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1.  アンテナ
いやこれ・・・間違いなく加瀬亮の代表作でしょう。これに比べたら「それでも僕はやってない」なんて、加瀬亮の無駄使い、視聴覚教室でみる何の可愛げもない「教材ビデオ」みたいに思えます。少なくともわたしには。これが2003年の作品で、これ以降今に至るまで彼がこれほどまでに全力を発揮し、 全角度に魅力を発光させた作品がない、ということに驚きます。やはり熊切監督しか居ないような気がする。。すごい人だと思う。是非またこんな映画が観たいです。早く!!
[DVD(邦画)] 10点(2011-07-19 22:07:03)
2.  ナイスの森 The First Contact
もう、、超好き!!今までこんなにずっと爆笑しながら観た映画は無い!はじめっから終わりまでめっちゃわろた。ああ~腹いたい。。。 これを観ておそらく多くの人が思い出すのはやっぱり「ごっつええ感じ」だと思います。クリーチャーの質感とかその発想の飛び方も、すんごい「ごっつ」のかんじなんやけど、でも、松本人志はこれほど面白い映画作らへんかってんなあ。。。ということを、しみじみと考えてしまいました。監督と同世代なんで、絶対ごっつの影響はめっちゃ受けてるやろなとは思いますが、でも元祖である松ちゃんにこれほどの完成度に仕上げる力量とセンスは、どうやらないみたい。。。と、今のところ観て思う。もしかして、この映画みて、おんなじようなん作られへんな、って思ったんだろうか。コメディアンと、映画監督の違い。それはなんだろうかと、すごく興味が出てきました。 あ、後、加瀬亮ファンの人は観ておいた方が、いいです(笑)もっと好きになるはず。 多分(笑) しかし、、なんで今まで観なかったんやろう。。。知らなかった時間が悔しい!!でも今出会えてほんとに嬉しい。自分も物作ってる人間の端くれとして、こんなに自由にやってええんやぁ~ってマジで救われたというか、楽になったというか、面白いもん遠慮なく作ったるで!ってやる気出るくらい、凄く励まされました。 この映画気に入った人は、「100人否定しても、ワシが1000人分好きになったる!!」って思うくらい愛してしまう映画だと思います。きっと。
[DVD(邦画)] 10点(2010-07-16 03:33:35)
3.  その男、凶暴につき 《ネタバレ》 
公開時、なんとなく一人で観に行って、次の日友達を連れてもう一度観に行った。誘い文句は「なんせびっくりするから観て!!」の一言だった。それから数え切れないくらいビデオで観た。その度に、毎回ゼロのようにびっくりする。 たけしの映画はそのバランスの悪さ(やたら自分の絵が出てくるとか、やたら殴ったり撃ったり、突然メルヘンだったりそれが異常に長かったり急にバカだったり)に魅力があるとわたしは思っていて。 この映画の中で、一番印象に残ったシーンは…決めにくいけど、トイレでチンピラを殴るところ。「知らねえよ」バチッ!「知らねえよ」バチッ!「知らねえよ」バチッ!…4回目超えるころ、気付けばわたしは目をどんどん見開き、鼓動もどんどん早まった。サディスティックなところを呼び覚まされたのか?ではなく、やっぱりびっくりしたのだ。「三発くらいで終わるだろう」と思っていた自分の中で知らず固まっていた「お約束タイミング」の錠前がぶっ飛び、バーン!!と大きな扉が開いたのが見えた。それはラスト前清弘が子分を撃ち殺す時も、まさに飛び上がるほどの衝撃で繰り返される。暴力の場面でなくとも、殺し屋が車の中で呑気に落語を聞いていることさえ同じ種類の衝撃を受ける。 ただ、いつ見てもゼロのように新しいのだけど、長年を経て変化はあり、三十過ぎてみた時にはこの映画のたけしのことを、もの凄く美しい、と思う自分がいて。初めて観た時はたけしはおじさんだと思ったんだけど(笑。おじさんのたけししか知らない人は是非観て欲しいです。精悍で、色気あふれ、凄まじく怖いたけしが真空パックされているから。
[映画館(邦画)] 10点(2009-04-05 18:38:14)(良:3票)
4.  汚れた血
