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1.  羊たちの沈黙 《ネタバレ》 
…この映画の成功のポイントは、やっぱりなんといってもキャスティングでしょうね。 精神異常者を扱ったお話って、役者の演技が少しでもずれるとすごーく嘘っぽくなっちゃうと思うんだけど、ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスはその点完璧! クラリスの恐怖があまりに真に入ってるのでレクターの狂気が際立ち、レクターがあまりに気品に満ち溢れているので、FBI捜査官であるクラリスがこの犯罪者に対して感じる奇妙な(禁断の?)畏敬の念がリアルに感じられてって…これこそまさに「相乗効果」よね。 もちろんほかの役者さんも、そして監督さんやスタッフの方たちも、それぞれきちんと役割を果たしてるって感じで…誰一人として足を引っ張る者がいなかったからこそ、こんなに素晴らしい映画が完成したんでしょうね。 ただ…ひとつだけケチをつけるとすれば、やっぱりバッファロー・ビルの影が薄すぎるってことかしら。 クラリスとレクターとバッファロー・ビル、この三人は一見まったく違って見えて実は「精神異常」という点でつながってるはずなのに、一人だけ大きく取り残されちゃってるっていうか…ジョディとアンソニー・ホプキンスに太刀打ちできる役者なんてそうはいないような気もするから、仕方ないのかもしれないけどさ。
[地上波(字幕)] 9点(2005-08-05 17:07:53)
2.  元大統領危機一髪/プレジデント・クライシス 《ネタバレ》 
すごーくおもしろかったわ。 ジャック・レモンとジェームズ・ガーナーのコンビが最高! 口の悪いおじいちゃんのロードムービーってな感じで、ハラハラするとこも笑えるとこもちょっぴり泣けるとこも盛り込んであって、アタシはほんとにたっぷり楽しみました。 これこそアメリカお得意のエンターテイメントね。 なにげにアメリカが抱える政治的な問題(ゲイの権利とか、失業とか、移民問題とか…)も扱ってたり、いろいろ伏線もはってあったり、ストーリー的にもよくできてるし、キャストも豪華だし、言うことないわ。 あー、ほんとおじいちゃん達かわいかったわー。
[地上波(字幕)] 9点(2004-03-02 19:47:08)
3.  八月のクリスマス(1998) 《ネタバレ》 
この映画、アタシのハートにストライクよー。 ひたすら切ないわ。 映画の最中は大丈夫だったんだけど、エンドロールになって涙がとめどなく流れて…どうかしちゃったのかしらアタシ?って思ったぐらい。 話の筋は確かにベタだと思うのよ。 主人公が不治の病であと数ヶ月の命…なんて今時少女漫画でもありえない設定だわ。 でも…なんていうのかしら、あの控えめな感じの抑えた展開にやられるのよ。 ドアから差し込まれたタリムの手紙になにが書いてあったかも、彼女がジョンウォンの死を最後に知ったのかどうかも、そんなことどうだっていいの。 ハッピーエンドでもなく、だからといって号泣な感じでもなく、曖昧なまま終わる…ちょっと物足りない感じもするかもしれないけど、人生ってそんなもんじゃない? すべてに答えがあるわけじゃないし、見つける必要もないと思うわ。 ってことで、きっとなんでも白黒つけたがる欧米人にはこういうのって理解しにくいんでしょうね。 もちろんどっちがいいってわけではないんだけど。 あと誰かも同じようなこと言ってたけど、この映画はいわゆるラブストーリーではないと思うわ、アタシ。 もちろん彼らは惹かれあってたとは思うけど、それはまだ好意って程度のもので愛ではないと思うの。 その好意が今後どう発展するのか、彼らの関係はまさにこれからってところで彼が死ぬから余計に切ないのよ。 愛してたんなら家族に連絡でもして、なにがなんでも居所をつきとめてるわよ、きっと。 ところで、アタシもこの作品が初の韓国映画なんだけど、韓国って日本とホントよく似てるのね。 縁側でスイカ食べたり、居酒屋で刺身つついたり、スルメを肴に缶ビール飲んだり…この映画のおかげで韓国っていう国が非常に近く感じられるようになったわ。 アジア人特有の心の機微みたいなものも感じられたし。 …長くなっちゃったわ。 興奮すると話が長くなるって、オバチャンみたいでイヤね。 ホホ。
[映画館(字幕)] 9点(2004-01-09 21:59:46)(良:1票)
