Menu
 > レビュワー
 > S&S さんの口コミ一覧。10ページ目
S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2402
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345678910
投稿日付順12345678910
変更日付順12345678910
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  マッコーネル物語 《ネタバレ》 
ジェット戦闘機F‐86に搭乗し朝鮮戦争で16機の敵機を撃墜したマッコーネル大尉の伝記映画です。製作されたのは朝鮮戦争休戦後の55年ですが、『戦略空軍命令』や『B52爆撃隊』などと同じく、露骨に米空軍が協力した映画の一本です。『ライトスタッフ』で有名なチャック・イェーガーなどとは違い、マッコーネルという人は休戦後すぐにテスト飛行中に事故死していて、その人生もごく平凡なものだったのでそもそも映画にするには無理があります。アラン・ラッドが主演ですが、ほとんど演技してないのでは思わせるほど魅力がなく、奥さん役のジューン・アリスンがオーバー・アクトなので失笑させられます。ジューン・アリスンは『戦略空軍命令』でもJ・スチュアートの奥さん役で、その当時はまるで米空軍御用達の女優だったみたいですね。肝心の空中戦シーンも、ほとんどなくがっかりです。ハリウッドで赤狩りの嵐が吹き荒れていた時代に、こういう露骨な映画が撮られていたのは興味深いですね。それにしても、近年はハリウッドでは朝鮮戦争を題材にした映画は全然作られませんね。アメリカ人には朝鮮戦争は「忘れられた戦争」なのでしょうか。
[ビデオ(字幕)] 3点(2010-04-20 21:19:54)
182.  歩兵の前進 《ネタバレ》 
「1942年、官僚主義に支配された英国陸軍の総数は過去最大に…」とアニメーションで解説するタイトルバックは古さを感じさせず期待が高まるのですが、中身は全然面白くないのでした。大学生の主人公が招集されて陸軍に入隊しますが、どんくさい彼はへまばかりするというお決まりの展開です。主人公と対照的に要領がよい兵隊を若き日のリチャード・アッテンボローがアクの強いキャラで演じています。皮肉を利かせてコミカルに軍隊内の矛盾を描けば面白いのに、そこが中途半端でドリフのコントを見せられているみたいでした(決して、ドリフを貶しているわけではありません、念のため)。やがて伯父の少佐の計らいで主人公は特殊部隊に採用されますが、その作戦が敗戦も近いドイツ国内に潜入して美術品をかっぱらってくるというものなのですが、そこからご都合主義の展開になってゆきます。ドイツ将校役でこれも若きクリストファー・リーが出ていますが、「ウィッカーマン」でも感じましたが、ドラキュラでない素顔の彼って結構知的な紳士に見えます。50~60年代のイギリスの娯楽映画は日本では未公開だった作品が多いのですが、こんな珍品がソフト化されるとは意外でした。どうせなら、「暁の出撃(ダム・バスターズ)」を早くDVD化してほしいものです。
[DVD(字幕)] 3点(2009-08-06 00:23:34)
183.  怒涛の兄弟 《ネタバレ》 
邦画では時代劇の流れを汲んで公儀やお上(今で言うところの国家権力)をヒーローとするドラマツルギーが存在しますが、それにしても公安調査庁の課長が主人公という設定はかなりの珍品です。公安調査庁の課長(中山昭二)には大学生の弟(松本朝夫)がいて、こいつが左翼思想にかぶれて秘密結社(たぶん共産党)の一員となります。この組織、活動資金を稼ぐために会社まで創って密輸に励みます。その社長の悪事が秘密結社のボスにばれ、指令を受けた弟は社長を射殺して裁判にかけられますが、最後は母親の愛によって魂は救われるという、いわば任侠時代劇によくある母子ものをそのまま現代に持ってきただけの古臭いお話しです。だいたい法廷で「裁判長様、私の話を聞いてください」と傍聴席の母親が不規則発言をして、それがそのまま証拠として採用されるなんて、この脚本書いた人世の中の仕組みが判ってるのか非常に疑問です。当時の共産党は武装闘争に走って非合法化される寸前まで追い込まれていた時期でしたが、映画の中でそれらしいモデルとはいえ悪の組織として描かれているのは非常に珍しいことで、さすが新東宝です。 まあ語るほどの価値もない愚作なんですが、みんな時代劇みたいな芝居をしている中であまりにバタ臭い前田通子が浮いていたのが印象的でした。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2014-07-17 22:39:34)
184.  貞操の嵐 《ネタバレ》 