最初、ドニをみて「なんて変なカオなんだ?この子が主人公なのか・・うーむ」と思ったのですが、だんだん彼に釘付けになる自分がそこに。なんて魅力的な人なんだろう。気付いたら恋してました。自他共に認めるひどい面食いを治してくれたのは彼です(笑 あれ?もっとシリアスなコメントするはずだったのに。いや、そんくらい魅力的な主人公であり映画です。自分としては文句のつけようがありません。初めてビデオ買った映画です。----ベタや(笑 好きすぎると気取った事がいえないものだと今知りました。あと、ここで唯一10点付けさせていただいた映画です。----もうイイって。。失礼いたしました。
10点(2003-07-08 20:00:02)
5.  ミーン・ストリート 《ネタバレ》 
チャーリーの予め持っている罪の意識というもの、その理由の説明はなくとも、その感覚は理解できる。 友達のジョニー・ボーイのことを愛しているのは偽らざる気持ちではあるけど、 その中には多分に、自分の贖罪意識が含まれごっちゃになり、そのために常に彼は苦しい。 監督の解説にもあるように、ジョニーはあるとき、それに気づき、 彼もチャーリーが大切な友人であるとはわかりつつ、彼の優しさと自分勝手さに苦しみ、 すべてを破壊したくなる。 「よう、お前はこれでも俺を許すのか?」そう言わんばかりにジョニーは破滅に向かってひた走る。 発作を起こした恋人を置いて、彼はジョニーを追う。捕まえて押さえようもない怒りとその衝動のままに 扉に激しく身体を打ち付け、怒鳴りまくり、そしてほどなく我にかえると、悪かった、痛かっただろう、と謝り ジョニーを気遣う。激しい愛憎。そのどうしようも無さに胸を突かれ、気づくと涙が流れていた。 最後にチャーリーは、自分の守るべき人、二人を乗せて車を走らせる。 その車の中は今そのまま彼の世界の全てであって、そこからどこへ行こうかということなど 実はどうでも良かったんではなかったか。 先が見えないという不安よりも、逃げているという焦燥や恐怖よりも、 確かな幸せを初めて感じていたのではないだろうか。 銃弾が打ち込まれるまでの束の間、守っている人に実は守られていたのだ、ということに気づけただろうか。 そうであれば良いのに、と心から願った。
[DVD(字幕)] 9点(2010-05-22 16:33:21)(良:1票)
6.  バベル
一度みてすぐにもう一度観ました。二回とも泣きました。この映画の云いたいことをまとめようと、途中まで考えてたんだけど、やめました。私はこの映画から確かに何かを受け取ったし、だからあとは、黙ってそれを抱きしめればいいのだ。そう思いました。最後に流れる教授の音楽は、やっぱり素晴らしい。ここまで魂の奥深く浸透する音楽作る人は、そうそういないと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-03 13:27:09)(良:1票)
7.  グーグーだって猫である 《ネタバレ》 
この映画を借りてきて、返すまでに3回観ました。 猫を飼っている独身自宅仕事の女という共通点もあるわたしですが、キョンキョンは、その孤独ももの凄く体現していました。彼女の出た映画では、これが一番好きです。 難をいうなら、浮気相手を追っかけるシーン、病院での応援シーンはちょっとなあ。。。(森三中苦手やし…^^;)というところで。後は全部大好きです。 夢の中でサバと会って話をするところは、何度観てもその度に泣きます。私も今は居ないあの猫と、こんな風に話をしたい、もう一度会って抱きしめたい!と思うのもあるけど、サバ役の子が素晴らしい!!・・・と思ったら、「セクシーボイス&ロボット」のニコ(大後寿々花)だったんですね!さすがだ。。。すごい可愛くなっててわからなかった^^; ちなみに、大島弓子も大好きでほとんど読んでいるんだけども、この映画が彼女の漫画の何かを損なっているとは、まったく思いませんでした。 この映画大好き!という人おそらくたくさん居るはずなので、もっと色んな人に観てもらえるといいなあ、と願って止みません。 40を過ぎたからこそほんのり過ぎる恋愛、というのもすごくわかる!ほんとに、素敵ないろいろな気持ちをくれてありがとう!と云いたいです。
[DVD(邦画)] 9点(2009-07-19 20:10:36)
8.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