4.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 
すっごくおもしろかったわ! って言っても結局意味とかなーんにもわかんないんだけど、なんか理屈じゃなくただひたすら惹きつけられたというか。 いいのよ、こういう映画は感性で味わえればわけわかんなくっても。 ただちょっと後半失速気味なのが難点かしらねー。 でもクセのある俳優陣てんこ盛りでほんと豪華!よね。 それにしても…一人の俳優をモチーフにこんな映画ができちゃうってのもスゴイわね。 ジョン・マルコヴィッチの演技の七変化っぷりに構想を得たのかしら?? ま、なんにしろアタシ好みの映画だったわ。
[地上波(字幕)] 8点(2008-08-04 21:44:32)
5.  アウトブレイク
アタシ、この映画見たことあったわ…。 しかも映画館で。 はじめてだと思ってワクワクしながら見たアタシって…ボケてんのかしら?? アタシはモターバ熱より痴呆症に要注意ね。 と冗談はこれくらいにして…公開当時アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大してたせいもあって、妙な緊張感を持って見た覚えがあるわ。 しかもやけにタイムリーだったんで余計に怖かったのよね。 映画としての出来は…アタシはいいと思うわ。 最後までハラハラドキドキしたし、キャストも豪華だし。 後半にかけて、いかにもアメリカンなヒーローものに成り下がったのが気に入らないって人も多いみたいだけど、アタシはそんなに気にならなかったわ。 きっとダスティン・ホフマンがヒーローには程遠い顔立ちなせいね(褒め言葉よ)。 それにしても…ウイルスって本当に怖いわね。 最近はSARSとかあったから、アタシたち一般人にとっても身近な問題になりつつあるし。 でもやっぱり一番怖いのは、そのウイルスを細菌兵器にしようとして、モターバウイルスの原型に有効な血清が出来ていたにもかかわらずその存在を隠して、挙句の果てに爆弾で市民を皆殺しにしようとした軍隊(=人間)よね。 地球上のあらゆる生き物の中で人間が最も危険で有害だってのは…ちょっとへこむわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-11-06 17:34:45)(良:1票)
6.  クリスマスに雪はふるの?
なんて男なの!!!!! サイッテーね!! ほんと憎らしいわ。 こんな男、さっさと見限って夜逃げでもなんでもすればいいのに。 って言いたいところだけど、フランスの田舎ってほんとなんにもないじゃない? 野垂れ死にしても一年ぐらい発見してもらえなそうな、ほんとに淋しいところがいくらでもあるから、おいそれとあの男から離れられないんでしょうね。 しかも母親は孤児だからおそらくしっかりした教育も受けてないだろうし、第一7人の子供を抱えて暮らしていくなんて、女手ひとつでできることじゃないわ。 そこにつけこんで好き放題してるあの男が、それにつけても本っ当に憎たらしいわ。 あんなヤツはどうせロクな死に方しないわよっ! …最後のささやかな奇跡はほんとにステキだったわ。 彼女はきっと一生あの日の雪に感謝するわよね。 …あー、また泣けてきちゃったわ。 愛情あふれるステキなお母さんと7人の子供たちが、これから先もたくましく生き抜いていくことを心から祈るわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-06-12 20:53:29)
7.  訴訟 《ネタバレ》 
とってもよかったわ。 いつでも弱者の味方として正義を守ろうと弁護士として精力的に働く父親(そのため家庭はおろそかになりがち)と、主任弁護士にのし上がろうと空回り気味な娘(母を泣かしてきた父親に反発)。 どっちもアタシの好きなタイプの人間ではないので、最初はどうかなーと思ってたんだけど、ジーン・ハックマンとメアリー・エリザベス・マストラントニオ(長い名前ね)のスバラシイ演技でのめり込みました。 マギーは弁護士としての仕事を通して、父親がこれまでなにに奮闘してきたのかを感じ取り(だからこそ最後に正義を選んだんだと思うの)、ジェドは常に自分と娘との仲介役を果たしてくれていた妻の死によって、はじめて娘との関係を本気で反省する機会を得たんじゃないかしら。 思春期の女の子が父親に対して覚える生理的な嫌悪感とはまた違うこういう反発って、どっちかっていうと父と息子の間に多いような気がするんだけど、マギーみたいに野心あふれる娘だとこれもそう不自然じゃないわね。 ところで、そもそもアメリカって親子が弁護士として法廷で戦うことがありうるの? 公正な裁判の障害になりそうな気がするんだけど…なんだかすごい国ね。 って日本でも可能だったりして。
