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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 344
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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181.  ザッツ・エンタテインメントPART2 《ネタバレ》 
第二作目は「MGM」という会社の功績にスポットを当てた構成になっているのでアステア&ケリーのダンスを挟みつつも、なんとなく散漫になっちゃったかな、という気がしないでもない。(スペンサー・トレイシーやキャサリン・ヘップバーン「アダム氏とマダム」マルクス兄弟「オペラは踊る」まで使われているもんな)それでも使用されているミュージカル・シーンは目を見張り特に「I Like Myself」(「いつも上天気」ジャン・レノ=レオンが見てたあの映画。DVD化切に希望)」などはアクロバティックなケリーのダンスの集大成である気がする。(だから「ブリガトーン」のダンスはなんとなくアステアと比べてしまい、物足りないんだよなぁ。ま向き不向きの問題なんだけど)
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-29 23:38:37)
182.  明治侠客伝 三代目襲名 《ネタバレ》 
「加藤泰節」はここでももちろんやっちゃってくれていますが何よりも素晴しいのは藤純子演じる初栄の存在につきる。男の秘めた想いを描き出すだけでなく、女の抑えた情念というのか情熱的な気持ちをうま~く映しているのには本当に感心する。(もちろん「わいはこんな男なんや」という、鶴田浩二も良いのだが。)ラスト、連行される男の足にすがり付いて号泣する姿。そして桃。
[映画館(邦画)] 8点(2006-12-03 02:42:39)
183.  テオレマ 《ネタバレ》 
人が「自己の存在感」を感じる要素、つまり地位や名誉、容姿や金銭の存在というのは地球上に存在する生物の価値観からすれば砂上の楼閣であり、ただ清らかな心=純粋な宗教心のみが人が人として存在できる最大の要素たるものなのだ、とパゾリーニは述べたかったのかなと感じたのですが如何なものでしょう。「コレクター」もそうですが透明感のある青年(しかも性的魅力に溢れた)を演じたテレンス・スタンプはまさにはまり役。レンタルビデオでみる機会が無かったこの映画を見る為だけに私は東京-名古屋間を移動する、というアホな事をしたものだが今ではDVDが発売中。世の中変わったなぁ。
[映画館(字幕)] 8点(2006-11-11 07:16:03)
184.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
カラー、トーキー映画が当たり前の時代になっても白黒のサイレント映画を撮り続けたチャップリン。多分それは自分の魅力を最大限に生かせる表現方法上、当然だった。しかしそのポリシーを棄てた時=それがこの映画。(モダン・タイムスなどから片鱗はあったが)この映画によって「役者チャップリンの輝き」を自らの手で終わりにしてしまったともいえる。でも彼にはそこまでしてまで訴えたいことがあった。それが最大の魅力。(個人的には映画的表現の凄み、という意味で最後の演説よりも地球儀を取る。)
[映画館(字幕)] 8点(2006-09-22 00:01:08)(良:1票)
185.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 
ステラ・スティーブンスはこの映画が撮影された当初、腹を括ってヌードになったにも拘らずそれを汲み取ってくれない、現場ではただ撮影を進めていたペキンパーに対して不満があったそうな。ところが時が経ち改めて映画を見ると「本当に自分のきれいな体に敬意を持ち、スクリーンの上で『聖女』として扱ってくれた」として最大限の感謝を持っているという話を本で読んだ。(アリ・マッグロウ、イセラ・ヴェガと並ぶペキンパー3大聖女と私は名付けたい)この映画を包むのは大いなる「優しさ」と西部劇の持っていた「大らかさ」。だからこそ自動車に引かれて死んでしまう男の最後ですら尊厳さの漂う不思議な映画になったのではないでしょうか。ペキンパー映画の純粋なエッセンス。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-27 11:15:42)(良:2票)