ほとんど泣いていた。戦闘の場面は特に、悲しいというより何より、「悔しい!!」という思いでいっぱいになってしまい。悔しい悔しい!!と心で叫びながら拳で自分の足を何度も叩きながら泣いた。惨すぎるアメリカに対して、巨大な喪失に対して。感情移入ができるかどうかなんて、同じ日本人が後にそんな発想をするようになるとは、あの方たちには想像だに出来ないことだっただろう。これは、間違いなく、自分たちのおじいさん、曾おじいさんたちの話です。彼らにもうひとつの労いも感謝も伝えられないなら、せめてそれを踏まえて、この映画に向かうべきだと思います。そして果たしてどう思うかで、彼らの守った未来に、自分がしっかり生きているのかどうか、わかるんではないでしょうか。それと向き合うことはおそらく(私がそうであるように)とても辛いことだけども、その辛さを背負うことは、今より少しはマシになるために必要な傷なのではないか、と感じます。わたしのおじいさんも含め、戦争に行ってくれた全ての人が、例え生きて帰られていたとしても、日本の将来のために一度は命を失う覚悟をしたという点に於いて、その彼らの想像した将来に確実に含まれていた子孫の一人として、尊敬と感謝をしないわけにはいられない。そういう気持ちになりました。この映画にも、感謝を捧げます。 最後に一つ。残酷なまでの戦闘の描写についてですが、わたしはこれでよいと思いました。良い、というのは、「ああ、本当に一人一人が、死んでいったんだな」と思えたからです。もの凄く辛かったけど、それがおそらく意図したところだと思うのです。  
[DVD(邦画)] 9点(2008-11-09 22:18:40)
9.  蛇にピアス 《ネタバレ》 
わたしは、三ヶ月くらい前、この原作を読んで、結構、いや凄く、怒ってました。「ええ~?!なんでこれが芥川賞なん???」全然良さがわからなかった。薄い、なんの手応えもない、この作品には重要な痛みも、わたしには伝わってこなかった。「もっと汚れてる、痛くて繊細な小説ってあるやん?村上龍とかさあ」云々。それが。極めて原作に忠実なこの映画を観終わって最後CHARAの歌声を聴きつつ涙を流すことになろうとは、全く想像も出来なかった。こんなに、小説を映画化するということの意味が、わかったことはかつてない。血肉を与えられた物語は、とても豊かにこの世界で生きて呼吸をしていて、あんなに理解できなかった、出会ってすぐに暮らし始めたということも、アマが死んでシバと暮らし始めたことも、なんなく受け入れていた。それは、「一人一人にもの凄く魅力があったから」という、とてもシンプルな、まっとうな、理由からだった。あの3人は、どんなことをしても魂が汚れないということがありえるのだ、ということを教えてくれる。今、再び原作を読んで、同じようにその魅力を読みとれるかどうか、わからない。でもこの解釈はもの凄く正しいのだ、と今やわたしは確信していて、こんな映画を創ってくれた蜷川監督のことを、失礼ながら「なんちゅう凄いおっさんや?!」と思わずにはいられない。なんだか思いがけず、こういう映画に出逢ったことが、とても、とても今、嬉しい。夜明け前から巨大な「蛇」のような電車が休み無くうねり続けるこの異常な都会の日常を、今より少し愛せるような気がしたのです。本当に。
[映画館(邦画)] 9点(2008-10-25 01:28:58)(良:1票)
10.  実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
えらいものをみてしもた。 直後はそれでいっぱい。確実に今までみた中で一番恐ろしい映画となった。 観て三日は、突然目の前に永田洋子が現れて、あの目で、わたしを石のように固定し、 「○○さん。あなたは、あの時○○したわね。あなたは、それを、どう総括するの?」と、ゆっくりと刺すように、問う。そのイメージに苛まれた。 実際は、長身のわたしよりはるかに小柄だと思われる彼女の、巨大な威圧感。 「自己批判しなさいよ!」問いつめられ問いつめられ否定され否定され、自分というものの意味をとことん剥がされて、 恐怖に視界の狭まったわたしは、あの場で一体どう言うだろう?わたしに一体、何ができるだろう?そう真剣に想像することは、息が詰まるほど恐ろしい。恐ろしいがきっと「何か」にはなる。一度は観て欲しい。そしてリアルに想像して欲しい。 しばらくは(きっと何年か)観る自信はないけれど、たとえ二度と観なくても、あの叫び声は、一生忘れないと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2008-05-27 12:26:56)