[地上波(字幕)] 8点(2004-04-18 21:07:17)
8.  Shall we ダンス?(1995) 《ネタバレ》 
おもしろかったわ。 なんだかほのぼのしちゃった。 趣味を持つってステキなことね。 アタシももう少し年をとったら、社交ダンスやってみようかしら? ところで草刈民代を酷評してる人が多いみたいだけど…アタシはけっこうよかったと思うわ。 まあそもそも役者じゃない彼女にアタシが演技力を期待してなかったせいかもしれないけど(なにげに毒吐いてるかしら?)、ずーっと氷のような冷たさだった彼女が、杉山さんたちにダンスを教えるようになってはじめて見せた笑顔にはドキッてしちゃったわ、アタシ。 それにさすがバレリーナ。 指先にいたるまで全身の動きが美しくてたおやかで…バレエと社交ダンスって全然ちがうもののはずなのに、草刈民代が社交ダンスを踊ってるとほんとにコンクールで賞とれそうなのがスゴイと思ったわ。 他の役者さんもそれぞれ個性が出ててステキだったし。 幸せなんだけどなにか足りないような…って日常に空虚感を感じ始めたら、やっぱり社交ダンス!かしら?
[地上波(邦画)] 8点(2004-03-10 20:22:24)(良:2票)
9.  サラフィナ! 《ネタバレ》 
泣いちゃったわ、アタシ。 それも何回も。 悲しくなっちゃうことはわかってたんだけど…それでも見ててつらかったわ。 実際にこんなことがほんのつい最近までこの地球上で起きてたなんて…。 でも結局日本の部落問題もインドのカースト制度もこのアパルトヘイトも、本質はみんな同じなのよね。 人間は弱いから自分より下位な者を見出すことで安心しようとするのよ。 もちろんそれは「人よりも立派になりたい」とか「人よりも賢くなりたい」とか、いい方向に働けばそれは向上心で、人類の発展に大いに必要なものなんだろうけど。 自分たちより下の階層を意図的に作って、それによって優越感を得ようなんて…人って弱いわね。 でも他の人との比較によってではなく、自分の姿だけを見つめて自信を持って誇り高く生きるって、実は相当強くないとできないことなんでしょうね。 アタシは自信ないわ、はっきり言って。 でも、完璧には無理でも努力することはできるし、きっと一人一人の小さな努力がこういう悲劇を退けてくれるのよね。 そう信じないと救いがないし。 アタシも頑張らなきゃだわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-03-06 09:55:16)(良:2票)
10.  ウェディング・バンケット 《ネタバレ》 
とっても切なかったわ。 こんな親子愛の描き方もあるのね。 言ってみればウェイトンは両親を「だます」わけだけど、それは年老いた両親に自分が同性愛者であるという事実をつきつけることによって苦悩を与えたくないがため、息子の結婚を楽しみにしてる両親を喜ばせるため…でも結局それが大切な恋人であるサイモンも、結婚相手のウェイウェイも、そして一番悲しませたくなかった両親までも巻き込んじゃって…。 ウェイトンに罪があるわけじゃないのに、ゲイだってだけでこんなにやるせない悩みを抱えなきゃいけないなんて…ほんと切ないわ。 でもウェイトンのお父さんは立派だったわね。 「息子は一時的に病気なんだ、サイモンが息子をたぶらかしてるんだ」って信じようとする母親に比べて(もちろんこの母親も優しいステキな人なのよ。 アタシはむしろこれが、あの世代の人の普通の反応だと思うの。)、サイモンに「息子をよろしく」って言えるこの父親は本当に立派よね。 心の中でさまざまな葛藤があったはずなのに、息子の幸せを第一に考えてこんなことが言えるって…ほんとにすばらしい親子愛だと思うわ。 とにかくこの映画では、みんなとっても良心的でいい人なのにもかかわらず、同性愛者だってだけでこんなに悩まなきゃいけないってのが、見てる側からしてもつらいわ。 それにしても、結婚できない彼らゲイの人々のほうが、自由に結婚できるストレートの人たちよりも、結婚するということについて真剣に思い悩んでるような気がして…これってなんだか皮肉よね。 なんだかほんとやるせなかったわ。
