングなんて露骨の極み。ここまで来ると、もう失笑しか出てこない。 とどのつまり、このデヴィッド・リーンという人はやはり「アラビアのロレンス」「戦場にかける橋」のような大作にこそ本領を発揮する人であって、どう逆立ちしても男女の細やかな心情を描く人ではないと思いました。 唯一、恐らくオールロケで撮ったであろうヴェネチアの風景がその場の空気感や臨場感を感じさせてくれて良かったのですが、一方で、序盤で駅舎を出ようとした時と部屋の窓を開けて女主人と会話をしている時の2か所で人物にほとんど光が当たっていない状態が出来てしまっていて、折角の「旅情」を感じさせるオールロケの撮影スタイルがかえって仇となっていたように思えます。 普通、背景の方が明るい場合は手前から光を補うか、もしくは主観ショット&風景パンとかで話を進めるなど、アイディアで切り抜けたりも出来そうな所でそういう工夫を凝らさないわけですから、これはもう力量と言うより手抜きと言うべきかもしれません。
[DVD(字幕)] 5点(2012-12-15 18:28:59)
2.  流砂 《ネタバレ》 
オープニング、カウンターで3人並んで食事をしていると美女が店内へ。彼らの後ろをスッと通り過ぎると同時にBGMが流れてくる。 3人揃って後ろを振り返ったところで、こりゃコッテコテのコメディだなと思ったのですが、2000ドルの毛皮のコートを見せびらかしている所やゲーセンに盗みに入った時にミュージックボックス(?)が鳴り響いてしまったシーンなど、コッテコテではないにしろコメディの雰囲気が随所に出ていたのは良かったと思いました。 主人公のダンを演じていたミッキー・ルーニーという人は初めて見ましたが、ストーリーの中でドジを踏んだり周りに振り回されたりとコメディ色を出していた一方で、ピーター・ローレと絡むシーンやメキシコに逃亡するまでの一連のシークエンスなどサスペンスの味付けも抜かりがなかったりするところに一流の役者振りを感じることができましたし、また女優2人や整備工場の社長など脇を固める助演陣も好演だったと思います。 雪だるま式に事が大きくなっていくことを向こうではクイックサンドと言うのかわかりませんが、教訓として心にとどめておきたい映画でしょう。
[映画館(字幕)] 7点(2012-10-28 18:33:43)
3.  リラの門 《ネタバレ》 
♪♪俺の家系は下戸を知らない~代々皆酒飲み~~♪俺は幼い頃~母の乳は飲まなかった~~♪飲んでいたのは~葡萄の汁~~~♪♪ いやぁ、このしょーもない歌最高! この、映画後半に出てくる“芸術家”の歌↑や、バルビエが回復してラジオ体操していたり、新聞の一面にデカデカとバルビエの写真が載っていたり、警察犬が後ろめたそうにしていたりといった、全編に渡って至るところに出てくるコメディの雰囲気が大好きです。 それと、自分が一番興味を引かれたのが、バーでみんながたむろしてる時に、新聞に書かれているバルビエが逃亡する前に起こした事件のいきさつを詳細に読み上げているところで、窓の外の子供たちが、新聞の記事の内容と同じアクションを同じタイミングでしていたシーン。新聞を読んでいる最中は一切カットなしの長回しだったにもかかわらず、タイミングがバッチリ合っていて、これには脱帽です。 本筋のストーリーも勿論面白いのですが、自分にとっては、それを薄めてしまうくらいのたくさんのコメディと、子供たちのファインプレーの方がより深く印象に残ってしまいました。 あと、ジュジュの憎めない人柄もとてもいい感じで、ピエール・ブラッスールはこれが彼のベストアクトだと私は思います。
[映画館(字幕)] 8点(2008-08-30 23:57:04)
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