11.  デッドマン(1995)
実際ビデオ借りてからちゃんと観終わるまで3回挑戦しました。つまりどうしても眠らずにはいられなかった(笑 しかし明日は返却というその日、体調万全でみたところがびっくり!ヤラれました。自分のユメそのまんまの世界がそこに。「ああ、そこはわたしも歩いた事あるよ!」どうりで眠たくなったはずだわ。----ああ。。上手く言えない。なんつーかもうたまらなく好き。そんだけです。
9点(2003-07-08 19:41:18)
12.  青い春
冒頭の『赤毛のケリ-』、『先生、咲かない花もあるんじゃないですか』。例えそれが桜の樹に群がる毛虫であっても『欲しいものが分っているヤツは怖い』。屋上で手を叩く青木を見つけ、はじめて思わず我を忘れ走り出す九条。開く赤いチューリップ。残された黒い黒い絵。そして何よりそこに流れる『ドロップ』の、直接心臓に素手で触れられるような感触。こんな歌初めて聴いたし、こんな映画ちょっと無い。
9点(2003-04-29 16:31:46)
13.  Dolls ドールズ(2002)
やっぱり激しく好き嫌い分かれていますね。ただ繋がって歩く、他には何も無い。真っ赤な秋の場面で、ふいに泣いてしまいました。 おそらくそういうシンプルなことを無意識に求めている人はスッと入っていける(少なくとも自分はそう、だと強烈に気付かされてしまった)。他の方に突っ込まれているような、そんな隙(スキ)とかクサさとかいう北野映画特有の粗さを、そういう鮮やかな絵の具のひと刷毛で塗りつぶせるかどうか、そこが分かれ目かも知れません。
9点(2003-04-28 02:24:44)
14.  ミステリー・トレイン
大好きな映画。夏になると観たくなる。夏の蒼い夜に響く汽笛の音がなぜか懐かしくて、もう何度観たかわからない。。強烈なメッセージはないですが、「人間って可愛いなあ・・・」といつも思ってしまう。ジム兄貴、最高っす。
9点(2003-04-28 00:59:42)
15.  ボウリング・フォー・コロンバイン
予想以上。だけどセンスとテンポ良すぎてお年寄りとか全く問題意識を持って無いタイプの人にはちょっと大変かも。 しかしインタビュー後半チャールトン・ヘストンの頭の中には絶対大好きな銃が浮かんでたと思う(笑 少なくとも急いで引っ込んだ後、弾を込めに行ってる。 と想像できるほど、彼の「怯え」がありありと伝わってきて、それこそがアメリカの抱える怯えの正体なんだと感じました。写真を置いてきたのは多分ーそうしなくてはいられなかたからだと理解しました。わたしでも多分そうしたと思うから・・・。あと、日本は侵略戦争も中国人虐殺もしていないので、そこが少なからず残念だったのでそれで減点・・・(もっと勉強してね!)。この映画の意義を鑑みると・・・9点、かな。思考停止解除のきっかけになるだろうってことの評価です。
9点(2003-04-26 17:04:04)
16.  パラノイドパーク 《ネタバレ》 
アレックスは、故意ではないけど人を殺して、結局この映画の中では最後まで裁かれたりはしません。 だけど、既にしてもともと普通の子である彼は「あのこと」以外は無感覚、という「地獄」の中にいます。 そのことがもう、何よりも勝る罰である、ということが、ふいに彼だけが夜の暗闇にいるように黒くなったり、時間がゆっくりになったり、見えてても見えないほどに人に焦点が合わなくなったり、初体験ですら無感動であったりするシーンによって、余すところなく表現されていました。 彼は相変わらずまだ何も損なわれていないように美しく若い。まわりの友達も、野原も相変わらず、スケボーも格好良く気持ちよく世界は美しい。でもどうやっても消えない、罰せられないことによる無感覚の地獄は、手紙を焼いて、まだもう少し長引くかもしれない。だけど、そう長くはないだろうことはわかる。「あのこと」以外に唯一、彼の具体的に感じ取れる現実として、確実に自分を疑っている刑事の存在がそれを予感させているから。こういう美しくて苦しくて「クールな」映画こそが、「大事なこと」を若い人に訴える力が本当にあるのかもしれない、と思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2009-08-02 18:34:32)(良:2票)
