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181.  鳥(1963)
平凡な日常の中に潜む、想像もつかないような変化が起きた時、我々は怪物に出会った以上に恐怖感を抱く。数あるヒッチコックの作品群の中でも唯一SF的な作品で、「サイコ」とはまた違った意味で後続の作品に多大な影響を与えた(S・スピルバーグの「ジョーズ」の原点とも言われている)彼の代表作といえる。当時の撮影技術から、いかにもヒッチコックらしいマジックで最大限の効果を上げている。ただ、なぜ急に鳥が人間に襲いかかるようになったかを語られることなく、謎めいた部分を残したままのエンディングは、彼らしくないかも知れない・・。
9点(2001-03-02 01:03:04)
182.  ひとりぼっちの青春
金もなく仕事もなく、ただ映画の仕事に携わることにかすかな夢を抱いてやって来た男女が、不況という絶望感の中から生まれたグロテスクで狂気じみた、マラソン・ダンスというダンスの耐久レース・ゲームに挑戦する。その中で、ハリウッド入りの夢もなくし、自殺願望にさいなまれる女と、彼女をなんとか立ち直らせようとする男。しかしその男にも未来に希望がなく賞金すら貰えなかった。やがて虚しいゲームのあとついに女の自殺に手を貸し、自らも死刑になる。映画は彼ら以外にも同じような境遇の男女の人間模様が冷徹に描かれていき、観ていて苦しくなるほど身につまされる。かつてこれほど絶望的で救いようのない悲しいドラマをほかに知らない。
9点(2001-02-26 00:04:48)
183.  回路
部屋に一人閉じこもって、まるで生活のすべてであるかの様にインターネットに没頭する若者たち。映画は、生きていながら死んでいるような、そんな彼らに対する批判あるいは皮肉を描いているともとれる。だから「繋がっているようで、繋がっていない」というセリフが妙に真実味を帯びてくるのである。どこまでが日常で、どこからが非日常とかいった境界が、ここには見当たらない。だからすべてが現実であり、すべてが夢のようでもある。終盤、上空を飛行機が炎を上げて突如出現し、やがて落下して爆発炎上を起こす。この予想外のスペクタクル・シーンは、数々の幽霊の描写(これがかなりリアルで怖い!)ともども、いつか見た夢の中に出てきたシーンと錯覚をおこす程、我々に不思議な感覚をもたらす。
9点(2001-02-25 00:03:46)
184.  テルマ&ルイーズ
限りなく犯罪に近い反社会的行為を重ねながら逃避行を続ける二人のヒロインが、自らの運命を自らの手で操ることによってのみ得られる快感を味わっていく事により、まるで周囲の風景が変わっていくように彼女たち自身も変貌していく。そしてやがてこれこそが私たちの本当の人生だと実感する。その何かが吹っ切れた二人の顔のなんと素敵なことか。悲惨な結末であるのにも拘わらずむしろ何か爽やかな余韻すら残す。リドリー・スコット監督としてはむしろ異色作といってもいいが、個人的には彼の作品群の中で最も好きな作品として挙げられる。
9点(2001-02-24 22:43:55)
185.  異人たちとの夏
若くして死に別れた両親との再会。ある日それは何の前ぶれもなく、ごく自然に訪れる。たとえ幽霊であっても、束の間、優しい父と母に出逢えて昔に帰れるとすれば、こんなに嬉しくて元気の出ることはないだろう。この作品はかつてこの世を去っていった者たちへの、思慕と尊敬とを一種のファンタジーとして描き、我々の心を癒してくれる。すき焼鍋を囲み、主人公を励ましながらやがて消えていく両親との、刹那的な再会と別れのシーンには万感迫る思いでした。
9点(2001-02-18 23:47:52)
186.  シコふんじゃった。
寄せ集めによる大学相撲部の弱小チームが勝ち進むというだけの、平凡きわまりない単純な内容のドラマが、驚くべき豊かさをもって展開される。この群像ドラマに登場する様々なキャラクターの、眩いばかりの魅力が全てと言ってもいいような作品で、そのストーリー展開もさらに見事であり、実に元気づけられたものである。劇中挿入曲“♪悲しくてやりきれない”も何故かマッチしていて、まさに“胸にしみる”。
9点(2001-02-15 15:02:12)
187.  007/サンダーボール作戦
シリーズ中でも屈指の制作費とそれに見合うスケール感を伴なった本作は、オープニングのド派手なアクションからクライマックスの海中での一大バトル、そしてラストの高速艇でのアクションに至るまで、T・ヤング監督のサービス精神には脱帽するしかない。当時、「風と共に去りぬ」に次いで、第二位の興行成績を記録したのも頷ける。「ゴールド・フィンガー」と同様に、音楽、特に音響効果というものが、いかに重要なものであるかという事を感じたのも、まさにこの頃からである。