186.  リリー
愛すべき佳品、この言葉に尽きるMGMミュージカル。レスリー・キャロンは「パリのアメリカ人」よりも絶対にこっち。蛇足的なナンバーも無い、時間の短さも好印象。映画会社の皆さま、同じ作品を「~キャンペーン」で飽きるほど繰り返し売るのもいいけどこういった小品にも光を当ててくださいよ。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-11 21:44:15)(良:1票)
187.  瞼の母
改めて再見するにこの映画、錦之助は語り部のようなものでポイントは彼が出会い分かれた4人の「母親の子供にたいする愛情」それに尽きるのではないでしょうか。実の母親に合うまで知り合った女性3人は皆子供に対する愛情を忘れずに残してくれていた、だからこそ実際に対面となった際世間体を気にする様な発言に終始する母親に対して絶望的になった忠太郎。そして彼を付けねらう者に対し「手前ら親は、子供はいるか」と言って母親への想いを無理に断ち切るように刃を奮います。実母が改心する流れには多少無理があるかな、という気がしますが彼を追いかけ夜の闇に叫ぶ「忠太郎!」の声。その声をバックに涙をこらえる忠太郎。素晴らしい。役者の名演もさることながら、盲目の流しを見つけ気に留める忠太郎のワンショットにまた加藤泰節を感じ、気持ちよくなる一本です。
[映画館(邦画)] 8点(2006-06-11 20:32:59)
188.  フィツカラルド 《ネタバレ》 
今ならCGや特撮でチャチャッと片付けてしまってハイおしまい、という事を本当に行ってしまった「山登り」のシーン。映像で見るとこの撮影当時、製作スタッフも役者も皆気が触れていたとしか思えないほどの「映画バカ一代」ぶりです。(逆にアマゾンを離れたスタジオでの撮影と思われるミニチュアを使用した激流下りのシオシオ感がまた可笑しい)ラストシーンも「もっともっとでかい花火上げたるぞ~」みたいな吹っ切れ方が好き。(監督曰く、作っていた時期が辛かったからせめて最後はハッピーに行きたかったと、DVDコメンタリーから)とは言え実際関わる人達からすればこんなはた迷惑な監督・役者はいないわけで、ある意味奇跡的なコンビだったのではないでしょうか。「キンスキー・我が最愛の敵」も一緒にどうぞ。
[映画館(字幕)] 8点(2006-05-20 14:11:47)(良:1票)
189.  悪魔のいけにえ
これは最大級のほめ言葉なのですが、映画を見ていて本当に不快な気持ちになったのは後にも先にもこの一本だけ。訳わからない、気持ち悪い、耐えられない。この映画ばかりは映像がどうとか、演技がどうとか語るよりも実際に見て感じるしかないそんな一本。しかし「ゾンビ」と共に後の文化・芸術に多大な影響を与えた金字塔にも関わらず撮った本人はまったくその勢いや流れに乗り切れなかった、という所がまたトビーらしい、というのかなんと言うのか。映画ファンにとっての「劇薬」。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-07 19:15:24)
190.  ニッポン無責任野郎
これぞまさに「無責任」。前作「ニッポン無責任時代」が「記録に残る」作品としたらこちらは「記憶に残る」作品でありシリーズ最高傑作はこれ。度が過ぎる、という表現もここまで進めればむしろ立派。
[映画館(邦画)] 8点(2006-04-25 22:20:07)
191.  ある結婚の風景 《ネタバレ》 
倦怠期を迎えた夫婦が紆余曲折を経て離婚。離婚時はいざこざがあって大変だったが、時がたち新しいパートナーを得た二人が再会した時は昔の思い出を落ち着いて話す事が出来ました。文章にすればこれだけの内容だけど、ベルイマンが示した3時間の内容で語られるその実態は身もふたもない。設定としては知識人の家庭で子供もいてという事から理知的な会話をするかと思えば、感情に走っているときのその行動はまさに雄と雌。最初は何らかの妥協点を見出す努力をそれなりに行い、何となく離れがたい振りをしているが、一旦相手に対する嫌悪感があふれだすと、もう止まらない。自分達の性生活に対する思いをあけすけに語り、傷口に塩を塗りゴシゴシとこするような振る舞いや言葉の応酬。主演2人の演技合戦を(特にリブ・ウルマンの存在感)見ていて疲れてしまった。「理想的な夫婦生活」でも起こりうるかもしれない結婚生活の危機と破滅をこれでもか、と見せていただきましてもうお腹満腹っす。マイナス点は子供の存在がありながら、それに関してあまり触れていない事。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-20 02:54:43)