17.  ユメ十夜 《ネタバレ》 
只今絶賛松ケンブーム中なので(個人的に)観てみました。 漱石の原作を読むべきが否か迷った結果、鑑賞する前に松ケンの「第十夜」だけ読みました。 この映画に於いて、十話の中で好きなのは、小泉今日子の声と佇まいが良い第一夜。和尚がすごい第二夜。全体の雰囲気が統一されかなり原始的に恐ろしい第三夜。荒唐無稽なようでかなり筋が通って共感すらできる第五夜。思い切り当世風なのが逆に後にはもっとも時代を感じさせることになろうと予想されるがノリと芸術性で押し切った第六夜。「ごっつええ感じ」を思い出さずにはいられない第八夜。他の方も書いておられますが、緒川たまきの魅力が120パー溢れる第九夜です。 そして鑑賞の翌日の今日、早速図書館に再び走りこの話をすべて読みました。 どう思ったかと言えば、「…漱石って、凄ぇ!!」改めてこの日本屈指、明治の大作家に心酔しました。皆さんもどうぞ機会があったら読んでみてください。すると、「第八夜」には、あまりに遠すぎて「よくもまあ…」と呆れつつまた笑ってしまい(笑 誰もがハチャメチャだと感じるであろう松ケン主演の「第十夜」は、この中では意外やかなり原作に忠実な方 。 でも、原作の方がずっと笑います。漱石で笑うか?と思う人は是非! というわけで色々と深い楽しみをたくさんくれたので、この点数に致します。
[DVD(邦画)] 8点(2008-10-03 02:45:41)
18.  アカルイミライ 《ネタバレ》 
面会に来た父親の「いやただ顔が見たくなったんだ」のところで涙がでる。その前の、息子が大罪を犯したことに対する動揺ぶりも、こちらの胸が痛むほど。おそらく父親らしいことはして来なかったのだろう。たった一人の肉親であるかのように、息子に向かい合う。鉄条網越しに、初めて。それはどれだけギリギリのことだったろう。 どうしようもない人というのはいて、どうしようもない時というのもあって、どこかで赦されないと、誰か一人でも赦してくれないと、その人はもう、壊れるしかないのだと思う。 若いころの藤竜也は、この映画の二人の若い役者よりも勝る色気のある、素敵な俳優だった。でもここでは、かっこつけも何も捨て去って、空虚さをまといつつもそれと戦い現実を確かに生きる、口調のやさしい、おじさんになっています。自分もいい年になったからか、年をとるということはどういうことかを日々考えているためか、気づけば父親のことばかりみていました。 実は松ケンみたかったんだけど…(笑 最後、あのどうしようもない高校生たちが、歩いているうちにだんだんまっすぐ前をみて、しっかり歩くようになっていったのは、「お父さん、大丈夫だよ」と云っているのかもしれない。と思いました。
[DVD(邦画)] 8点(2008-09-25 14:36:02)
19.  青い車
なにも派手じゃない、何も凄くない。ように見えるのに、すごい。 ミリ単位の表情の動き、声。役者の力というものを知る映画だと、思いました。
[DVD(邦画)] 8点(2008-09-24 16:16:13)
20.  デトロイト・メタル・シティ
「人のセックスを笑うな」で松山ケンイチにはまり、はじめて映画館で観た彼の映画がこれ(笑 原作はほぼ知らないわたしですが、かなりキャッキャと笑いました。でもそれは「松ケンどんだけ!?」という笑いだったような。いやそれでいいのかも。だって松ケンのクラウザーさんであり、根岸くんだもの。 彼をみていると、何やっても同じという役者さんって…と思ってしまう。でもそれはそれで価値なのかな。それで良しとされるのも芸なのか。彼の方が特異なのか。これからもその特異性で、もっとびっくりさせて、好きにさせて欲しいです。 ああ、わたしの好きなシーンは、弟に「裏の畑にくるのだ!」って電話した後の説教の展開です(笑  わたしもべ~べ~して欲しい!(笑  
[映画館(邦画)] 8点(2008-09-22 00:24:53)
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