9点(2001-02-04 14:56:08)
188.  007/ゴールドフィンガー
007の人気が一気に爆発し、一大ブームのきっかけともなった作品。女性が全身に金粉を塗られて殺害されるというアイデアが新鮮で、またシリーズ中、もっともエロティシズムが色濃くでた作品としても、当時としてはセンセーショナルな話題を集めた作品でもある。オープニングのバスタブに温熱機を投げ入れて感電死させるシーン(クライマックスのオッド・ジョブとの対決の暗示ともなっている)は、当時のTVコマーシャル(薬品)のタイトルバックにもなったほどの名場面の一つとなっている。スイスでのロケーションの美しさや、ゆったりとした映画の流れと、テンポ良く描かれていくシーンとが巧く纏め上げられていて、今観ても懐かしいというよりは、むしろ新鮮さすら感じる。
9点(2001-01-28 00:17:24)
189.  八月の鯨
ストーリーには起伏にとんだ展開があるわけではなく、ごくありふれた日常を淡々と描いているすぎないのに、全編に綴られる老いと生の心地よい緊張感が人の心を捉えて離さない。老いていく人間と変わらぬ美しい自然の風景との対比を詩情豊かに描き出す。それでも肉体が衰えてもなお限界まで自分の力で、そして自分の家で生き抜こうとする老人の生き様は、人間の尊厳というものを、静かだが鮮烈に主張している。老いて目が不自由なためのイライラで、なにかとトゲトゲしい姉役のベティ・デイビスと、献身的に尽くす妹役のリリアン・ギッシュという往年の名優の共演がこの作品の命でもある。珠玉の名作とはこういった作品を言うのだろう。
9点(2001-01-21 18:37:09)(良:1票)
190.  13デイズ
あんまり話題になっていないようだけど、この正月映画では一番の作品。“キューバ危機”云々というよりも、サスペンス映画として良く出来ていて、「追いつめられて」のR・ドナルドソン監督の本領発揮というところ。最近、影が薄かったK・コスナーも、こういった作品が彼の資質にあっているのか、水を得た魚のようで息を吹き返したようだ。
9点(2001-01-21 16:52:33)
191.  天国までの百マイル
経営していた会社が倒産。妻子と別れ、兄弟やかつての仕事仲間にも疎んじられて、人生に絶望を感じていた主人公が、重病の母親を遠く離れた病院へ運ぶ途中に触れ合う人々の温かさに、全てを失い荒んだ心をやがて取り戻していく。意味の無いセリフや思わせぶりなシーンといったものが全くないと言ってもいいほど、すべてのシーンが輝いている。とりわけ、主人公に無償の愛を注ぐマリ役の大竹しのぶは素晴らしいの一言に尽きる。終盤の時任三郎との電話のシーンには、二人以上に観客のほうが泣かされる。癒されたい人(特に男性)には超オススメ!
9点(2001-01-21 16:41:00)
192.  ジョニーは戦場へ行った
ドルトン・トランボは戦争という非人間的な(本能に基づいたという意味では人間的な)ものが産みだした一人の人間の不幸を描くことを通し、生命の尊厳というものを悲痛な思いを込めて訴えてくる。このなんとも暗く哀しく絶望的な物語を映画化した、トランボの執念と勇気に拍手を送りたい。
9点(2000-12-17 23:36:25)
193.  ライトスタッフ
“宇宙フロンティアに飛び出していった現代のカウボーイ”というのが物語の核。映画はその宇宙飛行士たちの俗っぽさや人間臭さを、ときには個人の誇りを守ろうとする男たちの友情もからめて、丹念にユーモラスに描かれていく。サム・シェパードが墓地上空の弔意飛行を示すジェット機を、眩しそうに見上げるシーンが印象的。
9点(2000-12-17 17:37:24)
194.  ミッドナイト・ラン
デ・ニーロの作品の中では彼の放つアクの強さが(よい意味で)最も希薄であることと、C・グローディンの好演とが上手くマッチングして本作を一層爽やかな印象にしている。やはりこれは才人M・ブレスト監督作品のもつ“天性の明るさ”のイメージがモノを言ったようだ。
9点(2000-11-26 23:59:53)
195.  スケアクロウ
アメリカ特有のヒッチハイクという旅(=差迫った身の振り方、貧困、冒険などを連想させる)、それは何事にも拘束されない、そして同時に孤独な・・・。その二人が出逢ったのだという強烈な印象が、オープニングのシーンを秀逸なものにしている。人間というものは一人では生きていけない。誰かに少なからず影響を受けて生きていくものだし、時には人間的に成長をみるという事もあるだろう。その象徴がバーのシーンで、普段なら喧嘩するところを即興のストリップの真似事を演じる、マックスの変貌ぶりが明らかにライオンの感化であり、言わば“スケアクロウ”としての自分を自覚し始めたわけで、又、ラストのほうの病院でのシーンでは、錯乱したライオンに改めて強い絆で結び付けられている自分を発見するのである。結局本作は、現代社会の我々の無力さからみて、自嘲に陥らずに自分たちの営みを見つめる事は難しい。かといって人間は自分を否定することもできないから、川の流れのように落ち着くところへ落ち着くというのが妥当なのだろうと、語りかけているように思う。