[地上波(字幕)] 8点(2004-02-05 22:34:47)(良:1票)
11.  パリのレストラン 《ネタバレ》 
切ないけど温かい、とってもいい映画だったわ。 なんか日本人にも感情移入しやすい話よね。 頑固親父ぶりといい、陰で支える妻ぶりといい、papa, je t'aime.という言葉を恥ずかしがって隠す息子といい…そのまま日本に置きかえたって通用するわ。 これがアメリカならDADDY, I LOVE YOU!!なーんて声高に言っちゃって、ちょっと住む世界が違う感じだけど。 出てくるさまざまな登場人物のそれぞれがいろんな欠点を抱えてる、でもいい所もある、要するに普通の人たちなんだけど、そんな彼らのレストランにまつわる普通の思い出。 おそらく彼らは今後会うことも無くなってくるだろうけど、そんな彼らを結んでた大切なレストランがやむなく閉店するってのが、なんか人生の縮図みたいで切ない。 けど、なんか温かい。 なんでだろ? 大切な思い出としていつまでも残るってことをみんな心の奥底でわかってるから? アタシは、すごく仲が良くていつも一緒だったのに、小学校を卒業して次第に連絡を取り合わなくなった友達のことを思い出したわ。 ひさしぶりに連絡とってみようかしら。
[地上波(字幕)] 8点(2003-12-06 21:11:21)(良:1票)
12.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
アラ、案外みんな評価低いのね。 確かに「アメリカのアメリカによるアメリカのための映画!」って感じではあるけど…王道の娯楽作品としてちゃんと成立してるし、ドキドキワクワクも感動もしてアタシは純粋に楽しんだけど? まあ地球のコンピューターウイルスがそのまんまUFOで使えるってのはどうなのかとか、テレパシー使って会話するような宇宙人のUFOが地球の戦闘機と大して変わらない操縦方法なのはナゼ??とかツッコミどころ盛り沢山!ではあるんだけど、たくさんいる登場人物それぞれにそれなりの見せ場を与えて、ちゃんとエンタテインメント作品に仕立て上げてるのはサスガ!っていうか。 ところで冒頭の宇宙船が地球の大都市上空に現れるシーンは、懐かしのアメリカSFドラマ『V』にソックリでちょっと笑っちゃったわ。 いっそダイアナが出てきたら面白かったのに!なーんて。 ホホ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-05-16 12:30:02)
13.  アビス/完全版 《ネタバレ》 
この映画ってこんなにガッツリ宇宙人出てきたっけ?? ずいぶん久々に見たもんで全然覚えてなくって…。 海の底で得体の知れない生物に助けられてハイ終わりみたいな感じじゃなかった? それともあれは『グラン・ブルー』だったかしら?? でも『グラン・ブルー』は確か最後に死ぬんだったわよね!? …ダメだわ、いろいろチャンポンしちゃってる…。 意外にSFとか未知の世界とかが大好きなアタシ、この映画も途中までは大興奮だったんだけど…最後の説教臭さがやっぱりちょっと残念ね。 深海イカ?エイ?みたいな発光体との遭遇にワクワクしたり、憎ったらしいコフィ大尉との対決にハラハラしたり、リンジー蘇生に泣いたり…とせっかくイイ感じで来てたのに…最後にこれだけ単純な反戦メッセージを持ってこられるとねえ…。 そりゃ、戦争には反対だけど…みたいな。 でも映像はすごいし、やっぱりエポックメイキングではあると思うので…7点かな。 それにしてもジェームズ・キャメロンって軍隊が嫌いなのかしらね?? 『アバター』のクオリッチ大佐もひどかったし。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-17 17:44:13)
14.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り 《ネタバレ》 