上場企業の跡取り息子が数年フランスで遊んで社長になるため帰国しました。彼には航空エンジニアの弟(高島忠夫)がいまして、兄の外遊中に婚約していました。空港に出迎えに来ていたその婚約者(高倉みゆき)を一目見て兄はその娘に欲情してしまいます。腹に一物ある叔父に相談すると、「順序からいえば長男の君が優先されなきゃおかしい、私が手助けしましょう」とまるで封建時代の様なセリフです。彼女は薬を飲まされて兄に手篭めにされ、それを知った父親は心臓発作を起こして憤死、母親は発狂してしまいます。自殺しようとする彼女に兄がうそぶくセリフがまた凄い、「君が弟と結婚したらいずれ弟は穢れた君のことで苦しむことになる、自分だけ幸福になればよいのか、僕と結婚するのが人として正しい道だ」 原作は大衆小説作家である牧逸馬(林不忘というペンネームもあり、『丹下左膳』の原作者)が書いた昭和初期の新聞連載小説だそうです。時代を昭和30年代として脚色しているので原作がどれだけ改変されているのか不明ですが、それにしても新東宝テイストが濃厚で理不尽なストーリー展開です。まあこういういい加減なところが(もしそういう人がいるならば)新東宝ファンにはたまらない魅力なんです。いい加減と言えば、劇中高島忠夫は違う女性と婚約(この映画のカップルはなぜか婚約するのが好きです)するんですけど、これじゃ高倉みゆきとラストで結ばれるはずなのにどうするんだろうと気になっていました。でもちゃんとハッピー・エンドで終わりますが、まさかあんな手を使うんなんて… もし映画館で観てたら、わたし間違いなく“カネ返せ”と暴れます(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2013-04-13 22:46:39)
185.  絶海の裸女 《ネタバレ》 
フィリピンから日本へ向かう船が戦時中に設置された機雷に触雷して轟沈、ボクサー二人に流行歌手とマネージャーおよびその付き人二名、この男女6人が無人島に漂着する。まあ新東宝版の『LOST』みたいなもんです。歌手はボクサーと恋仲だったけどマネージャーに手篭めにされもう一人のボクサーにも犯され、そうなるともう怖いものなしという心境で無人島の女王みたいになってゆく。邪魔になった元恋人ボクサーはマネージャーに右手を岩で潰され、定期船に発見されるも彼だけは島に置き去りにされてしまいます。そしてここからが新東宝お得意の電気紙芝居の始まりで、洞窟に隠された旧日本軍の財宝を発見するのです。と聞けば、そうあの『女真珠王の復讐』の男性版にして同じプロットの使いまわしだったというわけです。この悪役マネージャーは新東宝一の怪優である沼田曜一が演じているのですが、中川信夫の『地獄』で観る者を震え上がらせた怪演には遠く及ばない凡庸な演技でした。歌手は久保菜穂子なんですが、“裸女”のはずが水着姿すら見せません、完全な題名詐欺状態です。でも彼女、前田美波里に似た顔つきがけっこう良くて気に入りました。この人女任侠もの映画で初めてヒロインを演じた、藤純子への道を拓いた偉大な(?)功績の持ち主なんだそうです。 後半は財宝をせしめて大富豪となったボクサーが日本に舞い戻って自分を置き去りにしてきた三人に復讐するわけですが、ほんとに安っぽい紙芝居みたいなもんですから、何も語ることはありません。 それにしても新東宝、現代ならば誇大広告で消費者庁あたりから手入れを喰らうんじゃないでしょうか(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-09-25 20:55:13)
186.  海女の戦慄 《ネタバレ》 
伝説のグラマー女優、前田通子です。顔はわりと地味ですが、とても昭和30年代の女性とは思えないナイスバディは評判通りでした。「海女の慕情」なんて題名の主題歌まで披露してくれるのですが、これがけっこう上手いんですよ。そういや、海女の衣装が彼女だけビキニというのがなんか変ですけど… そしてまたまた出ました三ツ矢歌子、露出シーンは彼女の方が明らかに多いぐらいです。 内容はまあとくに語るようなものはありませんが、酒場がまるで西部劇に良くあるサルーンみたいだったりして日活の無国籍アクション風に撮ろうとした努力の跡は認めてあげましょう。だけど船員に変装した海保の捜査官が現れると、もうここら辺で観るのを止めようかという気分になりました。彼だけが白塗りの時代劇風のメイクで、アクション(らしきもの)もチャンバラ映画のヘタな立ち回りみたいなんですもの。 まあ元は二本立て・三本立て興行のためのプログラム・ピクチャーですから、怒っちゃ大人げがないのでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-09-23 22:19:15)
187.  原爆下のアメリカ 《ネタバレ》 
いやあ、参りました。それにしてもこの映画、劇場公開されたのですかね、信じられません。まるでペンタゴンが大衆扇動用に講演会などを開いたときに無料で見せたPR映画としか思えない内容です。戦闘シーンはほとんどすべてが太平洋戦争の日本機が撃墜される映像で、アメリカに侵攻するソ連らしき共産国家の爆撃機までB29の映像なんですから(まあ、この当時ソ連はB29をコピーした爆撃機を保有していたはずですから、あながち大ウソとは言えないですが)。NYに原爆が落ちて死者がたったの2万人?ふざけんな!挙句の果ては夢オチ、なめとんのか! しかし冷静になって考察してみると、この映画の製作者は必要以上に観客を騙そうとしたわけではなく、きっと核戦争に対する知識自体がこの程度だったのでしょうね。まあ現在でも彼らの認識は大して進歩してないようですが。それにしても邦題の『原爆下』という言葉、初めて知りましたけどこれは正しい日本語なんでしょうか?
[DVD(字幕)] 1点(2010-07-05 00:13:49)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS