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コメント数 1963
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1.  ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 《ネタバレ》 
普通、人が怒っている姿を見たり、愚痴を言うのを聞かされると自分も嫌な気分になるものたが、ジェームズ・キャグニーが怒ってるのを見てもちっとも嫌な気持ちにはならず、むしろ面白く感じるから不思議である。これこそこのジェームズ・キャグニーの魅力であると私は思っている。ここでも終始怒ってばかりでいてもそれがまた面白いのである。大体、ジェームズ・キャグニーが大企業の社長てことからして普通じゃない。ライバル会社との駆け引きも令嬢に惑わされ、令嬢の夫となる青年を騙してみたりと、それでいて自分も騙される。ラストの飛行場でのシーン、あのラスト、奥さんと息子達がコーラを飲もうとして、その後、ペプシコーラしかなくて唖然とさせられるあの落ちも決まっていて良い。ビリー・ワイルダー監督の小道具の使い方も面白い。ただ、全体にブラックユーモアというものがここでは危険な匂いが充満し過ぎで笑うに笑えないものがあるという不満も残るがワイルダー監督のセンスの良さはここでも健在!東西の冷戦の皮肉の込め方の凄まじさとハイテンションな台詞の応酬と演技合戦でテンポ良く見せてくれていて面白く見ることは出来ました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-02 11:04:08)
2.  若者のすべて 《ネタバレ》 
凄まじい!その凄まじさときたら半端じゃないぐらいの恐ろしさです。この監督の映画では「ベニスに死す」が世間的には最も有名で評価も高い気がするが、あの映画はそれまでヨーロッパ映画を一度も観たことのない人には薦められないし、まず最初に観ても解らないだろうが、これは最初に観てもよく解る。とにかくこの映画における描写、心理的描写がとにかく凄い。ある家族の物語で一人の女を好きになった二人の兄弟の全く性格の違う部分を見せながら家族がどんどん破滅していく様子が物凄いリアルに描かれている。アラン・ドロン演じる優しき三男ロッコが眼の前で一つ上の兄のシモーネが自分に対する嫉妬からナディアをレイプするシーンの恐ろしさ、シモーネがどんどん崩れていくのに何もしてあげられないロッコ、ナディアに対しても何もしてあげられず、助けることも出来なかったロッコのあの悲痛、悲しみ、苦しみをアラン・ドロンは見事に演じている。また他の兄弟、特に一番上の兄もシモーネとロッコの仲を元のようにしてあげらず苦しむ姿が描かれている。ナディアを殺してしまったシモーネを最も好きでいた長男の苦しみ、またナディアのことを何も解っていないし、それ以上にシモーネの犯したこともロッコの苦しさも何一つとして解っていないバカな母親、全てがこれだけの悲劇を生むというその痛くて重たいドラマの中にあって、私が思ったのは一番悲しい、哀れなのはナディアではないかと思う。ナディアは確かに二人の兄弟を引き裂く一番の原因ではあるが、母親がもっとまともな人間であって二人の兄弟のことを理解していればこんなことにはならなかったと思うとナディアの「死にたくない」と絶叫したのちにシモーネに殺されてしまう運命に人間の悲しさと惨酷さのようなものを感じてならない。この映画は人間の惨酷さ、醜さをある家族の眼を通して、描いた作品で、そのあまりの凄まじさにとにかく痛い。心が痛む。あまりの痛さに繰り返し観ることは出来ないが、人間が崩れていくこととはこういうものなのかと考えさせられる作品です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-07-06 13:20:58)(良:1票)
3.  ワイルドバンチ
タイトルに偽りなしの本当にワイルドな男達の映画である。もう、誰が見方で誰が敵なのか?見方であっても敵みたいな常に緊張感が漂う。アクションシーンの凄さばかりに眼が行きそうになるが、その前の静けさがあればこその緊張感、とにかく緊張しっぱなしである。ストーリーそのものは特別に面白いとは感じない。熱い男達、むさ苦しい男達きりの息詰る戦いが観たい人にはこの映画を観ることを薦める。二枚目なんか出てこない。よって女性に薦める映画なんかじゃないがこれが男だ!そう思わせる男が男に痺れる映画!