いやー、綺麗にハッピーエンドでスッキリしたわ。 頑固で偏屈な盲目の退役軍人を演じたアル・パチーノが、ホントに何も見えてないんじゃないの?ってくらいの素晴らしい演技で…アタシはなんとなく『レインマン』のダスティン・ホフマンを思い出しちゃったわ(張り合ってたんじゃ??とか思っちゃうイジワルなアタシ)。 クリス・オドネル演じる、ちょっと気が弱いけど、どこまでも真っ直ぐで健気なチャーリーも良かったわよー。 フランクに銃を渡すよう説得しながら、綺麗な青いお目目から流す大粒の涙がホントに印象的で…。 イマドキ滅多にいないわよね、こんなに純粋な高校生。 タイトルは「女性の香り」だけど、フランクは盲人特有の鋭い嗅覚で、チャーリーが本当の意味で信頼に値する青年だって、最初から嗅ぎつけてたんじゃないかしら??なーんて思っちゃったわ。 ところで…アタシがチャーリーの立場なら、さっさと3人の名前ゲロッちゃうわね。 だってそもそもアイツらが悪いんでしょ? さして親しいお友達って感じでもなかったし…。 とか思っちゃうあたりがアタシも立派に薄汚れた大人ってことよね…反省します。 オホホ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-21 18:50:47)
15.  紅の豚 《ネタバレ》 
ポルコ・ロッソがひたすら渋い!! オトコはやっぱ顔じゃなくて中身よねー。 ダンディズム満載のこういう映画って、ともすると単なるオトコの自己満足に終わっちゃうもんだけど、この映画は主人公がブタさんっていうひねりのおかげか、アタシも最後まで置いてけぼり食らわずにすんだわ。 とは言ってもアタシはやっぱり終始マダム・ジーナ目線で「ホント男っていつまでもガキよねー」みたいな感じだったけど。 でもそのマダム・ジーナも結局ポルコ・ロッソの少年性に惹かれてるんだろうから…男と女は堂堂巡りね。 それにしてもブタさんの声の渋いこと! この映画は森山周一郎のダンディなお声ナシでは考えられないわ。 そしておトキさんの艶やかな歌声! アドリア海の至宝、誰もが惚れる大人のイイ女マダム・ジーナの声をアノ加藤登紀子がやるってのもある意味斬新だけど、しっとりした歌声はさすが! とってもステキだったわー。 …観客に想像の余地を残したラストだけど、元に戻ったブタさんのお顔もアタシはちょっぴり見てみたかったなー。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-08-31 15:23:39)
16.  ミセス・ダウト 《ネタバレ》 
ロビン・ウィリアムス全開でちょっとお腹一杯って感じがしないでもなかったけど、まあ楽しめたし良かったんじゃないかしら。 でもラストはアタシ的にはけっこう意外だったわ。 お互い憎くて別れたわけでもないし、「ダウトファイア夫人」のおかげで二人とも相手の長所を改めて見つめ直すことができたんだから、この際ちゃんとヨリを戻しても良さそうなもんだけど…。 離婚前のダニエルは仕事は続かないわ騒動は起こすわで、ダンナというよりはでっかい長男みたいだったからミランダが匙を投げるのもわからなくはないんだけど、「ダウトファイア夫人」になることでダニエルも成長したと思うのよね、ダンナとして父親として。 だったら問題解決!もう一回やり直せば??ってアタシなんかは思っちゃうんだけど…まあそんなに単純じゃないわよね。 ただ…男性が女装して家政婦として自分の家に入り込んで…っていう言わば絶対にありえない奇想天外ハチャメチャコメディで終盤まできてたのに、ラストで突然現実的になるのはちょっと違和感があるっていうか。 …離婚家庭が当たり前になってる現代のアメリカでは、「両親ともに揃ってる家庭=ハッピー」っていう描写はかえって社会的に受け入れられにくいのかもしれないわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-26 14:19:51)(良:1票)
17.  セブン 《ネタバレ》 
かなりヘヴィだったわ…。 7つの大罪をモチーフにしたこの映画、大食・強欲・怠惰・肉欲・高慢まではまあいいとして、嫉妬はミルズの家庭を羨んだジョン、憤怒は妻トレーシーを殺されて激高したミルズ…ってことは奥さんとお腹の中の赤ちゃんは完全に巻き添えってこと? …サマセットとミルズが犯人ジョンのアパートに乗り込んだあたりから、どうもジョンのミルズに対する深い憎悪が感じられるような気がするのよね。 完璧主義者ジョンは自分の計画を崩されたことにかなりの苛立ちを覚えて、その見せしめとしてミルズに究極の不幸を負わせた? あれだけ綿密な計画を実行してきたジョンだもの、本来はトレーシーのような大罪に関係ない人を殺す気はなかったはず。 