192.  フェリーニの道化師<TVM> 《ネタバレ》 
フェリーニの作品では小品だけど私にとっては愛着を感じるのはこれです。彼の幼年時代の思い出は私の感想では「道化師を見て笑った楽しさ」というよりも「笑われる道化師への哀愁」。「道化」師という職業は元々王室等で暇つぶしのネタにされるようなある意味「くだらない」職業であり、(その為矮小の体をもつ人達などが付く事が多かった)サーカスのピエロもそんな名残から人々からも見下されていた現実が多々あったという。哀しみを表に出さず自らを「道化」として笑いを生み出す職業、こんな寂しい話があるでしょうか。だけどこれはそういった人々へのフェリーニなりのエールなのでしょう。中世スペイン王宮でのお付画家として名を馳せたベラスケス、彼の絵画には道化をモチーフとした作品がありその中の人物はまっすぐな視線を鑑賞者に向けた「道化」という職業への誇りを表したかのような力強い作品が多いのですが、この映画はフェリーニにとっての「ベラスケスの絵画」。暗闇に消えてゆく道化師とそれにかぶるラストシーンの哀愁溢れるトランペット、「寂しさもあるがこれもまた素晴しい」応援歌のはずです。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-19 18:39:06)
193.  モーガンズ・クリークの奇跡 《ネタバレ》 
今でこそシングルマザー、未婚の母なぞは普通の題材になるがこの当時では何ともいやはやな話を処理するスタージェス、物凄い力技のオチ=「奇跡」を持ってきます。演者では主演2人の熱演もさることながら、駄目カップルを「まったくしょうがないなぁ」でフォローするスタージェス作品の常連、ヒロインの父親、警察官(所長だっけか)を演じるウィリアム・デマレストが好き。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-18 01:06:31)
194.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 
兄弟、家族を守る為に組織を大きくしていった父親と組織を保つ為に家族・兄弟を切らなければならなかった息子。マーロン・ブランドの存在感を埋めるのは無理としても話としてはこちらの方が好き。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 16:23:04)
195.  血槍富士 《ネタバレ》 
私も少々戸惑った一人です。「東映映画チャンバラ」のルーティンを内田吐夢は壊してしまったと感じました。つまり勧善懲悪、公明正大、清廉潔白な雰囲気を売りとした東映時代劇の進行を突然主人とその家来の死で断ち切り、ラストの十分間は妙にリアルな殺陣を繰り広げるという展開はその当時の「時流」から離れたものだったのではないでしょうか。そしてそれは満州を理想郷として追い求めた彼の挫折感の投影であると同時に、「明るく希望に満ちた旅」とはまるっきり逆の状況で死んでいった兵士や犠牲者への鎮魂歌(ラストの「海ゆかば」に私はそう解釈しました)であったのではないか、と思いました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-16 03:09:36)(良:2票)
196.  サリヴァンの旅 《ネタバレ》 
ビリー・ワイルダーが「素晴しい才能の持ち主」と称したプレストン・スタージェスは50年代以降映画評論家言うところの「才能の枯渇」に見舞われ、作品的にもこれといった物を残せず人生の幕を閉じました。この話も「レディ・イブ」「モーガンズ・クリークの奇跡」に比べれば正直劣るのですが、それでも私はこの映画が彼の「喜劇作家宣言」として断固応援したい。「総合芸術たる映画は文芸的・社会的であれ」といった世間の見方に対して喜劇は一段低く見られがちな中、コメディ映画監督が社会的な題材に取り組むべく浮浪者となって旅に出る。(原題は「ガリバー旅行記」からの引用ですよね)しかしそこで確認できたのは「人の心に暖かさを与える喜劇だって素晴しい」という再発見=「私はやはりコメディを撮る」なのです。結局彼はルビッチ、キャプラ程の名は残せなかったかもしれませんがその心意気は映画ファンの中に残る。名作です。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-15 20:30:45)