[映画館(字幕)] 8点(2007-11-11 21:27:19)
4.  私は二歳 《ネタバレ》 
おう、これは良いもの観させてもらった。そういう気持ちになること間違いなしの何ともほのぼのした良い映画だ!なんてことのない父と母と赤ん坊の話なのに、これは面白い。まずは何と言っても母親役の山本富士子の美しさに見惚れてしまうぐらい、本当に山本富士子が美しい。そんな山本富士子の亭主役の船越英二の飄々とした演技も面白い。船越英二、やはりこの人は喜劇でこそ持ち味が発揮される役者だ!この作品を観て益々、そう思った。子供の面倒を見たり、見なかったりして、愚痴ばかり言われる船越英二、山本富士子ともう一人、自分のおふくろである浦辺粂子に散々、文句を言われ、「あなたが最近、読んでるものは新聞と週刊誌だけじゃない」みたいなことを言われるのを聞いて、あっ!何か今の私みたいだ!私ももっと為になるものを見たり、読んだりして、勉強しなくてはと思った。そして、この作品、やはり最後が良い。二歳の誕生日となった男の子と父と母との三人で誕生日ケーキのローソクを消すあの場面、見終わってほのぼのした気分になること間違いない。市川崑監督の眼の付け所の良い。これは家族の物語としても人間が成長することについての色々考えさせられる作品としても見応えのある作品です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-03-24 11:44:06)(良:1票)
5.  若さま侍捕物帖 黒い椿
若さまシリーズ、これが観たのは二本目になるけど、前に観た「若さま侍捕物帖(佐々木康監督作品)」の方が良かったなあ!まあ、悪くはないし、犯人探しの設定、後半のストーリー展開といい、面白かったし、けど、全体的に見ると何か物足りない。丘さとみが沢山、出てきてそれはそれで嬉しいのだが、この作品の丘さとみは可愛いことは可愛いんだが、他の作品での可愛さとは違う、何て言うのか?何か違うんだなあ!主演の大川橋蔵の若さまとしての魅力はあるけれど、特別ファンでない者としてはまあ、普通に楽しんだという程度の作品です。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-04-22 18:14:42)
6.  若さま侍捕物帖
大川橋蔵主演による「若さまシリーズ」これが初めて観た作品です。何て言うのか、大川橋蔵の若さまとしての人間性よりも台詞、一つ一つがかっこ良く、明るい雰囲気で、まずまず楽しめる出来にはなってます。ただ、役者としての魅力という点では先輩の中村錦之助や片岡千恵蔵達と比べると薄く思えてしまう。その辺りがマイナス材料!個人的には「銭形平次」の時の大川橋蔵の方が作品の出来、不出来は別として、魅力的な人間に思う。そんなに悪くはないし、つまらなくもないので、他の若さまシリーズも是非、観ようと思う。それに中には大好きな丘さとみも出ているものが幾つかあるらしいので!
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-30 17:09:19)
7.  若き日の次郎長 東海道のつむじ風
マキノ雅弘監督による「次郎長」もので、これも面白いです。何と言っても中村錦之助の清水の次郎長の男らしさ、かっこいいです。こういう役をやらせたら天下一品と言っていいぐらいです。とにかく作品全体の雰囲気が良くて観ていて退屈するなんてことはないです。中村錦之助以外の役者にしてもみんな良い。ジェリー藤尾のとぼけた演技、そして渥美清のこれもまた何て言うのか?まるで寅さんのような男でして、可笑しくて可笑しくて、単なる時代劇ではない楽しさというものがこみ上げてきました。マキノ雅弘監督の他の作品もまだまだ観たい。そう思わせるそんな作品です。最後のシーンでみんなで歌いながら橋を渡るところが特に好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 22:17:06)(良:1票)
8.  若き日の次郎長 東海の顔役
何だか近頃はやたら中村錦之助主演の作品きり観ていて、まるで自分が東映時代劇のスターにでもなったかの如く、ある意味病気でして、そんな中村錦之助の役者としての素晴らしさ、本当に男の中の男だ!あれ?「一心太助男の中の男一匹」と間違えてる?いや、間違えてはいません。今日はさっきから3時間ぶっ通しで中村錦之助ばかり観てるので頭の中がぐちゃぐちゃになりそうです。そんなこの作品ですけど、マキノ雅弘監督って名前は聞いたことあるけど、観たのは今回が初めてです。何て言うのかこの監督が名監督だと言われる理由が解る気がした。役者の演技は勿論のこと、何しろ出ている俳優、特に男達が活き活きしていて気持ち良い!また女優陣にしても大川恵子に丘さとみがこれまた美しくて可愛い!そんなマキノ雅弘監督の役者を光らせる演出により中村錦之助は勿論のこと、この作品を観て益々、大川恵子と丘さとみという女優が好きになりました。今の時代劇にはない。観ることの出来ないこれまた面白い時代劇でした。というのが観ての感想です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-26 17:57:34)
9.  悪い奴ほどよく眠る
観終わった後、何ともやるせない気持ちになりました。しかし、そこはさすが黒澤明監督、そんな後味の悪さがあるもののエンターテーメントとして十分に見れる映画を撮るなあと思いました。明らかに完成度という点で「天国と地獄」よりは落ちるけど、最近の日本映画の標準レベルからしたらかなり上です。
[地上波(字幕)] 7点(2005-07-02 18:44:27)(良:1票)
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