7つの大罪に相当する7人を殺して終わる予定だったんじゃないかしら。 それがサマセットらの隠れ家発見によって計画変更を余儀なくされて、怒りの矛先は自分の感情をコントロールできない(=怒らせやすい)新米刑事ミルズに向けられた? 大体ジョンが本気でミルズの家庭を羨んだとは思えないし、後半は7つの大罪をどうにかコンプリートするための筋書き変更って感じだもの。 ってことはやっぱりミルズはジョンを撃つべきじゃなかったのよね。 ああいうタイプの精神異常者にとっては計画を台無しにされることこそが最大の屈辱なはず。 …後味はかなり悪いけど色々考えさせられたし、映画としてはとってもよくできてると思うわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-10 16:05:17)
18.  ベスト・フレンズ・ウェディング 《ネタバレ》 
最低なオンナね!! 他人のパソコンから偽メール送信、元カレを解雇に追いやって結婚を台無しにしてやろう!なんて…完全に犯罪行為でしょ。 ジュリアンは元恋人のマイケルが結婚するって聞いてただ単に勿体なくなっただけ。 大して遊んでなかったオモチャでも他の子供にあげることになった途端に惜しく感じちゃうってのと基本的には同じよ。 それなのに勘違いしちゃって、アノ手コノ手を使って結婚式をブチ壊してやろうとする彼女の姿は痛々しい上にホント最低、完全にアウトよ! でも!!なぜか彼女の気持ちもわからなくもない気がしてきちゃうのは…やっぱりジュリア・ロバーツのコケティッシュな魅力と演技のおかげなんでしょうね。 おちゃらけてる割に妙に達観したトコのあるゲイのジョージも、底抜けに素直で明るいキムも、真面目で優しそうなマイケルもみんないい味出してくれてるから、ともすればイタイ最低オンナの笑えない映画になってしまいそうなお話も後味サワヤカに終われてる気がするわ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-19 17:50:02)
19.  愛という名の疑惑 《ネタバレ》 
久しぶりに見たけどアタシはかなり楽しんだわよ。 その当時はまだラブコメ専門セクシー金髪美女ってイメージだったキム・ベイシンガーが女優開眼か!?ってかなりの衝撃だったのよー。 アタシも面会室でイキナリ喚きはじめるキム姐さんにドキドキしたのを覚えてるわ。 火サスっぽいと評判のストーリーも、アイザックにダンベルの軸を触らせてちゃんと指紋とってたり、灯台までの道でガクンってなるところも終盤につながってたりで、案外よくまとまってると思うんだけど…そこが逆に片平なぎさ臭を醸し出してるのかしら? ただ!精神科医が患者の姉とデキちゃったり、フロイトの夢判断に気づかなかったりってのは…どうなのかしらね? 少なくともアイザックが優秀とはとても思えないわ。 …実は一番精神的にヤバそうなシスコンのダイアナを演じたユマ・サーマンも爬虫類っぽい妖しい眼力でステキだったし、当時39歳のキム姐さんの驚異的な美貌も楽しめたんで…アタシは大満足よ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-05 14:29:55)
20.  グリーン・カード 《ネタバレ》 
かなり前に見たときはそうも思わなかったんだけど、今回再見してみて上品ぶってる割にエゴの塊みたいなブロンティのイヤなオンナっぷりにビックリ! こんなに最低なオンナだったっけ!?みたいな。 でも…そんな堅物オンナが人生を謳歌してるジョージに触発されて少しずつ可愛げのある女性に変わっていく過程がステキ! 温室付マンションのためだけに偽装結婚した植物オンナが最後には「温室なんかどうでもいい!」って言い切っちゃうんだから…フランス男の手練手管はスゴイわねー。なんちゃって。 それにしてもブロンティはフィルなんか選ばなくて良かったわね。 好きで活動してるくせに自分は立派だと勘違いしてるああいうナルシスト系はタチ悪いわよ。 PETAとかシーシェパードとかさ。 話がそれちゃったけど…今度こそブロンティとジョージがうまくいくといいわね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-04 15:51:35)(良:1票)
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