9点(2000-11-26 17:07:33)(良:2票)
196.  デリンジャー(1973)
1930年代のアメリカにその名を轟かせたギャングと、彼と闘うことに生命をかけるFBI捜査官の物語。映画はその仲間を含めた彼らふたりの、エレガントでファッショナブルなセンスをそこはかとなく漂わせながら、血みどろの殺しあいのアクション(そのバイオレンス・シーンの凄まじさ!)を展開させて、男の持つ孤独と哀愁を見事に謳い上げている。そしてデリンジャーの帰郷シーンや田舎でのフォークダンス・シーン、あるいは農家に匿われた仲間の一人が別れるシーンなどにリリシズムが溢れている。この作品で、J・ミリウスは明らかにJ・フォード、S・ペキンパー、そしてクロサワの影響を見てとれる。ギターの旋律も実に切なく印象的だ。
9点(2000-11-26 16:07:45)
197.  こうのとり、たちずさんで
幾つかの美しい印象的なシーンが多い中で、とりわけ河を挟んだ結婚式が感動的なのは、彼らの目を通してワンカットで見せきる、国境というものの無意味さ虚しさを、見事なまでに表現しているからに他ならない。それはまさに、こうのとりに託された国境の消滅への願いである。作品の意味深い内容とその映像の厚みに圧倒されてしまう。
9点(2000-11-26 15:34:04)
198.  フレンチ・コネクション
W・フリードキン監督はポリス・アクションの基本ともなる、それぞれの異なった追跡劇を巧みに描き分けてみせる。地下鉄構内での尾行は常套ではあるけれど、スリリングでしっかりとしたタッチで、又、高架下を高速で追っかけるカーチェイスは、ひたすらダイナミックにと言うふうにである。さすがに興味深いシーンの多い作品で、中でも、尾行中の容疑者が高級フランス料理店で暖かくゆったりと食事をしている間、見張りの刑事たちが凍てついた戸外で足踏みしながら、紙コップのコーヒーをまずそうにすするという、いかにも生々しい程のそれぞれの立場や、さらに人生の一断面をも描いていて秀逸。ショットガンをぶっ放すカッコ良さで売り出した、相棒役のロイ・シャイダーの存在感ある演技も忘れてはいけない。
9点(2000-11-19 00:29:12)
199.  グロリア(1980)
生活臭がなく根無し草のような自由奔放に生きてきた中年女性グロリア(彼女はギャングのボスの元情婦)が、ひょんな事でギャングから命を狙われるプエルトリコ系の子供を守るはめになり、ニューヨークで逃避行を続ける。本来子供嫌いの女と、人を信用するなと教えられてきた子供(怯えて、彼女にまとわりつく姿がいじらしく切ない)は、当初互いに反目しあっているが、やがて彼女に母性本能が芽生えていく。「母親になりたい」という、彼女が初めて知ったもう一つの生き方。その志を拒む者を、彼女は先手必勝で躊躇することなく、次々と正確に撃ち倒していく。たびたび描写されるタクシーを呼び止める姿なども含め、とにかくグロリアの男まさりで惚れ惚れするようなカッコ良さは他に類を見ない。哀愁をおびた旋律のテーマ曲も、この作品をさらに引き立てている。(近年のリメイク版は似て非なるもの)
9点(2000-11-16 14:07:28)
200.  プリティ・リーグ
第二次大戦中、男たちが戦場に駆出されたその穴埋め的に、アメリカに実在した粋のいい女子プロ野球チームのお話。トム・ハンクスが少し低迷していた頃の作品だが、これ以降彼自身大ブレイクしたことでも記憶に残る作品。回想シーンから物語は始まり、戦地に行っている男たちの代わりに、アメリカを自分たちの手で守るかのように、威勢が良くて元気な彼女たち(とくにジーナ・ディビスがカッコイイ!)の活躍とさまざまなエピソードのあと、やがて画面は現在に戻る。そして数十年ぶりにかつてのチームメイトが再会する場面で、J・ディビスを始めとして、ここではそれぞれの登場人物が年齢を重ねた女優さんの“ソックリさん”が登場して演じているのには正直驚かされるが、それぞれの人生を経てきた彼女たちには、思わず熱いものがこみ上げてくる。
9点(2000-11-12 23:39:55)(良:1票)
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