197.  犬の生活 《ネタバレ》 
チャップリンの作品史上、最初の「ハートフルな」コメディがこれでしょう。それは年少期ボードビル芸人一家の一人として育ち、公演旅行に明け暮れた日々で「安定した暖かい家庭」に憧れていた心情吐露と感じました。パートナーとなる犬も、そんな彼を投影したような「みすぼらしい」犬なのがまたたまりません(ビンの奥まで犬の口が届かないので彼が掌に残りのミルクをたらしてなめさせている所は犬好きの私もぐっと来ます)そんな犬が主人公に幸せをもたらすのだから、ある意味名犬ラッシーから「ピーナッツ」の名犬スヌーピー、そして「ウォレスとグルミット」のグルミットといった「頼りになる名犬」の先駆け的存在なのでしょう。後はホットドック屋のシドニー兄さん、お疲れ様でした。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-15 18:37:41)(良:1票)
198.  ひとり狼 《ネタバレ》 
オープニングから流れるウィリー・沖山の「ひとり狼のテーマ」にガクッ。ダサい、ダサすぎる。ところが雷蔵の映画としてはベストの演技、最高の一本でしょう。渡世人であることの悲しみと寂しさ、感情を表に出さない「ひとり狼」が自分の息子に向かって叫ぶ「見ろ、人間のクズのする事を!」涙なくしては見れません。 これが雷蔵の「白鳥の歌」。
[映画館(邦画)] 8点(2006-04-15 02:05:19)
199.  洲崎パラダイス 赤信号 《ネタバレ》 
別れた方が良いのは十分わかっている。お互い仕事は見つかったし、自分をちゃんと支えてくれるパートナーも出来そうだ。それに流れ流れた恋の行く末が悲劇となってしまった例をこの眼で見てしまったのだから、、、、でも別れられない二人。本当に忸怩たる思いですなコリャ。それでも赤信号を越え深川の洲崎門を離れていく二人の乗ったバスは素敵な未来へ向かって行くと信じたい! 90分にも満たない小品ですが私も好きです。
[DVD(邦画)] 8点(2006-04-14 21:26:22)(良:3票)
200.  綴方教室 《ネタバレ》 
今年が生誕100周年。「高峰秀子・少女スタア時代特集」ラピュタ阿佐ヶ谷で初スクリーン鑑賞。以前彼女の養女、斎藤明美さんのトークショーに行った事がある。そこで認識させられたのが高峰さん自身文筆やインタビューで述べていた「女優嫌い」という性格、斎藤さんの説明によると実際は嫌いどころではなく醜悪・嫌悪の域:出来る事ならやめてしまいたいという類の人生選択肢だった点。年少期からフリーランスとして活動したのもギャラの高いところで働かざるを得なかったから。「彼女が望んだ人生にたどり着いたのは松山監督と結婚し、女優を引退して約25年後。そこまでかかった(斉藤さんのご説明)」輝かしい才能の裏にあった、暗黒の青春時代。 但凄かったのはそんな境遇にも関わらず応援してくれるファン、作品に取りくむ同業者に対して彼女は誠意を持って女優業を全うしていった事。その心意気が「子役出身の名女優」という稀有な存在にさせたのだろう。 戦後の木下恵介/成瀬己喜男監督作は邦画史上の名コンビだけど、戦前でいうならこの作品、山本嘉次郎監督に出会えたのは相当大きかったはず。この年14才(‼)の演技力もさることながら、彼女をより良く魅せる為の工夫、文盲である事の焦燥感をあらわすショットとかラストシーン、新しい職場に向かう彼女の正面を捉えた移動撮影などは当時からすれば外国映画の流れをくんだ、斬新な表現だったのではないか。(またトークショーで印象的だったのは生前の高峰さんが斎藤さんに「この作品に出れたからスターになった」と山本監督に感謝していた事と合わせて、若年期から自分が売れた理由を冷静に分析してたというその才覚)時代を考えれば点数としてはこんなものだけど、彼女のファンには必見の一本。後年の「馬(’41)」と合わせて、どうぞ。
[映画館(邦画)] 7点(2024-04-13 21:26:06)
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